『
月世界旅行
』(げっせかいりょこう、原題:Le Voyage dans la Lune)
[注? 1]
は、
1902年
に公開された
ジョルジュ?メリエス
監督?脚本?主演による
フランス
の
サイレント映?
である。天文?者たちが大砲で?ち出されるカプセル型宇宙船で
月
に向かい、月面探索中に出?った月の住人セレナイトから逃れ、地球に?還するという物語で、
ジュ?ル?ヴェルヌ
の小?『
月世界旅行
』(1865年)とその?編『
月世界へ行く
』(1870年)など、??な作品から着想を得ている。メリエス自身が主人公で仲間を率いるバルベンフィリ?授を演じ、その他にフランスの演劇俳優たちが出演している。本作はメリエスを有名にした演劇的な映像スタイルが特?である。
映??究者たちは
パタフィジック
かつ
反帝?主義
的な風刺を多用していること、後の映?作家たちに幅?い影響を?えたこと、?統的なフランス演劇の
夢幻劇
(フェリ?)的要素の芸術的意義などについて言及している。公開?時は世界的な人?を博し、特にアメリカでは多くの
海賊版
が複製されたほどだった。メリエスが映?界から去った後は忘れられていたが、
映?史
におけるメリエスの功績が再評?され始めた1930年頃に再び日の目を見るようになった。また、通常のモノクロ版とは別に存在した
手彩色
のカラ?版プリントは
失われた映?
と考えられていたが、1993年に損傷の激しい?態で?見され、2011年に完全に復元された。
?時の映?では異例の長さ、豪華な製作費、革新的な特殊?果、スト?リ?テリングの重要性は他の映?製作者たちに大きな影響を?え、
物語映?
全?の?展に大きく貢?した。この作品はメリエスの代表作であり、人間の顔が描かれた月面の目に宇宙船が着陸する瞬間は、映?史上で最も象?的でよく?照されるショットの一つである。本作は
SF映?
というジャンルの最初の例として、また映?史上最も影響力のある映?の一つとして?く認知されている。
プロット
[
編集
]
下記のプロットに?げられる固有名詞は、公式の英語版カタログに基づく
。
天文??の?議において?長のバルベンフィリ?授は
[注? 2]
、月への探?旅行を提案する。いくつか反?意見が出た後、5人の勇敢な天文?者が計?に?同する。そして?丸の形をした宇宙カプセル(宇宙船)と、それを?射するための巨大な大砲が作られる。こうして6人の天文?者たちがカプセルに?り?むと、大勢の水兵服を?た若い女性たちが?射準備を行い、月に向けて?射される。そして狙い通りカプセルは月に到着する(このシ?ンは人の顔が描?された月面(
The Man in the Moon
)の右目に銃?型のカプセルが?ち?まれるという形で描?される
[注? 3]
)。
無事にカプセルが月面に着陸すると天文?者たちは
宇宙服
などは?着せず、そのまま月面に降り立つ。遠くから地平線上に昇る地球を眺めた後、彼らは毛布を?げて眠る。この間に??な天文事象がユ?モラスに描?され、最後に月の女神フィ?ビ?(
ポイべ
)が三日月のブランコに座って現れる。フィ?ビ?が雪を降らせたことで天文?者たちは目を?まし、洞窟の中へと避難する。そこで巨大なキノコを?見し、1人が傘を開くと巨大キノコに?わってしまい、一同は驚く。
ここで月の住民である
地球外生命?
(正式にはセレナイト(Selenite)と呼び、ギリシャ神話の月の女神
セレ?ネ
にちなむ名前)が現れて襲ってくるが、?い力が加わると簡?に爆?してしまうため、天文?者たちは容易くこれを殺す。しかし、?けて多くの住民が現れたために抵抗できず、そのまま彼らの王宮に連れて行かれる。そこで玉座に座る月の王の前に引き立てられるが、天文?者の1人が王を玉座から引き離すと地面に叩きつけ殺してしまう。
王の死による混?の隙を突いて天文?者たちは逃げ出し、追いかけてくる住民らに抵抗しながら崖上近くにあったカプセルに到着する。5人がカプセル?に入ると?る1人はカプセルに?がったロ?プを引っ張り、これを崖から落とす。この時、月の住民の1人がカプセルにしがみつく。そのまま宇宙船は落下し?けて宇宙空間を通過し、地球の海へと落ちる。その後、天文?者たちはカプセルごと船舶に回?され、?還を果たす。
最終シ?ンでは"Labor omnia vincit"(ラテン語で「仕事はすべてを勝ち取る」の意
)の標語が刻まれた記念像が除幕され、街をあげて天文?者たちの偉業を祝福するパレ?ドが開かれる。そこではカプセルにしがみついて地球にやってきた月の住民が見世物にされている。
キャスト
[
編集
]
本作の製作?時は、まだ
クレジットタイトル
を付ける慣行がなかったため、出演者は匿名となっている
。以下の詳細なキャスト情報は入手可能な資料から作成している。
- バルベンフィリ?授 -
ジョルジュ?メリエス
。
- メリエスはマジシャンかつフランスの映?製作の先?者であり、一般には物語映?の可能性を最初に見出した人物とされているが
、本作時点においてすでに『
シンデレラ
』(1899年)や『
ジャンヌ?ダルク
(
英語版
)
』(1900年)などの物語映?で成功を?めていた
。監督、プロデュ?サ?、脚本、デザイナ?、技術、?報、編集、さらにしばしば俳優としてすべての作品に幅?く?わったことから、最初の映?作家の一人とも評される
。
- ポイベ
(三日月に?った女性) -
ブルエット?ベルノン
(
フランス語版
)
- メリエスは1890年代にキャバレ?「ランフェ?ル」で歌手として活躍していたベルノンを見出し、自身の映?に出演させた。1899年の『シンデレラ』にも出演している
。
- 海兵隊の?校 - フランソワ?ラルマン(Francois Lallement)
- ラルマンは、スタ??フィルムの?業員であるカメラ技師の一人である
。
- ロケット?射の大尉 - アンリ?ドラノワ(Henri Delannoy)
- パレ?ドの隊長 - ジュ?ル=ウジェ?ヌ?ルグリ(Jules-Eugene Legris)
- ルグリは、メリエスが??していた
ロベ?ル=ウ?ダン劇場
(
英語版
)
のマジシャンである
。
- 天文?者たち - ヴィクトル?アンドレ(Victor Andre)、デルピエ?ル(Delpierre)、ファルジョ?(Farjaux)、ケルム(Kelm)、ブルネ(Brunnet)
- 演じた者たちのうち、アンドレは
クリュニ?劇場
(
フランス語版
)
で?いていた人物で、それ以外の4人はフランスのミュ?ジックホ?ルの歌手である
。
そのほか、
シャトレ座
のバレエ?員たちが星
や大砲の係員
として、また
フォリ??ベルジェ?ル
の曲芸師がセレナイト役として出演している
。
製作
[
編集
]
着想
[
編集
]
1930年にメリエスは、
ジュ?ル?ヴェルヌ
の小?『
月世界旅行
』(1865年)と『
月世界へ行く
』(1870年)から本作の着想を得たことを明かしている。20世紀半ばのフランス人作家
ジョルジュ?サドゥ?ル
(
英語版
)
を始めとする映?史家たちは、本作の製作の?か月前にフランス語?が出版された
H?G?ウェルズ
の『
月世界最初の人間
』(1901年)に影響を受けた可能性があることを指摘している
。サドゥ?ルは、映?の前半(大砲や砲?型の宇宙船など)はヴェルヌから、後半の月でのエピソ?ドの大半(月面やセレナイトとの?い、?還など)はウェルズから採っていると指摘している
。
これらに加えて、?人の映??究者は他の作品、特に
ジャック?オッフェンバック
のオペレッタ『
月世界旅行
(
英語版
)
』(ヴェルヌの小?の無許可のパロディ)や、1901年にニュ?ヨ?クの
バッファロ?
で開催された
パン?アメリカン博??
(
英語版
)
のアトラクション『
A Trip to the Moon
』などから影響を受けていることを指摘している
。フランスの映?史家のティエリ??ルフェ?ブルは、メリエスがこの2つの作品を?考にしているが、取り入れた要素はそれぞれ異なっていたと指摘している。その指摘によれば、1901年のアトラクションからは「月への旅行、月面着陸、異形の地球外生命?との出?い、地下洞窟探?、月の者たちとの?面」といった映?の物語構造を直接取り入れ、さらに多くのプロットの要素(疑似科?的な名前を持つ6人の天文?者、スツ?ルに?形する望遠鏡、地上に設置された月面への砲台、月が?客に近づいてくるように見せるシ?ン、月面の吹雪、
地球が地平線から昇るシ?ン
、傘を持つ旅行者など)を?照しており、オッフェンバックのオペレッタからはパロディ的な映?のト?ンを?照しているという
。
メリエスの孫娘のマドレ?ヌ?マルテット=メリエスによると、メリエスが本作を作るきっかけとなったのは、メリエスの兄
ガストン?メリエス
の息子ポ?ルとの?話だったという。ポ?ルはしばしば伯父であるメリエスのところへ?食を食べに?ていたが、彼はジュ?ヌ?ヴェルヌの大ファンで、1902年3月初め頃のある日、メリエスに月の上で起こっていることを見せて欲しいと?んだ。メリエスは「そんなものは簡?さ」と答え、それが?端となって本作を作ることになったという
。なお、メリエスはすでに、舞台ではロベ?ル=ウ?ダン劇場で上演した『ノストラダムスの災難』(1891年)、映?では『
天文?者の夢
(
フランス語版
)
』(1898年、別題は『月まで一メ?トル』)で月をテ?マにした作品を製作していた
。
撮影
[
編集
]
サイエンス?ライタ?の
ロン?ミラ?
(
英語版
)
が指摘するように、本作はメリエスの映?の中で最も複?な作品の1つであり、「彼が?んだり、開?したあらゆるトリック」が?使されていた
[25]
。上映時間も?時のメリエス作品では最長のものであり
[注? 4]
、予算も撮影期間も異例といえるほど潤?に?えられ、製作費は1万
フラン
、完成までに3か月を要した
。撮影は
スタ??フィルム
の社員で、メリエスと?日のように仕事を共にしていたテオフィル?ミショ?とルシアン?タングイが??した。この2人はカメラマンとしての仕事以外にも、フィルムの現像や舞台背景のセッティングを手?い、さらに?社のための?用もこなした。?社のオペレ?タ?であるフランソワ?ラルマンは、俳優として本作に出演もしている
。その他の俳優には、多くのコネを使って、パリ演劇界の?力者を起用した。俳優たちの給料は1日金貨1枚(
ルイ?ド?ル
(
英語版
)
)と、競合他社よりもかなり高く、正午には無料の食事も提供された
。
本作を撮影した映?スタジオは、メリエスが1897年にセ?ヌ=サン=ドニの
モントルイユ
に建設したものである
。ここは太陽光をできるだけ多く取り入れるためにガラス張りの壁と天井でできた
?室
のような建物であったが、それは1860年代以降の??スタジオのほとんどで採用されていたものであり、またメリエスが運?するロベ?ル=ウ?ダン劇場と同じ寸法(13.5×6.6m)だった
。メリエスは映?のキャリアを通じて、朝に映?の構想を練り、日中の明るい時間?に撮影を行い、午後?くに撮影所とロベ?ル=ウ?ダン劇場の?務をこなし、夜にはパリの劇場で公演するという?しいスケジュ?ルを?日送っていた
。
メリエスの回想によれば、本作の異常な製作費の多くは、機械的に動く舞台背景と、厚紙と帆布を用いて作られたセレナイトの衣?によるものだった。これらの衣?の石膏型を作成するために、メリエス自身が
テラコッタ
で頭、足、膝?ての試作品を作った
。メリエスは?面を作る職人にセレナイトの衣?の制作を任せたと述べているが
、映??究者のプリスカ?モリッシ?によると、おそらくパリの大手マスク及び箱製造?社だったメゾン?アレ(Maison Halle)のマスク製作?門のスタッフが、この型を使って役者が着用する厚紙を製作したという
[37]
。映?作りに?する他の詳細な話はほとんどないが、サドゥ?ルはメリエスが?家のクロ?デルと風景を、
ジュアンヌ?ダルシ?
と衣?を共同で制作した可能性が高いと指摘している
。宇宙船を製造するシ?ンに出てくるガラス屋根の作業場の背景は、モントルイユのメリエスのスタジオを模して描かれたものである
。
本作における特殊?果(トリック撮影)の多くは、他のメリエス作品と同?に
ストップ?トリック
(置換トリック)を使用して行われた。ストップ?トリックは、撮影を途中で停止させている間に、?面上の?象を?更したり、追加したり、あるいは取り除いたりする手法である
。メリエスは得られたショットを注意深く?ぎ合わせ、例えば天文?者の望遠鏡がスツ?ルに?わったり
、爆?するセレナイトが煙の中に消えるといった、一見すると魔法のようにも見える?果を生み出した
[41]
。他の特殊?果としては、舞台機械や花火(
パイロテクニクス
)などの演劇で用いられた手法や、過渡的な
ディゾルブ
(
英語版
)
[注? 5]
の技術が使われている
。
カメラが人間の顔をした月に近づいていくように見えるショットは、メリエスが前年に『
ゴム頭の男
(
英語版
)
』で考案した?果を利用して撮影された疑似的な
トラッキングショット
である
。これは重いカメラを俳優の方に移動させるのではなく、カメラの前から遠くの方へと敷いたレ?ル付きのスロ?プの上に滑車付きの椅子を置き、そこに首まで?いベルベットで覆われた俳優が座り、カメラの方に向かって椅子を引っ張るという手法であった(すなわち、カメラが俳優に近づくのではなく、カメラに俳優が近づく形で撮影された)
。この手法は技術的な?用性に加えて、メリエスがカメラを動かすよりもはるかに細かくフレ?ム?の顔の配置をコントロ?ルすることを可能にした
。また、このショットはストップ?トリックを用いて、月を演じる俳優の右眼に突然、宇宙船が突き刺さるという形で完成する
。空から落下してくる宇宙船が、ロケ地で撮影された本物の海の水面に突入するシ?ンでは、
多重露光
を用いて、海の映像に?い背景の前で宇宙船が落下するショットを重ねている。このショットの後、宇宙船が水面に浮いてくる?子が水中で映し出されるが、これは水槽?で撮影され、厚紙で作られた動く宇宙船の切り?きを、
オタマジャクシ
とエア?ジェットを組み合わせて制作されたものであった
。月面から宇宙船が落下する?子は、4ショット、約20秒で撮影されている
[48]
。
着色
[
編集
]
メリエス作品のフィルムの少なくとも4%(1903年公開の『
妖精たちの王?
(
英語版
)
』や、1904年公開の『
不可能を通る旅
(
英語版
)
』『
セビリアの理?師
(
英語版
)
』のような大作を含む)と同?に、本作のいくつかのプリントは、パリにある
エリザベス?テュイリエ
(
英語版
)
の着色現像所で個別に手作業で着色がなされた(
映?の着色化
)
[49]
。ガラスやセルロイド製品の着色技師という??を持つテュイリエは、200人の女工がいる現像所を指揮し、自分で色を選んで決め、それをフィルムにブラシで1コマずつ直接塗るよう指示した。女工たち一人一人にひとつの色が割り?てられ、フィルム1本に20色以上使われたこともあったという
。着色の材料には水とアルコ?ルで薄めた
アニリン
染料を使用し、それにより透明で鮮やかな色調を出した
。テュイリエの現像所では、平均して約60枚の手彩色のプリントを作成した
。
音?
[
編集
]
メリエスの作品はサイレント映?ではあるものの、決してサイレントのまま上映されたわけではなかった。上映に際してはしばしば?果音や生演奏を伴い、スクリ?ン上で展開されるスト?リ?をボニマンテュ?ル(bonimenteur、ナレ?タ?)が解?した
。メリエス自身も
映?音?
にかなり?心があり、『妖精たちの王?』
や『セビリアの理?師』
[54]
など、いくつかの作品では特別な映?音?を用意していた。しかし、メリエスが映?に特定の音?を要求したことはなく、上映者が自由に伴奏を選ぶことができた
[55]
。1902年に本作がパリの音?ホ?ル「
オランピア
」で上映された際には、オリジナルの映?音?が作曲されたという
[56]
。
1903年にイギリスの作曲家エズラ?リ?ドがピアノ曲『
A Trip to the Moon: Comic Descriptive Fantasia
』を?表した。この?曲は作品のシ?ンごとにスコアが作られており、本作の映?音?として使用された可能性がある
[57]
。また、この曲はメリエスがイギリス旅行をした際に、自身がリ?ドに作曲を委託したものである可能性もある
[55]
。後年に本作の音?を作曲した人物には、
エ?ル
の
ニコラ?ゴダン
と
ジャン=ブノワ?ダンケル
(
フランス語版
)
(2011年の修復版、後述)
[58]
、フレデリック?ホッジス
[58]
、ロバ?ト?イスラエル
[58]
、エリック?ル?グエン
[59]
、ロ?レンス?レエリシ?(メリエスの曾孫)
[60]
、
ジェフ?ミルズ
[58]
、ドナルド?ソシン
[61]
、
ヴィクタ??ヤング
(1956年の映?『
八十日間世界一周
』のプロロ?グとして??された簡略版)
[62]
などがいる。
スタイル
[
編集
]
本作のスタイルは、メリエスの他の多くの作品と同?に意?的に演劇的なものである
。ステ?ジセットは19世紀の?統的な舞台を思わせるような高度に?式化されたものであり、カメラは劇場の?客席からの視点かのように配置?固定して撮影している
。この定点的な撮影は、メリエス作品のスタイルのトレ?ドマ?クの一つとして知られ、サドゥ?ルはその映像を「1階最上等席の紳士」の視点と呼んだ
。メリエスは屋外で?景を撮影する時はカメラを動かすことがあったが
[注? 6]
、スタジオで撮影された物語映?では演劇的な視点の方が適していると考えていた
。
メリエスは?初、映?史初期の主流だった
アクチュアリティ映?
(
英語版
)
[注? 7]
を撮影していたが、映?キャリアの開始から?年間で
フィクション
の
物語映?
という?時はまだ一般的ではなかったジャンルに徐?に移行していった。メリエス自身はこうした作品を「構成された主題(scenes composees)」と呼んでいた
。この新しいジャンルにはメリエスの演劇やマジシャンとしての??が大きな影響を?えており、特にフランスで人?があった演劇で、
ファンタジ?
のプロットや豪華な風景、機械的な舞台仕掛けなどのスペクタクルなビジュアルで知られた
夢幻劇
(フェリ?)の?統の要素が大きい
[69]
。メリエスは?告で、自分の革新的な映?と同時代のアクチュアリティ映?との違いを?調し、「この幻想的で芸術的な映?は舞台のシ?ンを再現したものであり、?在の人間や街?みを撮影した普通の映?とは異なる、まったく新しいジャンルを創造したものである」と誇らしげに語っている
[70]
。
本作は
エドウィン?S?ポ?タ?
や
D?W?グリフィス
らによる物語映?の文法的技法の?展に先行していたがゆえに、後にアメリカやヨ?ロッパでよく使用される多?なカメラアングルやインタ??カット、ショットの?置、その他の??な撮影手法などは用いられていない
。むしろメリエスの作品の各ショットは、?立したドラマチックなワンシ?ンとして構成されており、それも演劇のスタイルを踏襲したものだった
。そのため各ショットの映像は?一の光景または
デコ?ル
(舞台?置)の中で展開され、光景やデコ?ルが?化するとともにそのショットは次のショットへと移行した
。基本的にショットの?わり目にはディゾルブ
[注? 5]
が用いられている
。また、各ショット(=ワンシ?ン)は目に見える編集によって中?されることはないが
、?際にはストップ?トリックの?果だけでなく、製作中に長いシ?ンを小さなテイクに分割する目的で、いくつかの接合や切?による編集が行われており、その編集に?うと本作には50以上のショットが含まれていることになる。しかし、このような編集はすべて?客に?付かれないよう意?的に行われており、カメラアングルは同じまま?重にテイクを?いでいるため、?際にはショットが分割されていてもシ?ムレスなワンショットとして、アクションがスム?ズに??されているように見せることができた
。
同?の?点として映??究者たちは、一つの出?事を異なる形で二度見せることで時間的連?性を感じさせる技法が本作に見られると指摘している。宇宙船が月面着陸するシ?ンでは、まず擬人化された月に突然、宇宙船が現れる(目に突き刺さる)という形で月面への着陸が示され、次のショットでは先ほどとはまったく?子が異なる、より現?的な宇宙船が月面に着陸するところが描かれる
[76]
。このように1つのアクションを反復させ、時間と空間を直線的あるいは因果的に描?しない
非線形的なスト?リ?テリング
は、後のグリフィスが確立する映?文法の基準からすると非常に型破りなものだった。ただし、これは本作やメリエス?特のものではなく、コンティニュイティ編集
[注? 8]
が確立する以前の初期の映?においては、同?の技法を試みた作品は他にも存在し、例えばポ?タ?の『
アメリカ消防夫の生活
』(1903年)では消防士が救出するところを反復して描き、時間の流れの不連?性を感じさせている
[76]
。この時間的な反復の演出は、20世紀後半のテレビのスポ?ツ番組における
ビデオ判定
をきっかけに、再び身近な編集となった
[76]
。
メリエスは、グリフィスが確立し今日まで映?編集の規範となっている映?文法を用いたわけではなかったため、??の映?史?究では本作と他のメリエス作品を含む初期の映?を、後に主流となる物語映?の未成熟なもの、あるいは?展途上のものとして扱っていた
[83]
[84]
。しかし、1970年代以降の?究者はその映?史?を見直し、初期の映?が現代の常識とは全く異なる?想や文法をもつ別種のものであるとする見解を示した
[83]
[84]
。例えば、トム?ガニングは、メリエスがより映?的なスト?リ?テリングのスタイルを確立しなかったことを非難するのは、彼の映?の目的を誤解することに?がると主張している
。ガニングの見解では、映?史の最初の10年間の作品は、現代映?のような複?な編集とスト?リ?テリングの魅力により、?客が物語の世界に?入するタイプの映?ではなく、?客にショックや驚きなどの刺激を?えるスペクタクルなイメ?ジを提示することで、?客の注意をじかに引き付けるタイプの「アトラクションの映?(cinema of attractions)」であると指摘している
[83]
[84]
。社??者の
長谷正人
は、本作がアトラクションの映?の代表例であるとし、個?のショットには?客を惹きつけるような視?的要素が見られるが、物語全?は?客がその世界に感情移入して?しむようにはできていないと指摘している
[86]
。このアトラクションの映?のスタイルは、物語映?への移行により人?が低下したが、
SF映?
や
ミュ?ジカル
、
??映?
など、特定の映?ジャンルでは依然として重要な要素となっている
。
テ?マ
[
編集
]
科?的な野心や?見をテ?マにした先?的な作品である本作は、しばしば最初の
SF映?
と呼ばれている
[88]
[89]
[注? 9]
。『
A Short History of Film
』は「今日における
SF映?
で用いられる基本的な文脈の多く」を成文化したと論じている
[91]
。ただし、SFによらない他のジャンルへの呼?も考えられている。メリエス自身は本作を「大スペクタクル映?(piece a grand spectacle)」と宣?していたが
、これは19世紀後半に
ジュ?ル?ヴェルヌ
と
アドルフ?デネリ?
(
英語版
)
によって?められたパリのスペクタクルな舞台劇(
エクストラバガンザ
)の一種を指す言葉であった
[92]
。映?史家の
リチャ?ド?アベル
(
英語版
)
は、本作を「
夢幻劇
(フェリ?)」のジャンルに?すると?明し
[56]
、フランク?ケスラ?も同?に評した
。それは?に
トリック映?
と呼ぶこともできる。トリック映?は映?史初期の人?ジャンルの??で、革新的で特殊?果を?使した
短編映?
のことを指すが、それはメリエス自身が彼の初期の作品で?系化して?めた
[94]
。
本作は19世紀の科?を
冒?小?
のように誇張してからかうといった風刺色が?い
。いかにも?際の科?に基づくような振りは一切せず、唯一の現?的描?は着水時の水しぶきだけである
。映??究者のアリソン?マクマハンは、本作を
パタフィジカル映?
の最初期の一例として?げ、風刺的に描かれた無能な科?者、擬人化された顔が描かれた月面、物理法則を無視した描?など、「論理的思考の非論理性を示すことを目的としている」と述べている
[96]
。アベルは、メリエスの狙いが「現代フランス社?の階層的?値?を逆?させ、カ?ニバル風の?動の中でそれらを嘲笑することにある」と考察している
[96]
。同?に、文?者で映??究者の
エドワ?ド?ワゲンクネヒト
(
英語版
)
は、本作を「?者や?術協?の?取った態度を風刺するのと同時に、未踏の宇宙に直面した人間の不思議な感?に訴える」作品だと述べている
。
また、本作の風刺には?い
反帝?主義
の側面もある
。映??究者のマシュ??ソロモンは、最後のシ?ン(一部のプリントでは欠落しているパレ?ドと記念式典のシ?クエンス)において、この点が?く描かれていると指摘している。ソロモンは、反
ブ?ランジェ主義
の風刺漫?家として活動していたメリエスが本作の中で、出?った異星生命?を容赦なく攻?し、自?自?のファンファ?レの中で連れ?ってきた捕虜を虐待している、馬鹿な衒?者(pedant)として植民地の征服者を描くことで、帝?主義的支配を嘲笑っていると指摘している。映?のラストショットで映し出されるバルベンフィリの像は、メリエスの風刺漫?に登場する、尊大で弱い者いじめを行う植民地主義者にさえ似ている
。映??究者のエリザベス?エズラは、「メリエスが、ある文化を別の文化が征服したという植民地主義者の自負を嘲笑っている」と同意し、「月世界における階層社?が地球上のそれと奇妙に似ていることが示されているように、彼の映?では家庭の社?的分化もテ?マにしている」とも指摘している
。
公開と反?
[
編集
]
1902年5月に本作の製作に着手したメリエスは、同年8月に作品を完成させ、同月にフランスの興行師たちにプリントの販?を開始した
。プリントはメリエスが??する
スタ??フィルム
からモノクロ版と着色版の?方で販?され
、それらには399-411番というカタログ番?
[2]
[注? 10]
と、30の
タブロ?
(
フランス語版
)
からなる「大スペクタクル映?(Piece a grand spectacle)」というサブタイトルが付けられていた
[注? 11]
。フランスではモノクロ版が560フラン、着色版が1000フランで販?された
。メリエスの回想によると、自分の劇場で興行師向けに上映?を開いたところ、?値が高過ぎるため失敗したという。そこでメリエスはある興行師にプリントを無料で貸し出して上映することを提案し、トロ?ヌの定期市で上映される運びとなった。その初上映は客こそ少なかったものの拍手喝采を受け、その客たちが他の人たちに宣?するうちに、しまいには?夜中まで場?が?員になるほど客が殺到した。それを受けて興行師たちはすぐにプリントを購入し、メリエスのもとには到る所から注文が殺到した
。
1902年9月から12月にかけて、本作の着色版はメリエスが??するパリのロベ?ル=ウ?ダン劇場の土曜日と木曜日のマチネ?公演の後に、メリエスの同僚で、最後の2つのシ?ンでパレ?ドの隊長として出演したマジシャンのジュ?ル=ウジェ?ヌ?ルグリによって上映された
。さらに本作は巡回興行師たちにより、フランス中の定期市で上映され、高い成功を?めた
。同年にパリの音?ホ?ル「オランピア」でも上映されると、?か月間途切れることなく上映されるほどの成功を?めた
[56]
。また、スタ??フィルムのイギリスの代理人である
チャ?ルズ?ア?バン
(
英語版
)
の
ウォ?リク?トレイディング社
(
英語版
)
を通じて、イギリスでも本作のプリントが販?され、イギリスの大部分の
ミュ?ジック?ホ?ル
のプログラムに記載されるほどの成功を?めた
。
?時では珍しい予算、上映時間、製作期間であったことや、1901年?時の
ニュ?ヨ?ク
のアトラクションとの類似性など、本作を取り?く多くの?況は、メリエスが本作をアメリカで公開することを特に望んでいたことを示している
[注? 12]
。本作はアメリカでも特に大きな熱狂をもって迎え入れられ、
ニュ?ヨ?ク
、
ワシントンD.C.
、
クリ?ブランド
、
デトロイト
、
ニュ?オ?リンズ
、
カンザスシティ
で高い成功を?めたことが報告されている。しかし、アメリカで?く流通したのは本作の
海賊版
だったため、メリエスはこの人?作品の利益のほとんどを受け取ることができなかった
。一?によれば、メリエスは
アルジェ
の劇場でのみ上映するという?件付きで、本作のプリントをパリの??家シャルル?ゲルシェルに?ったが、ゲルシェルはそれを他のメリエス作品とともに
エジソン社
社員のアルフレッド?C?アバディに?却し、アバティはさらにそれをエジソン社の現像所に送り、ここで複製されたフィルムは
ヴァイタグラフ社
(
英語版
)
から販?されたという
。海賊版は他の?社にも?まり、1904年までには
シグムンド?ル?ビン
(
英語版
)
、
シ?リグ?ポリスコ?プ社
(
英語版
)
、そしてエジソン社がそれらを販?していたという
。エジソン社に至っては、メリエス自身が行ったように、より高?な着色版の販?さえ行っていた
[49]
。メリエスの名前がクレジットされることは稀で、配給されてから6か月の間に、アメリカの興行主でメリエスの名前を?告に載せたのは
ト?マス?リンカ?ン?タリ?
(
英語版
)
だけだった
。タリ?は自身が??するエレクトリック?シアタ?の
こけら落とし
で本作を上映した
。
本作の公開中に明らかとなった映?の海賊版問題に??するため、1903年にメリエスは兄のガストンが管理するスタ??フィルムのアメリカ支社をニュ?ヨ?クに開設した
。この事務所はメリエスの作品を直接販?すると共に、アメリカでの著作?登?を行い作品を保護することを目的としていた
。同社の英語版カタログの序文には、「ニュ?ヨ?クに工場と事務所を開設するにあたって、我?はすべての?造者と海賊版を追及するための準備と決意を持っている。我?に二言はなく、行動で示す!」と記されている
。
本作は上記の?だけでなく、
ドイツ
、
カナダ
、
イタリア
などの??でも公開されて成功を?め、1904年までヘッドライン?アトラクションとして取り上げられた
。
日本
でも、1905年8月9日に
明治座
で公開され
[111]
、1908年4月15日には『月世界探?』の邦題で
錦輝館
でも上映された
[112]
。本作は20世紀初頭の?年間で最も人?のある作品の一つとなり、匹敵する作品もごくわずかだった(その作品も『妖精たちの王?』や『不可能を通る旅』など、同じように?大なメリエスの作品である)
。晩年にメリエスは、本作について「私の最高傑作ではなかった」と言いつつも、自身の傑作と?く認められていること、そして「この種のものとしては初めての作品だったため、忘れがたい痕跡を?した」点を認めている
。なお、メリエスが自身の最高傑作と捉えていたのは、現在では
失われた映?
と考えられている、重厚な?史ドラマ映?『
文明の?史
(
英語版
)
』(1908年)である
。
メリエスは本作公開後、アメリカ支店の開設に加えて、アメリカン?ミュ?トスコ?プ?アンド?バイオグラフ社(
バイオグラフ社
(
英語版
)
)、ウォ?リク?トレイディング社、
チャ?ルズ?ア?バン?トレイディング社
(
英語版
)
、
ロバ?ト?W?ポ?ル
のスタジオ、
ゴ?モン
など、他の映??社とさまざまな貿易協定を結んだ
。これらの交?では、アメリカ市場全?で、プリントの販??格を1フィ?トあたり0.15米ドルに標準化することが取り決められ、これはメリエスにとって有益なものであった。ところが、その後、1908年に
モ?ション?ピクチャ??パテンツ?カンパニ?
(映?特許?社)が?格の標準化を行い、この新基準では、相?的に高?なメリエス作品は非現?的なほどの廉?を?いられることになり、彼の??的な破滅を早めた
。さらに1908年以降の映?では、もはやメリエスが得意とした空想的なトリック映?と演劇的なスタイルは時代?れとなり、作品は?客に飽きられていった
。
再?見
[
編集
]
メリエスの??的破滅とキャリアの衰退の後、彼のプリントのほとんどのコピ?が失われた。1917年にメリエスの事務所はフランス軍に接?され、軍はフィルムに含まれている銀を集め、セルロイドで軍靴のかかと部分を作るために、そのフィルムの多くを溶かした。1923年にロベ?ル=ウ?ダン劇場が取り?された際には、そこに保管されていたプリントは中古フィルム業者に、?容ではなく重さで?り?われてしまった。?っていたネガもまた、同年にメリエスが怒りのあまりモントルイユの自宅の庭ですべて?却してしまった
。1925年にメリエスは
モンパルナス?
の?店で、おもちゃとキャンディの販?を始めた
。『月世界旅行』は?史からほぼ消え去り、何年にもわたって人目に?れることはなくなった
。
モノクロ版
[
編集
]
1920年代後半にメリエスとその作品は、映?史に造詣が深い人?、特に映?監督の
ルネ?クレ?ル
、映?評論家の
ジャン=ジョルジュ?オリオ?ル
や
ポ?ル?ジルソン
(
英語版
)
らの努力により再?見された。1929年12月16日、パリの
サル?プレイエル
でメリエスを?える「ガラ?メリエス(Gala Melies)」
[注? 13]
が開催され、1931年にはメリエスに
レジオンドヌ?ル?章
が授?された
。こうしてメリエスへの?心が高まっている間、映?館??者のジャン?モ?クレ?ルと初期の映???家ジャン?アクメ?リロイは、それぞれ『月世界旅行』の現存するプリントを探すための活動を始めていた。モ?クレ?ルは1929年10月にパリで、リロイは1930年にロンドンでコピ?を入手したが、どちらも不完全なものだった。モ?クレ?ルのものは最初と最後のシ?ンが欠けており、リロイのものもパレ?ドと記念像が登場する最後のシ?クエンスが丸?と欠けていた。これらのプリントは先述のガラ?メリエスといった回顧展や前衛映?の上映?など、特別な機?に上映されることがあり、時にメリエス自身がプレゼンを行うこともあった
。
1932年にリロイが亡くなった後、彼の映?コレクションは1936年に
ニュ?ヨ?ク近代美術館
(MoMA)が購入した。MoMAの映?キュレ?タ?である
アイリス?バリ?
が主導して『月世界旅行』の購入及び上映を行ったことで、本作はアメリカ人とカナダ人の幅?い?客に再び公開され
、映?史上の?期的な出?事となった
。最後のパレ?ドのシ?クエンスを欠いたリロイの不完全なバ?ジョンは、後世における一般的なバ?ジョンとなり、
シネマテ?ク?フランセ?ズ
のプリントを含むほとんどのプリントがこれを基に複製された
。1997年にメリエス家が設立した財?法人
シネマテ?ク?メリエス
(
フランス語版
)
は、??な資料を基にパレ?ドのシ?クエンスを含む完全版を再作成した
。
着色版
[
編集
]
本作の着色版のプリントは、1993年に匿名の寄贈者が
カタル?ニャ映?祭
(
英語版
)
に200本のサイレント映?コレクションを寄贈した際にその中から再?見されるまで、もはや現存しない(
失われた映?
)と長らく見なされていた
。この複?ネガから?見された手彩色プリントが、エリザベス?テュイリエの現像所で着色されたものかどうかは不明だが、使用されている
パ?フォレ?ション
から1906年以前に製作されたものと考えられている。また、宇宙船の?射シ?ンで使用されている?旗が
スペイン?旗
を模したものになっていることから、おそらくこの着色版はスペインでの公開用に作られたものと推測されている
[123]
。
1999年、カタル?ニャ映?祭のアントン?ヒメネスは、フランスの映??社
ロブスタ??フィルムズ
(
フランス語版
)
の
セルジュ?ブロンベルグ
(
フランス語版
)
とエリック?ランジュに本作の着色版プリントが現存することを?えた。しかし、それは損傷が激しく、フィルムが完全に溶解してしまっていると想定された。それでもブロンベルグとランジュは再?見されたばかりの
セグンド?デ?チョ?モン
(
英語版
)
のフィルムと交換することを申し出て、ヒメネスは提案を受け入れた。ブロンベルグとランジュは、修復のために??な?門機?に相談をしたが、フィルムのリ?ル部分が溶解して硬い塊になっていたために、どの機?も修復は不可能と返答した。しかし、2人がフィルムのフレ?ムを分離する作業を行ったところ、溶解して固まっているのはフィルムの端部分だけであり、多くの部分がまだ損傷していない?態であることを?見した
。2002年から2005年にかけて??なデジタル化作業が行われ、1万3375枚のプリントの?片を保存することができた
。2010年にはロブスタ??フィルムズ、Groupama Gan Foundation for Cinema、およびTechnicolor Foundation for Cinema Heritageにより、着色版プリントの完全修復作業が開始された
。デジタル化された着色版プリントの?片を用いたフィルムの再現には、メリエス家が所有するモノクロ版プリントを利用して欠落したフレ?ムの再作成及び復元が試みられ、映?速度もサイレント映?本?の速度である?秒14フレ?ムで行われた
。復元作業はロサンゼルスの
テクニカラ?
の?究所で行われ
[127]
、2011年に完了した
。修復費用は100万ドルだった
[128]
。
この修復版は、再?見から18年後、初公開から109年後の2011年5月11日に、
第64回カンヌ?際映?祭
でフランスのバンド?
エ?ル
による新しいサウンドトラック付きでプレミア上映された
[129]
。翌2012年にはアメリカのFlicker Alley社から、
Blu-ray
と
DVD
の2枚組で??され、特典としてブロンベルグとランジュによる長編ドキュメンタリ?『
メリエスの素晴らしき映?魔術
』が??された
[130]
。
ニュ?ヨ?ク?タイムズ
紙の映?批評家の
A?O?スコット
は、「今年、いや、今世紀の映?界のハイライトであることは間違いない」と評した
[131]
。修復版は日本でも、2012年8月に『メリエスの素晴らしき映?魔術』と同時に公開され
[132]
、同年11月に
紀伊國屋書店
からBlu-rayが??された
[133]
。
影響と後年の評?
[
編集
]
本作はメリエスの最も有名な作品であり、かつ初期の映?の古典的な例でもあり、特に人間の顔をした月面の右目に宇宙船が刺さるシ?ンはよく知られている
。『
A Short History of Film(映?小史)
』は、本作を「スペクタクル、センセ?ション、技術的な才?が組み合わされ、世界的なセンセ?ションを引き起こした宇宙ファンタジ?である」と紹介した
[91]
。本作は後世の映?人に多大な影響を?え、映?という媒?に創造性をもたらし、?時の映?では珍しい目標だった純?なエンタ?テインメントとしてのファンタジ?を提供した。さらにメリエスの革新的な編集技法や特殊?果の技術は、後年の作品で?く使われた
[135]
。また、本作は科?的なテ?マがスクリ?ン上で機能すること、あるいは現?がカメラによって?えられることを示し、映?におけるSFやファンタジ?の?展に拍車をかけた
[91]
[136]
。
エドウィン?S?ポ?タ?は1940年のインタビュ?で、『月世界旅行』や他のメリエス作品を見て、「物語を描いた映?が?客を劇場に呼び?せるのではないかという結論に達し、その方向でこの仕事を始めた」と語っている
。同?に、D?W?グリフィスもまたメリエスについて「私はすべて彼から恩?を受けている」と語っている
。この2人のアメリカ人監督は、今日までの映?の物語技法を?展させたことで?く認められているため、エドワ?ド?ワゲンクネヒトはメリエスの映?史における重要性を「ポ?タ?とグリフィスの2人に大きな影響を?え、彼らを通してアメリカの映?製作の全過程に影響を?えた」と評している
。
本作はさまざまな作品で何度も?照されてきた
。1908年には
パテ社
の
セグンド?デ?チョ?モン
(
英語版
)
により、本作の無許可のリメイク作品『
Excursion to the Moon
』が作られた
。1956年の映?『
八十日間世界一周
』のプロロ?グには、
エドワ?ド?R?マロ?
の解?とともに本作の映像が引用されている
[138]
。1998年の
HBO
の
テレビシリ?ズ
『
フロム?ジ?ア?ス/人類、月に立つ
』の最終話では、本作の製作風景を再現したシ?ンがある
[139]
。2007年に
ブライアン?セルズニック
(
英語版
)
が?表した小?『
ユゴ?の不思議な?明
』及び、それを2011年に
マ?ティン?スコセッシ
が映?化した『
ヒュ?ゴの不思議な?明
』ではメリエスと本作を含む作品への大規模なオマ?ジュが見られた
[140]
[141]
。ミュ?ジック?ビデオでは、1995年の
クイ?ン
の?曲『
ヘヴン?フォ??エヴリワン
』が本作の映像を引用し
[142]
、1996年の
スマッシング?パンプキンズ
の?曲『
Tonight, Tonight
』の映像が本作に??されている
[143]
。月面の目に宇宙船が刺さるイメ?ジは、1989年の
ヨリス?イヴェンス
のドキュメンタリ?映?『
風の物語
(
フランス語版
)
』で再現されたほか
、
視??果協?
のロゴマ?クのモチ?フとなったり
[144]
、アメリカのアニメシリ?ズ『
フュ?チュラマ
』の第2話「
The Series Has Landed
」などで?似されたりしている
[143]
。
映??究者のアンドリュ??J?ラウシュは、本作を「映?史において最も重要な32の瞬間」の1つに?げ、「映?の製作方法を?えた」と評している
[145]
。『
死ぬまでに?たい映?1001本
(
英語版
)
』の年代順のリストでは、本作がいちばん最初の作品として選ばれており、その本における映??究者キアラ?フェラ?リの作品コメントでは、本作について「メリエスの劇的人格が色濃く反映されている」と指摘し、「世界の映?史におけるマイルスト?ン的作品のひとつとして、この映?はしかるべき地位が?えられるべきだろう」と論じている
[135]
。2000年に
ヴィレッジ?ヴォイス
紙が映?批評家の投票により選出した「20世紀の最高の映?100本」のランキングでは、本作が84位にランクされた
[146]
。映?レビュ?サイトの
Rotten Tomatoes
では、14件の批評のうち支持率は100%で、平均評?は8.90/10となっている
[147]
。
脚注
[
編集
]
注?
[
編集
]
- ^
一般的な英題である『A Trip to the Moon』
[2]
は、メリエスによるアメリカでのカタログで初めて用いられたものである。イギリス版のカタログでは?初、最初の冠詞(a)が付いておらず、『Trip to the Moon』であった
。同?に、フランスで最初に販?された時にも最初の冠詞(Le)は付いておらず、その後に『Le Voyage dans la Lune』という通?で知られるようになった
[2]
。
- ^
バルベンフィリ(Barbenfouillis)という名前はフランス語で「もつれた?」をもじったものである
。
ジュ?ル?ヴェルヌ
の『
月世界旅行
』の主人公インピ??バ?ビケ?ン(Impey Barbicane)のパロディと思われるが、メリエスは1891年の舞台マジック「Le Decapite Recalcitrant」においても意?は異なるがこの名前を用いている
。
- ^
この場面は視?的なダジャレである。「目の中に」を意味するフランス語「dans l'œil」は、「(標的の)中心部」や中心部に?たった矢や?丸を意味する
。
- ^
本作のフィルムの長さは約260メ?トルであり
[2]
、メリエスが好んだ?秒12-14コマの映?速度
であれば上映時間は約17分となる
[3]
。メリエスと同時代の
エジソン社
や
リュミエ?ル兄弟
の映?は、平均してこの3分の1程度の長さだった
。この後、メリエスはさらに長い映?を作るようになり、最長となった『
極地征服
(
英語版
)
』(1912年)は約650メ?トル
で、約44分に及んだ
[3]
。
- ^
a
b
ディゾルブは映像同士を重ねながら場面?換する技法であり、先行する映像を徐?に消しつつ(フェ?ドアウト)、同時に次の映像を徐?に出現させる(フェ?ドイン)ことで?現される
。
- ^
例えば、1900年の
パリ万?博??
を撮影した19本の作品では、360度回?できるカメラを使用したパノラマ撮影を行っている
。
- ^
アクチュアリティ映?(??映?とも言う)とは、
ドキュメンタリ?
の?念が確立していない映?史初期において、現?の出?事や風景、パフォ?マンス、行事、人物などを撮影した映?の??のことである
。
- ^
コンティニュイティ編集とは、物語やアクションにおける時間や空間の連?性を重視し、ショットが切り替わっても、動きや細部の描?などが矛盾なくつながるようにすることで、違和感のないスム?ズな映像にする編集のことである
。
- ^
メリエスの初期作品『
ギュギュスと人形
(
英語版
)
』(1897年)もまた最初のSF作品と評されることがある
[90]
。
- ^
メリエスのカタログ番?の付け方は、作品を製作順にリストアップした上で、1つのカタログ番?で約20メ?トルのフィルムを表すというものだった。よって、約260メ?トルの長さである本作は399-411番となっている
。
- ^
「タブロ?(tableau)」はフランスの演劇用語で「シ?ン」や「舞台の光景」を意味するものであるが、メリエスのカタログではそれをシ?ン(=ショット)の?化ではなく、劇中の明確なエピソ?ドやアクションのまとまりとして分けており、それはすなわち1つのショットに複?のタブロ?が含まれることを意味した
。
- ^
リチャ?ド?アベルによると、「月への旅」を題材とした物語は印刷物、舞台、テ?マ別のアトラクションを問わず、?時のアメリカで非常に人?があったものだという。?際、メリエスの前作『天文?者の夢』もまた、アメリカでは『月世界旅行(A Trip to the Moon)』というタイトルで上映されていた
。
- ^
ガラ(Gala)は「祭典」の意。
出典
[
編集
]
- ^
a
b
c
d
e
Hammond, Paul (1974),
Marvellous Melies
, London: Gordon Fraser, p. 141,
ISBN
0-900406-38-0
- ^
a
b
c
d
e
Frame rate calculations produced using the following formula: 845 feet / ((
n
frame/s
* 60 seconds) / 16 frames per foot) =
x
. See
Elkins, David E. (2013),
“Tables & Formulas: Feet Per Minute for 35 mm, 4-perf Format”
,
The Camera Assistant Manual Web Site
,
http://www.davidelkins.com/cam/tables.htm#Feet%20Per%20Minute%20for%2035mm,%204-perf%20Format/
2013年8月8日
??。
.
- ^
Miller, Ron (2006),
Special Effects: An Introduction to Movie Magic
, Twenty-First Century Books, p. 15,
ISBN
978-0-7613-2918-3
,
https://books.google.com/books?id=JTIMIDNIVg8C&pg=PA15
- ^
Morrissey, Priska (2014), “La garde-robe de Georges Melies: Origines et usages des costumes des vues cinematographiques”, in Malthete, Jacques; Gaudreault, Andre; Le Forestier, Laurent,
Melies, carrefour des attractions; suivi de Correspondances de Georges Melies (1904?1937)
, Rennes: Presses universitaires de Rennes, pp. 177?188 (here 183)
- ^
Wemaere & Duval 2011
, p. 85
- ^
Gunning, Tom (1994),
D.W. Griffith and the Origins of American Narrative Film: The Early Years at Biograph
, University of Illinois Press, p. 37,
ISBN
978-0-252-06366-4
,
https://books.google.com/books?id=Rb0vYtqmLJYC&pg=PA37
- ^
a
b
Yumibe, Joshua (2012),
Moving Color: Early Film, Mass Culture, Modernism
, New Brunswick, N.J.: Rutgers University Press, pp. 71-74,
ISBN
978-0-8135-5296-5
,
https://books.google.com/books?id=cpvymkXtt1AC&pg=PA71
- ^
Marks, Martin Miller (1997),
Music and the Silent Film: Contexts and Case Studies, 1895?1924
, New York: Oxford University Press, p. 72,
ISBN
0-19-506891-2
,
https://books.google.com/books?id=ALbz24g5aOAC&pg=PA72
2013年7月21日
??。
- ^
a
b
Bayer, Katia (26 May 2011),
“Le Voyage dans la lune de Georges Melies par Serge Bromberg”
,
Format Court
,
http://www.formatcourt.com/2011/05/le-voyage-dans-la-lune-de-georges-melies-par-serge-bromberg/
2014年3月8日
??。
- ^
a
b
c
Abel, Richard (1998),
The Cine Goes to Town: French Cinema, 1896?1914
, Berkeley: University of California Press, p. 70,
ISBN
9780520912915
,
https://books.google.com/books?id=VnPUIY1FapsC&pg=PA70
- ^
Marks, Martin (4 February 2012),
Music for
A Trip to the Moon
: An Obscure English Score for a Famous French Fantasy
(conference abstract),
American Musicological Society
,
オリジナル
の9 March 2014時点におけるア?カイブ。
,
https://web.archive.org/web/20140309024658/http://www.ams-ne.org/Previous%20Meetings/Winter%202012/marks.html
2014年3月8日
??。
- ^
a
b
c
d
Bennett, Carl,
“A Trip to the Moon”
,
Silent Era
,
http://silentera.com/video/tripToTheMoonHV.html
2014年9月7日
??。
- ^
“Melies the magician”,
WorldCat
,
OCLC
123082747
- ^
Lefevre, Francois-Olivier (18 April 2012),
“Georges Melies ? A la conquete du cinematographe”
,
DVDClassik
,
http://www.dvdclassik.com/test/dvd-georges-melies-a-la-conquete-du-cinematographe-studio-canal-livre-3dvd
2014年9月7日
??。
- ^
“A Trip to the moon”,
WorldCat
,
OCLC
731957033
- ^
Cohn, Art (1956),
Michael Todd's Around the World in 80 Days Almanac
, New York: Random House, pp. 59?61
- ^
Senelick, Laurence (2000),
“Feerie”
,
The Cambridge Guide to Theatre
(
Credo Reference
)
,
http://search.credoreference.com/content/entry/cupthea/f%C3%A9erie/0
2014年3月11日
??。
- ^
Kovacs, Katherine Singer (Autumn 1976),
“Georges Melies and the
Feerie
”
,
Cinema Journal
16
(1): 1?13,
doi
:
10.2307/1225446
,
JSTOR
1225446
,
https://jstor.org/stable/1225446
- ^
a
b
c
Sklar, Robert (1993),
Film: An International History of the Medium
, New York: Harry N. Abrams, pp. 33?36
- ^
a
b
c
松谷容作「アトラクション、物語、タイム?マシン 初期映?におけるイメ?ジ??についての試論」『美?芸術?論集』第4?、
神?大?
文?部芸術??究室、2008年、20-37頁。
- ^
a
b
c
堀潤之. “
「アトラクションの映?」トム?ガニング
”.
artscape
.
2022年1月10日
??。
- ^
長谷正人
『映像文化の社??』
有斐閣
、2016年10月、32-33頁。
ISBN
978-4641174245
。
- ^
Creed, Barbara (2009),
Darwin's Screens: Evolutionary Aesthetics, Time and Sexual Display in the Cinema
, Academic Monographs, p. 58,
ISBN
978-0-522-85258-5
,
https://books.google.com/books?id=gTV9jLGsOFQC&pg=PA58
- ^
Fischer, Dennis (17 June 2011),
Science Fiction Film Directors, 1895?1998
, McFarland, p. 9,
ISBN
978-0-7864-8505-5
,
https://books.google.com/books?id=7msrAwAAQBAJ&pg=PA9
- ^
Menville, Douglas; Reginald, R. (1977),
Things to Come: An Illustrated History of the Science Fiction Film
, New York: Times Books, p. 3
- ^
a
b
c
Dixon, Wheeler Winston; Foster, Gwendolyn Audrey (2008),
A Short History of Film
, Rutgers University Press, p. 12,
ISBN
978-0-8135-4475-5
,
https://books.google.com/books?id=FP9w48VwwVUC&pg=PA12
- ^
Margot, Jean-Michel (2003), “Introduction”, in Verne, Jules,
Journey Through the Impossible
, Amherst, N.Y.: Prometheus Books, p. 13,
ISBN
1-59102-079-4
- ^
Parkinson, David (2012),
100 Ideas That Changed Film
, London: Laurence King Publishing, p. 19
- ^
a
b
McMahan, Alison (2005),
The Films of Tim Burton: Animating Live Action in Contemporary Hollywood
, Continuum International Publishing Group, p. 4,
ISBN
0-8264-1566-0
- ^
泉速之『銀幕の百怪 本朝怪奇映?大?』?土社、2000年4月、75頁。
- ^
田中純一?
『
日本映??達史Ⅰ 活動??時代
』
中央公論社
〈中公文庫〉、1975年12月、126頁。
- ^
Bromberg, Serge (October 2012),
“
Le Voyage dans la Lune
: Une restauration exemplaire”
,
Journal of Film Preservation
87
: 13,
オリジナル
の7 February 2014時点におけるア?カイブ。
,
https://web.archive.org/web/20140207145918/http://www.fiafnet.org/pdf/JFP/JFP%2087.pdf
2014年1月12日
??。
- ^
Savage, Sophia (2 May 2011),
“Cannes 2011: Melies's Fully Restored A Trip To The Moon in Color To Screen Fest's Opening Night”
,
Indiewire
,
http://www.indiewire.com/2011/05/cannes-2011-meliess-fully-restored-a-trip-to-the-moon-in-color-to-screen-fests-opening-night-185510/
2014年2月23日
??。
- ^
Parisi, Paula (10 October 2017),
“A Trip to the Moon: A Blockbuster Restored”
,
VFX Voice
,
http://vfxvoice.com/a-trip-to-the-moon-a-blockbuster-restored/
2018年3月27日
??。
- ^
Festival de Cannes (20 May 2011),
“A Trip to the Moon ? a return journey”
,
The Daily 2011
(
Cannes Film Festival
)
,
http://www.festival-cannes.fr/en/theDailyArticle/58490.html
2014年2月23日
??。
- ^
Flicker Alley (21 January 2012),
“Your Questions Answered ? A Trip to the Moon in Color”
,
Flicker Alley
,
http://www.flickeralley.com/your-questions-answered-a-trip-to-the-moon-in-color/
2014年2月23日
??。
- ^
Scott, A. O.; Dargis, Manohla (14 December 2011),
“Old-Fashioned Glories in a Netflix Age”
,
The New York Times
: AR8
,
https://www.nytimes.com/2011/12/18/movies/awardsseason/film-favorites-of-a-o-scott-and-manohla-dargis-in-2011.html
2013年8月2日
??。
- ^
“
「月世界旅行」がカラ?復刻! 「メリエスの素晴らしき映?魔術」予告編公開
”.
映?.com
(2012年7月27日).
2022年1月9日
??。
- ^
“
『月世界旅行』『メリエスの素晴らしき映?魔術』がBlu-ray化
”.
amass
(2012年9月25日).
2022年1月9日
??。
- ^
a
b
スティ?ヴン?ジェイ?シュナイダ?『改訂新版 死ぬまでに?たい映?1001本』ネコ?パブリッシング、2015年1月、20頁。
ISBN
978-4-7770-5308-7
。
- ^
Kawin, Bruce F. (January 1992),
How Movies Work
, University of California Press, p. 51,
ISBN
978-0-520-07696-9
,
https://books.google.com/books?id=YfMMvKyQsHMC&pg=PA51
- ^
“
Around the World in 80 Days
”.
Turner Classic Movies
.
2022年1月9日
??。
- ^
Dirks, Tim. “
Voyage Dans La Lune (A Trip to the Moon) (1902)
”.
filmsite.org
.
2022年1月9日
??。
- ^
Hoberman, J. (24 February 2012),
“Hugo and the Magic of Film Trickery”
,
The Guardian
,
https://www.theguardian.com/film/2012/feb/24/hugo-martin-scorsese-oscars-georges-melies
2014年5月4日
??。
- ^
Brown, Royal S.. “
Hugo and A Trip to the Moon
”.
Cineaste Magazine
.
2022年1月9日
??。
- ^
“
Queen Promo Videos: Heaven For Everyone
”.
Ultimate Queen
.
2022年1月9日
??。
- ^
a
b
Campbell, Christopher (2019年9月20日). “
The Legacy of ‘A Trip to the Moon’
”.
Film School Rejects
.
2022年1月10日
??。
- ^
“
Visual Effects Society Sponsors International Restoration Project of the Georges Melies Films
”.
Visual Effects Society
(2020年1月15日).
2022年1月9日
??。
- ^
Rausch, Andrew J. (2004),
Turning Points In Film History
, Citadel Press,
ISBN
978-0-8065-2592-1
,
https://books.google.com/books?id=xBYfGYo-8TgC
- ^
Village Voice Critics' Poll (2001年). “
100 Best Films
”.
filmsite.org
.
AMC
. 2016年6月13日時点の
オリジナル
よりア?カイブ。
2013年8月2日
??。
- ^
“
A Trip to the Moon
”.
Rotten Tomatoes
.
2022年1月10日
??。
?考文?
[
編集
]
- 岩本憲?
、
高村倉太?
監修『世界映?大事典』
日本?書センタ?
、2008年6月。
ISBN
978-4284200844
。
- 小松弘『起源の映?』
?土社
、1991年7月。
ISBN
978-4791751365
。
- ジョルジュ?サドゥ?ル 著、村山匡一?、出口丈人、小松弘 ?『世界映?全史3 映?の先?者たち メリエスの時代1897-1902』
?書刊行?
、1994年2月。
ISBN
978-4336034434
。
- 中?省平
『フランス映?史の誘惑』
集英社
〈
集英社文庫
〉、2003年1月。
ISBN
978-4087201796
。
- チャ?ルズ?マッサ? 著、藤田純一 ?『エジソンと映?の時代』岩本憲?(編?監?)、森話社、2015年4月。
ISBN
978-4864050777
。
- マドレ?ヌ?マルテット=メリエス『魔術師メリエス 映?の世紀を開いたわが祖父の生涯』フィルムア?ト社、1994年4月。
ISBN
978-4845994281
。
- 森山直人 編『メディア社?における「芸術」の行方』
幻冬?
〈芸術?養シリ?ズ〉、2014年2月。
ISBN
978-4344951822
。
- 『現代映?用語事典』
キネマ旬報社
、2012年5月。
ISBN
978-4873763675
。
- Abel, Richard (2011), “
A Trip to the Moon
as an American Phenomenon”, in Solomon, Matthew,
Fantastic Voyages of the Cinematic Imagination: Georges Melies's Trip to the Moon
, Albany: State University of New York Press, pp. 129?42,
ISBN
978-1-4384-3581-7
- Cook, David A. (2004),
A History of Narrative Film
, New York: W. W. Norton & Company,
ISBN
0-393-97868-0
- Dancyger, Ken (2007),
The Technique of Film and Video Editing: History, Theory, and Practice
, New York: Focal Press,
ISBN
978-0-240-80765-2
-
Essai de reconstitution du catalogue francais de la Star-Film; suivi d'une analyse catalographique des films de Georges Melies recenses en France
, Bois d'Arcy: Service des archives du film du Centre national de la cinematographie, (1981),
ISBN
2903053073
- Ezra, Elizabeth (2000),
Georges Melies
, Manchester: Manchester University Press,
ISBN
0-7190-5395-1
- Frazer, John (1979),
Artificially Arranged Scenes: The Films of Georges Melies
, Boston: G. K. Hall & Co.,
ISBN
0-8161-8368-6
- Kessler, Frank (2011), “
A Trip to the Moon
as
Feerie
”, in Solomon, Matthew,
Fantastic Voyages of the Cinematic Imagination: Georges Melies's Trip to the Moon
, Albany: State University of New York Press, pp. 115?28,
ISBN
978-1-4384-3581-7
- Lefebvre, Thierry (2011), “
A Trip to the Moon
: A Composite Film”, in Solomon, Matthew,
Fantastic Voyages of the Cinematic Imagination: Georges Melies's Trip to the Moon
, Albany: State University of New York Press, pp. 49?64,
ISBN
978-1-4384-3581-7
- Malthete, Jacques (2002),
“
Les Vues speciales de l'Exposition de 1900
, tournees par Georges Melies”
,
1895: Revue de l'Association francaise de recherche sur l'histoire du cinema
36
,
http://1895.revues.org/138
2014年1月24日
??。
- Malthete, Jacques; Mannoni, Laurent (2008),
L'oeuvre de Georges Melies
, Paris: Editions de La Martiniere,
ISBN
978-2-7324-3732-3
- Melies, Georges (2011a), “A Fantastical ... Trip to the Moon”, in Solomon, Matthew,
Fantastic Voyages of the Cinematic Imagination: Georges Melies's Trip to the Moon
, Albany: State University of New York Press, pp. 227?32,
ISBN
978-1-4384-3581-7
- Melies, Georges (2011b), “Reply to Questionary”, in Solomon, Matthew,
Fantastic Voyages of the Cinematic Imagination: Georges Melies's Trip to the Moon
, Albany: State University of New York Press, pp. 233?34,
ISBN
978-1-4384-3581-7
- Rosen, Miriam (1987),
“Melies, Georges”
, in Wakeman, John,
World Film Directors: Volume I, 1890?1945
, New York: The H. W. Wilson Company, pp.
747?65
,
ISBN
0-8242-0757-2
,
https://archive.org/details/worldfilmdirecto0000unse/page/747
- Solomon, Matthew (2011), “Introduction”, in Solomon, Matthew,
Fantastic Voyages of the Cinematic Imagination: Georges Melies's Trip to the Moon
, Albany: State University of New York Press, pp. 1?24,
ISBN
978-1-4384-3581-7
- Solomon, Matthew (Fall 2012),
“Georges Melies: First Wizard of Cinema (1896?1913)/Georges Melies Encore: New Discoveries (1896?1911)”
,
Moving Image
12
(2): 187?92,
doi
:
10.5749/movingimage.12.2.0187
,
ISSN
1532-3978
,
JSTOR
10.5749/movingimage.12.2.0187
,
https://jstor.org/stable/10.5749/movingimage.12.2.0187
- Wagenknecht, Edward (1962),
The Movies in the Age of Innocence
, Norman: University of Oklahoma Press
- Wemaere, Severine; Duval, Gilles (2011),
La couleur retrouvee du Voyage dans la Lune
, Groupama Gan Foundation for Cinema and Technicolor Foundation for Cinema Heritage,
オリジナル
の11 November 2011時点におけるア?カイブ。
,
https://web.archive.org/web/20111111081813/http://www.fondation-groupama-gan.com/fileadmin/user_upload/pdf/livretvoyagedanslalune.pdf
2013年8月10日
??。
外部リンク
[
編集
]
|
---|
小?
| |
---|
?案作品
| |
---|
用語
| |
---|
著作
| |
---|
?連
|
|
---|
カテゴリ
|