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音名と階名

出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
音名?階名表記 から?送)

このペ?ジは 西洋音? における 音の高さ の書き表し方、および?ごとに異なるその言い表し方の一?である。前者では 音度 ?音名?階名について、後者では日?英米???蘭?伊??式について述べる。

西洋音?の音名と階名 [ 編集 ]

階名 [ 編集 ]

階名 (かいめい)は、ある 音階 を構成する各音に名?を割り?てて歌う 階名唱法 英語版 において使われる音の名前であり、「 主音 に選ばれた音に?する相?的な高さ」を表す。現代の日本で使われるのは 長音階 を構成する7音に下から「ド?レ?ミ?ファ?ソ?ラ?シ [注 1] 」の音節を割り?てる方式で、最初の3音から「ドレミ」とも呼ばれる。

?史的にドレミは 聖ヨハネ?歌 「Ut queant laxis」の各行の最初の音から取った6つの名前(ut, re, mi, fa, sol, la)に由?する。この階名による唱法を考案したのは11世紀の グイ?ド?ダレッツォ と?えられているが、現存する彼の文?にはこの唱法は記されていない [1]

ドレミを階名として使用する場合、ドの音高が音名に?して移動するので 移動ド 唱法 とも呼ばれる。これに?してこれに?してドレミを音名として用いる場合は 固定ド 唱法 と呼ばれる。

階名として?字( ロ?マ?字 )を用いる方式もあるが、この場合、主音は常に i である。?字による階名唱法は"do re mi"が音名として定着したイタリアやフランスなどで行われる他 [2] 、日本では明治期に「ヒフミ唱法」と呼ばれるものがあった( #?校?育のヒフミ唱法 を?照)。

音名 [ 編集 ]

音名表記の一例(ドイツ式の幹音に英式の?化記?をつけたもの)

音名 (おんめい)は音の高さを調やスケ?ルとは分離して表す。階名に比べより「絶?的」な表現といえる。例えば 鍵盤?器 のある鍵を押したときに出る音の音名は常に一定になる。音名はまた曲の 調 を示したり、 ポピュラ?音? コ?ドネ?ム に使用されたりする。

異なる オクタ?ヴ に?する同じ音には同じ音名が?えられる。すなわち、ちょうど1オクタ?ヴ異なる音は同じ名前で呼ばれる。

ラテン?アルファベット 1文字を割り?てる方式は 英語 ドイツ語 等で用いられる。日本では主にポピュラ?音?で英語、クラシック音?でドイツ語の音名が用いられるほか、ABCDEFGをイロハニホヘトに置き換えた日本式の音名も用いられる。

英語では 中央ハ (およびそのオクタ?ブ違いの音)からはじめて7つの幹音(かんおん、?譜上、 を付けずに書き表せる音)に「C D E F G A B」と名付ける。派生音(はせいおん、 の付く音)には、幹音の音名に を後置する。

日本式では同?にして幹音に「ハ?ニ?ホ?ヘ?ト?イ?ロ」と名付け、派生音には幹音の音名に「?(えい)」や「?(へん)」を前置させる。

ドイツ語は英語とほぼ同?だが、「B」は英語の「B 」に相?し、英語の「B」にあたる音は「H」と呼ぶ。派生音は をつける代わりに音名に「-is」を後置し、 をつけるかわりに「-es」(母音のAとEの場合は?に「-s」)を後置する。これによって十二の半音すべてを1音節で?音できる。 オランダ語 では、幹音を英語同?に表記しつつ [注 2] 派生音の 接尾? にのみドイツ語の規則を用いる [注 3] 。故に、ドイツ語の「B」はオランダ語では「bes」、ドイツ語の「H」がオランダ語の「b」となる。

イタリア語 フランス語 では音名にドレミを使用する。すなわち「 ハ長調 」はイタリア語で「Do maggiore」、フランス語で「Ut majeur」と呼ばれる。

オクタ?ヴ表記 [ 編集 ]

音名は、異なる オクタ?ヴ の音も同じに呼ぶので、それらを?別する必要がある場合がある。オクタ?ヴ表記にはいくつかの方法があるが、19世紀の ヘルムホルツ 『音響感?の理論 ( Die Lehre von den Tonempfindungen )』にみられるものが比較的標準的である [3] [4] 。この方式では 中央ハ からはじまるオクタ?ブを小文字に ダッシュ を加えて「c′」のように表記し、1オクタ?ブ上がるごとにダッシュの?が?える。「c′」より下のオクタ?ブはダッシュなしの「c」のように表記、その下のオクタ?ブは「C」のように大文字で表記する。さらに低いオクタ?ブは「C?」「C??」のように下つきのダッシュを加えていくが、 コンマ と紛らわしい欠点があり、下記のような代用表記が使われることもある。

  • 「?C」「??C」のように記?を前置する
  • 「C′」「C′′」のように上つきのダッシュを加える( ニュ?グロ?ヴ世界音?大事典 はこの方式を採用)
  • 「CC」「CCC」のように文字を重ねる

ダッシュのかわりに?字をつかうこともある。例えば「c′′」のかわりに「c 2 」、「C?」のかわりに「C 1 」のように記す。『 音?の?史と現在 』でこの記法が使われている。

イロハを使った日本の表記では、ヘルムホルツ方式の小文字のかわりに片?名、大文字のかわりに平?名を使用し、ダッシュを(文字の上につける)点に?える。したがって中央ハは「ハ」の上に点をつけてて「一点ハ(いってんハ)」と?む。低い方のオクタ?ブは文字の下に点を加え、「下一点は(したいってんは)」のように?む [5]

別の方法として1939年にアメリカ音響??  ( Acoustical Society of America において提案された「科?的ピッチ表記法」  ( Scientific pitch notation がある [6] 。この方式では大文字のアルファベットと?字を使用し、ピアノの一番低いハ音から始まるオクタ?ブを1として、オクタ?ブ上がるごとに?字を2、3、4……と?やしていく。

ピアノの88鍵の最低音は、ヘルムホルツ方式で「A??」、日本で「下二点い」、科?的ピッチ表記法では「A0」になる。最高音はヘルムホルツ方式で「c′′′′′」、日本式で「五点ハ」、科?的ピッチ表記法で「C8」になる。

各オクタ?ブのハ音を表にすると下のようになる(周波?は標準ピッチをA=440Hzとした場合。小?点以下は四捨五入)。なお人間の可?域は一般に20Hz-20kHz程度とされており( ?? を?照)、科?的ピッチ表記のC0はそれより低い。

周波?(Hz) 日本語 ヘルムホルツ 科?的ピッチ MIDI フィ?ト 備考
8372 六点ハ c′′′′′′ C9 120 MIDIノ?トナンバ?の最大値は127(G9)
4186 五点ハ c′′′′′ C8 108 88鍵ピアノの最高音、 ピッコロ 最高音
2093 四点ハ c′′′′ C7 96 1 4
1047 三点ハ c′′′ C6 84 1 2
524 二点ハ c′′ C5 72 1′ テノ?ル 歌手のいわゆる「ハイC」
262 一点ハ c′ C4 60 2′ 中央ハ
131 c C3 48 4′ ヴィオラ 最低音
65 C C2 36 8′ チェロ 最低音
33 下一点は C? C1 24 16′ 5弦 コントラバス の通常の最低音
16 下二点は C?? C0 12 32′ ウィリアム?クラフト 『エンカウンタ?II』で使用
8 下三点は C??? C-1 0 64′ MIDIノ?トナンバ?の最小値

五線譜 やピアノの 鍵盤 との???係は下記の?像のようになる。

こういった表記法ではロやハに ?化記? を付ける場合はその付け方によって 異名同音 でも違うオクタ?ヴとみなされる。例:一点ロ(B4) = 二点?ハ(C 5)、一点?ロ(B 4) = 二点ハ(C5)

各?の音名表記 [ 編集 ]

日本 式表記
?(えい)ハ ?ニ ?ホ ?ヘ ?ト ?イ ?ロ
重?(じゅうえい)ハ 重?ニ 重?ホ 重?ヘ 重?ト 重?イ 重?ロ
?(へん)ハ ?ニ ?ホ ?ヘ ?ト ?イ ?ロ
重?(じゅうへん)ハ 重?ニ 重?ホ 重?ヘ 重?ト 重?イ 重?ロ
式表記 C (スィ?) D (ディ?) E (イ?) F (エフ) G (ジ?) A (エイ) B (ビ?)
C sharp D sharp E sharp F sharp G sharp A sharp B sharp
C double sharp D double sharp E double sharp F double sharp G double sharp A double sharp B double sharp
C flat D flat E flat F flat G flat A flat B flat
C double flat D double flat E double flat F double flat G double flat A double flat B double flat
ドイツ 式表記 C (ツェ? [注 4] ) D (デ?) E (エ?) F (エフ) G (ゲ?) A (ア?) H (ハ?)
Cis ( ツィス ) Dis ( ディス ) Eis ( エイス [注 5] ) Fis ( フィス ) Gis ( ギス ) Ais ( アイス [注 6] ) His ( ヒス )
Cisis [注 7] Disis Eisis [注 8] Fisis Gisis Aisis [注 9] Hisis
Ces ( ツェス ) Des ( デス ) Es ( エス ) Fes ( フェス ) Ges ( ゲス ) As ( アス ) B ( ベ? )
Ceses [注 10] Deses Eses [注 11] Feses Geses Asas [注 12] /Ases [注 13] Heses/BB/Bes
オランダ 式表記 c (セ? [注 14] ) d (デ?) e (エ?) f (エフ) g (ヘ? [注 15] ) a (ア?) b (ベ?)
cis ( シス [注 16] ) dis ( ディス ) eis ( エ?イス [注 17] fis ( フィス ) gis ( ヒス [注 18] ) ais ( ア?イス [注 19] ) bis ( ビス )
cisis disis eisis fisis gisis aisis bisis
ces ( セス [注 20] ) des ( デス ) es ( エス ) fes ( フェス ) ges ( ヘス [注 21] ) as ( アス ) bes ( ベス )
ceses deses eses feses geses ases beses
イタリア 式表記 Do (ド) Re (レ) Mi (ミ) Fa (ファ) Sol (ソ [注 22] ) La (ラ) Si (シ [注 23] )
Do diesis Re diesis Mi diesis Fa diesis Sol diesis La diesis Si diesis
Do doppio diesis Re doppio diesis Mi doppio diesis Fa doppio diesis Sol doppio diesis La doppio diesis Si doppio diesis
Do bemolle Re bemolle Mi bemolle Fa bemolle Sol bemolle La bemolle Si bemolle
Do doppio bemolle Re doppio bemolle Mi doppio bemolle Fa doppio bemolle Sol doppio bemolle La doppio bemolle Si doppio bemolle
フランス 式表記 Ut (Do) Re Mi Fa Sol La Si
Ut(Do) diese Re diese Mi diese Fa diese Sol diese La diese Si diese
Ut(Do) double diese Re double diese Mi double diese Fa double diese Sol double diese La double diese Si double diese
Ut(Do) bemol Re bemol Mi bemol Fa bemol Sol bemol La bemol Si bemol
Ut(Do) double bemol Re double bemol Mi double bemol Fa double bemol Sol double bemol La double bemol Si double bemol
スペイン 式表記 Do Re Mi Fa Sol La Si
Do sostenido Re sostenido Mi sostenido Fa sostenido Sol sostenido La sostenido Si sostenido
Do sostenido doble Re sostenido doble Mi sostenido doble Fa sostenido doble Sol sostenido doble La sostenido doble Si sostenido doble
Do bemol Re bemol Mi bemol Fa bemol Sol bemol La bemol Si bemol
Do bemol doble Re bemol doble Mi bemol doble Fa bemol doble Sol bemol doble La bemol doble Si bemol doble
中? 式表記 C D E F G A B
升C 升D 升E 升F 升G 升A 升B
重升C 重升D 重升E 重升F 重升G 重升A 重升B
降C 降D 降E 降F 降G 降A 降B
重降C 重降D 重降E 重降F 重降G 重降A 重降B
  • 日本では一般に 階名 は「イタリア式幹音+英?米式?化記?接尾語」(「Do sharp」、等)で表現することが多い。
  • 音?理論 では 音度 に?化記?を付けて表し、また調?は前につける。(例) I、 V、など
  • ポピュラ?では 音度 コ?ド ではロ?マ?字、 スケ?ル ではアラビア?字で表すことが多い。
  • 日本での 音名 クラシック ではドイツ式、 ポピュラ? ではアメリカ式、?校?育や放送では日本式が主に使われる。

音名?階名の改良案 [ 編集 ]

さまざまな音名?階名の?系が?究者や?員によって考案されてきた。

音名の改良案 [ 編集 ]

アカサ式音名唱 [ 編集 ]

音?心理?者の 矢田部達? は「サタナハマアカ」というア段の音を基本音名(イタリア式のドレミファソラシに相?)とし、それぞれの?音と?音にはイ段とオ段にずらした音名をあて、同?に上下の四分音もそれぞれエ段とウ段にずらして表す、という合理的な音名表の試案を?表し [7] 、?時の?界で一定の支持を得た。

半音
四半音
基本音階
四半音
半音

(矢田部達?著『言葉と心:心理?の諸問題』(盈科?、1944年)の?表をもとに再構成。矢田部は四分音を「四半音」と表記している。)

?張イロハ式音名唱(日本音名唱法) [ 編集 ]

第二次大?末期の1945年6月末、文部省が全?の ?民?校 に通達した新音名採??施通牒では、幹音は「ハニホヘトイロ」のままで、それぞれの?音には「パナマサタヤラ」、?音には「ポノモソドヨル」、重?音には「ペネメセテエレ」、重?音には「プヌムスツユリ」という音名をあてはめ、これを授業で?えるよう義務付けたが、終?前後の混?もあって普及しなかった [8]

重?音 エ段にそろえる
?音 ア段にそろえる
幹音
?音 オ段にそろえる(ルを除く)
重?音 ウ段にそろえる(リを除く)

ドレミ式固定音名唱 [ 編集 ]

?後、 佐藤吉五? や岡本俊夫らは「ドレミ式固定音名唱」( 「固定ドで使われる音名」 を?照)を推?し、固定ドの音名「ドレミファソラシ」を幹音として、それぞれの?音に「デリマフィサヤテ」、?音に「ダルモフォセロチ」という音名をあて、これを?校?育で??したが [9] 、繁?にすぎるという批判も受けた [10]

ドレミ式固定音名唱(佐藤吉五?)
?音 フィ
幹音 ファ
?音 フォ

西塚智光 はこれを整理し、「ドデレリミファフィソサラチシ」という12音名?階名による?育を??した。

?音 フィ
幹音 ファ
?音

階名の改良案 [ 編集 ]

ソルフェ?ジュ においては、日本では一般的にイタリア式音名をそのまま階名としても利用する( 移動ド [注 24] 。英語?においては、イタリア式音名を基礎としつつ、 母音 をiに、 は母音をeに?えて?音する (Reの場合は元?母音がeなので はaに?化する)ことが行われる。Do 、Mi 、Fa 、Ti については?統的に使用される階名は無いが、 佐藤賢太? は?展的にこれらにも階名を割り?てている [11] [12]

日本の?育音?においては 1970年 ごろ、 西塚智光 (1939-) は、1つの音には1つの音名があるべきとして、イタリア式音名を元に「ド デ レ リ ミ ファ フィ ソ サ ラ チ シ」という音名を提唱した。これにより、 異名同音 がなくなる。 小?生 メロディ をドレミで歌うときや、 リコ?ダ? 等の ?器 を演奏するときに、同じ音なのに異なる音名を用いて、歌い間違えたり指使いが混?するのを避ける?果がある。西塚は、自身の??する音?の授業でこの方式の音名を指導し、?誌「?育音? 小?版」( 音?之友社 )で?表した。これらの階名?音名は移動ド?固定ドともに用いられる(次の?を?照)

音度記? 英階名 佐藤式 西塚式 日階名 ピッチクラス
I - De - 11
I Do Do Do 0
I Di Di De 1
II Ra Ra 1
II Re Re Re 2
II Ri Ri Ri 3
III Me Me 3
III Mi Mi Mi 4
III - Ma - 5
IV - Fe - ファ 4
IV Fa Fa Fa 5
IV Fi Fi Fi 6
V Se Se 6
V Sol So So 7
V Si Si Sa 8
VI Le Le 8
VI La La La 9
VI Li Li Chi 10
VII Te Te 10
VII Ti Ti Si 11
VII - To - 0

『20世紀の作曲』 ヴァルタ??ギ?ゼラ?著 音?之友社 刊には、12半音階の音名としてdo ro re te mi fa ra sol tu la bi si が提唱されたという記述がある。

「ドレミファソラシ」の問題点 [ 編集 ]

聖ヨハネ?歌 のラテン語歌詞に起源をもつドレミ唱法(ドレミファソラシ)は、ソルフェ?ジュの上で非合理的であるという欠点が次のように二つある。

子音の重複:sol(ソ)とsi(シ)がともにsで始まるため、頭文字での略式表記が不便である。そのため英語ではsiをtiとする。これにより、ドレミファソラシの頭文字だけをdrmfsltと略して書くことが可能になる。

母音の偏り:「ドレミファソラシ」はa(ア)e(エ)i(イ)o(オ)の母音は使うが、u(ウ)は使わない。ドイツでは16世紀以降これが問題となり、ボビザ法(Bobisation)やヘビザ法(Bebisation)、ダメニ法(Damenisation)などが提唱された [13]

過去に使用された階名表記 [ 編集 ]

明治日本の音?シ?ンでは、西洋??の音名表記(ABC???)?階名表記( ?字譜 。123???=ドレミ???)だけでなく、日本や中?の?統的な音名?階名表記も平行して行われていた。大塚寅?『明???まなび』(京都:十字屋?器部?行、明治42年11月?行)に載せる「和漢洋十二音律?照表」

?校?育のヒフミ唱法 [ 編集 ]

西洋式の「ドレミ唱法」が普及するまでのつなぎとして、明治11年から明治30年代の末まで?校?育で使われた和風の階名である。

明治8年(1875年)、 伊?修二 はアメリカに渡って師範?校に留?し、翌年、 ル?サ??ホワイティング?メ?ソン から直接「ドレミ唱法」のレッスンを受けた。伊?は、DO RE MI FA SOL LA SIという?時の日本人の生活と何のつながりもない階名が、日本人にはなじまないであろうことに?付いた。伊?はメ?ソンと相談した結果、日本語で12345678を表す「ヒ?、フ?、ミ?、ヨ?、イ?、ム?、ナ?、ヤ?」を日本語の階名に?用することを決意した。明治11年に??した伊?は、文部省に「唱歌法取調書」という報告書を提出し、その中で「ヒフミ唱法」を提唱した。以後、日本の?校?育では、明治30年代まで「ヒフミ唱法」が採用された。一方、音?の?門家を養成するための東京音??校では、明治28年(1895年)、?時助?授だった小山作之助の提案により、「ヒフミ唱法」を?止して、西洋式の「ドレミ唱法」を採用した。明治40年代以降は、小?校などの初等?育でも「ドレミ唱法」に置き換わった。?時の「ドレミ唱法」は「移動ド唱法」であった。 [13]

ヒフミ唱法の名?は、「 ヨナ?き音階 」などの語に見られる。また坪井?の小?『 二十四の瞳 』中にて、昭和初期の音??育における世代ギャップも描かれており、明治期の音??育を受けてヒフミ唱法しかできない男性?師が、ドレミ唱法になじんだ生徒たちに笑われる場面がある。

田中正平が言い及んだ「?張ヒフミ階名」の一種 [ 編集 ]

田中正平の『日本和?の基礎』(1940年)には「近?邦?に漸く採用せられか?つた階名」という記述がある [14] 。?イ長調の「ヒフミ唱法」からのようである。

?張ヒフミ階名
?際式 C D♭ D E♭ E F G♭ G A♭ A B♭ B

非西洋音?の音名?階名 [ 編集 ]

南アジア [ 編集 ]

南アジアの『ナ?ティヤ?シャ?ストラ』以?の古代音?理論では、七つの音(スヴァラ)から構成される七音音階を基本とする。7つの音は下からシャッジャ( ?a?ja )、リシャバ( ??abha )、ガ?ンダ?ラ( g?ndh?ra )、マディヤマ( madhyama )、パンチャマ( pancama )、ダイヴァタ( dhaivata )、ニシャ?ダ( ni??da )と名付けられ、最初の音をとってそれぞれ「サ?リ?ガ?マ?パ?ダ?ニ」と略される [15] :34 。1オクタ?ブは22のシュルティ( ?ruti )と呼ばれる微細な音程に分割され、スヴァラどうしは2、3、4シュルティ離れているとされた [15] :34 。しかし古代の音?は失われてしまっている。

北インドの ヒンドゥスタ?ニ?音? では10種類の基本音列を使用する。南インドのカルナ?タカ音?ではやはり「サ?リ?ガ?マ?パ?ダ?ニ」の名前が使われるが、1オクタ?ブは西洋と同?に12の半音に分割され、そこからどのように七音を取るかによって72種類の基本音列(melakarta)が得られ、それぞれ異なる名前がつけられている [16]

東アジアの「正?」における「宮商角?羽」 [ 編集 ]

東アジアの宮廷音?や文人音?などの「正?」においては、中?起源の「宮(きゅう)、商(しょう)、 角(かく)、 ?(ち)、 羽(う)」の五つの階名が用いられた(「 五? 」の項目を?照)。「宮商角?羽」はそれぞれ西洋の音階の「ドレミソラ」にあたる。

「宮商角?羽」の階名に、「??」と「?宮」の二つの?音を加えた階名を「七?」と言う。

半音に?る呼?のうち、「?」は?、「?」は♭にあたる。

それ以外の呼び方については、時代や地域によってかなり出入りがある。例えば「閏」は、本?は「?」と同じく「♭」の意味だが、時代によっては重?音(♭♭)の意味で使われることもある。「?」は本?は「?」と同じく?の意味だが、時代によっては別の意味で使われたこともある。

五? ?
七? ?? ? ?宮
その他 ?宮

?商

?商

?角

?角

?角

??

閏?

? ??

?羽

?羽

?羽

(閏)

?宮

閏宮

??する西洋の音階 ファ ファ?

東アジアの「俗?」における工尺譜 [ 編集 ]

東アジアの「俗?」(民間の通俗的な音?)の階名表記では、中?起源の「 工尺譜 」による階名表記が用いられていた。これは西洋音階の「ソラシドレミファソラシド」にあたる階名を、それぞれ漢字で「合四一上尺工凡六五乙」と表記し、さらに1オクタ?ヴ高い音についてはそれぞれの漢字の左?にニンベンを書き添えるものだった。
日本でも、西洋音?の知識が普及する明治中期ごろまでは、明??や日本の俗?の文字譜の表記法として、民間ではこの工尺譜が用いられていた。 [17]

日本語での?み(唐音) ホ? スイ イ? ジャン チヱ コン ハン リウ ウ? イ?
??する西洋の音階 ファ

(ファ?)

その後、工尺譜は西洋??の?字譜や五線譜に取って代われたが、今でも中?の?統音?では調を表す?門用語として、工尺譜の階名が使われる(例えば「D調」を「小工調」、「C調」を「尺字調」と呼ぶ、など)。また、日本の雅?の文字譜や、 三線 の文字譜「 工工四 」も、工尺譜の影響を受けている。

日本の?統音??和?器における?器別の音名 [ 編集 ]

日本の?統音?においては、 十二律 による音名の他、 三味線 音?で用いる「○本」という呼び名や、 尺八 の「ロツレチハ」という呼び名、 雅? の?器における音の呼び名など、?器別の音名に準ずるものが用いられる場合もある。

?際式音名 日本 十二律 三味線 (義太夫) 三味線(その他) 尺八 (琴古流?一尺八寸) [注 25] 尺八(都山流?一尺八寸) [注 25] [注 26] [注 27] ?? [注 28] [注 29] 龍笛 [注 30] [注 31]
C4 神仙 十一本 四本 乙 ロ大 乙 (ロ)メ
C#4 上無 十二本 五本 乙 ロメ 乙 (ロ)
D4 ?越 一本 六本 乙 ロ 乙 ロ
Eb4 ?金 二本 七本 乙 ツメ 乙 (ツ)
E4 平調 三本 八本 乙 ツ中 乙 ツメ
F4 勝絶 四本 九本 乙 ツ?レメ 乙 ツ?(レ)メ
F#4 下無 五本 十本 乙 レ中 乙 (レ)
G4 ?調 六本 十一本 乙 レ 乙 レ
Ab4 鳧鐘 七本 十二本 乙 チメ?ウ 乙 (チ)?ウ
A4 ?鐘 八本 一本 乙 チ 乙 チ
Bb4 鸞鏡 九本 二本 乙 リメ 乙 (ハ)
B4 盤? 十本 三本 乙 リ中 乙 ハメ
C5 神仙 十一本 四本 乙 リ 乙 ハ ?
C#5 上無 十二本 五本 乙 イメ?甲 ロメ 乙 (ヒ)?甲 (ロ) (ム) [注 32] (口) [注 32]
D5 ?越 一本 六本 乙 イ?甲 ロ 乙 ヒ?甲 ロ ?
Eb5 ?金 二本 七本 甲 ツメ 甲 (ツ) (毛:???初) [注 33]   (ン) [注 32]
E5 平調 三本 八本 甲 ツ中 甲 ツメ ?
F5 勝絶 四本 九本 甲 ツ?レメ 甲 ツ?(レ)メ (毛:現代音?等 [注 33] /卜 [注 34] [注 35]
F#5 下無 五本 十本 甲 レ中 甲 (レ) [注 35]
G5 ?調 六本 十一本 甲 レ 甲 レ ? ?
Ab5 鳧鐘 七本 十二本 甲 チメ?ウ 甲 (チ)?ウ
A5 ?鐘 八本 一本 甲 チ 甲 チ
Bb5 鸞鏡 九本 二本 甲 ヒメ 甲 (ハ) (也:現代音?等 [注 33] /斗 [注 34]
B5 盤? 十本 三本 甲 ヒ中 甲 ハメ
C6 神仙 十一本 四本 甲 ヒ 甲 ハ ? [注 35]
C#6 上無 十二本 五本 甲 イメ 甲 (ヒ) ? [注 35]
D6 ?越 一本 六本 甲 イ? ハ五 甲 ヒ? ピ
Eb6 ?金 二本 七本 ハ三 (ン) [注 32]
E6 平調 三本 八本 ハ四 ?
F6 勝絶 四本 九本 大甲 ツ 大甲 ツ [注 35]
F#6 下無 五本 十本 大甲 レ中 大甲 (レ) [注 35]
G6 ?調 六本 十一本 大甲 レ 大甲 レ (也:???初) [注 33] ?
Ab6 鳧鐘 七本 十二本 大甲 チメ 大甲 (チ)
A6 ?鐘 八本 一本 大甲 チ 大甲 チ
Bb6 鸞鏡 九本 二本 大甲 ヒメ 大甲 (ハ)
B6 盤? 十本 三本 大甲 ヒ中 大甲 ハメ
C7 神仙 十一本 四本 大甲 ヒ 大甲 ハ ? [注 35]
C#7 上無 十二本 五本 大甲 イメ 大甲 (ヒ) ? [注 35]
D7 ?越 一本 六本 大甲 ハ五 大甲 ピ
Eb7 ?金 二本 七本 大甲 ハ三 大甲 タ
E7 平調 三本 八本 大甲 ハ四 大甲 四

脚注 [ 編集 ]

注? [ 編集 ]

  1. ^ シは本?の「si」に?って「スィ」や、極端には「ti」として?えられる場合もある。これはソ(「sol」であり頭文字が一致)との?別を容易にする必要性からで、他?( 米? 等)の?育現場にも同?の事例が見られる。
  2. ^ 「c」のように小文字で書かれる場合が多いが、これはオランダ語が 頭字語 も含む一般名詞について文頭以外全て小文字表記する言語だからであり絶?的な規則ではない。但し長調や短調の表記には、それぞれ「Es-groot」や「es-klein」等と頭文字の大小を使い分ける記法が存在する。
  3. ^ 「eis」と「ais」(及びその派生音)に限っては、?音を明示的にする目的で 分音符 が用いられる。
  4. ^ ドイツ語の?音は [?eː] だが、日本ではあえて「チェ?」と?音する?派もある。
  5. ^ ドイツ語?音:  [eː?s]
  6. ^ ドイツ語の?音は [aː?s] だが、日本の慣習的な?音は「アイス」。
  7. ^ ドイツ語?音:  [??s??s]
  8. ^ ドイツ語?音:  [eː?s??s]
  9. ^ ドイツ語?音:  [aː?s??s]
  10. ^ ドイツ語?音:  [??s??s]
  11. ^ ドイツ語?音:  [?s??s]
  12. ^ ドイツ語?音:  [as?as]
  13. ^ ドイツ語?音:  [as??s]
  14. ^ /cee/ オランダ語?音:  [seː]
  15. ^ /gee/ オランダ語?音:  [?eː]
  16. ^ オランダ語?音:  [s?s]
  17. ^ ?ee-ies” オランダ語?音:  [eː?is]
  18. ^ オランダ語?音:  [??s]
  19. ^ ?aa-ies” オランダ語?音:  [aː?is]
  20. ^ オランダ語?音:  [s?s]
  21. ^ オランダ語?音:  [??s]
  22. ^ 本?の?音は「ソル」
  23. ^ イタリア語の?音は [si] であり、日本でも音?高校?音?大?などの?門の?育現場では「スィ」という?音が用いられる。
  24. ^ 日本では、明治初期には階名を ?字譜 にちなんで「ヒフミヨイムナ」と呼んでいた。例えば「 ヨナ?き音階 」という呼?は?時のなごりである。文化デジタルライブラリ? (舞台芸術?材で?ぶ > 日本の?統音? > 歌唱編) https://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/contents/learn/edc8/nattoku/nippon/rroin/index.html (2015-6-2??)
  25. ^ a b ここに?げた呼び名は正確には音名というより運指名で、代表的なもののみ示した。?際には他にも特殊な運指やその名前がある。正律で一寸短くなるごとに同じ運指で出る音が半音上がる。
  26. ^ 都山流のカッコ付きの文字は、?際の?譜では小文字で書かれる。
  27. ^ ? (?絶?器)は笙(表示音高)より1オクタ?ブ低い。
  28. ^ ここに?げた音程は正律で、?際には?梅によって音程が細かく?動したり、半音~全音以上?動したりすることがある。
  29. ^ 大??(?絶?器)は現行の??(小??、表示音高)より完全4度低い。
  30. ^ ここに?げた音程の他、指孔半開によって鳧鐘や鸞鏡等の音も出せる。
  31. ^ 神?笛 は龍笛(表示音高)より全音低く、 高麗笛 は龍笛(表示音高)より全音高い。神?笛と高麗笛の?者には「ン」がない。
  32. ^ a b c d ?器の構造上は出すことができるが、?際の?曲(少なくとも現行の古典曲)では用いられない。
  33. ^ a b c d 笙の也?毛については、???初は也はG6、毛はD#5として簧が付けられていたが、現行の笙では通常簧が付けられておらず無音の管となっている。ただし現代音?等では也をA#5、毛をF5として簧を付けた特別仕?の笙が使われることもある。
  34. ^ a b 笙についての古い文?には、現行の笙にはない譜字として卜?斗について記述されていることがある。日本の笙の元となったあるいは音律的に非常に近い?係にある、中?の唐時代や宋時代の笙では、19管の笙や、「義管笙」といって、17管の他に2本差し替え用の特別な竹を持つものが存在したようであり、前者の17管笙より2本多い分や、後者の差し替え用の竹が卜?斗であったとされる。正倉院に3個?されている笙はいずれも17管であるが、その竹の中にも差し替え用(義管)の卜?斗と見られるものがある。
  35. ^ a b c d e f g h 龍笛の五の音程については、吹き方による音の調整で大?F-F#の範?を上下し、?の音程についても同?にC-C#の範?を上下する。

出典 [ 編集 ]

  1. ^ Andrew Hughes; Edith Gerson-Kiwi. “Solmization”. Grove Music Online . Oxford University Press. doi : 10.1093/gmo/9781561592630.article.26154  
  2. ^ 最相葉月 著『絶?音感』 小?館 、1998年、159頁。 ISBN 4-09-379217-8
  3. ^ L.S. Lloyd (2001). “Pitch nomenclature”. Grove Music Online . revised by Richard Rastall. Oxford University Press. doi : 10.1093/gmo/9781561592630.article.21857  
  4. ^ Die Lehre von den Tonempfindungen als physiologische Grundlage fur die Theorie der Musik (2nd ed.). Braunschweig. (1865) [1862]. pp. 27-30 . https://archive.org/details/b21717114/page/26/mode/2up  
  5. ^ ?育用音?用語 』文部省、1988年、104頁 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/sisaku/enkaku/enkaku8.html  
  6. ^ Young, Robert W. (1939). “Terminology for Logarithmic Frequency Units”. Journal of the Acoustical Society of America 11 : 134-139. doi : 10.1121/1.1916017 .  
  7. ^ 矢田部達?著『言葉と心 : 心理?の諸問題』(盈科?、1944年)
  8. ^ コンサ?ティ?ナ入門(4)西塚式音名表記法「ドデレリ」
  9. ^ 『音??育?究』No50、1970年6月?、音?之友社
  10. ^ 古田庄平 「我が?の音??育における?譜の?史的な?遷について[Ⅴ] ―<固定ド>と<移動ド>の音感と唱法の問題を根底に―」(長崎大??育?部?科?育??究報告, 16, pp.29-38; 1991 )
  11. ^ 佐藤式ソルフェ?ジュ音節システムの?明 - 英語式音節の記述有(作曲家佐藤賢太?の公式サイトより)
  12. ^ Shearer, Aaron (1990). Learning the Classical Guitar, Part 2: Reading and Memorizing Music . Pacific, MO: Mel Bay. p. 209. ISBN   978-0-87166-855-4 . https://books.google.co.jp/books?id=gzI7056gnZ4C&pg=PA209&redir_esc=y&hl=ja  
  13. ^ a b 井上武士「日本における唱法の?遷」、『音??育?究』6/'70(1970年6月?)
  14. ^ 田中正平『日本和?の基礎』創元社、1940年、6頁。  
  15. ^ a b 「インド」『 ニュ?グロ?ヴ世界音?大事典 』 2?、 講談社 、1993年。 ISBN   406191622X  
  16. ^ 島田外志夫「ラ?ガ」『南アジアを知る事典』 平凡社 、1992年、758頁。 ISBN   4582126197  
  17. ^ 工尺譜の?み方について(明??資料庫)

?連項目 [ 編集 ]