朝鮮語の方言

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朝鮮語の方言 (ちょうせんごのほうげん)では 朝鮮語 における 方言 について??する。

方言?? [ 編集 ]

一般的な?? [ 編集 ]

朝鮮語の方言は音韻?文法?語彙の面からいくつかの??に?分される。方言??は?究者の間で若干の見解差があり必ずしも一致しないが、多くの場合以下の6つの方言を?分する。各方言の名?は「方言?究? ( 方言硏究會 ) 2001」に依?する。

  1. 西北方言 朝鮮語版 ?平安道 (現? 平?直轄市 平安南道 平安北道 慈江道 )地域を中心とした方言。平安道方言とも呼ばれる。 北朝鮮 の朝鮮語である 文化語 は、平?方言を土台の一部としている。?海道地域の北部あるいは全部をこの方言?域に含める?究者もある。
  2. 東北方言 朝鮮語版 ?咸鏡道 (現? 咸鏡南道 咸鏡北道 ?江道 )地域を中心とした方言。咸鏡道方言とも呼ばれる。 朝鮮民族 中?人 にあたる 朝鮮族 もこの方言を主に話していることが非常に多いため、 中?朝鮮語 もここに?する。 ?平安北道 の東北部(現在の慈江道??江道の境界地域)を含める場合が多い。通常は咸鏡南道南部を除くが、?咸鏡南道南部(現 江原道 北部)付近の扱いは?究者により異なりうる。咸鏡北道最北部の ?寧市 ?城郡 鍾城郡 (現??城郡の一部)、 慶源郡 (現?セビョル郡)などの方言は「六?方言」と呼ばれ、東北方言から?分する?究者もある。
  3. 中部方言 京畿道 ソウル特別市 ? 仁川?域市 を含む)、 ?海道 江原道 忠?道 大田?域市 ? 世宗特別自治市 を含む)地域を中心とした諸方言。 韓?標準語 の土台となっている ソウル方言 もここに?する。? 永興郡 (現?金野郡)以南の 咸鏡南道 地域を含むことが多い。?海道の北部あるいは全部は西北方言とする?究者もある。また、江原道の日本海沿岸地域(嶺東地方)の方言を中部方言から?分する場合がある(「 嶺東方言 」を?照)。
  4. 西南方言 全羅道 地域( 光州?域市 を含む)を中心とした方言。全羅道方言、湖南方言とも呼ばれる。下位方言は北部西南方言( 全北 方言)、南部西南方言( 全南 方言)と呼ばれる。
  5. 東南方言 … 慶?道地域( 釜山?域市 ? 大邱?域市 ? 蔚山?域市 を含む)を中心とした方言。慶?道方言、嶺南方言とも呼ばれる。下位方言は北部東南方言( 慶北 方言)、南部東南方言( 慶南 方言)と呼ばれる。
  6. ?州方言 ?州島 およびそれに附?する島嶼の方言。別言語と見なす見解もある( ?州特別自治道 は「?州語」としている)

方言??に?する諸見解 [ 編集 ]

【?1】小倉進平の方言??
Ogura(1940)に依?
1.平安道方言
2.咸鏡道方言
3.京畿道方言
4.全羅道方言
5.慶?道方言
6.?州島方言
【?2】李崇寧の方言??
李崇寧(1967)に依?
1.平安道方言
2.咸鏡道方言
3.中部方言
4.全羅道方言
5.慶?道方言
6.?州道方言

朝鮮語の方言??は李克魯「 朝鮮말의 사투리 (朝鮮語の方言)」(1932年)に始まると言われる。 [1] 李克魯は朝鮮語の方言を5つに?分しているという。 [2] ここでは?州島の方言についての言及がないが、半島部の方言を中部?西北部?東北部?西南部?東南部の5つに?分する方法はこの時期からすでに見られる。

?州島の方言を含めた朝鮮語の方言全?の?系的な?分法は 小倉進平 によってなされた (Ogura 1940)。小倉進平は朝鮮語の方言を「平安道方言」(? 厚昌郡 を除く?平安南北道)、「咸鏡道方言」(?永興郡以南を除く?咸鏡南北道、?平安北道厚昌郡を含む)、「京畿道方言」(??海道、京畿道、?時の 蔚珍郡 を除く?江原道、忠?南北道、?永興郡以南の?咸鏡南道、全羅北道 茂朱郡 )、「全羅道方言」(茂朱郡を除く全羅南北道)、「慶?道方言」(慶?南北道、?時の江原道蔚珍郡を含む)、「?州島方言」の6つに?分した(【?1】?照)。また 河野六? は小倉進平の?分法を基本的に踏襲して「西鮮方言」(『河野六?著作集1』所?版では「西北方言」)、「北鮮方言」(同「東北方言」)、「中鮮方言」(同「中部方言」)、「南鮮方言」(同「南部方言」、Ogura (1940) の全羅道方言と慶?道方言を統合した?域)、「?州島方言」の5つを?分している(河野 1945)。

大韓民?における?分法を見る。李崇寧は「平安道方言」、「咸鏡道方言」、「全羅道方言」、「慶?道方言」、「?州島方言」、「中部方言」の6つを?分する(李崇寧 1967)。??は小倉進平の?分法と同?であるが、それぞれの??の範?は小倉のものと必ずしも一致しない(【?2】?照)。 [3] 『方言學 事典』の?分は小倉進平、李崇寧の?分を踏襲している。西北方言については?厚昌郡を含めつつも、?厚昌郡と? 陽?郡 は「東北方言の影響が?い」としている。中部方言については、?海道 載寧郡 以南とし、?海(北)道北部を含めていない。同時に忠?北道 丹陽郡 永同郡 は東南方言の?い影響下にあるとしている(方言?究? ( 方言硏究會 )(2001:375)。小倉進平と異なる?系で?分したものに、崔鶴根の?分法がある。崔鶴根は忠?道北部と江原道江陵以南の嶺東地域(江原道の日本海沿岸部)を結ぶ線を境界として、朝鮮語の方言を北部方言群と南部方言群に大きく二分し、前者には平安道、咸鏡道、?海道、京畿道、忠?道北部、 江陵 以南の嶺東地域を除く江原道の諸方言を?させ、後者には忠?道南部、江原道江陵以南の嶺東地域、全羅道、慶?道、?州島の諸方言を?させた。

朝鮮民主主義人民共和?における?分法を見る。金炳濟( 김병제 ) の?分法は朝鮮語の方言を東部方言と西部方言に二分した上で、さらに東部方言を東北方言と東南方言の2つに下位?分し、西部方言を西北方言、中部方言、西南方言、?州島方言の4つに下位?分している。6つに?分する方法は小倉進平の?分法と同じであるが、?海道の方言は平安道の方言と?せて「西北方言」としている。キム?ソングン ( 김성근 ) の?分法では西北?東北?中部?西南?東南??州?六?の7??を認めている(キムソングン( 김성근 ) 2005)。六?方言を東北方言から積極的に?分しているのが特?である。また、?海道地域の方言全?を中部方言とすることに異議を唱えており、?海北道地域を西北方言と見ることに妥?性を見いだしている。

このように、現在の南北朝鮮における方言?ではいくつかの方言??が提唱されているが、それらは小倉進平の提示した6??の?分法から大きく離れるものでなく、大筋において小倉進平の?分法が基になっていると見てよいだろう。

分類 [ 編集 ]

小倉(1940)の?分に基づく分類 [ 編集 ]

朝鮮語
大陸方言
東北方言 朝鮮語版

= 咸鏡道方言

六?方言 朝鮮語版

西北方言 朝鮮語版

平安道方言

中部方言

?海道方言

ソウル方言 (京畿道方言)

忠?道方言 (忠?道方言の場合、中部方言の下位方言ではなく、?自の方言?と見て?究する事例もあり、 大田?域市 世宗特別自治市 を含む近隣の 忠?南道 地域の場合、南部方言?に分類する。)

嶺東方言 (中部方言に含まず?自の方言?分とする場合もある)

東南方言

慶?道方言

西南方言

全羅道方言

島嶼方言

?州方言 (?州語)

金炳濟(1988)などの?分に基づく分類 [ 編集 ]

朝鮮語
東部方言

(六?方言)

東北方言

東南方言

西部方言

西北方言

中部方言

西南方言

(?州語)

脚注 [ 編集 ]

  1. ^ 方言?究? ( 方言硏究會 )(2001:375) ?照。
  2. ^ 「?西方言」(平安道と?海道の一部)、「?北方言」(咸鏡道)、「中部方言」(京畿道と江原道の一部)、「湖南方言」(忠?道?全羅道)、「嶺南方言」(江原道の一部と慶?道)。方言?究? ( 方言硏究會 )(2001:375) による。
  3. ^ 例えば、 沙里院 以北の?海道地域を「平安道方言」とし、?平安北道慈城郡と高城郡以北の江原道を「咸鏡道方言」に含めるなど。

?考文? [ 編集 ]

  • 河野六?(1945) 『朝鮮方言學試攷―「鋏」語考―』,東都書籍(河野六?『河野六?著作集1』,平凡社,1979 に修正の上再?)
  • 권승모 外 (1996) “ 主體의 朝鮮語硏究 50年史 ”, 김일성종합대학 朝鮮語學部
  • 김병제 (1988) “ 朝鮮言語地理學시고 ”, 科學百科事典綜合出版社
  • 김성근 (2005) “ 朝鮮語方言學 ”, 朝鮮語學戰서 38, 社會科學出版社
  • 方言硏究會 (2001) “方言學 事典”, 太學士
  • 李崇寧(1967) 「韓國方言史」,『韓國文化史大系V』,高大民族文化?究所出版部
  • Ogura, S.(1940) The Outline of the Korean Dialects, Memoirs of the Research Department of the Tokyo Bunko No. 12,Tokyo: Toyo Bunko

?連項目 [ 編集 ]