白

16進表記	#FFFFFF
RGB	（255, 255, 255）
CMYK	（0, 0, 0, 0）
HSV	（-°, 0%, 100%）
マンセル値	N9.5
表示されている色は一例です

白 （しろ）または ホワイト は、全ての 色 の 可視光線 が ?反射 されたときに、その物?の表面を見た ヒト が知?する色である。 白色 （ハクショク、しろいろ）は 同義語 。 無彩色 で、 膨張色 の一つである。

光源色としての白 [ 編集 ]

white ( webcolor )
	16進表記	#ffffff

白は、 人間 の 網膜 の3種類の 錐? （：L,M,S；（ RGB 表色系における）R,G,B；Red,Yellowish Green,Bluish - Purple／Purplish - Blue ^[1] .）の全てが「?等的、均質的」に?く刺激された場合に感じる色である。それ故、全ての 波長 の可視光線を「?等的、均質的」に含んだ光は無彩色的に見える（ ? や 灰色 ? 鼠色 に見える）。更に、?く反射していれば、白に見える。そして、その光を 白色光 と呼ぶ。これに因んで、全ての音の波長の信?が均等に含まれた全くランダムな音の波形のことを ホワイトノイズ （白色?音）と呼ぶ。また?から一番遠い色である。

ただ、人間の目に白く見えるためだけならば赤、?、?の3つの光を適切な比率での混合によっても?現でき、カラ?TVの ブラウン管 の白色はそのようにして構成されている。 ?光? に代表される照明機器の光も、可視光の全領域において均等ではない。そのような擬似的な白色光は物?表面で反射するときの特性が本?の白色光とは異なるため、色合いがやや不自然に見える場合もある。?密な色の比較を行うことが要求される仕事では、 標準光源 とよばれる 太陽光 に近い特殊な 照明 ?置を使用する。

また、 ウェブブラウザ でwhiteと指定したときは、#FFFFFFとして定義される。

物?色としての白 [ 編集 ]

白と透明 [ 編集 ]

物?が全ての波長の可視光線を（ほぼ）100%?反射するとき、その物?は白いという。色材の?色の?点から見ると、白は他の色と著しく異なる。一般の色材は白色光の中の特定波長を吸?し、?りの波長領域が目に入って色として感じられるのに?し、白の色材は特定波長を吸?しないために、白色に見える。 色材としての白の?色原理を例示的に?明すると、「 透明 ガラスを粉?にすると白い粉に見える」である。微細な粒子で?反射させて白く見せているが、?反射の?率を高めるために屈折率の高い素材が選ばれる。 塗料 や 顔料 、 ?具 において白は不透明であるが（透明であれば、下層を透過して白く?色しない）、透明という事象の?明として、すりガラスの上に水を垂らすと透明になることが?げられよう。透明というのは物質が密になり?部や外部の反射がなくなることである。このことは物理?者 寺田寅彦 が述べている。

自然の中では 雪 、 雲 、 石英 や 石灰岩 などで構成された白い 砂浜 などが、太陽光の散?によって白く見えている（ ミ?散? ）。

白っぽく見せる [ 編集 ]

ワイシャツ などの衣類で、白さを?調するために ?光染料 を使用している場合がある。これは?以外の光の エネルギ? を吸?して?く?光することで、?ばむ傾向にある衣類の色合いを?めに補正して白く見せるものである。このような方法を使ったものとして、ほかには白色 ?光ダイオ?ド がある。これは?色?光ダイオ?ドに?色を示す?光?をコ?トしたもので、?光ダイオ?ド本?の?い光と?光?の?色い光を混ぜて白い光としている。

白の色料 [ 編集 ]

100%の反射率を持った「理想的な白色」の物?は?在しない。 米? パデュ?大? は2021年9月16日、同大?が開?した 硫酸バリウム を含む塗料が太陽光の98.1％を反射する性能を有し、 ギネス世界記? に認定されたと?表した ^[2] 。

現在、ほぼ理想的な白色物質として利用されているのが硫酸バリウムのほか 酸化マグネシウム であり、これらは可視光線のほぼ全領域にわたって99%以上の反射率を示す良好な白色素材である。工業的には チタン白?二酸化チタン が多用される。鉛白は 油?具 に使われる。

炭酸カルシウム Calcium Carbonate [ 編集 ]

炭酸カルシウム系顔料としては、 白? 、 大理石 、 ム?ドン 、 胡粉 などがある。油性の媒材 (Binder) においては、屈折率の?係で透明になってしまい、白色顔料としては使用出?ない。

鉛白 White Lead [ 編集 ]

古代から使用されてきた白色顔料で、現在では油彩用顔料として使用されている。 油彩 のモデリング等において活躍する。組成は?基性炭酸鉛 2PbCO ₃ Pb(OH) ₂ である。成分である 鉛 が ?媒 として作用し、展色材である 乾性油 の酸化重合を促すこと、?具化に際して要求される油量が少ない?油の影響を受け難いこと等の理由で乾燥性が良い。塗膜の上塗り及び下層に?する接着性が良く、?裂の?生も少ない。この性質は、鉛白の結晶が板?であり、塗膜に層?に配列することによると考えられる。カドミウムイエロ?やウルトラマリン ブル?などと混合しても大抵は問題を起こさないが、 硫? 化合物と混合すると??の可能性がある。毒性があるので、長期にわたる皮膚などからの?取には注意を要する。水性?具では硫?成分を遮?できないので、水性?具には適さない。

クレムニッツ白として有名な鉛白は、クレムニッツ法によって得られる。しかし?具化するとチュ?ブの中で粗粒となる。また、白色度も最高ではない。新しい製法として、1955年頃から電?分解法が日本で採用されるようになった（ 三井金? ）。99.998%という純度の高い電?鉛を使用し、電解液中に炭酸ガスを吹き?み、電?分解を連?操作で行うなど、近代設備でコントロ?ルし製造する。この鉛白は均質で白色度も高い。?産鉛白?具を支える顔料である。White Lead ^[3] とも言われる。

?鉛華 Zinc White [ 編集 ]

?鉛華 は、ヨ?ロッパでは中世から知られていたが、工業的に生産されるようになったのは1830年代である。??用として使用されるようになったのはこれよりさらに時代が下がる。油?具では乾性油と反?し塗膜に?裂、?離を起こすことがある。酸化?鉛 ZnO。

リトポン Lithopone [ 編集 ]

リトポンは1874年頃、 イギリス でジョン?オアが初めて作り 特許 を取得した。開??初は?ずむ傾向が?かった?、??用としては普及しなかった。現在ではこの欠点も改善されている。硫化?鉛と硫酸バリウムの混合物。

チタン白 Titanium White [ 編集 ]

1920年代から本格的に工業生産されるようになった。白色顔料中で屈折率と着色力は最も大きい。現在では塗料用白色顔料としては最も大量に生産されており、 光?媒 としての活用も盛んである。 酸化チタン、二酸化チタン TiO ₂ 。

生物の白?種 [ 編集 ]

生物? では、稀に 色素 が欠乏した?に白く見える 個? が生まれる事例が知られており 白?種 ? アルビノ などと呼ばれる。 岩?のシロヘビ （ 山口? 岩?市 ）は アオダイショウ の 突然?異 とされ、遺?的に安定した例は、大?珍しく貴重である。1924年には生息地が?の 天然記念物 の指定を受け、1972年にはシロヘビそのものが?の天然記念物となった。

白に?する?念 [ 編集 ]

西洋 [ 編集 ]

英語の "white" は「善意」「純?」などの意味を包含する ^[4] 。 これに近い意味として「好ましいもの」を指して「ホワイト○○」（例： ホワイトリスト ）といわれる。 ヨ?ロッパ の 紋章? では白色は「 金?色 」の「 銀色 （ ア?ジェント (紋章?) ）」と結び付けられる。

東アジア [ 編集 ]

中? の 五行思想 で白は 金 に??する。方位は 西 であり、西方を守る 神? が 白虎 である。

白虎を尊ぶだけでなく、白雉を瑞祥とするなど白を尊ぶ思想はあったが、服の色としては凶色であった。金?を自認した 晋 は服色として赤を尊んだが ^[5] 、これは白を嫌ったためとされる ^[6] 。

しかし古代の日本で白は神聖な最高の服色とされた。 養老律令 の衣服令は朝廷における 皇太子 以下皇族臣下の服の色を細かく定める規定だが、そこでは白を最高の服色としながら、白い衣を着ることを許される身分がない ^[7] 。明記されないのは律令が 天皇 を規律しないためで、朝廷では天皇だけが白衣を着ることができたのである ^[8] 。そして白い動物も尊ばれた。『 古事記 』には神が白い 鹿 や 猪 に化し、倭建命（ ヤマトタケル ）が死後に 白鳥 になったとある ^[9] 。 飛鳥時代 から 平安時代 にかけて白い動物が見つかったことを瑞祥として 改元 した例が複?ある。最古の例は 白雉 で、 大化 6年（ 650年 ）2月に穴??（ 長門? ）より?上された白雉により改元した ^[10] 。元?の名に白をとったのはこれだけだが、 白? によって 神? 、 ?? 、 嘉祥 、 仁? に改元になった。 白鹿 によって 天安 、 元慶 が立てられた。元慶のときは白雉も見つかっていた。近代には 沖?? 宮古島 から島馬の白い馬が生まれたので、幼少の 昭和天皇 に?上された。 民? 『なりやまあやぐ』に歌われている。

日本語としての白 [ 編集 ]

日本文化では、?際に色が白いものばかりでなく、??なものの象??比喩表現として「白」が使われている。

• ヨ?ロッパ由?の 白色人種 （ コ?カソイド ）のことを「白人」と言う。
• 好ましいもの、潔白さの 象? 。例： ホワイトリスト 、 ホワイト企業 、 ホワイト? 。
• 美しいもの、 ?潔 さの象?。例： 美白 、 純白 の ウェディングドレス 、 白鳥
• 哀悼 、 葬儀 ^[11] 。
• 相撲 などの勝負事で勝利を白星と言うことがある ^[12] 。
• 容疑者 が 無? や 無罪 であることを俗に白（シロ）と言い ^[13] 、逆に、犯人や有罪のことを?（クロ）と言う。
• 神道 においては、白い砂利や石のエリアが「 庭 」と呼ばれる神聖な場所を示している。これらの場所は 神 に捧げられた ^[14] 。
• ?碁 や オセロ では?と白の石を使用し、白と??するプレイヤ?が後手と定められている ^{[15] [16]} 。
• 白痴 （はくち）：重度の 知的障害 の呼び方。 差別用語 とされることがある。また、英語のidiot（大バカ者、愚か者、アホの意）をはじめとするヨ?ロッパ語の同?の?語の日本語?。
• 「頭の中が?っ白になる」という言葉は、「頭の中が空白になったように何も考えられなくなる」という意味で使われる。
• 白?：加?などで生じる頭?の色。

近似色 [ 編集 ]

• 灰色 （鼠色、グレ?）
• 乳白色
• オフホワイト
• クリ?ム色
• アイボリ?
• 銀色
• スノ?ホワイト
• 月白
• どどめ色
• 玉?色
• 卯の花色

脚注 [ 編集 ]

?考文? [ 編集 ]

• 『色彩???』千?岩英彰、 東京大?出版? 2001年4月 ISBN 4130820850
• 『色彩論の基本法則』ハラルド?キュッパ?ス著, Harald K¨uppers原著, ?田俊一（??） 中央公論美術出版 1997/07 ISBN 9784805503348
• 『顔料の事典』伊藤征司?（編集） 朝倉書店 2000年10月 ISBN 978-4254252439
• 『?具の科?』ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1994年5月（新?普及版） ISBN 480550286X
• 『?具材料ハンドブック』ホルベイン工業技術部編 中央公論美術出版社 1997年4月（新?普及版） ISBN 4805502878
• 『カラ?版 ??表現のしくみ―技法と?材の小百科』 森田恒之 監修 森田恒之ほか執筆 美術出版社 　2000.3 ISBN 4568300533
• 『??材料事典』ラザフォ?ド?J?ゲッテンス?ジョ?ジ?L?スタウト著 森田恒之? 美術出版社 1999/6 ISBN 4254252439
• 『 ??苑 第五版』 新村出 岩波書店 1998年11月 ISBN 978-4000801126
• 『漢字源』漢字源 藤堂明保 ,竹田晃,松本昭,加納喜光 ?習?究社 改訂第四版 (2006年12月) ISBN 978-4053018281
• 『漢字源』藤堂明保,竹田晃,松本昭,加納喜光 ?習?究社 改訂新版 2001年11月 ISBN 978-4053008893
• 『ジ?ニアス英和?典』小西友七,南出康世（編集） 大修館書店 第3版 2001年11月 ISBN 978-4469041583
• 『ジ?ニアス和英?典』小西友七,南出康世（編集） 大修館書店 第2版 2003年11月 ISBN 978-4469041651

?連項目 [ 編集 ]

• ホワイト
• 明度
• ?
• 色
• 色名一?
• 日本の色の一?
• アルベド
• アンミカ - 番組?で?言した「白って200色あんねん」というフレ?ズが話題になった。
• 「白」で始まるペ?ジの一?

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08	銀色 （0C）	灰色	マル?ン	オリ?ブ	?	ティ?ル	ネイビ?	紫