コチドリ

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コチドリ
コチドリ(夏羽)
コチドリ (夏羽) Charadrius dubius
保全?況評? [1]
LEAST CONCERN
( IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : ?核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
?門 : 脊椎動物?門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: チドリ目 Charadriiformes
?目 : チドリ?目 Charadrii
: チドリ科 Charadriidae
? : チドリ? Charadrius
: コチドリ C. dubius
?名
Charadrius dubius
Scopoli , 1786
和名
コチドリ
英名
Little ringed plover [2] [3]
?種
  • C. d. curonicus Gmelin, JF, 1789
  • C. d. jerdoni (Legge, 1880)
  • C. d. dubius Scopoli, 1786
  • 詳細は本文?照

コチドリ (小千鳥、?名: Charadrius dubius )は、 チドリ目 チドリ科 チドリ? に分類される 鳥類 の一 。?名は Charadrius ギリシア語 で「?谷に?を作る」、 dubius ラテン語 で「不確かな」を意味する [4]

分布 [ 編集 ]

ユ?ラシア大陸 の中緯度地方以北の 熱? から ?寒? 地域の?範?で 繁殖 し、冬季になると アフリカ大陸 北部やユ?ラシア大陸南部で越冬する [3] [5] 日本 では?種コチドリが夏季に 本州 四? 九州 で繁殖する( 夏鳥 )。西日本以南の暖地では少?が越冬する( 留鳥 [5] 南西諸島 では 冬鳥 [3]

形態 [ 編集 ]

全長が約16 cm [4] [3] [5] [6] 翼開長 が約35 cm [3] 。日本のチドリ類では最小の種 [4] [7] [8] 。頭頂部と背面は灰褐色、腹面は白い羽毛で覆われる。

眼の周?の羽毛は?色。この太い?色のアイリングが特?で [8] 、近?種の ハジロコチドリ はアイリングがほとんど目立たず、 イカルチドリ のアイリングはより細い [3] 。他のチドリ類と異なり翼の上面に翼?がない [5] 。嘴から眼を通り側頭部へ?く?い筋模?( 過眼線 )が入る。額にも?い斑紋が入り、過眼線と交わる。喉から後頭部にかけての羽毛は白い。頸部には?い首輪?の斑紋が入る。肢はオレンジ。

夏羽ではこの斑紋が?いが、冬羽では薄くなる。また咽頭部にも首輪?の?い斑紋がある。冬羽では眼の周?の?色いアイリングの幅が小さくなる [3] 。雌雄ほぼ同色 [3] [5] [6] 。胸の?い?は雄の方が太い傾向がある [5] [9] 。眼の周?の太い過眼線は雄が?色で、雌は褐色味を?び?色 [5] 。幼鳥は全?の色がより褐色味を?び [3] 、額に??がない [8]

生態 [ 編集 ]

海岸 河川 の中流域、 水田 等に生息する。 渡り の時期には、山地の開けた草原に飛?することもある。

食性は 動物食 で、 昆?類 ミミズ 類などの 節足動物 を食べる [6] ユスリカ類 の小型昆?をよく食べる [5] 。水田や 干潟 などで採食することもある [3] 。俗に千鳥足と呼ばれるジグザグとした移動と?止を織り交ぜて素早く獲物に詰め寄り捕食する。?い水?で片脚を震わせて地面を叩くようにして、 水生昆? をおびき出して捕食することもある [5]

繁殖形態は卵生。海岸の 砂浜 埋立地 、?陸の畑や 造成地 などに?をつくる [3] 。?い 窪地 を掘り小石や貝?、小枝等を敷いた ? に、日本では4-7月に1回に3-4個の を産む [4] 。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は24-25日。親は?に外敵が近づくと翼を?げて身を屈め傷ついた振り(擬傷)をして?から離れ、外敵の注意を?から反らす [4] 。雛はその間じっとして動かず、 保護色 により周?の小石と?別がつきづらくなる [3] [5] 。雛は孵化後半日ほどで?を離れ、親と一?に採食するようになる [3] 。生後24-29日程で飛翔できるようになり、その後8-25日で?立する。生後1-2年で性成熟する。「ピィ」、「ピィピョ」と鳴き [5] 、繁殖期には「ビュ?ビュ?」と鳴きながら飛翔する [3]

人間との?係 [ 編集 ]

  • 酒に?ってふらふらと?く?を千鳥足というのは、この鳥の?き方のように?っ直ぐ?かないことになぞらえている。
  • 1997年(平成9年)7月22日から2014年(平成26年)3月31日まで販?された110円 普通切手 の意匠となった [10] [11] [12]

分類 [ 編集 ]

以下の ?種 に分類されている [13] [14]

種の保全?況評? [ 編集 ]

?際自然保護連合 (IUCN)により、 レッドリスト ?度懸念 (LC)の指定を受けている [1] 。個??は安定傾向にある [1]

日本では以下の 都道府? でレッドリストの指定を受けている [15]

脚注 [ 編集 ]

  1. ^ a b c IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.2. Charadrius dubius (Little Ringed Plover) ” (英語). IUCN . 2014年1月15日 ??。
  2. ^ Vanellus Charadrius dubius Scopoli, 1786 ” (英語). ITIS . 2013年1月21日 ??。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 中川 (2010)、94頁
  4. ^ a b c d e 『鳥類?鑑』、34頁。
  5. ^ a b c d e f g h i j k ?? (2006)、226-227頁
  6. ^ a b c 高木 (2002)、100-101頁
  7. ^ 中川 (2010)、96頁
  8. ^ a b c 大橋 (2008)、58-59頁
  9. ^ ?? (2006)、60-61頁
  10. ^ 普通切手、慶弔切手一? ”. 公益財?法人 日本郵趣協? . 2014年4月1日 ??。 Archived 2014-04-07 at the Wayback Machine . (ただし、??開始の出典とはならない。)
  11. ^ 新料額の普通切手及び郵便葉書等の?行等(2 販?を終了する普通切手?郵便葉書等の?容) ”. 日本郵便株式?社 (2013年12月6日). 2022年6月9日 ??。
  12. ^ 別紙3 販?を終了する普通切手の意匠等 ”. 日本郵便株式?社. 2022年6月9日 ??。
  13. ^ IOC World Bird List 3.2 (Shorebirds & allies) ” (英語). ?際鳥類??議(IOC) . 2013年1月21日 ??。
  14. ^ Little Ringed Plover ( Charadrius dubius ) Scopoli, 1786 ” (英語). バ?ドライフ?インタ?ナショナル . 2013年1月21日 ??。
  15. ^ 日本のレッドデ?タ?索システム「コチドリ」 ”. (エンビジョン環境保全事務局). 2013年1月21日 ??。 - 「都道府?指定?況を一?表で表示」をクリックすると、出典の各都道府?のレッドデ?タブックのカテゴリ?名が一?表示される。
  16. ^ 三重?レッドデ?タブック2005?コチドリ ”. 三重? (2005年). 2013年1月21日 ??。
  17. ^ 千葉?レッドデ?タブック動物編(2011年改訂版) ” (PDF). 千葉?. pp. 82 (2011年). 2013年1月21日 ??。
  18. ^ 大阪府レッドデ?タブック?コチドリ ”. 大阪府 (2000年3月). 2013年1月21日 ??。
  19. ^ 福井?レッドデ?タブック(動物編)?コチドリ ”. 福井? (2002年). 2013年1月21日 ??。
  20. ^ レッドデ?タブックおおいた ” (PDF). 大分?. pp. 316 (2000年). 2013年1月21日 ??。

?考文? [ 編集 ]

  • 高木?和『フィ?ルドのための野鳥?鑑-水?の鳥』 山と溪谷社 、2002年2月1日。 ISBN   4635063321  
  • ??拓哉『?解きで野鳥が識別できる本』 文一?合出版 、2006年3月。 ISBN   978-4829901717  
  • ??拓哉、安部直哉『山溪ハンディ?鑑7 日本の野鳥』(第2版)山と溪谷社、2006年10月1日。 ISBN   4635070077  
  • 大橋弘一 、Naturally『散?で?しむ野鳥の本(街中篇)』山と溪谷社、2008年10月21日。 ISBN   978-4635596206  
  • 中川雄三(監修) 編『ひと目でわかる野鳥』成美堂出版、2010年1月。 ISBN   978-4415305325  
  • 上田?介 監修 『鳥類?鑑』 東京書籍 、2006年、34頁。 ISBN 4-487-80128-1

?連項目 [ 編集 ]

外部リンク [ 編集 ]