紀の川
和歌山市JR阪和線車窓から
水系	一級水系 紀の川
種別	一級河川
延長	135 [1] km
平均流量	37.4 m³/s （船??測所 2002年）
流域面積	1,660 [1] km²
水源	大台ヶ原 （奈良?） [1]
水源の標高	1,695 m
河口?合流先	紀伊水道 （和歌山?） [1]
流域	日本 奈良? ? 和歌山?
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紀の川 （きのかわ）は、 奈良? から 和歌山? へと流れ 紀伊水道 に注ぐ 一級水系 の 本流 。河川名は「 紀伊? 」に由?する ^[2] 。

奈良??では奈良?南部の地名「 吉野 」に因み「 吉野川 （よしのがわ）」と呼ばれるが、河川名を案?する標識などには水系名である「紀の川（きのかわ）」が?記される（例：「よしのがわ （きのかわ） 」）。地?や橋の 銘板 には吉野川と記される。そのほかに「木御川」「紀伊御川」とも呼ばれる ^[1] 。

地理 [ 編集 ]

奈良?と 三重? の?境に跨がり全?的にも有?な多雨地?として知られている 大台ヶ原 を源流とし、「吉野川」として 紀伊山地 を北西へと流れる ^{[1] [3]} 。上流域には?流?間が連?しており、?電所の取水?放水や支流の流入などによって流量の?動が大きい ^[3] 。 吉野郡 吉野町 付近で高見川と合流すると流れを西に?え、和歌山?に入ると名前を「紀の川」に?える ^{[1] [3]} 。 橋本市 付近からは 中央構造線 の南側に沿って西へと流れるが、橋本市から 紀の川市 東部まで付近では 河岸段丘 を形成する ^{[3] [4]} 。以下河口部まで南北4 キロメ?トル ほどの細長い 扇?地 （ 三角州 ）が?がり、 和歌山市 で 紀伊水道 に注ぐ ^[1] 。

下流域の 紀州大橋 付近、和歌山市 小豆島 と 田屋 にまたがる地域に「中州」と呼ばれる 輪中 が形成されている ^[4] 。この輪中堤がいつごろ作られたものかは分かっていないが、 江?時代 にはすでにこの地域に10軒弱の農家があり、 1889年 （明治22年）の紀の川の大洪水では輪中堤によって被害を免れたことが分かっている ^[4] 。なお、 1960年 （昭和35年）にこの地域で 銅鐸 が出土している ^[5] 。

本流域の自治? [ 編集 ]

奈良?（吉野川）

吉野郡 川上村 、吉野郡 吉野町 、吉野郡 大淀町 、吉野郡 下市町 、 五條市

和歌山?（紀の川）

橋本市 、 伊都郡 九度山町 、伊都郡 かつらぎ町 、 紀の川市 ※、 岩出市 、 和歌山市

※2005年（平成17年）11月7日に 和歌山? の 那賀郡 打田町 、 粉河町 、 那賀町 、 桃山町 、 貴志川町 が合?して成立した「 紀の川市 」の市名は、この河川が由?となった。

紀の川開?史 [ 編集 ]

日本有?の多雨地?である 大台ヶ原 を水源とする紀の川は、夏季（6月～9月）に集中する降雨分布を示す。?って 梅雨 時期や 台風 の際には容易に氾濫を繰り返す河川であった。河口の 沖積平野 である 和歌山平野 では河道が度??遷する?況であったが、豊富な水量は慢性的な水不足にあえぐ 奈良盆地 の人間にとって魅力的であった。

1400年代 の 地震 ? 津波 によって 砂丘 が破?されたことにより、紀の川は 和歌浦 へ注いでいた河道から現在の 紀伊水道 へ注ぐ河道に?わった。なお、和歌浦へ注いでいた?河道は 和歌川 として?っている。ただし近年では、和歌川の??面に河床跡の砂礫が認められないことから、かつて和歌浦に注いだとする復元?には否定的な?が?げられている ^[6] 。

秀吉の水攻め [ 編集 ]

太田城を巡る合?の詳細については 紀州征伐#太田城水攻め 、 太田城 (紀伊?)#第二次太田城の?い を?照のこと。

中世 、 紀伊? は 山名氏 ? 大?氏 ? ?山氏 などが 守護 を務めていた。だが 高野山 や 粉河寺 、 紀三井寺 といった寺社勢力が?い地域であり、 中央集? 的な統治は不可能であった。?って在地 豪族 は自立性が?く、大勢力に?うことには抵抗を見せた。 ??時代 、 織田信長 は 石山本願寺 に通じる ?賀衆 ? 太田? や 根?寺 の討伐を行ったが、それは他の 一向一揆 に比べて峻烈なものではなく、和睦という形で決着を見た。このため寺社勢力はその影響力を保持したままであった。

1584年 （ 天正 12年）、 小牧?長久手の?い において 根?寺 ? ?賀衆 ?太田?は ?川家康 に味方し、 羽柴秀吉 への敵?姿勢を?めた。このため翌 1585年 （天正13年）に秀吉は弟の 羽柴秀長 ?甥の 羽柴秀次 と共に6万の軍勢を率い 紀州征伐 に?り出した。根?寺を?き討ちした羽柴軍は太田?の本?地? 太田城 （現? 和歌山市 太田）への攻?を開始した。最初は力攻めを行ったが太田?の 奇襲 による打?を受け、秀吉は得意の 兵糧 攻めによる攻?に切り替えた。そしてこの時秀吉が選?したのは、 備中高松城 攻めと同じ 水攻め であった（ 太田城水攻め ）。

秀吉は 明石則? に命じ堤を設計させ、付近を流れる紀の川を堰き止めて太田城を水?させる策に出た。推定で堤高3メ?トルから5メ?トル、堤の長さ6キロメ?トルの大規模な土堤であり、所?通り3月25日に起工し、4月1日に湛水を開始したとなると全て人力であるにもかかわらずわずか6日間で完成させたことになる。十分な 籠城 準備が出?ていなかった城?は10日余りで兵糧が?き、 蜂須賀正勝 ? 前野長康 の 降伏 ?告を受諾し4月12日に太田城は 開城 。城主である 太田宗正 を始め51名が 自刃 して?いは終了した。

この 第二次太田城の?い における秀吉の水攻めで建設された堤は、 治水 にも利水にも?係しない軍事的な河川工作物であるが、紀の川における初の大規模な河川工作物である。

紀州藩政下の治水?利水 [ 編集 ]

1600年 （ 慶長 5年）の ?ヶ原の?い において本?に?じ、?勝後の恩賞で紀伊一?を領する事となった ?野幸長 は、古くから存在していた 堤防 を改修して 街道 としていた。紀の川の治水ではこれら街道が堤防を兼ねる形で建設されていたが、到底十分なものではなかった。 大坂夏の陣 の後、 安芸 ?島 に?封となった ?野氏 に代わり、 1619年 （ 元和 5年）に 南海の? として 駿河 府中より入部したのが、家康の十男? ?川?宣 である。?宣入?により、 ?川御三家 の一つ 紀州?川家 が成立したが、これが紀の川の河川開?の?砲ともなった。

紀州藩 は 南海道 の?護を目的とし、大坂や西?を監察する役目を?っていた?居城である 和歌山城 を大幅に?張する必要性が生まれた。?宣は居城の?張と城下の?展を?るためには紀の川の治水が不可欠と考え、嘉家作丁から地?の?に至る高さ3.0m?天端幅5.0m??延長1.7kmの堤防を建設し、補?する?に ヤナギ を植えた。これは「 柳堤 」と呼ばれ、更に地?の?から八軒屋までの?間に松?木で?化した堤防を建設した。これは「 松原堤 」と呼ばれるが、堤に植えられた マツ は敵の侵攻の際に切り倒して和歌山城の防衛に利用する事も?宣は考えていた。また、岩出付近には「 花見堤 」が 1626年 （ ?永 3年）に建設されているが、名の由?はこの付近一?に?がる桃園が、春になると見事な開花風景を見せることから付けられたといわれている。この他上流の 伊都郡 （現? かつらぎ町 ）には三代 ?軍 ? ?川家光 の命により高野山大塔建築の?の貯木機能を兼ねた「 上?堤 」や「 千間堤 」が?永～ ?文 年間に建設されている。

紀州流治水工法 [ 編集 ]

こうした?宣の治水により次第に 新田開? が?されて行く?になったが、こうした治水と利水を組み合わせた?合開?に取り組んだのは第五代藩主である ?川吉宗 であった。吉宗は 井???兵衛 や 大畑勝善 を登用し、紀の川流域の?合開?に着手した。彼らの採った手法は、先ず治水を行い後に利水を行うもの、具?的には連?堤を直線化した堤防に改築して切れ目を無くし、河原と氾濫原を分離する。そして分離した氾濫原に紀の川から用水を引き、新田開?を行うというものである。この手法は「 紀州流治水工法 」と呼ばれるが、吉宗が 江?幕府 第8代?軍に就任した後には 利根川 ? 荒川 の治水?利水に採用され、 見沼代用水 を始めとする ?東平野 の大規模 灌漑 事業に結?して行く。

紀の川では本川に上流から 小田井堰 ? 七?井堰 ? 藤崎井堰 ? 小倉井堰 ? 六ヶ井堰 ? 宮井堰 ? 四ヶ井堰 が建設??張修復され、支流の 貴志川 には 佐?井堰 ? 諸井堰 ? 丸橋井堰 が、安?川には 安?川井堰 が建設された。これら井堰から引かれた 用水路 によって氾濫原の新田開?が促進された。代表的なものとしては安田島新田（ 九度山町 ）、妙寺新田（ かつらぎ町 ）、中島新田（ 岩出市 ）、松島新田（和歌山市）などがあり、こうした紀州流治水工法による新田開?によって 1839年 には約72,700石の??を紀の川流域だけでもたらし、灌漑が可能になった耕地面積も約一万町?（約992,000ha）に上った。この吉宗による「紀州流治水工法」こそ、後の 河川?合開?事業 の原点にも通じる。

吉野川分水 [ 編集 ]

紀州ではこのように紀の川を有?利用した新田開?が行われていたが、 大和 北部の奈良盆地は紀の川のような水量が豊富な大河は無く、 大和川 などは ?水 時には容易に 水不足 に?り、 旱魃 による被害が起こり易かった。この?、農民は古くから大小??な ため池 を大和川流域に建設。さらに?し 井? を造って水を確保するという苦?を長年?けていた。他の地域がたとえ晴天?きの順調な天候であっても、少雨地?である奈良盆地では却って旱魃を招くという皮肉な?況であり、この事を指して人?は『 大和豊年米食わず 』と?いていた。

奈良盆地に暮らす住民にとって、滔?と流れる紀の川の水は何者にも替えがたい魅力的な水であった。そして、『奈良盆地に紀の川の水が引けないか』という願望となり、やがてそれは「 吉野川分水構想 」へと?がっていった。最初に?案したのは 高橋佐助 であり、 元? 年間に構想をまとめている。その後 ?政 年間には 角倉玄匡 が再度?地調査を行っているが、何れも中途で挫折した。幕末から 明治時代 初期には吉野郡下?村の農民達が分水計?を立ち上げ、更に辰市祐興も同?の計?をまとめた。これらの計?は 明治政府 も注目し?際に?施計?調査を行っているが、 和歌山? の反?もあり中?。その後奈良?は 名張川 流域からの分水を計?し、「宇陀川分水」計?も策定したが財政難や 水利? を持つ 京都府 の反?でこちらも挫折した。この?に「吉野川分水」は何度挫折しても再び構想される、奈良?民300年の悲願となっていった。

大和??奈良?側からすれば『奈良?に降った雨が流れる紀の川の水を、使うのは?然』という意識もあった。だが紀伊??和歌山?側はこの考えに猛反?した。紀の川は最大流量と最小流量の差（河況係?という）が日本一大きい。雨が降るのは6月～9月の時期に集中し、その時期に降らなければ確?に水不足を招く。かといって降りすぎれば確?に水害を招く厄介な河川でもあった。更に新田開?は成功してもそれは紀の川に近い氾濫原での事であり、川から遠い地域や山?に近い地域は慢性的な水不足を受けており紀の川流域にもため池は多かった。この?水はあるようでないというのが紀州の本音でもあり、『?水どころか水害の被害も受けている。水害を受けない分大和のほうがマシだ』として「吉野川分水」には?硬に反?した。

1886年 （ 明治 18年）には奈良?議?で「吉野川分水調査計?」が議決され、和歌山?との交?に臨むが和歌山?はたとえ洪水時であろうとも『 紀の川に注ぐ水はたとえ、その一滴たりとも余人の勝手は許さず 』（大阪 ?日新聞 ?昭和4年4月18日付）として頑?に抵抗。遂には??による水紛?に?展し1917年（ 大正 4年）?1926年（大正15年）?1929年（昭和4年）?1941年（昭和16年）と4度に亘る水紛??提訴運動が勃?した。紛?の中で奈良?は和歌山?の?硬な反?理由を精査するうちに、水が潤?と思われた 和歌山平野 も奈良盆地とそう?わらないことを知り、??が同時に水需要を?たす計?で無い限り吉野川分水は不可能という認識が生まれた。だが、この問題が解決するのは?後を待たなければならなかった。

近代河川改修 [ 編集 ]

明治以降、全?の主要河川は ?務省 による直轄管理河川として河川改修が行われていた。紀の川においては 1899年 （ 明治 31年）に 和歌山? ?事業として堤防改修が開始されたのが近代河川改修の始まりである。 岩出市 ～紀の川河口に至る堤防整備が主なものであった。ところが 1917年 （大正6年）10月に紀の川の流域は大水害の被害を受け、??の堤防は各所で決?してしまった。

この? 1923年 （ 大正 12年）に紀の川は?務省の直轄改修?象河川となり、 大正6年 に洪水を基準とした『 紀の川改修計? 』が策定された。これは基準流量を大正6年洪水の最高流量である5,600トン／秒に定め、この流量に耐えられる河川改修を行う事を目標とした。具?的には堤防築堤?護岸改修? 浚渫 ?川底掘削といった??からの河川工法と、所?に見られる急激な?窄部を開鑿して?張し、河水の流下阻害要因を排除する事を目的としている。

改修計?は?初 1936年 （昭和11年）に完成する予定であったが、その後の??事情によって事業は?延し 1943年 （昭和18年）以降は 太平洋?? に伴い中?を余儀無くされた。また、?時全?の河川で着手されていた「 河水統制事業 」も紀の川では行われず、 水力?電 による電源開?も目立ったものは行われなかった。

吉野熊野特定地域?合開?計? [ 編集 ]

?後 、 ??安定本部 は?火によって荒?した?土を回復するため、 河川?合開?事業 による 治水 と??農業水利事業による利水を?力に推進する政策を採った。これ以降全?の主要河川において 多目的ダム を中心とした河川?合開?が推進された。

江?時代から?く「吉野川分水構想」は、前述の?に奈良?と和歌山?の利害が?立し、?方が恩?を受ける計?でない限り?現は不可能と思われていた。だが、?後 テネシ?川流域開?公社 （TVA）を手本とした河川?合開?が紀の川水系でも計?され、紀の川の場合は奈良??和歌山?下の灌漑整備を主眼とした 地域開? の動きがにわかに現?性を?びてきた。そして1949年（昭和24年）、 農林省 を事業主?とする 十津川?紀の川?合開?計? が策定され、奈良?長年の懸案であった紀の川からの分水計?が本格的に動き出した。さらに翌1950年（昭和25年）の ?土?合開?法 施行により、同計?は紀の川? 熊野川 という紀伊半島の二つの大河を利用して灌漑と 水力?電 を行う 吉野熊野特定地域?合開?計? に?展した。

まず紀の川本川最上流部の吉野郡川上村に 大迫ダム （おおさこダム）を、支流の津風呂川（つぶろがわ）に 津風呂ダム を建設。また 貴志川 の支流である野田原川に 山田ダム を建設して水源とした。?いて下? 頭首工 を建設してここから紀の川の水を奈良盆地に送水する。送水された水は奈良盆地に送られ奈良?の 上水道 と農業用水に利用される。一方下?頭首工による取水によって水量が減少する紀の川については十津川（熊野川の奈良??における呼?）からの分水を?った。これは熊野川本川上流部の奈良?吉野郡 大塔村 （現? 五條市 ）に 建設省 近畿地方建設局（現? ?土交通省 近畿 地方整備局 ）が建設する 猿谷ダム の阪本取水口より取水、天?トンネルより導水した水は紀の川支流の 大和丹生川 に 電源開?株式?社 が管理する西吉野第一?第二?電所（?淵ダム）で?電後に放水され、紀の川へ合流する。

また紀の川より取水する井堰の整備?統合を進め、??7ヶ所あった井堰を小田?藤崎?岩出?六ヶ井の四井堰に統合し且つ 固定堰 であった堰を 可動堰 化した。こうして小田頭首工?藤崎頭首工?岩出頭首工?新六ヶ井頭首工として再編された井堰から農業用水を取水、 和歌山平野 に供給を行った。これらの事業によって和歌山平野?奈良盆地に安定した水供給が?られた一方、 奈良市 ?和歌山市?五條市? 橋本市 などの 上水道 ? 工業用水道 の供給も行われた。この後奈良??の紀の川中流域における灌漑?化も?られ、 ??五條吉野土地改良事業 が進められ大和丹生川の右支川?吉里川に一の木ダムも建設された。なお、奈良盆地への水供給は紀の川の他に 木津川 ? 名張川 からも取水し、 室生ダム （ 宇陀川 ）から初?水路を?て大和川に導水を行っている。

一方、大阪府南部は 阪神工業地? の一部として工場群が立地し、さらに 泉北ニュ?タウン 等の造成で人口も急?した。また 和歌山市 や 海南市 など、 紀伊水道 （ 和歌山? ）沿岸も阪神工業地?の一部として 住友金?工業 の 和歌山製?所 を始め大型工業施設が立地しており、水需要はさらに?加していった。また1990年代に入り、 ?西?際空港 の開港や 阪和自動車道 の開通もあり、特に大河が無く水不足が?著であった大阪府南部への紀の川からの分水がより求められるようになった。この?新六ヶ井頭首工を改造して治水の他新規利水容量を確保し、大阪府泉南地域への利水を?るために 紀の川大堰 が建設され、現在暫定運用を行っている。

連?する水害と治水 [ 編集 ]

?後、全?各地で水害が多?していたが、紀の川でも例外ではなかった。紀の川では1950年（昭和25年）9月3日の ジェ?ン台風 による水害（死傷者1,894名、家屋全半?13,820?、床上?床下浸水11,612?）を皮切りに1953年（昭和28年）まで?年大水害が?生した。特に1953年（昭和28年）7月の 紀州大水害 では紀の川のみならず 有田川 ? 日高川 ? 日置川 ? 古座川 など??全ての河川が氾濫、和歌山?は?滅的な被害を生じた。

??で中?していた『紀の川改修計?』は?後再開し、1949年（昭和24年）に完了していた。更に1950年（昭和25年）には橋本市までの本川と貴志川の合流点から6.0km?間までを改修?間に編入した。ところが紀州大水害で計?を上回る洪水となったため1954年（昭和29年）には貴志川の計?水位を改訂した『 第一次改訂紀の川改修計? 』が策定された。この際紀の川本川の計?洪水流量も橋本市で6,000トン／秒とする方向で調整を?っていたところ、1959年（昭和34年）9月26日の 伊勢?台風 が紀の川流域にかつてない大洪水をもたらした。上流を中心に豪雨が襲い、吉野郡川上村入之波（しおのは）では26日夜7時に時間雨量が118mmという猛烈な雨となり、この日一日だけで650mmの記?的な雨量となった（なお、現在に至るまで紀の川流域での年間最多降水量?最多日降水量?最多一時間降水量記?はこの時の豪雨によるものであり、近畿 地方整備局 管?の年間最多降水量記?もこの年の入之波における記?である）。このような激烈な豪雨により紀の川の洪水流量は計?を上回る7,000トン／秒を記?し奈良??和歌山?で浸水被害が?大。特に奈良?は1958年（昭和33年）の台風17?の被害が復?する暇なく水害に遭い、?入を上回る被害額が算出され財政危機に?る?況となった。この? ?? において?時の ?田良三 奈良? 知事 が『紀の川に多目的ダムを建設して欲しい』と 第33回??災害地?策特別委員?第4?(昭和34年11月5日） の?考人質疑で答弁する切?な?況であった。

伊勢?台風の翌年、1960年（昭和35年）に「紀の川改修計?」は全面的に改訂され、「 紀の川修正??計? 」が策定された。この際に橋本市におけるピ?ク時の洪水流量を7,100トン／秒とし、この中で2,600トン／秒を紀の川本川に多目的ダムを建設する事でカットする事とした。こうして 建設省 は『紀の川?合開?事業』として吉野郡川上村大?地点に堤高100.0m、?貯水容量84,000,000トンの大規模 特定多目的ダム を計?した。これが 大?ダム であるが、?時上流部に『十津川?紀の川?合開?事業』として 農林省 が大迫ダムを建設しており、この上更にダムによる?牲を蒙る事に399?の水?予定住民は猛烈に反?。猛烈なダム反?運動を展開し、事業は完全に膠着化した。?時東日本では 八ッ場ダム （ 吾妻川 ）に?する?烈な反?運動が展開されており、計?が全く進展しないダム事業の代名詞として『 東の八ッ場、西の大? 』とまで形容された。

1965年（昭和40年）4月に紀の川水系は新 河川法 の施行により 一級水系 に指定され、これ以降五條市から河口までの62.4km?間の紀の川本川と『紀の川改修計?』の指定?間である貴志川（本川合流点から6.0kmまで）が建設省直轄管理?間となった。これに伴い「 紀の川工事?施基本計? 」が定められ、1974年（昭和49年）の改訂を?て現在は和歌山市船?地点におけるピ?ク時洪水流量を16,000トン／秒とする改修計?となっている。「紀の川改修計?」時のピ?ク時洪水流量から3倍?の流量となっているが、それだけ治水の難しさを物語っている。2003年（平成15年）には大?ダムと紀の川大堰の本?が完成し、暫定的な運用が?られている。現在は2005年（平成17年）11月18日に策定された「 紀の川水系河川整備計? 」に基づき、環境保護も重視した河川整備が推進されているが、大?ダム?紀の川大堰は紀の川の治水?利水の根幹として重要な位置を占めている。

ダム事業を巡る問題 [ 編集 ]

こうして紀の川は??の河川開?が 江?時代 より行われてきたが、河川開?を巡る問題として、欠く事が出?ない問題として大?ダムがある。前述の?に水?予定地の川上村の反?は予想を超える激しいものであり、 蜂の?城紛? を上回るとも形容された。?初はダム?策協議?との交?が持たれたが全く折り合わず、後には??交?を?念して水?住民一人一人との個別交?を行うに至った。これが ダム事業の長期化 を招き、?初の予定建設費400億円を大きく上回る3,410億円の事業費を投入する結果となり、事業者である建設省への批判が高まった。住民に?しては 水源地域?策特別措置法 の9?指定を施行同日の1974年（昭和49年）7月20日に指定し、補償額の嵩上げを始めとする補償交?を進め漸く妥結を見た。2003年（平成15年）に本?は完成し現在暫定運用を行うが、ここまで43年が?過した。

だが、完成直前大?ダムの試?湛水中である2003年（平成15年）4月25日、湖岸の川上村白屋地?で 地滑り の兆候が住民の通報で??、試?湛水を中?した。その後も住宅に?裂が入るなど住民生活に深刻な影響を?えており、住民は全?の永住移?を要望。川上村議?も早急な?策を ?土交通省 に要求した。?土交通省は?設住宅の建設を直ちに行い、現在住民は?住まいをしているが要望する永住移?の目?は立っておらず、住民の疲?と不?が高まっている。また、地滑りについても?に1974年（昭和49年）から指摘されていたとの意見もあり、地滑りに?する認識の甘さを批判する意見も多い。ダム湖への地滑りによる災害は イタリア の バイオントダム 事故が著名であるが、この事故では2,600名が死亡しており?策の不備は大事故につながりかねない。現在?土交通省は恒久的な地滑り?策を施工中であるが、安全が確認されない限りダムの貯水は行われず、さらなる事業費の?大や治水?利水計?への影響が懸念されている。

また、公共事業の見直しによるダム事業の再評?が全?的に行われ、紀の川水系でもその影響が及んだ。建設省は 高野山 を水源にして紀の川に合流する 紀伊丹生川 （大和丹生川とは別の川）の上流部、 九度山町 北又地先に「 紀伊丹生川ダム計? 」を1989年（平成元年）より進めていた。ダムは堤高145.0m、?貯水容量60,400,000トンの 重力式コンクリ?トダム で、紀の川水系最大級の特定多目的ダムであった。だが利水計?縮小によって計?の再?討が行われ、?初計?よりも上流に再度建設が計?された。だが、?施計?調査時に基礎岩盤が予想以上に劣?である事が判明。掘削?理を施すと大幅な事業費?額が予想され、同程度の事業費であれば?存の河川整備?利水施設整備を行えば十分??できる事が報告され、コストパフォ?マンスに優れない事業の??は住民の理解を得られないとして2003年（平成15年）に?土交通省は ダム計?の中止 を決定した。

現在は大?ダムの地滑り?策と紀の川大堰の周?事業整備（新六ヶ井堰撤去事業）が進められている。水害による被害は一時期に比べ格段に減少しているが、 地球?暖化 の影響による短期集中的な豪雨被害が全?で?年起きている事を考慮すると、万全な治水整備を怠る事は出?ない。また?水については1990年（平成2年）?1994年（平成6年）?1995年（平成7年）?2001年（平成13年）?2002年（平成14年）と平成に入っても?水被害が後を絶たない。特に1994年?2001年?2002年の?水では紀の川?貴志川の流水が途絶（?切れ）し、市民生活に深刻なダメ?ジを?えた。これは紀の川が一級水系の中で最大流量?最小流量の差が最も大きく、雨量は夏季に集中している事が原因であり、故に夏季に雨量が少ないと致命的な水不足に?る。この?利水目的を有する大?ダムと紀の川大堰の早期本格運用が期待されているが、特に大?ダムについては上記の理由がある?、被害住民への恒久的住宅?策と完全な安全性の確保は極めて重要と言われており、?土交通省の?本的?策が求められている。

紀の川水系の主要河川 [ 編集 ]

• 奈良?
  • 高見川
  • 津風呂川
  • 秋野川
  • 大和丹生川
• 和歌山?
  • 紀伊丹生川
  • 貴志川

紀の川水系の河川施設 [ 編集 ]

紀の川の河川施設整備は 紀州藩 政下における ?川吉宗 の 治水 ?利水事業に伴う井堰の整備に始まる。?後、 農林省 （現? 農林水産省 近畿農政局）による『十津川?紀の川?合開?事業』によって大迫ダム?津風呂ダム?山田ダムの建設や井堰の統合が進められ、熊野川からの分水も行い灌漑整備を?施した。同時に 電源開? による 水力?電 も行われたが、他の河川に比べれば小規模である。

一方治水については1959年（昭和34年）の 伊勢?台風 以降、 建設省 近畿地方建設局（現? ?土交通省 近畿 地方整備局 ）による大?ダムを中心とした治水事業が進められ、現在は紀の川大堰と共に暫定的な運用を?施している。治水を目的とする 多目的ダム はこの2施設のみである。

河川施設一? [ 編集 ]

一次 支川名 （本川）	二次 支川名	三次 支川名	ダム名	堤高 (m)	?貯水 容量 (千 m 3 )	型式	事業者	備考
紀の川	－	－	大迫ダム	70.5	27,750	ア?チ	農林水産省	－
紀の川	－	－	大?ダム	100.0	84,000	重力式	?土交通省	2013年竣工
紀の川	－	－	下? 頭首工	－	－	可動堰	農林水産省	－
紀の川	－	－	小田頭首工	－	－	可動堰	農林水産省	－
紀の川	－	－	藤崎頭首工	－	－	可動堰	農林水産省	固定堰 ?用
紀の川	－	－	岩出頭首工	－	－	可動堰	農林水産省	－
紀の川	－	－	新六ヶ井堰	－	－	固定堰	農林水産省	撤去中
紀の川	－	－	紀の川大堰	7.1	5,100	可動堰	?土交通省	2012年本格運用開始
津風呂川	－	－	津風呂ダム	54.3	25,700	重力式	農林水産省	－
大和丹生川	－	－	??ダム	小堰堤	－	重力式	電源開?	－
大和丹生川	吉里川	－	一の木ダム	38.4	1,400	重力式	農林水産省	－
貴志川	野田原川	－	山田ダム	34.0	3,400	重力式	農林水産省	－

水系外?連河川施設 [ 編集 ]

一次 支川名 （本川）	二次 支川名	三次 支川名	ダム名	堤高 (m)	?貯水 容量 (千m 3 )	型式	事業者	備考
熊野川	－	－	猿谷ダム	74.0	23,300	重力式	?土交通省	－

（備考）赤色欄は撤去?凍結中の施設。大?ダムは2013年（平成25年）に竣工、紀の川大堰はそれに先立つ2012年（平成24年）10月に新六ヶ井堰の撤去と川底の掘削作業が完了したとしていずれも暫定運用を終了、本格運用に移行している。

交通 [ 編集 ]

周?の交通 [ 編集 ]

古くは都のあった 大和平野（奈良盆地） から?る 下街道 が今の 五條市 まで達して、そこから紀の川（吉野川）の右岸（北側）を西進し 紀伊? に入り今の 和歌山市 加太へと通ずる 南海道 が走っていた。なお、紀伊?の?府は右岸の名草郡（今の和歌山市府中。JR阪和線紀伊?付近）にあったとされる。 大和? （奈良?）の吉野川（紀の川）沿いには古代、離宮が置かれていたが、都のあった 飛鳥 や大和平野からは?門山地を越えなければならず、?初は遠回りではあるが今の 御所市 古?（ 吉野口? 付近）から今の 大淀町 下?へと出て、そこから吉野川（紀の川）の右岸を東進して離宮に入ったとされる。この吉野川（紀の川）と?門山地に?まれた野原は、狩りに適した良い野であったので「吉野」という地名が生まれた。

平安時代以降、 熊野三山 や 高野山 、 吉野山 ? 大峰山 への?詣が盛んになり、多くの?詣者が紀の川（吉野川）を渡るようになり渡し場が設けられた。こういった中で現在、周?を走る?道の原形が成立する。

江?時代に入り ?川御三家 の一つ 紀州?川家 が成立し紀の川（吉野川）、高見川沿いを西へ進み、高見山を越えて伊勢?へと至る 伊勢街道（和歌山街道） は ?勤交代 の道として、また紀州?川家は南伊勢も藩領であり、その?点である 松阪城 とを直線で結ぶ道として整備された。一方で、紀の川源流近くまで上り伯母峰を越える東熊野街道や、代官所の置かれていた今の五條市から吉野川（紀の川）を渡り丹生川を上って 天?峠 を越える西熊野街道、今の吉野郡大淀町から吉野川（紀の川）を渡り下市を?て?吉野への道、また高野山への?詣道で今の橋本市付近で紀の川を渡る 高野街道 、河口付近で紀の川を渡る 紀州街道 などが利用された。

現在、紀の川付近を走る?道および?道としては下記のものがある。

道路 [ 編集 ]

• 京奈和自動車道

現在、建設中 ^[7] 。右岸を五條市から?行して和歌山で 阪和自動車道 の 和歌山JCT に至る。紀の川の近くは通らず金剛山脈、和泉山脈の山麓を通る。現在、 ?原高田IC から和歌山JCTまで暫定2車線で開通している。

• ?道24?

奈良?五條市から和歌山市。右岸を下流に向けて?行し和歌山市で紀州大橋で紀の川を渡る。現?大和街道。

• ?道169?

奈良?吉野郡大淀町から吉野郡川上村。右岸を上流に向けて?行し途中、吉野町の宮?大橋で左岸に渡り、五社トンネルを?て川上村に入り、大?ダム左岸を大迫ダムまで上流に向け?走する。現?東熊野街道。

• ?道370?

現?伊勢街道（和歌山街道）

伊都郡九度山町から橋本市橋本一丁目 - 左岸を上流に向け?行し橋本市で橋本橋で紀の川を渡り、重複?間の?道24?と合流。

五條市三在から大淀町土田 - ?道24?と別れ宇野峠を越えて右岸を上流に向け?行し、重複?間の?道169?と合流。

吉野町宮?大橋北詰から吉野町窪垣? - ?道169?と別れ右岸を上流に向け?行する。窪垣?交差点で左折し入野峠へと入る。

• 京奈和自?車道

?存の河川管理用通路などを活用し、嵐山から和歌山港に至る自?車道を整備する計?。 和歌山?道803?紀の川自?車道線 および 奈良?道280?大和?垣吉野川自?車道線 の一部が紀の川に沿う。そこから佐保川－大和川－葛城川を通じて 京都府道801?京都八幡木津自?車道線 に接?する。

• この他の紀の川（吉野川）を渡る?道や道路については下記の橋梁一?を?照

?道 [ 編集 ]

• 南海和歌山港線 - 和歌山市? ? 和歌山港? の全?間で、河口近くの紀の川左岸を走る。
• 南海本線 - 左岸近くにある和歌山市?から次の 紀ノ川? 間で紀の川を渡る。
• 南海加太線 - 紀の川の近くではないが、 東松江? 付近から紀の川?まで?行している。かつての加太線は東松江?からは南へ進み北島?から紀の川を渡り今の和歌山市?まで走っていた。
• JR阪和線 - 紀の川の近くではないが 紀伊? 付近から 六十谷? 付近まで?行し次の 紀伊中ノ島? との間で紀の川を渡る。
• JR和歌山線 - 五?? 付近から 和歌山? 間で紀の川（吉野川）と?行。五??から 岩出? まで右岸を走り、紀の川を渡り 船?? から和歌山?まで左岸を走る。

なお、 紀勢本線 の和歌山?から和歌山市?までの?間は元和歌山線で、短い距離であるが紀の川の左岸を?行している

• 南海高野線 - 橋本? ? 紀伊?水? 間で紀の川を渡り、 九度山? までの間で紀の川と?行する。
• 近?吉野線 - 大阿太? と 下市口? の間から 大和上市? まで?行し、次の 吉野神宮? 間で吉野川（紀の川）を渡る。

橋梁 [ 編集 ]

紀の川に架かる橋について上流から列記する。

奈良?
橋梁名	供用道路または?道?社	所在地	備考
入之波大橋	奈良?道224?線	吉野郡 川上村	大迫ダム 貯水池に架かる橋。右岸（北岸）には 入之波?泉 がある。
名?不明		吉野郡川上村	?行者用吊り橋。川上村柏木集落の下方、?道169?線沿いにある。
大平橋		吉野郡川上村	1959年（昭和34年）の銘がある。通行止め（2010年（平成22年）9月現在）。
北和田橋		吉野郡川上村	1990年（平成2年）1月完成。
?の?橋	奈良?道258?線	吉野郡川上村	1998年（平成10年）2月完成。
名?不明		吉野郡川上村	銘板などなし。
名?不明		吉野郡川上村	銘板などなし。現在、閉鎖されている。
武光橋		吉野郡川上村
井?橋		吉野郡川上村	1990年（平成2年）9月完成。
白屋橋		吉野郡川上村	大?ダム 貯水池に架かる橋。PC 斜張橋 で、橋長225m、橋脚高68m、全高124m。1991年（平成3年） 土木??田中賞 受賞。
北?谷橋		吉野郡川上村	大?ダム貯水池に架かる橋。
鎧掛橋		吉野郡川上村
友遊橋		吉野郡川上村	?行者?用の吊り橋。1998年（平成10年）3月竣工。
住吉橋		吉野郡川上村	銘板には1961年（昭和36年）12月とある。左岸上流側に吊り橋時代の主塔が?る。
小倉橋	奈良?道262?	吉野郡川上村	1936年（昭和11年）3月竣工。
鈴の音橋		吉野郡 吉野町
吉野渡場大橋		吉野郡吉野町	吉野渡場大橋（よしのわたしばおおはし）。平成10年の完成以前は吊り橋であった。
五社大橋		吉野郡吉野町
菜摘大橋		吉野郡吉野町
宮?大橋	?道169?	吉野郡吉野町
柴橋	奈良?道39?線	吉野郡吉野町	現在の?製の橋梁が架けられる以前より木造の橋が架けられていたようである。
楢井不動橋		吉野郡吉野町
妹背大橋		吉野郡吉野町
?橋	奈良?道37?線	吉野郡吉野町	かつて、付近に ?の渡 があり橋名の由?となっている。
上市橋		吉野郡吉野町
吉野川橋梁 （ 近?吉野線 ）	近畿日本?道	吉野郡吉野町	1928年（昭和3年）に完成。
吉野大橋	奈良?道15?線	吉野郡吉野町 吉野郡 大淀町
美吉野橋	奈良?道15?線	吉野郡吉野町 吉野郡大淀町	かつて、付近に 柳の渡 があり右岸（北岸）に1786年（天明6年）に建てられた燈籠が?る。?水期や吉野山の?のシ?ズンには木造の?橋が架けられていたようである。現在の美吉野橋は1935年（昭和10年）に架橋され近年改修された。
新椿大橋		吉野郡 下市町 吉野郡大淀町	2004年（平成16年）に完成。右岸（北岸）は、近?吉野線と?道169?線を跨いでおり、長さが310mで奈良?で3番目に長い橋である（2010年9月現在）。
椿橋		吉野郡下市町 吉野郡大淀町	かつて、付近に 椿の渡 があり、橋名の由?となっている。右岸（北岸）大淀町側は、近?吉野線と交差するが、踏切道の幅が?いため車は通ることができない。
千石橋	?道309?	吉野郡下市町 吉野郡大淀町	かつて左岸（南岸）の下市は吉野の商業の中心地で大量の物資（一日千石とも）が行き交い江?時代中期頃には、木造の橋が架けられ「千石橋」と名付けられる。木造時代は、たびたび洪水で流されたが、1892年（明治25年）に堅牢な?製のトラス橋が架けられる。現在の橋は1963年（昭和38年）に架け替えられた。なお、上流100mには ?の渡 があった。
水道橋		吉野郡下市町 吉野郡大淀町
梁?橋	奈良?道39?線	吉野郡下市町 吉野郡大淀町
阿太橋	奈良?道259?線	五條市	??阿太橋は1車線のトラス橋であったが、2011年（平成23年）8月に2車線のア?チ橋が完成 [8] [9] 。
大昭橋	奈良?道39?線	五條市
?山寺橋	奈良?道137?線	五條市
大川橋	?道168?	五條市
御?橋	奈良?道732?線	五條市
阪合部橋		五條市

橋梁の長さに?しては奈良?橋梁延長ベスト10 [1] を?考にした。
川上村の大?ダム流域では、かつての 沈下橋 が?っている。また現在、地滑り?策工事の?係で100パ?セントの貯水が行われていないため、?道沿いから今も見ることが出?る。

和歌山?
橋梁名	道路または?道	所在地	備考
?野橋	和歌山?道104?線	橋本市
紀ノ川橋梁 （ 南海高野線 ）	南海電?	橋本市	1924年（大正13年）に完成。
橋本橋	?道370?	橋本市
橋本高野橋	?道371?	橋本市
岸上橋	和歌山?道118?線	橋本市
九度山橋	和歌山?道4?線	伊都郡 九度山町 橋本市
高野?詣大橋		伊都郡九度山町 橋本市
三谷橋	和歌山?道110?線	伊都郡 かつらぎ町
かつらぎ橋		伊都郡かつらぎ町
大門口大橋	?道480?	伊都郡かつらぎ町
大門口橋		伊都郡かつらぎ町
麻生津大橋	和歌山?道120?線	紀の川市
麻生津橋		紀の川市
新龍門橋		紀の川市
?門橋	和歌山?道123?線	紀の川市
竹房橋	?道424?	紀の川市
井阪橋	和歌山?道128?線	紀の川市
紀ノ川橋梁 （ JR和歌山線 ）	JR西日本	岩出市	1930年（昭和5年）に完成。
岩出橋	和歌山?道14?線	岩出市	2018年11月29日に4車線の新橋への切り替え工事が完了。
川?橋	和歌山?道64?線	和歌山市	1986年（昭和61年）完成。全長755.5mで和歌山?で1番長い橋である（2010年9月現在）。
北田井ノ?橋	和歌山?道149?線	和歌山市	小豆（あず）島を?み南田井ノ?橋と?せて「田井ノ?橋」とも呼ばれる。2004年（平成16年）に現在の橋に掛け替えられた。
南田井ノ?橋	和歌山?道149?線	和歌山市	小豆島を?み北田井ノ?橋と?せて「田井ノ?橋」とも呼ばれる。
紀州大橋	?道24?	和歌山市	1987年（昭和62年）完成。全長718.9mで和歌山?で3番目に長い橋である（2010年9月現在）。
紀の川橋	阪和自動車道	和歌山市	1974年（昭和49年）完成。全長647.3mで和歌山?で5番目に長い橋である（2010年9月現在）。
紀ノ川橋梁 （ JR阪和線 ）	JR西日本	和歌山市	ガ?タ?橋だったが、紀の川大堰完全運用のため2009年（平成21年）にトラス橋に架け替えられた。
六十谷橋	和歌山?道141?線	和歌山市	1962年（昭和37年）完成。全長475.3mで和歌山?で10番目に長い橋である（2010年9月現在）。
六十谷水管橋		和歌山市	1975年（昭和50年）3月に完成、2021年（令和3年）10月に一部崩落する事故が?生 [10] 。
紀の川大堰管理橋		和歌山市
南海橋		和歌山市	現在は撤去されている。
紀の?大橋	?道26?	和歌山市	2003年（平成15年）完成。全長689.0mで和歌山?で4番目に長い橋である（2010年9月現在）。
紀ノ川橋梁 （ 南海本線 ）	南海電?	和歌山市	現在の上り線は1903年（明治36年）に完成。下り線は1922年（大正11年）に完成。
北島橋	和歌山?道15?線	和歌山市	1936年（昭和11年）完成。全長620.5mで和歌山?で6番目に長い橋である（2010年9月現在）。
河西橋 （??紀ノ川橋梁）		和歌山市	元は 南海加太線 の?橋で、現在は?行者?二輪車?用橋。1914年（大正3年）完成。2014年（平成26年）より架け替え工事開始。
紀の川大橋	和歌山?道752?線	和歌山市	1967年（昭和42年）完成。全長748.1mで和歌山?で2番目に長い橋である（2010年9月現在）。
紀の川河口大橋	和歌山?道148?線	和歌山市	1992年（平成4年）完成。全長521.3mで和歌山?で7番目に長い橋である（2010年9月現在）。有料道路であったが2010年（平成22年）8月1日より無料開放。

橋梁の長さに?しては和歌山?情報館???の橋梁、トンネル [2] を?考にした。

自然景勝地?名所?祭典 [ 編集 ]

• 大台ヶ原
• 吉野山
• 高野山

脚注 [ 編集 ]

1. ^ ^{a b c d e f g h} “ 紀ノ川【きのかわ】 ”. 角川日本地名大?典 オンライン版 . 2022年8月19日 ??。
2. ^ “ 川のQ&A Answer ”. 日本河川協?. 2019年9月7日 ??。
3. ^ ^{a b c d} “ 8 河道特性 ” (PDF). ?土交通省 . 2022年8月19日 ??。
4. ^ ^{a b c} “ 紀ノ川の平野 ” (PDF). 和歌山市 . 2022年8月19日 ??。
5. ^ “ 小豆島【あずしま】 ”. 角川日本地名大?典 オンライン版 . 2022年8月19日 ??。
6. ^ 趙哲??藤藪勝則?菊井佳?「和歌山平野の海岸砂丘を巡る、眺める」 ( PDF ) 『地球科?』75?2?、地????究?、2021年、173-184頁。
7. ^ 紀の川に?行している?間は開通?み。
8. ^ 一般?道 吉野川公園線（阿太橋）の供用について/奈良?公式サイト - ウェイバックマシン （2016年3月30日ア?カイブ分）
9. ^ 一般?道 吉野川公園線 阿太橋 ( PDF ) - 奈良?公式サイト
10. ^ “川にかかる「水管橋」崩落、６万世?が?水…市長「震度７でも耐えられるようにしていた」” . ??新聞. (2021年10月4日) . https://www.yomiuri.co.jp/national/20211004-OYT1T50082/  

?考文? [ 編集 ]

• 「紀の川水系河川整備計?」： ?土交通省 河川局。2005年11月18日
• 「河川便? 平成十六年版」： 社?法人 日本河川協? 監修??土開?調査?編。2004年
• 「日本の多目的ダム」1963年版： 建設省 河川局監修?全?河川?合開?推進期成同盟?編。山海堂 1963年
• 「日本の多目的ダム」1972年版：建設省河川局監修?全?河川?合開?推進期成同盟?編。山海堂 1972年
• 「日本の多目的ダム」1980年版：建設省河川局監修?全?河川?合開?推進期成同盟?編。山海堂 1980年
• 「ダム年鑑 1991」： 日本ダム協? 。1991年
• 「ダム便? 2006」：日本ダム協?。2006年
• 「奈良?大?ダム地すべり問題の新しい展開」：?西一夫。?土問題?究? 2005年
• 「??合?事典」：小和田哲男編?著。三省堂 1988年

?連項目 [ 編集 ]

• 熊野川
• 和歌山平野
• 奈良盆地
• 和歌山?
• 阪神工業地?
• 豊臣秀吉
• 木食?其
• ?野幸長
• ?川?宣
• ?川吉宗
• 井???兵衛
• 大畑勝善
• 紀ノ川 - 小?家 、 有吉佐和子 の代表作。
• 和歌山市 ? 岩出市 ? 橋本市 ? 五條市
• 日本のダムの?史 ? 日本ダム史年表

外部リンク [ 編集 ]

• 紀の川 - ?土交通省水管理??土保全局
• 紀の川水系 - ?土交通省近畿地方整備局
• 森と水の源流館