出典: フリ?百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
1188年
に制作された?本中の細密?におけるフリ?ドリヒ1世、
バチカン?書館
??。
フリ?ドリヒ1世
フリ?ドリヒ1世
（Friedrich I.,
1122年
-
1190年
6月10日
）は、
ホ?エンシュタウフェン朝
第2代
ロ?マ王
（ドイツ王、在位：
1152年
-
1190年
）
[注? 1]
、
イタリア王
フェデリ?コ1世
（戴冠：
1155年
4月24日
）
[注? 2]
、また同王朝初代となる
神聖ロ?マ皇帝
（戴冠：
1155年
6月18日
）
[注? 3]
。
ブルグント王
としても正式に戴冠（
1178年
6月30日
）。先代王
コンラ?ト3世
の甥で
ザ?リア?朝
の皇帝
ハインリヒ4世
の曾孫にもあたる。父は
シュヴァ?ベン大公
フリ?ドリヒ2世
（?眼公）、母は
バイエルン公
ハインリヒ9世
の娘
ユ?ディト
。衰退しかかっていた帝?回復を目指して?った勇猛な皇帝であり後世で
英雄
とされた。
生涯
[
編集
]
1147年
の父の死によりシュヴァ?ベン大公位を?承、1152年に叔父の
コンラ?ト3世
に後?者に指名され、ロ?マ王に?位する
[1]
[2]
[3]
。シュヴァ?ベンは?弟でコンラ?ト3世の次男
フリ?ドリヒ4世
に?えたが、
1167年
に彼が亡くなると息子の
フリ?ドリヒ5世
に?承させた
[4]
。
?位後は帝?の混?を?拾するために、本?たるアルプス以北の諸侯に?しては特?を?えて協調をはかった。帝?の宿敵で?弟でもある
ヴェルフ家
の
バイエルン公
兼
ザクセン公
ハインリヒ獅子公
には司??任?を授?し、さらに
1156年
にはバイエルン公位を?えるなどして和解し、これを?めることに成功した
[5]
[6]
。また、1156年までバイエルン公であった
バ?ベンベルク家
の
ハインリヒ?ヤゾミルゴット
に?しては、バイエルンからオストマルク（オ?ストリア?境伯領）を切り離してオ?ストリア公領に昇格させ、これを?えることで、バ?ベンベルク家との融和も?現させた
[7]
。
1154年
10月に
イタリア遠征
を行ない
[6]
、翌1155年6月18日に聖ペテロ??で
?皇
ハドリアヌス4世
から戴冠される
[8]
[9]
。
しかし、その後は
イタリア政策
に力を注ぎ、そのために政策をめぐって?皇と
1157年
から?立
[10]
、以後フリ?ドリヒ1世は5回にわたるイタリア遠征を行なうこととなり、本?の統治に力を注げなくなる。1159年に?皇ハドリアヌス4世は死去したが、その後?を巡って、反皇帝派が推す
アレクサンデル3世
と親皇帝派が推す
?立?皇ウィクトル4世
の?者が立ち、18年間にわたる??分裂が起こった
[11]
。このため
1160年
に?皇アレクサンデル3世から
破門
された
[12]
。
1162年
には自身に敵?する
ミラノ
に侵攻して同地を破?
[13]
、ミラノは皇帝が任命したポデスタ（?裁官）により支配されることとなった。
1168年
から
北イタリア
の諸都市がフリ?ドリヒ1世のイタリア政策に不?をもって
ロンバルディア同盟
を結成すると
[14]
、フリ?ドリヒ1世はこれに危機感を?えて
1174年
に再びイタリア遠征を?施するが、ハインリヒ獅子公からは援軍を拒否され
[15]
、
1176年
には
レニャ?ノの?い
で大敗するという有?であった
[16]
[17]
。同年10月には
アナ?ニ
で?皇と交?し、アレクサンデル3世を正式な?皇として承認すること、
マティルデ
の領土の返還などフリ?ドリヒは??を余儀なくされた。そして1177年のヴェネツィアの和約により都市同盟側と6年間の休?が?現し、18年間にわたる??分裂も終結した。その後、都市同盟側の?部?立もあり、
1183年
に、フリ?ドリヒ1世は都市同盟と「コンスタンツの和約」を締結し、フリ?ドリヒは都市同盟を承認する代わりに同盟側に皇帝の諸?利を認めさせ、イタリアでの問題に一?の決着をつけた
[18]
[19]
。ちなみに愛?である
バルバロッサ
は赤?を表すイタリア語であり、この皇帝がイタリアに注力した事を示すものである。
その後は??政策に力を注ぎ、ロ?マ帝??の諸邦だけではなく
ポ?ランド王?
、
ハンガリ?王?
[20]
および
ボヘミア王?
に?しても行われた皇帝?威の主張（ただし、帝?が後援していた
ヴワディスワフ2世
が、ポ?ランド王?の主?維持を主張する兄弟達と有力貴族、
グニェズノ大司?
によって
失脚
させられたためポ?ランドの
??化
は失敗に終わった）、
オ?ストリア
の公?化（1156年）
[7]
、宿敵ハインリヒ獅子公の追放
[21]
[22]
など、いずれも成功を?めている。また、
シチリア王?
と婚姻?係を結んで
南イタリア
に僅かに影響力を保持し、息子
ハインリヒ6世
のシチリア王位戴冠につなげている
[23]
。なお、弟の
ライン宮中伯
コンラ?ト
（
1135年
-
1195年
）の娘のアグネスは
ハインリヒ5世
（バイエルン公ハインリヒ9世の曾孫）に嫁いでいる
[24]
。
1189年
、
第3回十字軍
の?司令として出征
[25]
。翌年に
イコニウムの?い
で
ル?ムセルジュ?ク
軍を打ち破るという大?果を?めた。しかし翌年6月、
小アジア
南東部、
キリキア
のサレフ河にて溺れて崩御するという意外な最期を遂げた
[25]
（これには諸?があり、フリ?ドリヒ1世は
卒中
のために崩御したとも、暗殺されたともいわれる）。この意外な最期によって、多くの人はこの皇帝の崩御を信じられず、そのため後述するような??が生まれた。
子女
[
編集
]
1147年
、フォ?ブルク?境伯ディ?ポルト3世の娘ア?デルハイトと結婚したが、
1153年
に離婚した
[20]
。子供はいない。
1156年
、
ブルゴ?ニュ女伯
ベアトリス1世
と再婚
[26]
[27]
、12人の子をもうけた。
- ゾフィ?（1161年 - 1187年） -
モンフェッラ?ト候
グリエルモ6世と結婚。
- ベアトリクス（1162年 - 1174年以降） -
シャロン伯
ギヨ?ム2世と結婚
- フリ?ドリヒ5世
（1164年 - 1170年） -
シュヴァ?ベン大公
（1167年 - 1170年）
- ハインリヒ6世
（1165年 - 1197年） - 神聖ロ?マ皇帝、
シチリア
王
- フリ?ドリヒ6世
（コンラ?ト）（1167年 - 1191年） - シュヴァ?ベン大公（1170年 - 1191年）
- ギ?ゼラ（1168年 - 1184年）
- オット?
（オトン1世、1170年 - 1200年） - ブルゴ?ニュ伯
- コンラ?ト2世
（1172年 - 1196年） - シュヴァ?ベン大公（1191年 - 1196年）
- レナ?ト（1173年 - ?）
- ヴィルヘルム（1176年 - ?）
- フィリップ
（1178年 - 1208年） - シュヴァ?ベン公（1196年 - 1208年）、
ロ?マ王
- アグネス（1181年 - 1184年）
??
[
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]
中世の民間信仰では、帝?が再び彼を必要とする時まで赤?王は生き?けているとされている。トリフェルス城?で、キ?フホイザ?で、ウンタ?スベルクで、と諸?あるが、帝?が危機に?ると、カラスがその上を飛び回って知らせ、彼は永い眠りから?めて起ち上がり?にふたたび?華と平和をもたらすのだと言われている
[28]
。
フリ?ドリヒ?リュッケルト
はこの??を詩「バルバロッサ」（
Barbarossa
）で表現した
[29]
。
グリム兄弟
編『ドイツ??集』には、これと他のバルバロッサ??、計8篇（23, 28,296,297,445,494,558,573）が??されている
[30]
。
登場する作品
[
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]
脚注
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]
注?
[
編集
]
- ^
ロ?マ王は帝位の前提となった東フランク王位から改?された王?。現代から見れば?質ドイツ王だが、?時?家?地域?民族としてのドイツは成立途中である。また
イタリア
と
ブルグント
への宗主?を備える。
- ^
赤みを?びたブロンドの?を持っていたことから、
赤?王
（
バルバロッサ
、Barbarossa）と呼ばれた（成? 他、p. 218。バルバは?、ロッサは赤の意）
- ^
?時はまだ神聖ロ?マ帝?という??はなく、古代ロ?マ帝??でロ?マ人と混交したゲルマン諸?及びその後??家群の??を漠然とロ?マ帝?と呼び、皇帝は古代帝?の名?であるロ?マ??の?皇に任命され戴冠していた。神聖ロ?マ皇帝は?史?的用語で?際の??ではない。
出典
[
編集
]
- ^
成? 他、p. 218
- ^
?原、p. 400
- ^
“佐藤賢一「王の綽名」 「赤?帝」神聖ロ?マ皇帝”
.
日本??新聞
. (2022年6月25日)
.
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD089HH0Y2A600C2000000/
2024年4月10日
??。
- ^
?原、p. 421
- ^
成? 他、p. 219
- ^
a
b
?原、p. 404
- ^
a
b
成? 他、p. 239
- ^
成? 他、p. 220 - 221
- ^
?原、p. 405
- ^
成? 他、p. 221 - 222
- ^
?原、p. 413 - 414
- ^
成? 他、p. 226
- ^
?原、p. 414
- ^
成? 他、p. 227 - 228
- ^
?原、p. 425 - 426。獅子公からは
ゴスラ?
の?渡が支援の?件として提示されたが、フリ?ドリヒ1世は拒否した。このときの獅子公の??が、その後の獅子公の失脚につながったとも見られている。
- ^
成? 他、p. 229
- ^
?原、p. 426
- ^
成? 他、p. 241 - 242
- ^
?原、p. 431 - 432
- ^
a
b
?原、p. 408
- ^
成? 他、p. 237 - 238
- ^
?原、p. 428 - 430
- ^
成? 他、p. 243
- ^
?原、p. 442
- ^
a
b
成? 他、p. 244
- ^
成? 他、p. 221
- ^
?原、p. 407
- ^
?原、p. 436
- ^
Friedrich Ruckert: Gedichte (projekt-gutenberg.org) 2022年7月24日??
- ^
Bruder Grimm:
Deutsche Sagen
. Bd.1. und 2. Herausgegeben von Hans-Jorg Uther. Munchen: Diederichs 1993 (
ISBN 3-424-01177-0
)
?考文?
[
編集
]
- 成?治 他 『世界?史大系 ドイツ史 1』 山川出版社、1997年
- ?原義生 『ドイツ中世前期の?史像』 文理閣、2012年
