斥和碑

斥和碑 （せきわひ、斥和碑）ないし 斥洋碑 （せきようひ）とは、同治 10年（ 1871年）に大院君政? （第一次）によって李氏朝鮮全土に建てられた鎖? 政策維持の固い意志を示した石碑。

沿革と文面 [ 編集 ]

思想ないし思想傾向としての衛正斥邪は、?家の「正?」である朱子? を?力に擁護して洋? やキリスト? はじめ異端の?を徹底的に排除しようというもので、全?に展開された書院によって一般的に普及?浸透していたが、それを政治的な原理として?力に進めようとしたのが 1864年より始まる大院君政? であった ^[1]^{[注? 1]}。若年の王高宗の?父として執?をにぎった興宣大院君は、衛正斥邪政策を?力に推し進め、新興宗? である東? や西洋からもたらされた天主?（カトリック?? ）に激しい??を加えた ^[1]。また、「洋夷」すなわち西?諸?の勢力が朝鮮半島の沿岸におよぶや、大院君はこれを?硬に排?したため、丙寅洋擾、辛未洋擾と呼ばれる事件が起こった ^[1]。このとき、興宣大院君は、朝鮮全土八道四郡に「斥和碑（斥洋碑）」を建立した ^[1]。碑の建立は、辛未洋擾のあった同治 10年4月（ 1871年 6月）から始まった。この碑には、

洋夷侵犯　非?則和　主和?? （洋夷侵犯するに?いを非とするは則ち和なり。和を主するは??なり）

の文面が刻まれており、西洋諸?との和親を?固拒絶して ?? に訴えても鎖?を維持するとの固い意志を示すものであった ^[1]。また、裏面には、

戒我萬年子孫丙寅作辛未立 （我が万年子孫に戒む、丙寅作、辛未立）

が刻され、これを祖法として子?孫?もこれにしたがうべきことを示した。多くは花崗岩製で、漢城（現、ソウル特別市）はじめ朝鮮各地の交通の要衝200か所に建てられた。その後、大院君政?は、西洋文明を受け入れた日本も西洋諸?と同一視して（倭洋一?）、通商を求める日本に?しても?硬な姿勢をとった ^[1]。この碑は、外?の侵略を?退するうえでは成果を?げたが、朝鮮の近代化を?らせる結果しかもたらさなかったと評?される ^[2]。

光? 8年8月（ 1882年 9月）、閔氏政?に?する「?軍」兵士の反?から起こった壬午軍? が ?? 軍の興宣大院君拉致によって終結すると、大院君の子息で朝鮮王の高宗は?書をくだし、開? ? 開化を?是とすること、邪?は退けるが西洋の技術や制度は?ぶべきことを明示し、斥和碑の撤去を命じた ^[3]。

現在は、ソウル、釜山、慶州、慶?道の東萊郡 ? 咸陽郡、忠?道の ?州市など大韓民? ??で約30基の遺物が確認されている。