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この項目では、アビラの聖テレサとして知られる16世紀の修道女について?明しています。他のテレサについては「
テレサ
」をご?ください。
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アビラの聖テレサ
（
ラテン語
表記:
Teresia Abulensis
、洗?名
Teresa de Cepeda y Ahumada
，
1515年
3月28日
-
1582年
10月4日
）は、
スペイン
の
ロ?マ?カトリック??
の
神秘家
であり、
修道院
改革に?力した人物である。
カスティ?リャ
の
アビラ
（
マドリ?ド
の北西約85キロのところにある）で生まれた。
カトリック??
?
聖公?
?
ル?テル??
で
聖人
。カトリック??での祝日は
10月15日
。
信仰上、
イエスのテレジア
（
スペイン語
表記:
Teresa de Jesus
）としても知られる。ラテン語名テレジアの名の聖女がいま一人存在するので、
リジュ?のテレ?ズ
を小テレジアと呼び、彼女を大テレジアとも呼ぶ。
アヴィラの聖テレサ
との表記もある。
?要
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]
聖テレサ像
彼女は、他の
聖者
および
殉?者
の例にもれず、若い頃から父、セペダのアロンソ?サンチェス?爵 (the knight Alonso Sanchez de Cepeda)、そしてとりわけ母のベアトリス?ダビラ?イ?アウマダ (Beatriz d'Avila y Ahumada) による?えを受けて、非常に
信仰
深く
禁欲
的な理想をしっかりと植え付けられていた。彼女の父の家系はおそらく
ユダヤ?からの改宗者
だった。テレサは聖者の生き?に魅了されていた。そして、少女時代に何度か家出をし、荒野の
殉?地
を探した。
1534年
のある朝、問題?の?容施設をこっそり?け出して、彼女はアビラにある
カルメル?
の御
托身
女子修道院に入った。
修道院では、彼女は病?に苦しんだ。病?の初期には、彼女は信仰書『信仰入門書』(Abecedario espiritual) を?む中で、崇高な宗?的恍惚感を繰り返し??した。その書はとりわけ「第三の書」あるいは"spiritual alphabet" （
1537年
-
1554年
に6部に分け刊行）として?く知られているものである。中世の神秘家たちの同?の著作の例に?ぶこの本は、
神秘主義
の術語では、「回想話法」（oratio recollectionis）もしくは「心情話法」（oratio mentalis）として知られる方法で自制心を試し、?的自己への集中および?面の熟考を促す?容で構成されている。これに加えて、彼女は他の神秘的な
苦行
も行った。それは例えば、
アルカンタラのペテロ
(Peter of Alcantara) の
Tractatus de oratione et meditatione
や、おそらく
イグナチオ?デ?ロヨラ
の『
?操
』(Excercitia) そのものではなく、それにならった多くの人?の例を?考にしたようなものである。
彼女は?病中に自分は「回想」という最も低い段階から「
平和
への
?身
」もしくは「（神との）
合一
への?身」という段階まで引き上げられ、それは完全なる恍惚感の一つであると告白した。これは頻繁に鮮やかな「?の祝福」を伴うものであった。ロ?マ?カトリックの道?的な
罪
と許されうる罪との?別が彼女には分かり始め、そして、罪深い不正の非常に恐ろしい秘密と
原罪
の先天的な性質の問題に行き?たった。このことにより、彼女は人間の生まれながらの完全な無力さを意識することが、神への絶?的服?の必要性につながるのだと考えた。
彼女の超自然的な??の中にある
神聖
ではない
サタン
の要素について、??な彼女の友人たちの側では、それが彼女を自分に課した最もひどい苦行かつ禁欲へと導く暗示であり、それは彼女の普段の
禁欲主義
をはるかに超越したものであると捉えていた。（
1556年
頃）その?態は、彼女が
フランシスコ?ボルハ
に告解を行い、彼からそれを許されるまで?いた。
1559年
の聖
ペトロ
の日 (
6月29日
?月曜日) に、彼女は
キリスト
は目には見えなくても、肉?を持って彼女の前に現前するのだと固く信じるようになった。このビジョンは、2年以上もの間ほとんど途切れることなく?いた。また別のビジョンでは、
天使
が彼女の
心?
を繰り返し激しく槍で突き刺した。それは、前例のない、いわば?的身?の痛みを引き起こした。このエピソ?ドの記憶は、彼女が生涯を通じて持っていた
イエス
の生命と忍耐との合一の情熱が?せられたおおもとであり、また、彼女のイメ?ジ上の
モット?
「主よ、私を苦しめるか殺すかしてください」として常に記されていた?の中に集約される長い愛と苦?の奮?を、終わらせようと決心する原動力となった。
改革者としての活動
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彼女が?部の原動力を、外部への?際的な表現としようと考えたきっかけは、
アルカンタラのペテロ
である。
1560年
の初頭、彼は偶然創立者としての彼女と知り合った。そして、彼女の精神的な指導者?カウンセラ?となった。彼女はその時、カルメル?女子修道院を創立し、彼女が?付いた御托身修道院（Cloister of the Incarnation）のだらしなさを改革しようと決心した。Guimara de Ullonという金持ちの友人の女性が、資金を提供した。
1562年
に創立され、聖ヨセフと名付けられた新しい修道院の明らかな貧しさは、最初はアビラの一般市民や???係者たちの間でスキャンダルを沸騰させた。そして、
チャペル
のついたその小さな修道院は??の危機にさらされた。しかし、最低限の好?件の?保と幸運の影響を受けただけでなく、有力な?爵のような後援者たちがそれまでの敵意を?して支援する側に回った。
1563年
5月、テレサが新しい修道院へと移?した時、彼女は明らかな貧しさと豊かさの拒絶という最も重要な原則について、
?皇
の支持を取り付けた。その原則を彼女は「規約」という形で明確にするようにしていった。彼女の計?は今までのより?格な規律を復興し、新しい規則によって補足することだった。新しい規則とは例えば、?週の
??
で指示されるむち打ちの儀式という3つの懲罰や、全員靴を履かないか、あるいは、靴を履く代わりに革か木のサンダルを使用することなどである。最初の5年間は、テレサは宗?的
?遁
生活を?け、著作活動に?事した。
1567年
、彼女はカルメル?の長、
ルベオ?デ?ラヴェンナ
(Rubeo de Ravenna) の特別な許しを得て、彼女の指示で複?の新しい修道院を創立した。そしてこの努力を?ける中で、後に彼女はほとんど全てのスペインの地方を訪問する長い旅を行った。これらの旅を?ける中で、彼女は『創立の書』(
Libro de las Fundaciones
, a late ed., Madrid, 1880; Eng. transl., Book of the Foundations, London, 1871) を著した。
1567年
から
1571年
にかけて、改革修道院が
メディナ?デル?カンポ
、
マラゴン
、
バリャドリド
、
トレド
、
パストラナ
、
サラマンカ
、
アルバ?デ?トルメス
に建てられた。
彼女の精神を手本にして、
十字架のヨハネ
によって男子修道士に向けた同?の運動が始められた。テレサのもう一人の友人、
ヘロニモ?グレシアン
（Geronimo Grecian, 彼は
アンダルシア
でカルメル?の??の修道規則の視察官、
ロ?マ?皇?
の長官、そして後にはテレサによる改革派の
大司?
を務めた）は、
セゴビア
(Segovia,
1571年
)、
ベガス?デ?セグラ
(Vegas de Segura,
1574年
)、
セビリャ
(Sevilla,
1575年
)、
カラバカ?デ?ラ?クルス
（Caravaca de la Cruz,
ムルシア
地方、
1576年
）に修道院を創立するにあたって、彼女に?力な支援を行った。そしてその一方、徹底的な神秘主義者のヨハネは、?師???師としての?力によって、この運動の精神生活を普及させた。
1576年
、テレサやその友人たち、そして彼女たちの改革に?抗する??の保守的なカルメル?の修道士たちの側から、一連の
迫害
が始まった。
ピアチェンツァ
で行われた?座聖堂?事?の例?で採用された決議案の骨子に?って、カルメル?の「戒律決定者たち」は、新たに修道院を創立することを全面的に禁じたのである。修道?の?長は、創立した修道院の一つで自主的に?遁生活を送るように彼女を追いやった。彼女はそれに?い、そして、トレドにある聖ヨセフの修道院で過ごす道を選んだ。彼女の友人と彼女に?っていた人?は、より規模の大きい
裁判
にかけられることになった。
?年の後、ついに彼女の判決がスペイン王
フェリペ2世
の書面によって通告され、彼女は安堵を得ることができた。結果として、
1579年
、彼女やグレシアンやその他の人?に反?して起こされた宗?裁判の前の出?事は、なかったことになった。そして、改革の伸張は少なくとも消極的な意味で順序を?えることになった。?皇
グレゴリウス13世
の簡潔な?明文は、跣足カルメル女子修道?の新しい支局に?して、特別な管?長を置くことを許可するものだった。また、王からの勅令により、改革のための4人の?考人からなる保護委員?が創設された。
テレサの人生の最後の3年間の間、彼女はアンダルシア地方の北西部にある
ビリャヌエバ?デ?ラ?ハラ
（Villanueva de la Jara）（
1580年
）、
バレンシア
（
1580年
）、
ソリア
（
1581年
）、
ブルゴス
と
グラナダ
（
1582年
）に修道院を創立した。全部で17人の女子修道院は、1つを除いて彼女によって創立されたものだった。そして、同じ?の男子修道院も彼女の20年間の改革活動のおかげで創立されたのだった。彼女の最後の病?は、ブルゴスから
アルバ?デ?トルメス
に旅する途中に突然起こった。
逸話的には、彼女は
1582年
の
10月4日
から
10月15日
の間の夜に亡くなったとされる。それは、スペインおよびカトリックの世界では、
ユリウス?
から
グレゴリオ?
に切り替えた時に?たっていた。彼女の?後40年がたって、彼女は
列聖
された。??では彼女を「天使のような修道女」として崇敬している。スペイン議?（Cortes Generales）は、
1814年
に彼女をスペインの貢?者として?えた。そして、その大?は?に?位と共に
??博士
の??を授?していた。この??はラテン語で表されているが、死後にロ?マ?皇?から授?される「??博士」の??とは異なる。こちらの??については、
1970年
に授?された。彼女の著作における神秘主義思想は、?く何世紀もの間の多くの神?者たちの思想形成に大きな影響を?えた。例えば、
フランシスコ?サレジオ
、
フェネロン
（Fenelon）、
ポ?ルロワイヤリスト
たち（Port-Royalists）である。
彼女の神秘主義思想
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テレサの全著作を通じての神秘思想の要点は、4つの段階を?る
魂
の向上である（『自??』第5章22節）
（?注：この段階については諸?があり、必ずしもここでの?明が全てではない）
。第一段階の「
瞑想
」（
heart's devotion
）は、敬虔な沈思?考あるいは集中力のことであり、魂を外部から撤退させて、ただひたすらに
キリスト
の
愛
に?い、忍耐することである。
第二段階は「?寂」（
devotion of peace
）であり、その段階においては少なくとも人間の意志は失われ、神から?えられた
カリスマ
的、超自然的な?態に基づいて、神の中にいる。その一方で、記憶、理性、想像力などの他の?きは、まだ現世の喧?から守られてはいない。部分的な注意散漫は、祈りの反復や?的な事柄を書き記すような外部に向けての行動のために起こる。しかし、その一方で次第に一種の?けさの?態が心を占めるようになる。
第三段階は「合一」（
devotion of union
）であり、これは超自然的なだけではなく本質的に宗?的な意味での恍惚?態（?注：法?）である。この段階においては、神への信仰に理性までも?頭するので、ただ記憶と想像力だけが取りとめもなく?がって行くに任せられる。この?態は、この上ない平和、（最上ではないにしても）より高次の魂の?きの甘いまどろみ、現?との接点を?した?態での神の愛への?喜、などとして描?される。
第四段階は「恍惚あるいは?喜」（
devotion of ecstasy or rapture
）という受動的な?態であり、ここでは身?が存在するという感?が消滅する（「
コリントの信徒への手紙二
」12.2-3）感?の?きが消えるということは、つまり、記憶や想像力までもが神にすっかり夢中になってしまう、あるいは、?ったような?態になってしまうということである。身?と精神は、甘美な激痛、幸せな苦痛、恐ろしいまでに激しい輝きと完全な無能?無意識との間の交替現象、そして、しばしの
窒息
?態の中に置かれる。そしてそれは、身?が文字通り宙に浮く恍惚の浮揚のような現象によって時?中?される。半時間ほどこうした現象が?いた後、?時間の?絶のような衰弱?態の中で反動の弛緩を味わう。この時、神との合一の全ての?きを否定する?分を伴う。ここから、主?は自分の
?
に?付く。つまりそれが
神秘??
の絶頂、恍惚?態の創出なのである。
著作
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- 『自??』
- 『イエズスの聖テレジア自??』中央出版社(現：サンパウロ)
- 『神の憐れみの人生（上下）』聖母の騎士社
- 『?魂の城』ドン?ボスコ社/聖母の騎士社
- 『
完?
の道』ドン?ボスコ社/岩波書店
- 『創立史』ドン?ボスコ社
- 『詩集』西宮女子カルメル?
- 『イエズスの聖テレジア小品集』ドン?ボスコ社
- 『アビラの聖女テレサの旅』聖母の騎士社
- 『アビラの聖女テレサの詩』聖母の騎士社
- 『アビラの聖女テレサの手紙』聖母の騎士社
- 『アヴィラの聖テレサ』女子跣足カルメル?東京三位一?修道院
- 『城の中へ』ドン?ボスコ社
??用に作成された彼女の著作は、ロ?マ?カトリック??の神秘主義文?の中で最も素晴らしいものの一つである。
- The "
Autobiography
", written before 1567, under the direction of her confessor, Pedro Ibanez (
La Vida de la Santa Madre Teresa de Jesus
, Madrid, 1882; Eng. transl., The Life of S. Teresa of Jesus, London, 1888);
- Camino de Perfeccion
, written also before 1567, at the direction of her confessor (Salamanca, 1589; Eng. transl., The Way of Perfection., London, 1852);
- El Castillo Interior
, written in 1577 (Eng. transl., The Interior Castle, London, 1852), comparing the contemplative soul to a castle with seven successive interior courts, or chambers, analogous to the seven heavens;
- Relaciones
, an extension of the autobiography giving her inner and outer experiences in epistolary form.
いくぶん小規模な作品として、『愛の?念』（
Conceptos del Amor
）と『感嘆』（
Exclamaciones
）の2つがある。さらに、342通の手紙とその他の87の?片から成る『書簡集』（
Cartas
、サラゴッサ、1671年）がある。テレサの散文的な文章には?取らない品の良さ、極度に修?的なこぎれいさ、うっとりさせるような表現の力がある。それは、彼女がスペイン語文?の書き手としても非常に優れていたことをも示す。さらに、彼女が書いた?少ない詩の『全詩集』（
Todas las poesias
、Munster、1854年）は、彼女の優しい感情とリズミカルな思考を?著にするものである。
美術
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フランソワ?ジェラ?ル
?『聖テレサ』（部分）
ベルニ?ニ
作『聖テレサの法?（
聖テレジアの法?
）』
若い頃のテレサを描いた最も美しいものの一つは、1819年から1820年にかけてフランスの新古典派の?家、
フランソワ?ジェラ?ル
によって描かれた『聖テレサ』である。
ベルニ?ニ
は聖テレサに創造的感性を刺激され、有名な作品『
聖テレサの法?
』を彫刻に表現した。
音?
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聖テレサは、Joan Osborneの同名の歌にも登場する。
彼女は、
ヴァ?ジル?トムソン
（Virgil thomson）作曲、
ガ?トル?ド?シュタイン
（Gertrude Stein）台本のオペラ『三幕の四人の聖人』（
Four Saints in Three Acts
）の主人公でもある。
?考文?
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]
- 牛島信明
「サンタ?テレサ?デ?ヘスス」（『詩女神の娘たち』
未知谷
、2000年）
脚注
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外部リンク
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]
英語版ウィキクォ?トに本記事に?連した引用句集があります。
ウィキメディア?コモンズには、
アビラのテレサ
に?連するメディアがあります。
This article was originally based on the text in the
Schaff-Herzog Encyclopedia of Religion
.
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