愛知 E13A 零式水上偵察機

飛行中の零式水上偵察機

• 用途 ： 偵察機
• 分類 ： 水上機
• 製造者 ： 愛知航空機
• 運用者 ： 大日本帝? （ 日本海軍 ）
• 生産? ：1,418機
• 退役 ： 1945年

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零式水上偵察機 （れいしきすいじょうていさつき）は、 十二試三座水上偵察機 として 愛知航空機 により開?され、 1940年 (昭和15年)12月に 日本海軍 に 兵器 採用された 水上 偵察機 。

略?として 零式水偵 、 零水 とも呼ばれ、 零式小型水上機 との違いを明確にするため 零式三座水上偵察機 とも表記される。略符?は E13A 。 連合? が名づけた コ?ドネ?ム は Jake （ジェ?ク）。

開? [ 編集 ]

1937年 （昭和12年）に 日本海軍 は、 九四式水上偵察機 の後?機、 十二試三座水上偵察機 の開?を 川西航空機 製作所と 愛知航空機 に指示した。海軍からの要求は、 艦載機 としても水上 基地 からでも運用できる長距離 偵察機 ということで、最大速度は370km/hとなっていた。 試作機 の納期は 1938年 （昭和13年）9月までとされていたが、愛知航空機では他の機?の試作?改良で手一杯で製作する余力がなく、納期に間に合わず失格とされた。しかし、愛知航空機では?究資料とするために製作を?行し、 1939年 （昭和14年）1月に1?機が完成した。

機?は 金? 製（主翼の翼端は 木 製）で、低翼 ?葉 の? 浮舟 式の 水上機 で、主翼は折りたたみが可能である。 フラップ は?純フラップとなっている。 エンジン の出力、 武? とも九四水偵よりも?力になっていたが、特に胴?に 爆?倉 を設けており、小型の 爆? ならば2?が搭載可能。

1939年6月に川西製の機?が事故で失われたため、急遽、海軍では愛知製の機?を受領し、 ?須賀 で試?を行った。その結果、飛行性能優秀ということで採用?定となり、 1940年 （昭和15年）12月に零式一?水上偵察機一型として制式採用され、1942年4月7日に零式水上偵察機一一型に改?した。

運用 [ 編集 ]

日本海軍 は初期の 空母 ? ?艦 ? 巡洋艦 ? ?水艦 に 水上 偵察機 を搭載し、 偵察 の要として運用すべく準備を重ねていた。その仕上げとも言えるのが本機の配備であり、 1941年 （昭和16年）から 艦船 や 基地 への配備が本格化した。 第二次世界大? （ 太平洋?? ）開?時には海軍の主力艦船には本機が搭載されており、 艦隊 や 外地 の基地の目として盛んに活動した。

大?の序盤はそれなりの成果を?めていたが、 1943年 （昭和18年）以降は水上機特有の速度不足?加速力不足が主因で、空母の 艦載機 や 迎???機 が充?した敵方の艦隊や基地の情報を詳細に入手することは困難になってきた。このため、偵察任務は徐?に 艦上機 に移行していくこととなる。日本海軍では、 ミッドウェ?海? で偵察機仕?に改造した2機の 十三試艦上爆?機 （のちに正式採用されて二式艦上偵察機となる）を運用したのをはじめ、 マリアナ沖海? では 第六?一航空隊 が17機もの二式艦偵を空母に搭載し、使用していた（?艦に難のある小型空母では 九七式艦上攻?機 を使用）。

さらに、艦上偵察機として「 彩雲 」も開?された。搭載機?に限りがある中で攻?力を最大化したい空母において、偵察?門の艦上機というのは他に類をみないものである。しかし、空母に?伴する?艦や巡洋艦から本機を運用することで艦上偵察機の負?を減らしたり、三座であるため夜間偵察機として使用できることから、大?後半も水上偵察機の出番は減らず、本機も終?まで 船?護衛 や ??哨戒 任務において主力機として、 日本 本土 から外地の離島の基地まで?い範?で?いた（例として、 1943年 10月11日 に 宗谷海? を逃走中の?水艦 ワフ? にとどめを刺したのは本機の爆?であった）。

また、1943年11月には海軍から 日本陸軍 へ2機が?渡されており、西部 ニュ?ギニア の マノクワリ を中心に偵察や指揮連絡などの用途に活用された ^[1] 。さらに、少?機が?時友好?だった タイ へ供?されている。また後に フランス軍 に引き渡された?機が、 インドシナ の 植民地 で使用された。

第二次世界大? 終?時には約200機が?存していたが、この?約4分の1が外地に?っていた機?であった。日本??では、海中から引き上げた機?が 鹿?島? 南さつま市 の 万世特攻平和祈念館 に展示保存されている。

生産 [ 編集 ]

生産は 愛知航空機 の他、渡??工所（後の 九州飛行機 ）、 ?海軍工廠 でも行われた。?生産?は1,423機であるが、この?、愛知で生産された機?は133機と全?の一割弱で、多くの機?は渡??工所製である。

諸元 [ 編集 ]

出典: 安藤?音人『帝?陸海軍軍用機ガイド 1910-1945』（新紀元社、1994年） ISBN 4883172457 p172?p173

諸元

• ?員: 3名
• 全長: 11.49 m
• 全高: 4.70m
• 翼幅 : 14.50m
• 翼面積: 36.20m ²
• 空?重量 : 2,524kg
• 運用時重量: 3,650kg
• 動力: 三菱 金星四三型 空冷式複列 星型エンジン 14?筒、 1,080馬力/2,000m × 1

性能

• 最大速度: 367 km/h
• 航?距離: 最大3,326km/14.9h
• ?用上昇限度: 7,950m
• 上昇率: 3,000m/5'27"

武?

• 固定武?: 九七式7.7mm機銃 ×1
• 爆? : 60kg 爆? ×4または250kg爆?×1

使用されている?位の解?は ウィキプロジェクト 航空/物理?位 をご?ください。

なお、 武? に?しては、基本的な武?を表記してある。?際は基本型である一一型（E13A1） ^[2] のほかにも、 三式空六?無線電信機四型 を搭載した ^[2] 一一甲型（E13A1a）、 ?水艦 ?索用に 三式一?探知機 を追加?備した ^[2] 一一乙型（E13A1b）、一一型を 練習機 に改造した零式練習用水上偵察機（E13A1-K） ^[2] といった制式機のほか、排?管を延長した夜間偵察機型 ^[2] 、 魚雷 搭載可能な 攻?機 型、下部に 20mm旋回機銃 を搭載した?地?水上攻?型 ^[2] などの多くの現地改造?改修機が存在する。

現存する機? [ 編集 ]

現存機リスト

型名	機???	所在地	保存施設/管理者	公開?況	?態	詳細
一一型		鹿?島? 南さつま市 加世田 高橋1955番地3	万世特攻平和祈念館 [3]	公開	?態展示	平成 4年（ 1992年 ）に 吹上浜 より引き揚げられた機?で、2011年12月、 日本航空協? の『 重要航空遺産 』に認定された。この認定制度は、日本航空協?が?史的、文化的に?値の高い航空遺産を後世に?すために2007年に設けたものであり、この機?は6件目の認定となる。
一一型		岐阜? 各務原市 那加 官有無番地	航空自衛隊岐阜基地	公開	?態展示	昭和46年10月9日に、東京?館山沖にて引き上げられた
一一型		パラオ共和? コロ?ル島	イワヤマ?（ ニッコ??ベイ ）	公開	?態展示	未だに水中保存?態となっているが、あまり被害がないため老朽化などでの水?である模? [4] 。
一一型		パプアニュ?ギニア ? ニュ?アイルランド島	カビエン	公開	?態展示	係留中に海?した機?である模? [5]
一一型		北マリアナ諸島 サイパン島	ラグ?ン?（ マニャガハ島 ）	公開	?態展示	海底にさかさまに沈んでいる。以前は 零? とされていた。

登場作品 [ 編集 ]

ゲ?ム [ 編集 ]

『 Battlestations: Pacific 』

プレイヤ?が使用可能な 日本軍 兵器 として 飛行場 、または一部の 艦船 から出?可能。

『 蒼の英雄 Birds of Steel 』

『 艦隊これくしょん～艦これ～ 』

艦船の擬人化キャラクタ?「艦娘」の?備する水上偵察機として、基本型と11型乙が登場。

『 艦つく -Warship Craft- 』

艦船に搭載する水上偵察機として、一一型と一一甲型（パック限定販?）が登場。

脚注 [ 編集 ]

?連項目 [ 編集 ]

• 偵察機?哨戒機の一?
• 水上機
• 偵察機
• 九四式水上偵察機
• 十二試三座水上偵察機
• 零式小型水上機

外部リンク [ 編集 ]

ウィキメディア?コモンズには、 零式水上偵察機 に?連するカテゴリがあります。

• 愛知零式水偵 [1]