一級?道

一級?道 （いっきゅうこくどう）は、 1952年（昭和 27年） 6月10日に公布された道路法によって定められた道路の種類である。 1965年（昭和40年） 4月1日の道路法改正により一般?道に統合され、?止された。

定義 [ 編集 ]

道路法第5?で「?土を?貫し、??し、又は循環して全?的な幹線道路網の?要部分を構成し、且つ、都道府??所在地その他政治????文化上特に重要な都市を連絡する道路」とされ、その路線は政令で指定された。特別な事情がある場合を除き、新設、改築、維持、修繕その他の管理は都道府?知事が行う。

?際の?道路線の指定にあたっては、まず「重要都市」についての考察がなされ、全?の都道府??及び北海道支? 所在地は全て重要都市に相?するという前提の上で、地域における各都市の重要性や機能面から?討をした結果、81都市が?該重要都市として選定された。また、全?道路線長については、?土係?理論を採用し、一次目標値として1万8700 キロメ?トルを設定したが、路線ごとの重要性や代替性及び補完性、その他全?的な分散度を含めた調整を重ね、9205キロメ?トルが最終的に路線候補として確定され、これが一級?道の原形となった。ただし、調整作業には政治的な思慮も含まれてしまうことは避けられず、?道路線の指定にあたってその路線個?の背景事情がある程度加わったことは否めない。

路線一? [ 編集 ]

一級?道は、1952年（昭和27年）に?道路法が改正されて現行の道路法が公布されたことに伴い、同年12月「一級?道の路線を指定する政令」の公布によって40路線が定められ、1 - 40?までの1桁又は2桁の路線番?を採番した ^[1]。その後、二級?道の中から重要性が認められて一級?道に昇格した路線があり ^[2]、 1958年（昭和33年）9月の同政令改正による第二次指定では3路線が、 1962年（昭和37年）5月の同政令改正による第三次指定では16路線が追加路線指定され、最終的に57?までの路線番?が割り?てられた ^[2]。このうち、第三次指定での 16? と 25? の2路線は、路線の延長に伴う追加路線指定である。また、九州で二級?道として存在していた214?、215?、216?の3路線は、この時に統?合されて一級?道57? の幹線道路として誕生している ^[3]。その後、1965年（昭和40年）4月1日の道路法の改正によって、これまでの一級?道、二級?道の?分が?止されることになり、現在のような一般?道として統合された ^[1]。

なお、1960年（昭和35年）6月にも「一級?道の路線を指定する政令」の改正が行われているが ^[4]、このときは路線の追加指定は行われず、1953年（昭和28年）の町村合?促進法施行（いわゆる昭和の大合? ）によって?多くの新市町村が生まれた時期でもあり、起点?終点?重要な?過地の記載事項の?更にとどまっている。

第一次指定（1952年） [ 編集 ]

路線名?起点?終点は、一級?道の路線を指定する政令（昭和27年12月4日政令第477?）に基づく。

路線名	起点	終点	重要な?過地	備考
1?	東京都中央?	大阪市	川崎市（紺屋町）　?浜市　藤?市　茅ヶ崎市　平塚市　小田原市　三島市　沼津市　吉原市　?水市　?岡市　島田市　磐田市　浜松市　豊橋市　豊川市　岡崎市　安城市　名古屋市　桑名市　四日市市　鈴鹿市（石?師町）　滋賀?栗太郡草津町　大津市　京都市　枚方市　?屋川市　守口市	1962年（昭和37年）の改正における重要な?過地は、「東京都千代田?（霞ケ?一丁目）　同都港?（芝二木?西町）　同都品川?（五反田一丁目）　同都大田?（池上本町）　川崎市（紺屋町）　?浜市　藤?市　茅ケ崎市　平塚市　小田原市　三島市　沼津市　吉原市　富士市　?水市　?岡市　藤枝市　島田市　掛川市　袋井市　磐田市　浜松市　豊橋市　豊川市　岡崎市　安城市　刈谷市　名古屋市　桑名市　四日市市　鈴鹿市（石?師町）　?山市　三重?鈴鹿郡?町　滋賀?栗太郡栗東町　草津市　大津市　京都市　枚方市　?屋川市　守口市」。
2?	大阪市	門司市	尼崎市　西宮市　芦屋市　神?市　明石市　加古川市　?路市　兵庫?飾?郡余部村　相生市　岡山市　倉敷市　玉島市笠岡市　福山市　尾道市　三原市　?島?安芸郡海田市町　?島市　岩?市　下松市　?山市　防府市　山口市　山口?吉敷郡小郡町　下?市
3?	門司市	鹿?島市	小倉市　八幡市　福岡市　佐賀?三養基郡基里村　久留米市　熊本市　八代市　水?市　阿久根市　川?市　串木野市
4?	東京都中央?	?森市	古河市　宇都宮市　白河市　郡山市　福島市　宮城?名取郡岩沼町　仙台市　古川市　一?市　盛岡市
5?	函館市	札幌市	北海道芽部郡森町　同山越郡長万部町　同?田郡?知安町　小樽市
6?	東京都中央?	仙台市	松?市　土浦市　水?市　日立市　平市　宮城?名取郡岩沼町
7?	新潟市	?森市	新?田市　鶴岡市　酒田市　秋田市　能代市　大館市　弘前市
8?	新潟市	京都市	三?市　長岡市　柏崎市　新潟?中頸城郡直江津町　魚津市　富山市　高岡市　金?市　小松市　福井市　武生市　敦賀市　長浜市　滋賀?坂田郡米原町　彦根市　滋賀?栗太郡草津町　大津市
9?	京都市	下?市	京都府船井郡須知町　福知山市　鳥取市　米子市　松江市　出雲市　浜田市　益田市　山口市　山口?吉敷郡小郡町
10?	門司市	鹿?島市	小倉市　中津市　別府市　大分市　延岡市　日向市　宮崎市　都城市
11?	?島市	松山市	鳴門市　高松市　坂出市　丸?市　香川?仲多度郡龍川村　西?市
12?	札幌市	旭川市	岩見?市　美唄市　北海道空知郡?川町
13?	福島市	秋田市	米?市　山形市　新庄市　?手市
14?	東京都中央?	千葉市	市川市　船橋市
15?	東京都中央?	?浜市	川崎市（池田町）
16?	?浜市	?須賀市		政令改正（第三次指定、1962年）で路線を延長。
17?	東京都中央?	新潟市	浦和市　大宮市　熊谷市　高崎市　前橋市　群馬?利根郡新治村　長岡市　三?市
18?	高崎市	新潟?中頸城郡直江津町 ^{[注 1]}	上田市　長野市　高田市	政令改正（1960年）の時点で、自治?名の?更により終点は直江津市。
19?	名古屋市	長野市	春日井市　多治見市　岐阜?土岐郡明世村　中津川市　長野?東筑摩郡?尻町　松本市
20?	東京都中央?	長野?東筑摩郡?尻町 ^{[注 1]}	立川市　八王子市　甲府市　諏訪市　岡谷市	政令改正（1960年）の時点で、自治?名の?更により終点は?尻市。
21?	岐阜?土岐郡明世村	滋賀?坂田郡米原町	岐阜??葉郡厚見村　岐阜市　大垣市
22?	名古屋市	岐阜??葉郡厚見村 ^{[注 1]}	一宮市	政令改正（第三次指定、1962年）の時点で、自治?名の?更により終点は岐阜市。
23?	四日市市	宇治山田市 ^{[注 1]}	鈴鹿市（神?町）　津市　松阪市	政令改正（1960年）の時点で、自治?名の?更により終点は伊勢市。
24?	京都市	和歌山市	宇治市　奈良市　大和高田市　和歌山?伊都郡橋本町
25?	大阪市	奈良市	八尾市　奈良?生駒郡斑鳩町	政令改正（第三次指定、1962年）で路線を延長。
26?	大阪市	和歌山市	堺市　泉大津市　岸和田市　貝塚市　泉佐野市
27?	敦賀市	京都府船井郡須知町 ^{[注 1]}	小浜市　舞鶴市　綾部市	政令改正（1960年）の時点で、自治?名の?更により終点は京都府船井郡丹波町。
28?	神?市	?島市	明石市　兵庫?津名郡岩屋町　洲本市　兵庫?三原郡福良町　鳴門市
29?	兵庫?飾?郡余部村 ^{[注 1]}	鳥取市	龍野市　兵庫??粟郡山崎町　鳥取?八頭郡若?町	政令改正（1960年）の時点で、自治?名の?更により起点は?路市。
30?	岡山市	高松市	玉野市
31?	?島?安芸郡海田市町	?市	?島?安芸郡天?町
32?	高松市	高知市	坂出市　丸?市　香川?仲多度郡瀧川村　?島?三好郡池田町
33?	高知市	松山市	高知?高岡郡越知町　愛媛?上浮穴郡久万町
34?	佐賀?三養基郡基里町 ^{[注 1]}	長崎市	佐賀市　佐賀?杵島郡武雄町　大村市　諫早市	政令改正（1960年）の時点では、自治?名の?更により起点は鳥栖市。
35?	佐賀?杵島郡武雄町 ^{[注 1]}	佐世保市	佐賀?西松浦郡東有田町	政令改正（1960年）の時点では、自治?名の?更により起点は武雄市。
36?	札幌市	室蘭市	北海道千?郡千?町?小牧市　北海道幌別郡幌別町
37?	北海道山越郡長万部町	室蘭市	北海道?田郡豊浦町同有珠郡伊達町
38?	北海道空知郡?川町 ^{[注 1]}	釧路市	北海道空知郡富良野町　??市　北海道中川郡豊頃村　同白糠郡白糠町	政令改正（1960年）の時点で、自治?名の?更により起点は?川市。
39?	旭川市	網走市	北海道上川郡愛別村　同郡上川町　同紋別郡遠?町　同常呂郡留??町　北見市
40?	旭川市	稚?市	北海道上川郡士別町　同郡名寄町　同中川郡美深町　同郡常盤村　同天?郡天?町

第二次指定（1958年） [ 編集 ]

路線名?起点?終点は、改正一級?道の路線を指定する政令（昭和33年9月30日政令第281?）に基づく。

路線名	起点	終点	重要な?過地	備考
41?	名古屋市	富山市	守山市 ^{[注 1]}　春日井市　小牧市　犬山市　岐阜??葉郡?沼町　美濃加茂市　岐阜?益田郡下呂町　高山市	二級?道155?名古屋富山線から、一級?道41?に昇格。2年後の改正一級?道の路線を指定する政令（昭和35年6月20日政令第166?）で、重要な?過地欄から守山市が削除されている。
42?	和歌山市	津市	海南市　有田市　御坊市　田?市　和歌山?西牟婁郡串本町　新宮市　熊野市　尾鷲市　松阪市	二級?道170?和歌山松阪線から、終点を津市に?更した上で一級?道42?に昇格。
43?	大阪市	神?市	尼崎市（東本町）　西宮市（本町）　芦屋市（平田町）	二級?道173?大阪神?線から、一級?道43?に昇格。

第三次指定（1962年） [ 編集 ]

路線名?起点?終点は、改正一級?道の路線を指定する政令（昭和37年5月1日政令第184?）に基づく。

路線名	起点	終点	重要な?過地	備考
16?	?浜市	?浜市	大和市　相模原市　町田市　八王子市　昭島市　?山市　川越市　大宮市　岩槻市　春日部市　越谷市　野田市　柏市　船橋市　千葉?千葉郡八千代町　千葉市　木更津市　同?君津郡富津町　?須賀市	第一次指定からの追加路線延長指定。二級?道127?館山千葉線の一部?間である木更津市 - 千葉市間および、二級?道129?東京環?線を、在?の一級?道16?に統合。
25?	四日市市	大阪市	鈴鹿市　?山市　三重?鈴鹿郡?町　上野市　天理市　大和郡山市　柏原市　八尾市	第一次指定からの追加路線延長指定。二級?道163?大阪四日市線の一部?間である奈良市 - 四日市市間を、在?の一級?道25?に統合。
44?	釧路市	根室市	北海道厚岸郡厚岸町	二級?道242?釧路根室線から、一級?道44?に昇格。
45?	仙台市	?森市	??市　石?市　宮城?本吉郡志津川町　?仙沼市　陸前高田市　大船渡市　釜石市　宮古市　久慈市　八?市　十和田市　?森?上北郡野?地町	二級?道102?八?弘前線の八?市 - 十和田市間と、二級?道111?八?仙台線を統合し、起点を仙台市、終点を?森市に?更した上で一級?道45?に昇格。
46?	盛岡市	秋田市	岩手?岩下郡?石町　秋田?仙北郡角館町同郡協和村	二級?道105?秋田盛岡線から、起終点を入れ替えた上で一級?道46?に昇格。
47?	仙台市	酒田市	古川市　宮城?玉造郡鳴子町　新庄市	二級?道108?石?酒田線の一部だった古川市 - 酒田市間から、起点を仙台市に?更した上で一級?道47?に昇格。
48?	仙台市	山形市	東根市　天童市	二級?道110?仙台山形線から、一級?道48?に昇格。
49?	平市	新潟市	郡山市　?津若松市　新潟?東蒲原郡津川町	二級?道115?新潟平線から、起終点を入れ替えた上で一級?道49?に昇格。
50?	前橋市	水?市	桐生市　足利市　佐野市　小山市　結城市　下館市　笠間市	二級?道122?前橋水?線から、一級?道50?に昇格。
51?	千葉市	水?市	佐倉市　成田市　佐原市　茨城?鹿島郡鹿島町	二級?道123?千葉水?線から、一級?道51?に昇格 ^[2]。
52?	?水市	甲府市	山梨?南巨摩郡身延町　?崎市	二級?道141??水上田線の一部だった?水市 - ?崎市間から、終点を甲府市に?更した上で一級?道52?に昇格。
53?	岡山市	鳥取市	津山市　鳥取?八頭郡智頭町	二級?道179?岡山鳥取線から、一級?道53?に昇格。
54?	?島市	松江市	?島?安佐郡可部町　三次市　島根?飯石郡三刀屋町　同?八束郡?道町	二級?道182??島松江線から、一級?道54?に昇格。
55?	?島市	高知市	小松島市　阿南市　?島?海部郡牟岐町　室?市　安芸市　南?市	二級?道194?高知?島線から、起終点を入れ替えた上で一級?道55?に昇格。
56?	高知市	松山市	土佐市　須崎市　中村市　宿毛市　宇和島市　大洲市　伊予市	二級?道197?松山高知線から、起終点を入れ替えた上で一級?道56?に昇格。
57?	大分市	長崎市	大分?大野郡犬飼町　竹田市　熊本?阿蘇郡阿蘇町　熊本市　宇土市　同?宇土郡三角町　島原市　長崎?南高?郡小浜町　?早市	二級?道214?島原諫早線?二級?道215?島原宇土線?二級?道216?熊本大分線の3路線を統合し、一級?道57?に昇格。

その後の?過 [ 編集 ]

道路法改正後の?道指定について [ 編集 ]

道路法改正によって二級?道と統合されて一般?道となった後は、下記の ?道58? （一般?道58?）の例外を除き、二級?道で指定されていた 271? 以降の三桁の番?が採番されて、?道の追加路線が新設されている。

二桁?道の例外 [ 編集 ]

1972年（昭和47年） 5月15日の沖? の日本への返還に際して、それまであった一、二桁?道は 1? から 57? までとなっていたが、このときに限って特例で沖???に新たに二桁?道が指定されることになり、 58? が指定されている。

脚注 [ 編集 ]

[ 脚注の使い方 ]

注? [ 編集 ]

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 備考欄を?照

出典 [ 編集 ]

^ ^a ^b ?井建爾 2001 , p. 40.
^ ^a ^b ^c 佐藤健太? 2015 , p. 70.
^ ?井建爾 2001 , p. 44。この結果、一般?道となった現在も 214?、215?、216?は欠番となっている。
^ 昭和35年6月20日政令第166?

?考文? [ 編集 ]

?井建爾『道と路がわかる?典』（初版）日本?業出版社、2001年11月10日。 ISBN 4-534-03315-X 。
佐藤健太? 『?道者』新潮社、2015年11月25日。 ISBN 978-4-10-339731-1 。

?連項目 [ 編集 ]

ポ?タル道路

プロジェクト道路

[備考-5] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j 備考欄を?照

[FOOTNOTE浅井建爾200140-1] ?井建爾 2001 , p. 40.

[FOOTNOTE佐藤健太郎201570-2] 佐藤健太? 2015 , p. 70.

[3] ?井建爾 2001 , p. 44。この結果、一般?道となった現在も 214?、215?、216?は欠番となっている。

[4] 昭和35年6月20日政令第166?

[1]

[2]

[3]

[4]

[注 1]