ポケモンショック
とは、
1997年
(平成9年)
12月16日
火曜日に
テレビ東京
および系列局(
TXN
)で放送された
テレビアニメ
『
ポケットモンスタ?
』(ポケモン)の一部
視?者
が
光過敏性?作
等を起こし救急搬送された
放送事故
?
事件
である。また、事件の影響で本番組の放送がおよそ4カ月間休止という措置が取られた。
なお、ポケモンショックという名?は俗?であり、その他に「
ポリゴン
ショック
」「
ポケモンパニック
」「
ポケモン(ポリゴン)事件
」「
ポケモン(ポリゴン)?動
」「
ポケモン(ポリゴン)フラッシュ
」とも呼ばれる。
?端及び原因
[
編集
]
?端となったのは、1997年12月16日の18:30 - 19:00にテレビ東京系列で放送されたテレビアニメ『ポケットモンスタ?』第38話「でんのうせんしポリゴン」である。
ビデオリサ?チ
社による?時の調査によると、本放送回の
視?率
は
?東地?
で16.5%、
?西地?
で10.4%だった。
この回は、
主人公
?
サトシ
たちが
コンピュ?タ
によるポケモン?送システム?でロケット?が引き起こした事件を解決するため、
CG
ポケモン
[注 1]
「
ポリゴン
」を使って?送システムの?部に侵入するという?容だった。この回ではコンピュ?タの世界を表現するために、
ワクチンソフト
による攻?シ?ン、破損したデ?タを修復したシ?ンに
パカパカ
を始めとする
エレクトロニックフラッシュ
やフラッシュなどの激しい点滅が多用された。事件後にテレビ東京が配布した報告書「アニメ『ポケットモンスタ?』問題に?する記?」によれば、25箇所にわたって1秒間以上連?して使用しており、番組後半の部分に?してはこれらの演出が連?して使用されていたという。特にこの演出が?著だったのは、
ピカチュウ
の技である「10まんボルト」がワクチンソフトの
ミサイル
を迎?するシ?ンである。報告書では、各局の同時ネットにより、4?から12?にかけての345万人の視?者が見ていたと推定され、18時51分34秒
[1]
から4秒間で106回点滅
[2]
[3]
したとされている。
本放送の終了後、放送を見ていた一部の視?者が?調不良を訴え、病院に救急搬送された。病院に搬送された患者の多くは?童であった。
自治省
(現?
?務省
)
消防?
の調べでは30都道府?の中の651人が病院に搬送され、そのうち130人以上が入院したとされている
[4]
。患者の症?は主に?作?症?、眼?視?系症?、
不定愁訴
、不快?分、失神、
頭痛
や
吐き?
等であり、原因とされているのは上記の激しい光の点滅を??的に視?したことにより引き起こされた
光過敏性?作
である。
病院に搬送されなかったものの、何らかの影響を受けた?童の??は?千人に達すると推定されている
[5]
。
一つのテレビ番組を見ていたことで700人近くが病院に搬送されたのは、世界のテレビ史上初の出?事であったとされる
[5]
。
?時の報道
[
編集
]
放送直後に本事件の第一報を?えたのは同日21:59から1分間放送された『
NHKニュ?ス
』(
NHK?合テレビ
)であった
[6]
。その後、同日23:30から放送された『
ニュ?スJAPAN
』(
フジテレビ
系列
)でも報じられていた。翌日以降は
新聞
や
ワイドショ?
(
日本テレビ
系列
の『
ザ?ワイド
』、フジテレビ系列の『
FNNニュ?ス555 ザ?ヒュ?マン
』他)等といった
マスコミ
で大きく報道されることとなった。なお、いずれの番組でも?際に放送された?該放送分の映像が使われたが、問題になった点滅シ?ンは二次被害防止のため?面を停止した?態で使われた。
この事件がきっかけとなり、しばらくの間
ゲ?ム
を含め
ポケットモンスタ?
全?に?するバッシングが行われた。これについて、アニメ版の第1作から
構成
?
脚本
で?わっていた
脚本家
の
首藤剛志
は、その多くが?動に便?し、根?に欠くようなものに感じた、と述べている
[7]
。
しかし、本事件の影響でNHKで1997年(平成9年)3月29日に放送されたアニメ『
YAT安心!宇宙旅行
』第1期?第25話でも、同?の原因により?分を?くしていた
視?者
がいたことや
[4]
、各放送局の調べにより、アニメや??映像等も本事件と同?の危?性を
孕
んでいること、
記者?見
等の映像で
焚
かれる
カメラ
のフラッシュでも同症?が?生することが判明、そのためポケットモンスタ?などに?するバッシングは次第に終息していった
[8]
。
各所の??
[
編集
]
テレビ東京および系列局の??
[
編集
]
本事件後、テレビ東京は再?防止の?策がとられるまで、特番を含め『ポケットモンスタ?』?連の放送を全て休止すること、及び『
おはスタ
』で『ポケットモンスタ?』?連の情報を調査結果が判明するまで扱わないことが?表された。また、事件翌日の1997年12月17日に放送された『
少女革命ウテナ
』にて、前日放送分の『ポケットモンスタ?』の??視?を控えるよう注意喚起するテロップが各局別で流された。その翌日の18日に放送された『おはスタ』では、番組の冒頭にメインMCだった
山寺宏一
が口頭で??を視?しないよう呼びかけた。
本事件の翌週以降、本放送?は大半がアニメ『
?級王ヤマザキ
』に差し替えられる事態となった。その他にもテレビ東京ではポケモンの?連番組及び?連するコ?ナ?の放送自?、
レンタルビデオ
店からアニメを撤去するよう、
?れネット
にて放送される
ロ?カル局
に?該放送分以外の回も含めて放送を自?するように要請した。?れネットでは翌日12月17日に
岐阜放送
で放送される回が最速となる予定だったが、こちらも差し替え番組が放送された(系列の
岐阜新聞
の番組表でも差し替えが間に合った)。一部のネット局は別のアニメの再放送??れネットやアニメ以外の?れネット番組を編成した。
1998年4月11日13:00 - 13:55 には、本事件の?緯等を?明する??番組『アニメ ポケットモンスタ?問題??報告』が、テレビ東京系列6局で放送された。また、5日後の4月16日に再放送された。
放送中止となった年末年始特別番組は以下の通り。
- 『
情報!ソ?スが決め手
』(12月30日 17:00 - 17:30) - ?連特別番組として「お父さんのためのポケモン講座」と題して放送予定だったが、ポケモンについて扱っていたため?容を同番組の年間?集編に差し替え。
- 『
64マリオスタジアム?スペシャル
』(12月30日 18:00 - 19:00) - タイトルでは記されていないものの、番組?にポケモンのコ?ナ?があったため1998年1月18日に延期、代わりに『
?しいム?ミン一家
』(
再放送
)が放送された。
- 『大晦日だよポケットモンスタ?アンコ?ル』(12月31日 9:00 - 9:54) -こちらも自?に伴い『
モジャ公
』(再放送)、『
NG騎士ラムネ&40
』(再放送)に差し替え。
- ミニ番組?『ポケモンクイズ』 - ミニ番組の?で放送予定だったもののこちらも自?に伴い休止。「お年玉付き新春オススメとくばん」に差し替え。
- 1998年1月1日
- 1回目?9:54 - 10:00
- 2回目?13:24 - 13:30
- 3回目?15:19 - 15:24
- 1998年1月2日
- 4回目?13:44 - 13:50
- 5回目?15:34 - 15:40
- 6回目?19:24 - 19:30
- 1998年1月3日
- 7回目?10:24 - 10:30
- 8回目?12:54 - 13:00
- 9回目?13:54 - 14:00
- 10回目?15:56 - 16:00
- 『ポケットモンスタ??冬のスペシャル』(1998年1月6日 18:30 - 19:30) - 前半は第28話から第39話までの?集編、後半は新作「イワ?クでビバ?ク」の特番となる予定だった。
テレビ東京は、日本?外のガイドラインのうち罰則も規定されている
イギリス
の?立テレビジョン協?のガイドラインを?考に、他局よりも一段と?しいガイドラインを策定するため、1998年始め早?に調査?を派遣した他、
アメリカ
にも同?の調査?を派遣した。この他に、局?調査はもちろん、外部調査チ?ムの受け入れやアニメチェッカ?の開?と導入を行うなど、事件の?事者として最大限の再?防止策をとった。
その他の放送局
[
編集
]
再?防止?策として12月18日にNHK(
日本放送協?
)が「アニメ?ション問題等?討プロジェクト」を立ち上げ、その際に前述した『
YAT安心!宇宙旅行
』にて放送後に同?の原因で4人の?童が?調不良を訴えていた事例があったことを明かし、「そのとき原因究明をしていれば、今回の事件は起こらなかったかも知れない」として陳謝した。
NHKおよび
日本民間放送連盟
(民放連)は1998年4月、「アニメ?ション等の映像手法に?するガイドライン
[9]
」を策定。以下の手法をともなう映像表現について?い注意を?うことを各事業者に求めた。
- 映像や光の点滅、特に「鮮やかな赤」の点滅
- コントラストの?い?面の反?や急激な場面?換
- 規則的なパタ?ン模?の使用
本事件を受けて、NHKは1997年12月18日夜に『
クロ?ズアップ現代
』で「TVアニメ?パニック~子供たちはなぜ倒れたのか~」と題した緊急特番を放送した
[10]
。また、NHKは本事案を受け、「日本放送協???番組基準」第1章第11項「表現」の中に、「アニメ?ション等の映像手法による身?への影響に配慮する」という規定を追加、中央放送番組審議?での諮問?答申、
NHK??委員?
の議決を?て、1998年5月26日より施行された
[11]
。
政府
[
編集
]
厚生省
(?時)が「光感受性?作に?する臨床?究班」を?足させたほか、
郵政省
(?時)も「放送と視??機能に?する?討?」を設置、NHKと
日本民間放送連盟
(民放連)も共同
ガイドライン
を策定することで合意した。
郵政省は
放送法
の目的等に違反したとして、1998年4月5日に放送行政局長名による?重注意を?施。テレビ東京に?して、ガイドラインの策定など再?防止措置の充?に取り組むよう?く要請した
[12]
。
放送再開
[
編集
]
本事件後、アニメの放送再開を希望する?は多く、1998年1月30日までテレビ東京に寄せられた意見3,076件のうち、放送の再開を望む意見は全?の72%を占める2,223件だったという。3月30日にはNHKと民放連のガイドラインが?表される見?みが出てきたこともあり、早ければ4月16日に再開できることも?表。そして放送再開を前に??番組が放送されることとなった。
4月8日、NHKと民放連は光の点滅などを規定したガイドラインを?表。4月11日午後1時00分から午後2時00分に??番組「アニメポケットモンスタ?問題??報告」がテレビ東京系6局で放送された
[注 2]
。そしてポケモンは放送?を火曜日から木曜日の
ゴ?ルデンタイム
に移動し、予定通り4月16日19時に放送再開された。この日は放送再開を記念し新たに書き下ろされた「ピカチュウのもり」と「イ?ブイ4きょうだい」の2本を1時間?で連?放送。再開時の
ビデオリサ?チ
社による調査で視?率は16.2%だったという
[13]
。
なお、再開時には番組の冒頭にテレビ東京の
矢玉みゆき
アナウンサ?が番組再開に?するコメントや本事件、放送再開に至る?緯、視?する際の注意を?明した放送がなされた。その後、順次放送を再開したネット局にも別途??した別バ?ジョンが配布されたが、ネット局側でも?自に再開を知らせる趣旨のコメントとその局でのガイドラインの?明が?入された。なお、ネット局の中には?該放送分より前のエピソ?ドで打ち切られて休止となった局もあったが、その次のエピソ?ドから38話までの放送話は全て未放送とした上で全ネット局が「ピカチュウのもり」と「イ?ブイ4きょうだい」(2週に分割して放映)から放送を再開した。
事件以降の第38話及びキャラクタ?「ポリゴン」の扱い
[
編集
]
放送再開後、アニメではオ?プニングの一部、またピカチュウの10まんボルトの表現、光の?いシ?ンは光量が以前より抑えられるなどの修正が施された。また、本事件前の放送回も、後に??されたビデオ?DVD版、再放送、海外での放送の際には点滅箇所の修正が施されている。しかし、本事件が?生した第38話に限っては修正不能と判?
[注 3]
され、ビデオ?DVD版?再放送?およびCSにて放送を行っている
キッズステ?ション
及び海外にて放送を行っている放送リストからは完全にカットされ、いわゆる
欠番
扱いとなっている。現在の『ポケットモンスタ?』38話目は、前述の放送再開時に最初に放送された「ピカチュウのもり」(話?は第39話)に代替されている。
事件後に、
ニャ?ス
役の
犬山犬子
と?時のポケモン制作スタッフとの?談が
次世代ワ?ルドホビ?フェア
'97にて行われ、
ニッポン放送
『
犬山犬子のポケモンアワ?
』で放送された。その際「第38話『でんのうせんしポリゴン』の修正版の放送はあるのか?」「次回分予告で紹介され第39話として放送予定だった『
ル?ジュラ
のクリスマス』は放送されるか?」というリスナ?の質問に?し、スタッフは「あの回(第38話)は幻にしてほしい。なかった話としてほしい」「『ル?ジュラのクリスマス』の放送は必ずやるので安心してほしい」と回答した。その後『ル?ジュラのクリスマス』は、同時期に第40話として製作されていた『イワ?クでビバ?ク』との二本立ての番外編として放送され、短編映?『
ピカチュウのなつやすみ
』がビデオ??された際に、2本立てとして再?された。
この事件により放送スケジュ?ルにズレが生じ、?初放送予定だった季節?行事等に合わせた一部の回が、放送から外されて番外編扱いとされている。
本事件以降、この放送回にメインで登場したポケモンの
ポリゴン
、その進化形である
ポリゴン2
と
ポリゴンZ
は、アニメ本編には
2023年
12月現在も登場していない
[注 4]
。
他の作品に?えた影響
[
編集
]
放送時の注意喚起のテロップ
[
編集
]
本事件をきっかけに「
テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね
」といったように
テロップ
[14]
や登場するキャラクタ?達による注意喚起が
在京
?
在阪局
や
在名局
(テレビ東京
[注 5]
?
フジテレビ
?
テレビ朝日
?
日本テレビ
?
ABCテレビ
?
??テレビ
?
CBCテレビ
)を中心にアニメ番組の冒頭部分で流されるようになった(地上波だけでなく
ANIMAX
等でも流れる)。この表記は現時点でも多くのアニメ番組の冒頭で使用されている。ただし、このテロップ表示は放送局の任意によるもので、
NHK
(
NHK?育→NHK Eテレ
)、
TBS
?
MBS
制作のアニメ番組では原則として流れず、
深夜アニメ
の場合は流れるケ?ス
[注 6]
と流れないケ?スがある。
後に
ロ?カル局
[注 7]
でもテロップは導入されるようになり、局によっては放送局名を付け足す局もある(特にCS放送)。
WOWOW
の音?番組の冒頭では、「この番組は、照明などによる光の?化の激しい部分があります。ご鑑賞に?たりましては部屋を明るくしてテレビから離れてご?下さい」といったテロップを入れているほか、点滅が激しい箇所には減光?理を施している場合もある。
劇場版作品
はテレビとは異なる映像基準で作成されていることもあり、公開される映?館では「ごくまれに光が原因で?に異常を感じる?質の人がいる」といった注意書きが?示されている。また事件直後の1998年に公開された『
劇場版ポケットモンスタ? ミュウツ?の逆襲
』のテレビCMでは、「激しい光の点滅を使用していない」旨の表示がされた。それ以降の
劇場版ポケモン
上映時には、映?館の窓口に「テレビ番組の映像基準とは異なる手法で製作いたしました。ごくまれに光が原因で?に異常を感じる?質の方がおられます。過去に光が原因で?に異常を感じた??のある方は、ご?になる前に?師にご相談ください。」とピカチュウプロジェクト(
製作委員?
)名義で注意書きがされている。
アニメ以外にドラマや映?等でも、ライトの点滅や
フラッシュ
が大量にたかれてテレビを通すと?面が激しく点滅するような映像になったため、一部のテレビ局では該?の映像を流す前にアニメと同?に注意を促すテロップ「フラッシュが激しく点滅しています」などと言ったテロップや、司?者によるアナウンスを?施したケ?スがある。例としては
- 報道番組?ワイドショ?番組などの取材や記者?見(特に生中?時)で
スチルカメラ
のフラッシュが大量にたかれたシ?ン(??放送の場合、放送局により減光?理をして放送されることがあり、その旨のテロップが表示されることもある)。
- TBSテレビ
ホ?ムペ?ジの「?えてTBSニュ?ス」では、注意を促すテロップについて「映像を見ている人が?分が?くなったり病?の?作が生じたりするなど健康上の影響が出る可能性があるため、ニュ?スでは必ず表示している」としている
[15]
(なおTBSテレビではテレビアニメに注意を促すテロップは表示していない
[注 8]
)。
- ドラマの
再放送
や外?製ドラマで、
ディスコ
やコンサ?ト?場などで演出として光の点滅があるシ?ン。
- 格?技の番組『
Dynamite!! ?勇?のチカラ2009?
』の冒頭。
- 映?「
ハリ??ポッタ?シリ?ズ
」のテレビ放送。
- 映?『
バベル
』の「東京」でのクラブの光の点滅があるシ?ン。
- 特撮テレビ番組『
ウルトラマンティガ
』の第51話が
2009年
に
TBSチャンネル
で再放送された際には、冒頭で本放送時の光の点滅の激しい場面の減光?理をしたことと、部屋を明るくして見るよう?告するテロップを表示。
- 2009年10月に放送のアニメ『
キディ?ガ?ランド
』第17話『知らない名前』で、登場人物が電?による拷問を受けるシ?ンで激しい光点滅描?があるため、
KBS京都
のみ該?場面で、「演出上、番組中に一部視?に影響を及ぼすシ?ンがありますがご了承下さい」とのテロップが表示された。
- 2015年10月に放送のアニメ『
終物語
』第2話『おうぎフォ?ミュラ 其ノ貳』の後半で、演出として原色(有彩色)の背景が激しく点滅するシ?ンがあり、光過敏性?作の症?が現れたという人が複?出て、
放送倫理?番組向上機構
(BPO)にその旨を訴える人も出た
[16]
。
- BS11
で放送
[注 9]
された際、点滅の現れる?秒前のところで?面欄外の
レタ?ボックス
(?面下部の??)に「色の?換が激しい箇所が?く」と注意を促すテロップが表示された。
また、前述のとおり「映像や光の点滅は、原則として1秒間に3回を超える使用を避ける」などとするガイドラインが策定されたが、時折ガイドラインに違反する放送が行われたことが報じられることがある。
- 2004年2月、
日本テレビ
系のバラエティ?番組『
踊る!さんま御殿!!
』にて、末尾部の「ひと言??談」募集告知で、?面上に表示される『
賞金5万3千円!!
』のテロップの「5」の?字を?調する演出の際に、映像表現ガイドラインに抵?して放送したことが週刊誌
サンデ??日
の指摘により判明
[12]
。
- 2006年1月19日23時に
NHK衛星第2
で放送された、「ス?パ?ライブオレンジレンジ」(
ORANGE RANGE
のライブ)にて、映像表現ガイドラインに抵?する映像が56箇所(合計1分弱)あったが、制作スタッフ?技術スタッフ共にこれを認識しており「深夜放送では子供はあまり見ないだろう」と判?し、放送された
[17]
。
- 2006年3月22日にテレビ東京系で放送された『
セサミストリ?ト
』と『
ハロ?!モ?ニング
』にて、映像表現ガイドラインに抵?する映像があったことが視?者からの指摘で判明。テレビ東京社長は3月30日の定例記者?見で、放送を視?した7人が?分が?くなったという連絡があったことを明らかにした。
- 2006年4月に、
東海テレビ
[18]
や
CBCテレビ
[19]
、
メ?テレ
[20]
など
在名局
で放送された
建設業
のロ?カルCMにおいて、ガイドラインに違反する光の点滅が含まれていたことが判明。東海テレビの?表によると、直ちに放送を中止したとのこと。
- 2006年、BS?CSの放送事業者26社にて放送されたプライム(後の
CJプライムショッピング
)制作による
通販番組
『ショップジャパン』『TV買物王』『特選一番街』『THE RESPONSE TV』において、ガイドラインに抵?した映像手法を使用
[12]
。
- 2008年3月に
NHK盛岡局
(東北地方)で放送された
地域情報番組
『
ワンダフル東北
』
[21]
及び同年7月に
NHK?合
で放送されたドラマ『
監査法人
』
[22]
にて、いずれもカメラのフラッシュが大量にたかれるシ?ンでガイドラインに違反する点滅が使われていたことが放送後に判明。
- 2014年12月、CS放送?
スペ?スシャワ?TV
と
100%ヒッツ!スペ?スシャワ?TVプラス
が放送した番組の一部で、ガイドラインに違反する恐れのある映像手法が使われていたことが判明
[23]
。
アニメ監督
?
富野由悠季
はこの事件について、「問題の箇所が?とピンクの
補色
だったことも原因だ」との意見を述べている。またこのことについてマスコミが?れなかったことや、どのテレビ番組にも「テレビは部屋を明るくして見よう」というテロップが流されるようになったことも、無神?だと批判している。さらに光?果は
セル
の枚?を減らすことができるので、「安易に使いすぎている作品が?えている」とも言及している。前述のシリ?ズ脚本家の首藤剛志もwebコラム上で、作品のさらなる成功をめざすあまりに演出の派手さと刺激ばかりを追い求め?けた制作側の姿勢が事件の一因となった
[7]
、テレビアニメにおいてこれまでごく普通に使われてきた手法がつかえなくなってしまったとの?が他社などから上がった
[8]
、と同?の指摘をしている。アニメ監督?
高松信司
は自身が??した『
こちら葛飾??有公園前派出所
』において、「テロップが本編にあまりにも無配慮に流れるのが嫌だったため、アニメキャラクタ?による?告を制作した」と?言している
[24]
。
点滅箇所の修正
[
編集
]
赤??などの原色を用いた背景の激しい切り替えや、?いストロボは1990年代以前からアニメ?ゲ?ムの演出として多用されていた。そのため、本事件の?生以降、他のアニメ?ゲ?ム作品でもそういった点滅シ?ンが避けられるようになり、違うものに差し替えられるなどの??が行われた
[注 10]
り、アニメ作品のビデオ化?DVD化などの場合、パカパカ以外の点滅シ?ンが使用された。?作のアニメでは爆?や相手にショックを?える場面などで点滅シ?ンが多用されていたものが、リメイク作では点滅を一切使用しないよう配慮されている
[注 11]
。
東映
制作の
特撮
作品である『
?面ライダ?BLACK
』のDVD化の際にも、
バンダイ
のテレビパワ?
玩具
用に制作された点滅シ?ンで減光?理が施された。
ポケモンショック以前のアニメ作品の
再放送
や、映像ソフト化に?たって再編集が行われていることがあり、該?場面で突然?像が一時停止したり
コマ送り
になるなど不自然な編集も余儀なくされていた。また、
アニマックス
や
キッズステ?ション
などの
アニメ?門チャンネル
での再放送や、
バラエティ番組
でのアニメ作品の紹介では、再編集が行われていないケ?スがあり、パカパカの点滅シ?ンを使用するケ?スも多い。
ゲ?ムソフトに?しては、点滅表現が使用されているものについては回?などの措置は取られていない。ただし、リメイク作品や過去の作品が配信される場合、点滅表現が?色?面に?更もしくはそれ自?が削除されるなどの??が採られている。一例として、
Wii
、
Wii U
、
ニンテンド?3DS
の
バ?チャルコンソ?ル
で配信されたソフトの一部で点滅シ?ンの再現が差し換えられており、この中にはポケモンの制作を??した
ゲ?ムフリ?ク
制作ソフトである『
パルスマン
』が含まれている。
その後
[
編集
]
ゲ?ム業界の??
[
編集
]
ポケモンショック以前にも、
スクウェア
(現?
スクウェア?エニックス
)から1992年に
ス?パ?ファミコン
で??された『
ファイナルファンタジ?V
』でも、?童が光感受性?作を起こすなど、同?の現象が?生し、スクウェア側は?童もしくは保護者に?するアンケ?トを行った。このため、ポケモンショック直後の1998年
3月19日
に??され、SFC版を
ベタ移植
した
PlayStation版
は、ポケモンショック?時は開?こそ完了したものの、幸い
CD-ROM
の
プレス
を行う前だったため、スクウェアから??
ソフトウェア開?
企業の
ト?セ
へと行った
指導
により、問題となった点滅シ?ンが修正されている(
ゲ?ムア?カイブス
も含む)。任天堂ハ?ドの
バ?チャルコンソ?ル
でSFC版そのものを配信される際にも同?の措置がなされている。この際は、現在のような明確な基準が敷かれなかった。なお、スクウェア側は詳細を明らかにしていない。
以降の事例には『
劇場版ポケットモンスタ? ミュウツ?の逆襲
』に登場するポケモン?
ミュウツ?
や
NINTENDO64
用ソフト『
ポケモンスナップ
』の主人公?トオルが登場するなど?連商品との連動が見られたが、この事件によって以降のエピソ?ドの放送スケジュ?ルが?れたため、映?の公開やソフトの??とはずれが生じた。
1998年1月21日に??が予定された
ゲ?ムボ?イライト
と
ゲ?ムボ?イカラ?
の??延期などの影響が出た。
海外の??
[
編集
]
この事件は日本?外でも?く知られるところとなり、「最も多くの視?者に?作を起こさせたテレビ番組(Most Photosensitive Epileptic Seizures Caused by a Television Show)」として、
ギネス世界記?
に認定された
[25]
。
アメリカ
ではいくつかのテレビアニメで取り上げられ、
パロディ
や
ジョ?ク
の?象になった。『
ザ?シンプソンズ
』の日本未放映エピソ?ド「
Thirty Minutes Over Tokyo
」では、日本にやってきた主人公一家がテレビアニメのロボットが目を点滅させるのを?た結果てんかんの?作を起こすシ?ンがあり、『
サウスパ?ク
』の
チンポコモン
でも登場人物の一人がポケモンを模したゲ?ム?面を見て?作を起こす描?がある。日本未公開のコメディアニメ『Drawn Together』では、ピカチュウのパロディとして登場する謎の生物が?作について言及している。
この事件を?考に、アメリカと
ロシア
が同?の
てんかん
症?を引き起こさせる
光線点滅兵器
の開?に着手しているとの記事が、米誌U.S. News and World Report誌の話として1997年12月24日の
朝日新聞
に?載された。アメリカ側は非殺傷兵器としての?究、ロシア側はパソコンのモニタ??面にパカパカを表示させて、利用者を?絶させる
コンピュ?タウイルス
の開?ということだった。
2005年2月、
ITU-R
(
?際電?通信連合
無線通信部門)では、問題を受け、?告「BT.1702: Guidance for the reduction of photosensitive epileptic seizures caused by television(テレビ映像による光感受性?作を抑えるための指針)」を策定した
[26]
。
その他
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]
『
サンケイスポ?ツ
』によると、『
第48回NHK紅白歌合?
』(1997年)において
ポケモンのキャラクタ?
を
ぬいぐるみ
(
着ぐるみ
)としてゲスト出演させる
背景
演出
が?討なされたが、ポケモンショックの影響により出演そのものが?現されなかった
[27]
。その後、『
第50回NHK紅白歌合?
』(
1999年
)で2年越しの初出演を果たす事になった。
テレビ東京(
TXN
)系列局のTSC
テレビせとうち
は
事件の影響により、放送エリア(
岡山?
?
香川?
)外の
ケ?ブルテレビ局
に?する
?域外再送信
(現??域外再放送)の??を拒否する事態
となった。後に?域外再送信の同意をすべき旨の
?務大臣
裁定
[28]
がされたが、
NCN
の岩美町エリアや
ひらたCATV
など、依然として再放送に同意していない。
現在では、バラエティ番組や報道番組などで、
記者?見
の中?映像が放映される際に、?場では無?の
フラッシュ
が焚かれている際は、?面の隅(上部)に小さく『
フラッシュの点滅にご注意ください
』などといった光敏感性?作に配慮した注意喚起の
テロップ
が表示されていることが多い。
2020年9月19日、海外の
ポケモン公式Twitter(Pokemon)
において、2回ポリゴンに?するつぶやきが言及された
[29]
[30]
が、このうち一方のツイ?トは削除された。
脚注
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]
注?
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]
- ^
放送?時の分類。1999年に「バ?チャルポケモン」と改められた。
- ^
その後、4月16日に再放送。
- ^
安全性のチェックのため修正版は作られたが、本テ?プが現時点で?っているかどうかについては不明。
- ^
劇場版や本編EDにおいて一瞬登場したり、名前のみ言及されたことはある。
- ^
テレ東系リアルタイム配信
では登場人物が注意喚起する番組を除き表示されない。
- ^
BS11
など。
- ^
tvk
のアニメは視?時の注意テロップを導入していないため除く。
- ^
TBSチャンネルでは表示している
- ^
BS11では2015年10月10日24:00~25:00に放送(初回は第1話?2話連?で放送された)。
- ^
『
クレヨンしんちゃん
』にて主人公?
野原しんのすけ
の母である
野原みさえ
がしんのすけの頭を叩く際のげんこつ?面の時に使われるフラッシュ表現(パカパカ)が事件後は紫色の?面が?れるものに?更された。
- ^
例:『
ヤッタ?マン
』、『
笑ゥせぇるすまん
』など
出典
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?考文?
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?連項目
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