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小字

出典: フリ?百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目では、土地の??の一種（こあざ）について?明しています。
  • 漢?字 の小字については「 漢?字 」をご?ください。
  • 契丹文字の一種である契丹小字については「 契丹文字 」をご?ください。
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曖昧さ回避 その他を含む言葉の意味については「 goo?書「小字」 」、「 コトバンク「小字」 」をご?ください。
兵庫? 武庫郡 本山村 （現在の 神?市 東灘? の一部）の字別地??。大字ごとに着色。

小字 （こあざ）とは、 市?町村 ?の ?? である 字 （あざ）のうち、 大字 （おおあざ）を除いたもので、一筆 耕地 が集合したものを指す [1] 。?に 字 ともいう。

近世 からの 村 （藩政村）が、 明治 の 市町村合? によって「大字」となり、これと??からの「字」を?別して「小字」と呼ぶようになった [1] [2] （ レトロニム ）。

?要 [ 編集 ]

大字がその成り立ちから、おおむね 地域共同? を?位としているのに?して、小字は田畑のような耕地、山林、採草地などといった??的な土地のまとまり [注? 1] を?位とすることが多い [注? 2] 。 水津一朗 は、小字名と 用水 名の合致例がみられることから、字が用水の統一?であり、用水に規制された耕作の統一?であったと推定 [1] している。

日本 では、字は田畑?山林などの小名として 平安時代 の?園文書にも見られたが、 太閤?地 以降制度的意味を持つようになった [2] 。所?する字は土地一筆ごとに記載され、 字付帳 によって字ごとに纏められ、 名寄帳 にも字名が記載された [2] 。字地名への言及は 平安時代 以後の文書に見られるが、太閤?地以後は普遍的に使用され、必要に?じて整理され記?されるようになり、近世における「 村 」に?地帳、水帳などに土地一筆?の字が記された [1] [2] 。

土地の?利?係を公示する 不動産登記 では、 登記簿 上の一筆ごとの土地を小字?位に整理し、さらにそれを大字?位で管理している。また 住民基本台帳 における 住所 の表記などに用いられる。

?史 [ 編集 ]

江?時代 には、村?（今の大字にあたる）を ?地 する際、 ?地帳 1枚につき1つの小字をつけていたため?地の行われた年度によって小字が?わっていることも多く、現在?っている小字名とかつての地名が一致するとは限らない。また?時の農民が通?していた地?名が起源であったりするため、文字表記が不明な場合も多く 片?名 表記されることもある [注? 3] 。

近世 からの 都市 においては、都市住民（ 町人 ）による 地? 組織として「 町 」が形成され、これが明治期に自治??の 行政?? となった。このように近世からの町を起源とする地域では、字（小字）が存在しない場合が多い。ただしこの「町」は、?後の ??整理 後における住所表記の?位となる町? 丁目 の範?よりも一般に?いもので、例えば 住居表示 を?施せず近世からの町の姿が?されている 京都市 中心部をみると、1つの町が100メ?トルほどの通りの?側の範?であることがわかる。

日本では、 1889年 （ 明治 22年）頃の 市制 ? 町村制 施行時、 1944年 （ 昭和 19年）の ?時町村合?促進法 施行時（?後解消されたものも?多くあるが影響は?る）、 1953年 （昭和28年）の 町村合?促進法 および 1956年 （昭和31年）の 新市町村建設促進法 前後 [注? 4] 、そして 平成 11年（ 1999年 ）の 地方分?一括法 [注? 5] の4つの時代に、多くの 市町村合? が行われた。

大字とは、明治期の合?によって消滅した 江?時代 からの村?の名???を、そのまま新 自治? が引き?いだもので、小字とはその村?の中の細かい 集落 や耕地を指す地名である [注? 6] 。

表記 [ 編集 ]

表記の順序は、自治?名、大字、小字、 番地 の順に?ぶのが通常だが、例外も多い [注? 7] 。

公的な住所や所在地の表記では、通常は「字」を冠し「字○○」と記すが、まれに「小字○○」と記す地域もある [注? 8] 。また大字を?して「○○町」の表記にした地域でも、小字を?している場合が多い。

「字」を冠しないものもあるが、これはおおむね以下の理由による。

字の表記を?止する場合
「字○○」を「○○」という字（あざ）に?更する場合。この場合、地方自治法第260?第1項に基づき市町村長が?該市町村の議?の議決を?て定めることが必要となる。
字の表記を省略する場合
土地登記簿や住民基本台帳などにおける所在地?住所の公的な表記においては「字○○」であるものの、大字?位で地番が振られている場合は、郵便物の送付等の案?において略して表記されることもある。

なお「○○×丁目」という表記に?して「○○」が大字（または町）、「×丁目」が小字であるという解?も見られるがほとんどの場合「○○×丁目」で一つの「町」である。「×丁目」が小字である場合もあるがまれである（例： 愛知? 岡崎市 井田町 字一丁目 、同 字三丁目 、同 字四丁目 など）。

小字の?止 [ 編集 ]

都市部では、かつて小字が存在していても [注? 9] 、 ??整理 事業や 住居表示 の導入によって小字は消滅していることが多い（大字は住居表示?施後の町名に引き?がれることが多い）。小字?止の大きな理由としては、小字の境界線が複?で必ずしも道で分けられていないことや、地番の付け方に決まりがなく土地丈量の順序につけられていることが?げられ、住居表示の?施、町名?地番の整理によって?止されるケ?スもある。また、?村の 飛び地 がお互いに入り組んでいることも理由の一つである。

番地を小字ごとに起番している地域では地番の識別に小字が必要であるが [注? 10] 、大字ごとに起番している地域では地番の識別に小字を必要としないことから、小字が存在していても行政上?止していることが多い [注? 11] 。前者の地域の場合、 新郵便番?制度 においては大字に?して郵便番?を振ることが基本とされており、 新型?分機 では郵便番?+番地を バ?コ?ド として郵便物に印字していることから、同じバ?コ?ドでも別の宛先となる例が生じる [注? 12] 。一方で稀に小字が新設される例もある [注? 13] 。

小字の改? [ 編集 ]

小字を住所の表記に使用する市町村では、 市制 施行などに伴い、小字の改?が行われることがある。

2010年 （平成22年） 1月4日 に市制を施行した愛知? みよし市 では、市制施行を機に、市?に400以上ある小字のうち、次の3つの字を名??更 [3] した。

  • 大字西一色 字村（むら）→西一色町 中（なか）
  • 大字明知 字芋相（いもそう）→明知町 美?（みなみ）
  • 大字明知 字芋田（いもだ）→明知町 豊（ゆたか）

2014年 （平成26年） 1月1日 に市制を施行した岩手? ??市 では、市制施行を機に、市?に200近くある小字のうち、次の2つの字を名??更 [4] した。

  • 篠木 字地獄?（じごくざわ）→篠木 外山（そとやま）
  • 大釜 字?溜（ごみたまり）→大釜 大?水東（おおしみずひがし）
「 瑞祥地名 」も?照

小字に?する論考 [ 編集 ]

明治以降に字名が整理された地域は多いが、 桑原公? は「小 地名 とはいえ、字名は貴重な 文化財 であるから、その保存につとめるとともに、消滅した字名は?集し、記?に?しておくことが必要である」と述べている [1] 。

また 今尾?介 によれば、明治時代に整理された小字の中には、番???名? 十干 ? 十二支 など、 固有名詞 でない字名となった地域も存在するという [5] 。

櫻井澄夫 の?によれば、字は現在「アザナ」あるいは「アザ」と?まれるが、人名の場合（アザナ）と同じように「アザナ」が?みの原型で、「字名」も「アザメイ」ではなく「アザナ」と?むものとされる。村名もソンメイではなく、ムラナと?むのが近世では普通で、明治以降、大字と小字という用語が?連の法の制定により、?く使用され「オオアザ」「コアザ」の?みが定着したが、それ以前の「字名」の?みは「アザナ」であり、明治時代以降、「字」が「アザ」とも?まれるようになっていくに?い「アザナ」と?むことを明確にするため「名」を加えて「字名」と、印刷物などでも2文字で書かれるようになったのであろうとしている [ 要出典 ] 。

また、櫻井澄夫の?によれば、字と共に使われる 小名 （こな）については、小字と同一である場合と、小字よりも更に細分化された地名を指す場合、近世集落を指す場合（江?時代の『 新編武?風土記稿 』などに見られる例）、江?や京都の市?の町より小さい?位の地名を指す場合、橋や川などの名?を指す、つまり地名でなくとも「小さな名?」を意味する場合など、少なくとも5種類はあり、多くの書籍はそのあたりを混?しているとする [ 要出典 ] 。

脚注 [ 編集 ]

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注? [ 編集 ]

  1. ^ これは ヨ?ロッパ における 耕? （ ドイツ語版 ） にあたる。
  2. ^ 例えば、江?時代以降に 諫早? 沿いの 干拓 で拓かれた水田地?では、1回ごとの干拓で造成された?位が1つの小字となっている。
  3. ^ 一例として、ヲヲガケ（ 愛知? 知多郡 武豊町 ）、ワゴ?ノウ、クダッチ（以上、 東京都 大島町 差木地）、カンバヤケ（愛知? 豊田市 ?武町 ）など。
  4. ^ いわゆる「昭和の大合?」。
  5. ^ いわゆる「平成の大合?」。
  6. ^ 例えば「新宿市大字?谷字池袋」とあれば、その「池袋」とは明治初年には?谷村の池袋集落、または池袋耕地といった具合になる。ただし例外もある。
  7. ^ 名古屋市 のように ? 、町、大字、小字、番地と複?になっていることもある（例：「愛知?名古屋市千種?猪高町大字猪子石字猪?道」 [1] ）。
  8. ^ 京都府 南部の 乙訓郡 大山崎町 、 久世郡 久御山町 、 綴喜郡 井手町 など。なお、大山崎町では通常の大字にあたる部分を「字○○」と表記している。例えば、大山崎町役場の所在地は「京都府乙訓郡大山崎町字円明寺小字夏目3番地」である。
  9. ^ 東京中心部では 明治 になって以?小字は存在しなかった。
  10. ^ ?森? 、 岩手? 、 秋田? 、 宮城? 、 福島? 、 愛知? 、 ?島? では行政上の住所として使われる例が見られる。
  11. ^ 千葉? ?子市 ? 野田市 、 茨城? 結城市 ? 坂東市 、 山梨? 北杜市 小淵?町 などに5桁（10000番台）の地番があるのもこのような理由による。また 長野? には村名の次に番地が付く村もあり、大字がないまま小字を?止したために「○○村××番地」となる所が見られる。
  12. ^ 例えば 八?市 鮫町 のように98の字を持つ?大な大字であっても、割り?てられている郵便番?は「031-0841」ただ1つである。
  13. ^ 新潟?見附市田井町??町（ Googleマップ ） - 集?離村が行われた同市?の?窪地?からの移住者によって形成された集落。ただし??地?は田井町の他地?とは別個の郵便番?が?えられ、市の統計上も?立した「町」として扱われるなど?質的に大字として扱われている。

出典 [ 編集 ]

  1. ^ a b c d e 藤岡謙二? ? 山崎謹哉 ? 足利健亮 『日本?史地理用語?典 新?版』p.8、 1991年 1月、 柏書房 。 ISBN 476010612X
  2. ^ a b c d 『 ?史大?典 第一?』 吉川弘文館 、 昭和 54年（ 1979年 ）3月、P117。
  3. ^ 市制施行について みよし市
  4. ^ 市制ガイドのペ?ジ ??市
  5. ^ 今尾?介 『住所と地名の大?究』pp.178-182、 新潮選書 、 2004年 。 ISBN 4-10-603535-9

?連項目 [ 編集 ]

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