鎌掛

出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鎌掛
鎌掛の位置(滋賀県内)
鎌掛
鎌掛
鎌掛の位置
北緯34度59分6.9秒 東?136度16分16.78秒  /  北緯34.985250度 東?136.2713278度  / 34.985250; 136.2713278
? 日本の旗 日本
都道府? 滋賀?
蒲生郡
市町村 日野町
面積
 ? 合計 12.698369558 km 2
人口
2019年 (令和元年) 8月31日 現在) [2]
 ? 合計 725人
 ? 密度 57人/km 2
等時? UTC+9 ( 日本標準時 )
郵便番?
529-1631 [3]
市外局番 0748( 八日市MA [4]
ナンバ?プレ?ト 滋賀

鎌掛 (かいがけ)は 滋賀? 蒲生郡 日野町 にある 大字 。日野町の大字コ?ドは50。本項ではかつて同?域に存在した 鎌掛村 (かいがけむら)についても記す。

地理 [ 編集 ]

日野町の南東に位置し、地?南東端の 笹尾峠 は蒲生郡と 甲賀市 (? 甲賀郡 )の境界をなす。地?の西は同町 上駒月 ? 下駒月 ? 深山口 、北は 寺尻 ? 小井口 ? 西大路 ? 仁本木 、東は 音羽 、南は甲賀市 土山町?土 ? 土山町東?音 ? 土山町頓宮 と接する。鎌掛第1、鎌掛第2、鎌掛第3、鎌掛第4、鎌掛第5、鎌掛第6、近江富士カントリ?の7町から構成される。鎌掛谷のホンシャクナゲ群落で知られる。

鎌掛の周?は北部を除いて山林が?がり、下駒月?深山口との境界には小岳、音羽との境界には猪ノ鼻ガ岳がそびえる。地?北東部の山林には 近江ヒルズゴルフ??部 が整備されている。また集落の東には城山 (360m) があり、山頂には鎌掛城の跡が?っている。

地?には北砂川や南砂川などの河川が流れ、その上流の多くは小規模なダムが築かれている。河川はいずれも 日野川 に流れ?んでいる。

?史 [ 編集 ]

かいがけむら
鎌掛村
?止日 1955年3月16日
?止理由 新設合?
日野町、 東?谷村 西?谷村 西大路村 鎌掛村 南比都佐村 北比都佐村 日野町
現在の自治? 日野町
?止時点のデ?タ
? 日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府? 滋賀?
蒲生郡
市町村コ?ド なし(導入前に?止)
?人口 1,755
?勢調査 1950年
隣接自治? 蒲生郡日野町、西大路村、南比都佐村
甲賀郡 土山町 大野村
鎌掛村役場
所在地 滋賀?蒲生郡鎌掛村
座標 北緯34度59分10.7秒 東?136度15分37.2秒  /  北緯34.986306度 東?136.260333度  / 34.986306; 136.260333  ( 鎌掛村 )
ウィキプロジェクト
テンプレ?トを表示

近江盆地 と甲賀郡? 伊賀? を結ぶ主要な間道の沿線で、笹尾峠は甲賀郡土山へ?ける重要な峠であった。中世には間道を押さえるために 蒲生氏 音羽城 (のち 中野城 )の支城として鎌掛城(貝掛城)を築いた。近世になると間道は 御代?街道 として整備され、鎌掛は八日市村(現在の 東近江市 八日市地?)?岡本村(現在の東近江市蒲生岡本町)?石原村(現在の日野町石原)とともに脇宿に指定され、?展した。

宿場町であると同時に、 近江商人 として成功を?める村民も多かった。1787年(天明7年)時点で、日野商人の大?番仲間(現代でいう商業組合)に加入する村民が20人おり、いずれも?東地方に出店していた。1868年(慶?4年)の村の明細帳には、114人の村人が?東地方の出店へ奉公人として?きに出ていたと記?されている。

江?時代 には、初期は幕府領、1627年(?永4年)から 伊予松山藩 領、1633年(?永10年)から再び幕府領、1680年(延?8年)から甲斐 甲府藩 領、のち再び幕府領、1711年(正?元年)から遠江 掛川藩 領、1746年(延享3年)から再び幕府領、1763年(??13年)から陸? 棚倉藩 小笠原氏領、1817年(文化14年)から棚倉藩井上氏領、1836年(天保7年)から上野 館林藩 領、1845年(弘化2年)から棚倉藩松井松平氏領、1866年(慶?2年)から幕末まで武? 川越藩 領であった。1868年(慶?4年)には一時的に 西大路藩 の預地となっている。1846年(弘化3年)には館林藩井上氏の移封を不服とし、鎌掛村を含む13か村の領民?代が幕府老中に 駕籠訴 を起こしている。?永石高帳の記?では鎌掛村の石高は1403石余。慶安2年の記?では田1015石余、畑?屋敷206石余、永荒182石余。天保?帳の記?では石高1634石余。延?5年の記?では??189。天明6年の記?では??325、人口1253人。 明治維新 後は 入間? 大津? を?て滋賀?の管轄となる。

1889年 (明治22年) 4月1日 町村制 が施行されたが、地形的に周?の村?から?立していた鎌掛村は1村だけでそのまま村制を布き、 1955年 (昭和30年) 3月16日 に日野町の一部となるまで蒲生郡鎌掛村として存?した。明治初期には、 地租改正 に?連して 入?山林 をめぐって近隣の村?と激しい?立があったが、 1884年 (明治17年)に和解している。

地名の由? [ 編集 ]

諸?あるが、一つに掛神信仰(祭地にカギと呼ばれる二又の木を掛けて山の神を祭る信仰)に由?すると?えられている。古くは鎌懸?鎰懸?開垣?貝掛??峨とも書いた。

寺社 [ 編集 ]

神社は、集落の東に八坂神社、集落の北西に日吉神社、集落の南東に高山神社がある。寺院は、 ?土?宗 大谷派 ?明寺(せんみょうじ)、?土?宗 本願寺派 光明寺(こうみょうじ)、?土?宗本願寺派誓敬寺(せいきょうじ)、 臨?宗 妙心寺派 正法寺(しょうほうじ)がある。正法寺は樹?300年を超す藤棚が植えられた「藤の寺」として知られるほか、本堂?の石造?塔が?の重要文化財に指定されている。

世??と人口 [ 編集 ]

2019年 (令和元年) 8月31日 現在の世??と人口は以下の通りである [2]

大字 世?? 人口
鎌掛 252世? 725人

人口の?遷 [ 編集 ]

?勢調査 による人口の推移。

1995年 (平成7年) 1,052人 [5]
2000年 (平成12年) 970人 [6]
2005年 (平成17年) 970人 [7]
2010年 (平成22年) 844人 [8]
2015年 (平成27年) 776人 [9]

世??の?遷 [ 編集 ]

?勢調査 による世??の推移。

1995年 (平成7年) 257世? [5]
2000年 (平成12年) 257世? [6]
2005年 (平成17年) 257世? [7]
2010年 (平成22年) 245世? [8]
2015年 (平成27年) 244世? [9]

?? [ 編集 ]

町立小?中?校に通う場合、??は以下の通りとなる [10]

番?番地等 小?校 中?校
全域 日野町立日野小?校 日野町立日野中?校

交通 [ 編集 ]

  • バス
    • 町?バス鎌掛線 - 日野町中心部? 近江?道本線 日野? と、?地?(日野鎌掛郵便局前)を結ぶ路線。1日に10往復程度(土曜は?往復のみ、日祝と盆?年末年始は運休)。ホンシャクナゲのシ?ズンには臨時便が運行される。
  • 道路

施設 [ 編集 ]

  • 鎌掛公民館
  • 鎌掛森林交流センタ?
  • かやの?館
  • 日野鎌掛郵便局
  • JAグリ?ン近江鎌掛支店
    • JAグリ?ン近江鎌掛ライスセンタ?
    • JAグリ?ン近江野菜集荷加工施設
  • しゃくなげ學校
    • 2001年に?校となった日野町立鎌掛小?校の木造校?を、NPO法人「蒲生野考現??部」が借り受けて2003年に開校させた施設。里山??などの環境?習や地域交流?活性化イベントに活用されている。NHK連?テレビ小?『 芋たこなんきん 』のロケ地になったことがある。また、アニメ『 中二病でも?がしたい! 』の舞台となる高校のモデルとなっている。町?バス鎌掛線「二?」停留所より東へ200m。

史跡?名所 [ 編集 ]

  • 鎌掛谷ホンシャクナゲ群落
    • 地?東部にある耶斧?(やぶそ)川上流の約4万平方mの斜面には、約2万本の シャクナゲ の純木が群落を形成している。本?高山植物であるホンシャクナゲが標高300m程度の低地に群生するのは珍しく、1931年(昭和6年)に?の天然記念物に指定されている。日野町を代表する?光地の一つで、4月下旬から5月上旬にかけての見頃には多くの見物客が訪れる。日野町の町の花と滋賀?の?の花にシャクナゲ?ホンシャクナゲが選ばれているのは、鎌掛谷のホンシャクナゲ群落にちなむものである。
  • 鎌掛の?風岩
    • 城山の中腹にある底?36m、幅平均9m、厚さ5mの一枚岩。鈴鹿山脈の造山活動の影響を受けずに堆積した 珪岩 。1943年(昭和18年)に?の天然記念物に指定されている。
  • 花の? 日野ダリア園
    • 10000平方mの休耕田を利用した公園。2002年に開園。 ダリア をはじめとする??な花、果樹が植えられている。

その他 [ 編集 ]

日本郵便 [ 編集 ]

脚注 [ 編集 ]

  1. ^ 滋賀?蒲生郡日野町の町丁?字一? ”. 人口統計ラボ. 2019年9月30日 ??。
  2. ^ a b 日野町人口情報の詳細 ”. 日野町 (2019年9月1日). 2019年9月30日 ??。
  3. ^ a b 鎌掛の郵便番? ”. 日本郵便 . 2019年8月15日 ??。
  4. ^ 市外局番の一? ”. ?務省. 2019年6月24日 ??。
  5. ^ a b 平成7年?勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世?? -町丁?字等 ”. ?務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日 ??。
  6. ^ a b 平成12年?勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世?? -町丁?字等 ”. ?務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日 ??。
  7. ^ a b 平成17年?勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世?? -町丁?字等 ”. ?務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日 ??。
  8. ^ a b 平成22年?勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世?? -町丁?字等 ”. ?務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日 ??。
  9. ^ a b 平成27年?勢調査の調査結果(e-Stat)- 男女別人口及び世?? -町丁?字等 ”. ?務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日 ??。
  10. ^ 小中?校への入? ”. 日野町 (2018年9月11日). 2019年9月30日 ??。
  11. ^ 郵便番?簿 2018年度版 ” (PDF). 日本郵便. 2019年6月10日 ??。

?考文? [ 編集 ]

  • 『日本?史地名大系 第25? 滋賀?の地名』(1991年、 平凡社
  • 「角川日本地名大?典」編纂委員? 編『 角川日本地名大?典 25 滋賀?』 角川書店 、1979年4月。 ISBN   978-4-04-622935-9  

?連項目 [ 編集 ]

外部リンク [ 編集 ]