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チョン?ジェヨン
(丁 재영、
1970年
11月21日
- )は、
韓?
の
俳優
。2015年の主演映?『
正しい日 間違えた日
(原題:今は正しくあの時は間違い)』では、第68回
ロカルノ?際映?祭
、および第9回
アジア太平洋映?賞
の主演男優賞を受賞した。
略?
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]
- 1990年 本名のチョン?ジヒョン(丁 지현/Jeong Ji-hyeon/鄭 志賢)として映?デビュ?を果たす(映?『びりから一等までうちの組を探します』)。
- 2000年 映?『ゴ?ストタクシ?』への出演から、芸名をチョン?ジェヨン(丁 재영/Jeong Jae-yeong/鄭 在詠)に?更。
- 2001年 主役級の役割を演じた映?(『
ガン&ト?クス
』)が初めて韓???の年間?客動員?ランキングの10位以?に入る。
- 2003年 映?『
シルミド
』で重要な役割を演じ、その演技により翌年に初めて助演男優賞(第25回
?龍映?賞
男優助演賞)を受賞する。この映?は韓???のこの年の?客動員?ランキングの第1位を記?する。
- 2004年 主演映?『小さな?のステップ』で、初めて主演男優賞(第25回釜山映?祭主演男優賞)を受賞する。
- 2005年 主演映?『
トンマッコルへようこそ
』が韓???のこの年の?客動員?ランキングの第2位を記?する。チョン?ジェヨン自身は第5回ディレクタ?ズカットアワ?ド今年の俳優賞を受賞する。
- 2007年 法的手?きを?て、本名をチョン?ジヒョンからチョン?ジェヨンに改名する。
- 2008年 主演映?『神機箭』が第46回
大鐘賞
最優秀作品賞、編集賞、音響編集賞を受賞する。この映?と『
カン?チョルジュン 公共の敵1-1
』の二つの出演作品がこの年の?客動員?ランキングの10位以?に入る。
- 2010年 主演映?『
?く濁る村
』の演技によって、韓???の映?賞を?なめにする(第31回
?龍映?賞
主演男優賞、第11回大韓民?演芸文化賞映?俳優部門男子大賞等)。
- 2015年 主演映?『正しい日 間違えた日』によって、第68回
ロカルノ?際映?祭
、および第9回
アジア太平洋映?賞
の主演男優賞を受賞し、?際的な評?を高める。
人物
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本名で活動した時期―長い下積み時代について
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- チョン?ジェヨンの役者としての大きな特?は、韓流の現代ドラマの財閥の御曹司や時代劇の英雄に代表されるような特別な人ではなく、ごく普通の暮らしを?む無名の人を好んで演じることにある。普通の人間が突然降ってわいたハプニングや不幸な出?事、ときには幸せな??によって?容していく過程を根??く演じることを通して、人間の本質を捉えようとする姿勢は彼の最大の魅力である。深い演技の背景には、自然?で生きることを重視する人生??人間性、演じる役柄に誠?に向き合おうとする想い、映?の物語展開に?する冷?な分析力、撮影現場における柔軟な瞬?力?表現力が感じられる。彼は俳優を天職と感じているが、お金も名?もなく過ごした時代もあっただけに、「演技という仕事を遂行する平凡な俳優として生きたい」と考え、自尊心を守ってスタ?意識に支配されないようにしたいと思っている
[1]
。チョン?ジェヨン自身が述べているように、彼が韓?映?界屈指の演技派俳優として認められるまでには長い道程があった。
- チョン?ジェヨンは
ソウル特別市
出身で、漢陽高等?校を卒業した後に、
ソウル芸術?門大?
(現?
ソウル芸術大?
)の演劇科に進?している
[2]
。高校時代には記者かプロデュ?サ?になりたいと思っていたが、演劇部の?員の提案で、韓?の全??少年演劇祭で演劇『春の日』を演じたところ最優秀演技賞を受賞し、演劇に?して興味を抱くようになったという
[3]
。また、大?時代にサ?クルの1年先輩である
チャン?ジン
と出?ったことは、チョン?ジェヨンの人生に大きな影響を?えたと思われる。チャン?ジンは監督?脚本家として、チョン?ジェヨンは俳優として、ともに支え合って映?製作を行っている。チャン?ジンが監督した映?作品のうちチョン?ジェヨンが出演した作品には、『あきれた男たち』(1998年)、『SPYリ??チョルジン 北朝鮮から?た男』(1999年)、『極端な一日』(2000年)、『
ガン&ト?クス
』(2001年)、『小さな?のステップ』(2004年)、『拍手する前に去れ』(2005年)、『偉大なる系譜』(2006年)、『クイズ王』(2010年)がある。また、チャン?ジンが脚本を書いた映?『
トンマッコルへようこそ
』(2005年)にも出演している。チョン?ジェヨンはこれらすべての作品で主役を務めているわけではなく、端役による出演もある。ふたりは長きにわたってよきパ?トナ??係を維持している。
- 映?デビュ?は1990年であり、演劇デビュ?は1995年である
[2]
。映?出演第1作目の映?『びりから一等までうちの組を探します』で?えられたのは端役であり
[4]
、その後10年近く?れない俳優として下積み生活を送っている。なお、デビュ?以降2000年まではチョン?ジヒョンという本名を用いて芸能活動を行っている。
- 私生活では、チョン?ジェヨンが妻に初めて?ったのは1997年であり、可愛いので交際したいとすぐに思ったという。交際を始めてからは、いつも一?にいたいので結婚したいと考えたが、その?時の彼は映?の端役しかもらえず、年?が200万~300万ウォンしかなかった。?然のことながら妻の?親は結婚に猛反?し、チョン?ジェヨンはしばらくの間?社員としての生活を送ったこともあるという。彼は?時を振り返って、俳優としてもう少し名前が?れてから結婚する方法もあったと思うが、俳優になる夢よりも妻との愛の方が大切であったと語っている。結局彼は1998年に結婚し、?社員であった妻や妻の?家が家計を支えた。さらにチョン?ジェヨンは、自分には人格的に無計?な側面があるが妻がその欠点を補ってくれているとし、?愛や結婚では自分とは異なる人格的側面のある人に本能的に惹かれるのかもしれないと述べている
[5]
。
改名後の?緯―映?の主演俳優として認められるまで
[
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]
- 無名時代に結婚したチョン?ジェヨンは、なかなか?れないのは僧侶のような名前がよくないからではないか、という義母の助言を入れて芸名を?えたという
[5]
。1999年に義母のつけた芸名がチョン?ジェヨンであり、映?『ゴ?ズトタクシ?』(2000年)からクレジットにこの名前が用いられている。改名が功を奏したのかどうかは別として、2000年前後からは映?で重要な役割が割り?てられるようになっている。そして、?れ始めた頃には彼はもう妻?者であるだけでなく一?の父親であった。彼が初めて話題性の高い映?の主役としてクレジットに名を連ねたのは、2001年公開の『
ガン&ト?クス
』であった。盟友
チャン?ジン
監督によって、すでに名前の?れていた
シン?ヒョンジュン
、
シン?ハギュン
、
ウォンビン
とともに、主役の4人の殺し屋のうちの最も比重の低い役を演じる機?を?えられた。この映?はその年の?客動員?ランキングの第7位となり(87万人の動員)
[6]
、彼の名前はようやく世間に知れ渡った。ちなみに、2007年にはチョン?ジェヨンという芸名を本名にするために、法的な手?きを行っている
[7]
。
- 1990年の映?デビュ?以降長い下積み時代を過ごしたチョン?ジェヨンが、演技者としての?力を本?に認められたのは、映?『
シルミド
』(2003年)であった。これは韓?で1968年に?際に起こったシルミド事件(
?尾島事件
)を題材とした映?であり、韓???で1,108万人もの?客を動員し、2003年の?客動員?ランキングの第1位に輝いている
[8]
。チョン?ジェヨンはこの映?で、助演でありながら主演といってもよいほど重要な役割を果たしている。具?的には、北朝鮮における極秘任務を志し仲間の死に耐えながら激しい??訓練を受けたものの、最終的には?家に裏切られた一兵士の激しい苦?を表現して、第25回
?龍映?賞
男優助演賞を獲得している。
- 2004年公開の映?『小さな?のステップ』はチャン?ジンの監督作品である。この映?でチョン?ジェヨンは、かつては一流の野球選手であったけれども今では二軍落ちし、?人にも別れを告げられた男を演じている。彼は?めな男に突然に舞い降りた新しい?のときめきと、それに伴う心の再生を柔らかく演じて、第25回釜山映?評論家協?賞の男優主演賞を受賞し、安定感のある演技のできる主演俳優として確?に認知された。
- 『
シルミド
』『小さな?のステップ』に出演して以降のチョン?ジェヨンのキャリアは順調であり、?年のように芸術性や話題性の高い映?に主演し、多?の映?賞を受賞している。また、映?館に?客を呼ぶことのできる俳優としても評?されるようになっている。
- 映?『
トンマッコルへようこそ
』(2005年)は1950年代の
朝鮮??
を題材として、
チャン?ジン
が脚本を手がけ、パク?クァンヒョンが監督を務めた作品である。山あいの村トンマッコルで本?は敵味方にわかれるはずの北朝鮮軍兵士や?連軍のアメリカ人兵士が秘かに友情を育み、この村を??の砲火から守るために一致?結して命を賭ける物語のなかで、チョン?ジェヨンは北朝鮮の人民軍?校を演じている。そして、最初は韓?軍兵士に?して?い警戒心を抱いたものの、徐?に打ち解けていく?過を情感豊かに表現して、第5回ディレクタ?ズカットアワ?ド今年の俳優賞を獲得している。また、この映?は韓???で800万人の?客を動員し、2005年の?客動員?ランキングの第2位を記?している
[9]
。
- 映?『
正しく生きよう
』(2007年)では、チョン?ジェヨンは銀行??逮捕のための模擬訓練で、犯人役に?擢された警官を演じている。そして、馬鹿?面目な性格ゆえに要領よく訓練を終わらせられず、最終的には特殊部隊まで投入され事の次第がテレビで全?中?されるようになるまで行動をエスカレ?トさせていく?子を、あるときはシリアスに、あるときはコミカルに描いている。この作品によって彼は第5回最高の映?賞(マックスム?ビ?)主演男優賞を受賞している
[10]
。また、この映?は2007年の韓???の?客動員?ランキングの第8位となっている(219万人の動員)
[11]
。
- 映?『
彼とわたしの漂流日記
』(2008年)では、チョン?ジェヨンは自殺に失敗してソウルを流れる
漢江
の小島に漂流し自給自足の生活を始めた男を演じており、高層マンションの窓?から望遠鏡を通して偶然彼を見つけた引きこもりの女との奇妙ではあるが?かい交流の深まりを丁寧に描いている。この映?の撮影は渡り鳥保護?域で行われており、それまで一切撮影不可能であったが初めて許可されたという
[12]
。また、チョン?ジェヨンはこの映?によって第32回?金撮影賞主演男優賞を受賞している
[13]
。『
正しく生きよう
』『
彼とわたしの漂流日記
』に象?されるような奇想天外な物語展開を含んだ映?は、下手をすれば現?味に欠ける?薄な作品となる危?性もあるが、チョン?ジェヨンの確かな演技力によって、あり得ない話でありながら共感をよぶ人間臭い作品に仕上がっている。
- 映?『神機箭』(2008年)は李氏朝鮮の世宗の時代(15世紀)を題材とした時代劇であり、チョン?ジェヨンは仲間とともに世界初の連?ロケット火砲である神機箭(シンギジョン)の開?に?力する商人を伸びやかに演じている。彼はトピックとして、映?なかでキスをしたのはこの映?が初めてであると明かしている。キスシ?ンの撮影が予定された日には煙草もコ?ヒ?も控えたが撮影はなく、煙草もコ?ヒ?も控えなかった翌日に撮影が行われたという
[14]
。この映?は質の高さを評?されて、第46回
大鐘賞
の最優秀作品賞、編集賞、音響編集賞を受賞している
[15]
。チョン?ジェヨン自身も大鐘賞の主演男優賞にノミネ?トされたが、惜しくも受賞を逃している。また、この映?は2008年の韓???の?客動員?ランキングの6位となっている(372万人の動員)
[16]
。さらに2008年には彼は
ソル?ギョング
主演の人?映?シリ?ズ『公共の敵』の3作目『
カン?チョルジュン 公共の敵1-1
』にも敵役の暴力?のボスとして出演している。この映?は?客動員?ランキングの4位となっており、彼の二つの出演作品が10位以?にランクインしている。
円熟期―?力と人?を兼ね備えた俳優として
[
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- 映?『
?く濁る村
』(2010年)によって、チョン?ジェヨンは韓?映?の主演俳優として押しも押されもせぬ地位を築いている。この映?で彼はかつて刑事であったものの、信仰深い祈?師のもとで理想の村興しを手?い村長となり、その村の?力を一手に握った人物を演じている。また、刑事時代から70代までの30年以上の?月を演じ、最終的には祈?師の死後に葬儀のために村にやって?た彼の息子によって善人の?面を?がされ、どす?い闇の部分を?わにしていく過程を鬼?迫る勢いで表現している。インタビュ?
[17]
によれば、
カン?ウソク
監督は原作を?んだときから、主演はチョン?ジェヨンをおいて他にないと直感したという。そして、チョン?ジェヨンが完全に老人になっていなければ意味がないと考えて、高級車1台分の金額を費やしたかつらを準備し特殊メイクを施したという。善と?の交錯する複?な人物の長年の軌跡を追ったチョン?ジェヨンの演技は絶?を浴び、その年の韓???の映?祭の主演男優賞を?なめにしている。愛情深い妻に支えられて俳優生活を?けてきた彼は、第31回
?龍映?賞
の授賞式で妻に?する謝?を述べている。妻の名前の?み方は北朝鮮の最高指導者
金正恩
と同じであるようで、「北朝鮮のキム?ジョンウンではなく、私の妻キム?ジョンウンに受賞の?光を捧げる」とユ?モアたっぷりに語っている
[5]
。
- 映?『殺人の告白』(2012年)に?連するインタビュ?(2012年11月)
[18]
によれば、?力と人?を兼ね備えた俳優として、?山の仕事のオファ?を受けるチョン?ジェヨンの、出演作品の選?基準は、監督のキャリアや依?された役柄の性格や個性よりも、面白いスト?リ?かどうかであるという。その作品が?れるかどうかについては?にしていない。映?のジャンルにもこだわりはなく、これまでもスリラ?、アクション、コメディ等の??な分野の映?に出演している。彼にとって重要なのは演じることであり、「演技をしなければ何をしながら生きていくのか。上手にやれなくてもやらなくては!」と考えている。さらに、彼は俳優を理論的に何かを確立する必要がない職業と捉えており、固定?念を捨てて速く吸?し敏感に?化することを重視している。その意味ではアクションも身?ではなく、感情でするものと捉えており、日頃は特に運動はしていない。アクション自?は撮影時に?えてもらい練習しながら行うが、アクションにおいても大事なことは感情の吐露であると考えている。
- 映?『
正しい日 間違えた日
』(2015年)によって、チョン?ジェヨンの評?は?際的なものとなっている。第68回
ロカルノ?際映?祭
では彼自身が主演男優賞を受賞するとともに、?際コンペティション部門のグランプリである『金豹賞』を獲得している。この映?祭で韓?俳優が主演男優賞を獲得するのは初めてであるという
[19]
。第9回
アジア太平洋映?賞
(Asia Pacific Screen Awards)でも主演男優賞を獲得している
[20]
。
- チョン?ジェヨンが私生活を語ることはあまりないが、家庭生活は円?である。仕事を休むときには考え事も休み、暇なときには何もせず、家でテレビや映?を見ることを?しむという
[18]
。また、2014年4月の時点で11?と15?のふたりの息子がいることを公表している
[21]
。公表された年?はおそらく韓?流に?え年で示されていると思われる。
出演作品
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映?
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チョン?ジヒョン
名義時代
チョン?ジェヨン
(改名後の出演作品)
テレビドラマ
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舞台
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- 『安重根』 (1995)
- 『マジック?タイム』 レオティジ役(1998)
- 『無?骨』(1998)
- 『?蕩』 チャン?トクペ役(1999)
- 『ライア?』 トゥル?トゥン役(1999)
- 『拍手するとき?て』 チョン?ハヨン役(2000)
- 『ウェルカム?トゥ??トンマッコル』(2002)
- 『タクシ?ドライバ?』(2004)
ミュ?ジックビデオ
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- DJ DOC
『?査班長』(映?『かわいい』の映像から)
- Daylight 『知り合いの女』(映?『小さな?のステップ』の映像から)
受賞?
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脚注
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外部リンク
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