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2016年3月
)
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鈴本演芸場
(すずもとえんげいじょう)は、
東京都
台東?
上野二丁目上野鈴本ビルにある
寄席
。??は有限?社鈴本演芸場。
都?にある
落語定席
の一つであり、
落語
を中心に色物芸も多?上演する。他の寄席とは違い、ごく一部の例外を除き
落語協?
所?の芸人しか出演しない。
?史
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江?期の
安政
四年(
1857年
)、
軍談
席
本牧亭
が上野?小路に開設された。創業者は現席亭の祖先で、
三代目本牧屋仙之助
(またの名を龍助)という。
明治維新
後に
平民苗字必?義務令
が出ると、龍助を含む一族は
鈴木
姓を名?ったが、住民の宗?信者による
お題目
の大?唱が場?にまで響き、?業の支障になった。初代席亭は一計を案じて「本牧亭」を閉鎖し、別の落語?色物の席を造った。席の名?は
鈴
木と
本
牧を合せて、「
鈴本亭
」とした。
?東大震災
後に現在地に移?。
「
鈴本演芸場
」への改?時期は不明だが、
- 「東京演芸場組合員名簿」(1926年)には「鈴本亭」の記述がある。
- 1952年6月のプログラム
[1]
には「上野鈴本演藝場番組」としてある。
- 1953年に?災による?失から再建された
宗吾殿
(
台東??
)の石柵に彫り?まれた寄進者の名前の中には複?の演芸場や演芸?係者の名前が散見されるが、その中の一柱に「上野鈴本亭」としてある。
?要
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外?
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- 上野?小路に面する。入居するビルは保有物件である。
- 一階入り口にある切符?り場の上が太鼓
櫓
になっている。
前座
が開演前の呼び出し太鼓、終演後の追い出し太鼓を、この太鼓櫓で叩く?子を見ることができる。
- 2021年5月中席より、窓口に
自動券?機
を導入している。
?部
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- 座席?285。すべて椅子席、?食用テ?ブル付?。
- 2Fに自動販?機(酒あり)、3Fが客席と?店。4Fがお手洗い。
- エレベ?タ?(1基のみ)で行き?ができる。
- 1Fと3Fを結ぶエスカレ?タ?がある。開場時には上りに、終演後は下りとなる。
興行
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- 通常興行は全席自由席。入れ替え制。
- 特別興行では全席座席指定。
チケットぴあ
で前?りされる。
- 正月?お盆などは特別企??特別興行となる。
- 2021年現在、ほぼ落語協?所?の芸人だけで興行を打っている(後述)。
番組
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?月10日ごとに出演者?演目が入れ替えられている。
- 上席(かみせき)1日~10日
- 中席(なかせき)11日~20日
- 下席(しもせき)21日~30日
31日のある月(「大の月」、1?3?5?7?8?10月)は余一?が行われる(余一?も基本的に落語協?所?者が出演)。ごく稀に小の月(31日がない月)の最終日の夜興行を「鈴本30日?」として、余一?同?の特別興行を組むこともある。?年12月下席は26日(2021年より)までの興行となり「年末特別企?公演」と銘打たれた特別編成
[注 1]
となる(27~31日までは正月初席準備のため休業)。
なお、2021年4月より2023年3月まで都?の定席では唯一
月曜が定休日
となっていた(月曜が祝日に?たる場合や、初席やお盆などの特別興行は例外で月曜日も?業する)。また、夜の部興行は主任の多くが「ネタ出し」(演目を事前に公表する)を行っている。
早朝寄席
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落語協?の二つ目が出演。自主興行で運?され、日曜日に開催。10時開演、11:30前後終了。入場料500円。一回の開催で二つ目の落語家が4人上がる。建物管理の都合上
[2]
、2018年9月30日をもっていったん休止となっている
[3]
。
他協?との?係
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都?の他の定席寄席(
新宿末廣亭
、
?草演芸ホ?ル
、
池袋演芸場
)と違い、
落語芸術協?
の興行は行われていない。
?初は他の寄席と同?に落語協?と落語芸術協?が交代で興行を行っていたが、興行成績不振のため
落語協?
と合同での番組編成を落語芸術協?に席亭が提案したところ芸協との確執が生じ、絶?した
[4]
[5]
。
1984年
9月以降、芸協の興行は途絶えたままで、?質的に落語協??用寄席となっている。
また、他の寄席で行われている
五代目圓?一門?
、
落語立川流
所?落語家の例外的な出演(興行は打てないが、他協?の興行への出演、余一?への出演など)も、鈴本演芸場は原則認めていない
[注 2]
。
上方落語協?
所?の落語家は、出演例がある
[6]
。年に?回余一?で行われている「落語?育委員?」の新メンバ?に選ばれた圓?一門?所?の
三遊亭兼好
は、鈴本演芸場には出演できないため、?所で行われる落語?育委員?の興行には必ず、落語協?所?の落語家をゲスト出演させている。
また、2021年以降、落語協?所?の講談師(主に
?井琴調
)の主任興行の場合は、他に2名程度日替わりで
講談協?
所?の?打?二ツ目の講談師が出演することがある。
通常興行の料金
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- 一般 3,000円
- ?生 2,500円(中?生以上、24?まで?要?生?提示)
- 小人 1,500円(未就??は入場不可?小?生のみ)
全席自由席
(2019年10月改定)
鈴本演芸場で初高座を踏んだ落語家
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主な出?事
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- 1945年
- 東京大空襲で?失。中央通りをはさんだ現在地の向かい側で屋根無しのよしず張りで??業し、その間に現在地に再建(椅子席で二階は?敷)。
- 1950年
3月 - ?時の?席三代目席亭?鈴木孝一?が
本牧亭
を復興させ、三女の石井英子にその運?を任せた(1948年から??業していた)。
- 1951年
頃 - 火災の??失。現在地に再建。
- 1952年
- 市川鈴本開場(千葉?
市川市
)
[7]
。2~3年後には主に大衆演劇場として使われるようになった
[8]
。
- 1971年
- 建て替え。現在の近代的なビル建築の寄席となった。
- 1984年
- 落語芸術協?と絶?。以後、落語協?の番組のみとなる
[9]
。
- 2003年
11月
25日- 午前6時半、事務所?の?接間の延長コ?ドがショ?トして絨?に引火、5階?テナントフロアで火災が?生。?掃?社の社員1人が死亡。高座?客席??屋の被害はなし。?日から興行は休業。初席のある2004年1月のみ?業、以降3月まで休業した
[10]
。
- 2007年
- 150周年を迎え、1月31日に
東京會?
で記念パ?ティが行われた。この席上で、席亭が2001年に死去した
古今亭志ん朝
から「
古今亭志ん生
」の名跡を預かっていると?言した
[11]
。
- 2012年
8月 -
ももいろクロ?バ?Z
が「桃?亭一門」と名?って鈴本演芸場に出演し、落語を織り?んだ?曲「
ニッポン笑顔百景
」を披露した
[12]
。歌手としては過去に
ディック?ミネ
が出演しており
[13]
、報道で謳われていた「歌手として初めての出演」は誤りである
[14]
。
- 2012年12月 - 1970年のビル建替工事から行方不明になっていた高座用の衝立を2011年の10月、五代目席亭の17回忌法要の時に入谷?正洞院で六代目席亭が?見。寄席も寺も代替わりをして、寺に衝立が存在する事?と理由をそれぞれ知らずにいた。寺から快諾を得て衝立は返還。12月上席から41年ぶりに高座に置かれるようになった。衝立の?の作者は歌舞伎?看板師の
鳥居忠雅
[15]
。
- 2014年
9月15日 - 「喜多八 十夜」公演中、
柳家喜多八
が「盃の殿?」を演じた直後に緞帳が落下。喜多八は事故の現場となった高座の上にいたが、喜多八??客ともに怪我はなく
[16]
[17]
、翌日以降も緞帳を上げたままで公演は?行された
[18]
。安全が確認され、緞帳の昇降が再開されたのは10月28日だった
[19]
。
- 2020年
-
2019新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
予防に?する政府の
緊急事態宣言
とそれに伴う?業自?要請を受け、3月28?29日、4月4日~6月30日は休席(休業)となった。
- 2021年
1月 - ??が赤字に?落。やむなく全員正社員だった?業員を解雇する。一部はアルバイトとして再雇用
[20]
。
- 2021年
- 新型コロナウイルス感染症?大に伴う政府による緊急事態宣言が再?出されたことに伴い、2月1日より?面の間休席(休業)。3月下席より再開。
- また、正月二之席に出勤していた前座1名が1月17日に新型コロナウイルス陽性を示したため、共?する前座?お?子にPCR?査を?施し他に前座3名が陽性を示したため、落語協?と協議の結果、1月18日より休席(休業)となる
[21]
[22]
。その後、20日に落語協?の演者2名(
鈴??馬風
?
桃月庵白酒
)の陽性が確認されたため、21日からの一月下席も休席(休業)が決定し、事?上の長期休業期間に入った(ただし、1月31日?夜の余一?「
春風亭一之輔
?演?」2月11日夜「古今亭菊之丞でじたる?演?」は開催、
テレビ東京
「
開運!なんでも鑑定?
」番組?「?家のお?特集」(2021年4月13日放送)は??)
[23]
。
- その後、3月21日からの3月下席から興行を再開するが、4月以降は?面の間は?の部のみの?業(夜の部は休席)とし、原則?週月曜日を定休日(月曜が祝祭日に?たる日や特別興行などで?業する場合もあり)とした
[24]
。
- 2021年4月1日 - 鈴木敦が七代目席亭に就任
[25]
[26]
。鈴木敦は1982年東京都文京?
湯島
生まれ。初等部から大?まで
?山?院
を卒業。高校の同級生に
立川小春志
?
田淵裕章
[27]
。大?卒業後、大手?告代理店に入社。2012年退社後鈴本演芸場入社
[28]
。
- 2022年
6月 - 通常の?夜公演?制に?る。ただし、月曜日定休(特別公演など除く)は??。
- 2022年8月 - 2022年8月中席に出演中であった
柳家三三
が17日に
[29]
、
三遊亭圓歌(4代目)
が19日に
[30]
それぞれ新型コロナウイルス陽性であることが判明したが、?屋?で濃厚接?者にあたる者はいないと判?。場??連箇所を消毒の後、興行は通常どおり行った。
- 2023年
4月 - 月曜公演が再開する。
動?配信「鈴本演芸場チャンネル」
[
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]
- 公演中止となった2020年6月の休席中の土日に、公演中止になった3月下席夜の部、4月中席~6月下席までの14興行?夜15公演
[31]
を寄席興行そのままの形で無?客公演を行い、
YouTube
の「鈴本演芸場チャンネル」で生配信後、7月末まで無料配信した。公演の仲入り(休憩)時には、鈴本演芸場?鈴木敦と出演者との客席でのト?クを生配信。?客には公演再開後に500円引割引券として利用できる「芸人?援チケット」を
チケットぴあ
を通じて1000円で販?した。
- 2021年4月25日に?出された3回目の緊急事態宣言に?し、引き?き感染防止策を?けた上の?業を決めていたが、都の要請を受け5月1日から11日まで休業。急きょYouTubeチャンネルを立ち上げた
?草演芸ホ?ル
と共に
[32]
落語協?5月上席の公演を5月31日まで緊急無料生配信、客席には?業員などを置いた。また、再度、芸人?援チケットを?草演芸ホ?ルの分も含めてオンライン販?した。
上野街笑賑
[
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]
正式名?は「百日寄席
上野
街
笑
賑
」。
落語協?
主催公演
[33]
。2021年5月~6月の寄席支援プロジェクト
クラウドファンディング
「寄席の危機に想いを寄せて」感謝公演。基本的に夜の部において行われている(主任は原則として「ネタ出し」)。2022年5月下席を最後に終了し、通常の公演?制に?った。
2021年
[
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]
2022年
[
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]
1月21日に東京都に
まん延防止等重点措置
が?出されたため、感染症?大防止の?点から1月22日(1月下席2日目)より?面の間中止が決定し
[34]
、その後3月下席から再開した。5月上席夜の部は通常興行
[35]
の?、「百日寄席 上野街笑賑」としては行われていない。
アクセス
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その他
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出演?記事など
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?項目の本文?脚注に記載のないもの。
鈴木敦(席亭)
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鈴本演芸場席亭として
脚注
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注?
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- ^
主任日替わりによる演目固定(年末にちなむ『
富久
』『
芝浜
』『
掛取万?
』といったネタ)の興行が組まれることが多い。
- ^
桂才賀
の共演者として、
立川左談次
(
落語立川流
)が登場している。詳しくは立川左談次の項を?照。
- ^
2003年以?の鈴本演芸場出演。翌2022年9月に死去したため、11月5日の出演が生前最後の寄席出演となった。
- ^
?初の予定では二月上席前半夜席。
- ^
?初の予定では二月上席後半夜席。
- ^
?初の予定では二月中席前半。
- ^
?初の予定では二月中席後半。
- ^
?初の予定では一月下席前半。
- ^
?初の予定では
柳家小はぜ
。
- ^
?初の予定では一月下席後半。
- ^
?初の予定では
柳家喬太?
。
出典
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?考文?
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?連項目
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外部リンク
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座標
:
北緯35度42分33.2秒
東?139度46分22.7秒
/
北緯35.709222度 東?139.772972度
/
35.709222; 139.772972