近衛?明

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近衛?明 （このえせいめい）は、 日中?? （ 支那事? ）中の 1938年 （昭和13年）に 第1次近衛?閣 が3回にわたって?表した、?中?政策?連の?明。3回目の第三次近衛?明は 近衛三原則 とも呼ばれる [1] 。

?要 [ 編集 ]

第一次近衛?明 [ 編集 ]

第一次近衛?明は 1938年 （昭和13年） 1月16日 正午に 近衛文? 首相が出した?明である [2] 。近衛が?明の中で「?民政府を?手とせず [注 1] 」と述べたことで知られる。

近衛?閣は1937年（昭和12年）冬から オスカ??トラウトマン 駐華ドイツ 大使 との間で 蔣介石 率いる ?民政府 との和平の仲介を依?していた [5] 。ただ、日本側の?介石政?に?する??は諸政治勢力により異なっており、 ?東軍 は?ソ?備の?化とともに?介石政?を否認して新しい政?を樹立させる意向だったのに?し、?謀本部作?課など陸軍中央部は早急に?ソ?準備に復?するため?介石政?との和平を進めるべきとの立場から12月1日に「支那事?解決?理方針案」を 大本? 陸軍部案として示した [2] 。12月15日午後に開かれた 大本?政府連絡?議 では現中央政府と折衝することに決したが、12月17日の閣議で 大谷尊由 拓相 や 木?幸一 文相 などから?大な和平?件で?拾すれば?民が納得しないと反?意見が出た [2] [注 2] 。結局12月21日の閣議でトラウトマンを介して?介石へ打診することになったが、このとき決定された和平?件には新たな??協定の締結や賠償が加えられた [2] 。そのため翌12月22日に?田外相から新?件を受け取ったディルクセン大使は、これが受諾される可能性はほとんどないと語った [2] 。

近衛?閣は12月24日の閣議で今後は必ずしも南京政府との交?を期待しないとの前文を付けた「支那事???要綱（甲）」を決定した [2] 。1938年1月12日、 ?田弘毅 外相はディルクセン駐日ドイツ大使に?して15日を回答期限とすることを?えた [2] 。そして1938年1月16日の午前中に駐日ドイツ大使に?して交?の打ち切りを通告し [7] 、同日正午に近衛?明（第一次近衛?明）は出された [2] 。

?明の全文は以下の通りであった [8] 。

「帝國政府ハ南京攻略後?ホ支那國民政府ノ反省ニ最後ノ機會ヲ與フルタメ今日ニ及ヘリ然ルニ國民政府ハ帝國ノ眞意ヲ解セス漫リニ抗戰ヲ策シ?民人　塗炭ノ苦ミヲ察セス外東亞全局ノ和平ヲ顧ルトコロナシ仍テ 帝國政府ハ爾後國民政府ヲ?手トセス 帝國ト眞ニ提携スルニ足ル新興支那政權ノ成立發展ヲ期待シ是ト兩國國交ヲ調整シ更生新支那ノ建設ニ協力セントス元ヨリ帝國カ支那ノ領土及主權?ニ在支列國ノ權益ヲ尊重スルノ方針ニハ毫モカハル所ナシ
今ヤ東亞和平ニ?スル帝國ノ責任愈?重シ
政府ハ國民ガ此ノ重大ナル任務遂行ノタメ一層ノ發奮ヲ冀望シテ止マス」

第二次近衛?明 [ 編集 ]

第一次近衛?明の後、近衛?閣は ?家?動員法 を成立させたが、近衛は?動員に?して不?が?じることを常におそれ、?民に??目的を納得的に?明しつつ、早く??を終結することを考えるようになったとされる [2] 。1938年 5月26日 の近衛?閣の改造で?田に代わって外相に任じられた 宇垣一成 も和平を主張しており [5] 、?閣の?化統一、外交の一元化、平和的な交?の開始、必要に?じて第一次近衛?明を取り消すことを?件に外相に就任した [7] 。また近衛とも近い 大川周明 、 ?川義親 、 石原?一? ら大?細?主義的な立場のグル?プも西?中心の秩序に?してアジアを?置するため中?との和平を急ぐよう主張した [2] 。一方、海軍は 北守南進 へ軌道修正を?ろうとしていた [2] 。

?民政府側からも 高宗武 が、 松本重治 を窓口に7月2日から9日にかけて日本を極秘訪問し、近衛のほか、 影佐禎昭 や 岩永裕吉 らと相次いで?談した [7] 。高宗武は??後、蔣介石に訪日報告書を提出したが、日本側の要人は?の下野と 汪兆銘 （汪精衛）の出馬を要求していると記し、?談しなかった宇垣も?の下野を支持しているとした [7] 。報告書を?んだ?介石は、高宗武の訪日を勝手だと激怒し、高への補助金を停止した [7] 。

汪は?民?ナンバ?2の?力者で、1937年11月のドイツ大使トラウトマンによる調停を契機に和平の主張へ?換し、1938年11月3日の第二次近衛?明以後に和平運動を決意したとされる [9] 。また、第一次近衛?明以後、?民政府?において親日派で和平論を唱えていた汪は近衛に接近していったともいう [5] 。

このような中で近衛は、1938年10月末の日本軍による ?東 、 武漢 の占領を時機とみて、 11月3日 に「?民政府と雖（いえ）ども拒否せざる旨」の政府?明を?表した [5] 。この?明が第二次近衛?明 [5] （東?新秩序?明）である [2] 。第二次近衛?明は一見すると第一次近衛?明を否定しているように見えるが、11月30日に決定された日支新?係調整方針への過程で「分治合作主義」が盛り?まれるなど、 汪兆銘工作 （汪精衛工作）の進展によって生じた?化などが背景にあるとされる [2] 。

詳細は「 東?新秩序#第二次近衛?明 」を?照
「 宇垣工作 」および「 汪兆銘工作 」も?照

第三次近衛?明 [ 編集 ]

汪兆銘との交? [ 編集 ]

第二次近衛?明に?する?民政府?の反?はきわめて複?で、第一次近衛?明が?介石を相手にしないことを意味すると捉えられていたため、汪兆銘を支持する汪派の人たちに動?を?えた [5] 。

汪派の高宗武と 梅思平 は 周?海 の指示を受けて、日本側の影佐禎昭や 今井武夫 などと上海の重光堂で話し合いを重ねた [5] 。

この?談の結果、11月20日、?者は「日華協議記?」6カ?と「日華協議秘密記?」6カ?に調印した [5] 。このうち日華協議記?には「協約以外ノ日本軍ハ日華兩國ノ平和克復後卽時撤退ヲ開始ス 但シ中國?地ノ治安恢復ト共ニ二年以?ニ完全ニ撤兵ヲ完了シ中國ハ本期間ニ治安ノ確立ヲ保證シ且駐兵地點ハ相方合議ノ上之ヲ決定ス」との文言が含まれていた [7] 。

?明と汪兆銘の?出 [ 編集 ]

協議記?では、汪兆銘の重慶?出後、近衛は?華宣言を?表し、汪兆銘は?介石との?係を?絶する段取りであった [5] 。しかし、汪から予定されていた12月8日の重慶?出は不可能と?えられ、大阪の講演で?華?明を?表する予定だった近衛は病?を理由に西下を中止した [5] 。

その後、汪が ハノイ に到着したことが?えられ、1938年（昭和13年） 12月22日 に近衛は近衛三原則（第三次近衛?明）を?表した [5] 。この?明では中?和平における3つの方針（善隣友好、共同防共、??提携）が示された [9] 。

第三次近衛?明には撤兵に?する?款が反映されていなかったが、汪は?明に?えて通電を?した [7] （周?海の日記によると汪は1938年11月20日の?約の承認の段階で躊躇して承認したと記している [9] ）。汪は香港で日本と和解すべきとの「中央常務委員???防最高?議宛の文」（一般に「艶電」という）を?表しようとしたが、 顧孟余 に反?され、結局12月31日付の『華南日報』に?載された [5] 。?介石は直ちに中央執行委員?臨時緊急?議を開催して汪の?籍?奪を決定した [5] 。

汪は近衛との東?新秩序の樹立を期待していたとされるが、近衛首相は 1939年 （昭和14年）1月4日に?表を提出した [5] 。近衛?閣はすでに宇垣外相の?任（第二次近衛?明前の9月30日に?任 [7] ）などで動?しており、汪の重慶?出延期で近衛の?表提出が延ばされている?況にあったが、汪にとっては突然の?任だった [5] 。

第三次近衛?明の2週間後、?閣??職し、?中交?は 平沼?閣 に受け?がれた。

1939年10月、汪や周?海、梅思平は、日本側の影佐ら（いわゆる梅機?）と?約折衝を行ったが、汪が重慶離?を決めた第二次近衛?明とはかけ離れたものとなっており、汪は言論活動を通して近衛三原則の履行を要求していくこととなった [9] 。

合意文章の改?問題 [ 編集 ]

江崎道朗 は、「2年以?の撤兵」の文言が削除された?緯は明らかにはなっていないが、?行者として有力視されているのが 尾崎秀? である、と主張している。尾崎は近衛のブレ?ンとして政?中?に??しており、原案の執筆にも?っていた。原案は陸軍に異論があって 中山優 が改めて執筆し、陸海軍立?いの下?書したが、?表前夜、尾崎は首相官邸に執務室を構えており、その夜も尾崎は官邸?の自身の執務室で深夜?くまで待機していた。後年尾崎は ゾルゲ事件 で逮捕され、ソ連のスパイであったことが明るみに出ており（後年米政府が公表した、尾崎が日華事?の長期化と?力の減退を狙って密かに文言を削った可能性は大いにある、と主張している [10] 。

?際環境 [ 編集 ]

アメリカ合衆?議?は 1937年 1月、???態にある?への武器輸出を禁じる 中立法 を改正して維持し、また2月には日本とアメリカの産業??は日米綿業協定を締結して貿易を巡る紛?も?束させたが [11] 、7月の 日中?? の勃?を受け、 ル?ズベルト 大統領はイギリス?籍の船がアメリカ製の武器を中?へ輸送することを許可していた。

脚注 [ 編集 ]

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注? [ 編集 ]

  1. ^ 「爾後?民政府を?手とせず」とする場合 [3] や「帝?政府ハ爾後（じご）?民政府ヲ?手（あいて）トセズ」とする場合もある [4] 。
  2. ^ 近衛が?民の激烈な?硬意見に屈したためとする?もある [6]

出典 [ 編集 ]

  1. ^ 世界大百科事典 第２版　株式?社 平凡社
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 芳井?一「 東?新秩序?明の脈絡 」『人文科??究』、新潟大?人文?部、2011年11月、Y19-Y43。  
  3. ^ 世界大百科事典 第2版 株式?社 平凡社
  4. ^ 日本大百科全書（ニッポニカ） 小?館 [ 要文?特定詳細情報 ]
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 伊原?周「 汪精衛と近衛首相―ハノイの?在とその苦? 」『東洋文化?科年報』、追手門?院大?、1990年11月、17-37頁。  
  6. ^ 「命が大切だから?制待望？」小林よしのりライジング Vol.351
  7. ^ a b c d e f g h 董 ?利「 1938年における松本重治の?華和平工作?? 」『アジア太平洋?究科論集』第40?、早?田大?大?院アジア太平洋?究科出版?編集委員?、2020年9月、1-22頁。  
  8. ^ （昭和十三年一月十六日）　帝國政府聲明 - ?立公文書館 　アジア?史資料センタ?
  9. ^ a b c d 久保 玲子「 汪兆銘の日本? 」『愛知?立大?大?院?際文化?究科論集』第15?、愛知?立大?、2014年3月14日、203-232頁。  
  10. ^ 江崎 , pp. 209?213.
  11. ^ 『 日米の通商競?激成の危機は解消　米?綿織物???場一致で日米綿業協定を承認 』、神?新聞（1937年2月19日）。神?大?新聞記事文庫。

?考文? [ 編集 ]

  • 江崎道朗 『コミンテルンの謀略と日本の敗?』PHP新書、2017年8月24日。 ISBN   978-4-569-83654-6 。  

?連項目 [ 編集 ]

ウィキソ?スに 第一次近衛?明 の原文があります。
ウィキソ?スに 第二次近衛?明 の原文があります。
ウィキソ?スに 第三次近衛?明 の原文があります。

外部リンク [ 編集 ]

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