湊川の?い
?? ： 延元の?
年月日 ： 延元 元年/ 建武 3年 5月25日 （ 1336年 7月4日 ）
場所 ： ?津? 湊川（現? 兵庫? 神?市 中央? ? 兵庫? ）
結果 ：足利氏の勝利
交?勢力
建武政?	足利氏
指導者?指揮官
新田義貞 脇屋義助 大館氏明 江田行義 菊池武重 菊池武澄 小山田高家   † 楠木正成   † 楠木正季   † 楠木正氏   † 菊池武吉   † 石井末忠   † 岸和田治氏	陸軍 足利直義 斯波高? 少??? 赤松則村 海軍 足利尊氏 高師直 高師泰 細川?春 細川定?
?力
不明（『太平記』では5万以上、諸?あり） 推定17,500 [1]	不明（『太平記』では50万以上、諸?あり） 推定35,000 [1]
損害
新田軍：不明 楠木軍：?滅	不明
建武の? 中先代の? ?沼 矢作川 手越河原 箱根?竹ノ下 第一次京都 打出?豊島河原 多?良浜 湊川 第二次京都 近江
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湊川の?い （みなとがわのたたかい）は、 南北朝時代 の 延元 元年/ 建武 3年 5月25日 （ 1336年 7月4日 ）に、 ?津? 湊川（現? 兵庫? 神?市 中央? ? 兵庫? ）で、 九州 から東上して?た 足利尊氏 ? 足利直義 兄弟らの軍と、これを迎え?った 後醍?天皇 方の 新田義貞 ? 楠木正成 の軍との間で行われた合?である。

?いに至るまで [ 編集 ]

この年の初め、2月に 足利尊氏 は 新田義貞 ? 楠木正成 ? 北??家 らに 豊島河原合? で敗れて、京都を追われ九州へ落ち延びていた。ここで、正成が 後醍?天皇 に、?況が宮方に有利な今のうちに足利方と和睦する事を進言するが、公家たちの失笑を買うだけだった（『 梅松論 』）。後醍?天皇は、3月に義貞を?大?とする尊氏追討の軍を西?へ向けて派遣した。

義貞は 播磨? の 白旗城 に?城する足利方の 赤松則村 （円心）を攻めている間に時間を空費し、この間に尊氏は 多?良浜の?い で九州を制覇して?制を立て直すと、京都奪還をめざして東進をはじめた。尊氏は 高師直 らと博多を?ち、 備後? の ?津 を?て、四?で 細川氏 ? 土岐氏 ? 河野氏 らの率いる船隊と合流して海路を東進した。

尊氏軍の東上に遭い、撤退を始めた新田軍に赤松勢が追?を仕掛け、新田軍は大量の?返りや足利軍への投降者を出しながら敗走した。一?に陣?がやせ細ってしまった義貞は、5月13日に兵庫（現? 兵庫? 神?市 兵庫? ）まで兵を退いて軍の立て直しを?った ^[2] 。

足利軍が京に迫り、義貞から兵庫へ退却したとの早馬がもたらされると、後醍?天皇は正成を呼び出した ^[3] 。正成が京都から撤退して足利軍を京都に引き入れた後に新田軍?楠木軍で??する作?を主張したのに?し、 公家 の 坊門?忠 はたびたびの 動座 （天皇の 行在所 への移動）は?面が?いとしてこれを退けた ^[3] 。後醍?天皇は坊門?忠の意見を受け入れ、正成に兵庫で足利軍と?うよう命じ、5月16日に正成は援軍として兵庫に下向した ^[3] 。

24日、正成は兵庫に到着し、義貞の軍勢と合流した。正成は義貞と合流したのち?見し、義貞に朝廷における議論の?過を?明した ^[4] 。その夜、義貞と正成は酌み交わし、互いに胸の?を吐露した ^[3] 。義貞が官軍?大?としての辛く苦しい胸の?を明かすと、正成は義貞が武?によって 鎌倉幕府 を滅ぼしたことや尊氏を九州に追いやったことなどを褒めたたえ、 玉? ?悟の義貞を慰めると同時にたしなめた ^{[3] [5]} 。

?過 [ 編集 ]

開??新田軍と楠木軍の分? [ 編集 ]

25日の辰刻（午前8時頃）、海から足利尊氏の率いる軍が湊川に到達し、新田?楠木連合軍と?峙した ^[6] 。他方、陸からも足利直義を司令官とする陸上軍主力の大軍が西?街道を進行し、接近しつつあった。海からの大船?を『 太平記 』は「 ? と 魏 が天下を?った 赤壁の?い を凌ぐ」とさえ述べているが、義貞も正成も足利方の大軍に?して少しもひるむことはなかったという ^[6] 。

水軍を用意できなかった新田軍は、 脇屋義助 を?に一族23人、?勢5千余騎を?島に、 大館氏明 を?に一族16人、?勢3千人を??堂の南の浜にそれぞれ布陣させ、陸地からの敵に備えさせた ^[6] 。義貞自身は?大?であり、諸?への軍令を出すため、 和田岬 に2万5千の兵で布陣した ^[6] 。一方、楠木軍は他家の軍勢を入れず、700余騎で湊川西の宿（湊川の西側、本陣の北西にあたる ?下山 ）に布陣し、陸地から攻めてくる敵に備えていた ^[6] 。

この義貞の陣立ては、「不思議な陣立て」であったと言われる ^[7] 。義貞は南から上陸してくる足利軍の軍船に背中を向けるばかりか、北に陣取った楠木正成と脇屋義助が?破されてしまうと、東西南の三方向が海に面している和田岬が足利軍に完全に包?され退路をふさがれてしまう形になる。義貞はあえて「 背水の陣 」を敷いて、配下に決死の?悟で合?に挑むよう促したと推測される ^[8] 。

やがて、海と陸から進んできた足利軍は互いに近づいて攻め寄せ、海の軍勢が 太鼓 を鳴らして ? の?を上げれば、陸にいた軍勢もまた呼?して?の?を上げた ^[6] 。他方、官軍もまた 楯 の端を鳴らして ? を叩き、?の?を上げた ^[6] 。『太平記』によると、互いの?の?は、南は淡路の?島ヶ崎（ 淡路市 ?島 ）、鳴門（ ?島? 鳴門市 ）の沖、西は播磨路須磨（神?市 須磨? ）の浦、東は?津? 生田 の森（神?市 三宮 、 御影 付近）にまで、300余里四方に響きわたるほどであったという ^[6] 。

『太平記』によると、新田方の 本間重氏 が先に海の足利方に矢を射かけ、海の足利方も尊氏の命を受けた 佐?木?信 が射返す、いわゆる 矢合わせ が行われた ^[9] 。その後、海から200余騎が?島に押し寄せて上陸したが、脇屋義助は500余騎で包?し、左右?側から射てこれを激しく攻?した ^[10] 。 細川定? は200余騎が皆討ち死にしたのを見て上陸を命じ、大船700?からなる四?の軍勢が紺部の浜に上陸しようとした ^[10] 。兵庫島周?三ヶ所に展開していた5万余騎は足利軍を迎え?ったが、多勢に無勢であり、周?の船着場は防御が手薄になったため、中?、九州の兵船60余?が和田岬に押し寄せた ^[10] 。

少??? は和田岬の新田軍に側面から攻?をかけた。また、 斯波高? の軍は山の手から?下山に陣する楠木正成の背後に回った。細川水軍は義貞達を引き付けるためにあえて水軍を東へ移動させ、東側から上陸しようと見せかけた。義貞、義助らが誘導されてきたところを、船?の後方の軍船が方向?換して和田岬（駒ヶ林とも）から上陸し、新田、楠木の?軍を分?した。義貞は先頭に立って東側に上陸しようとする細川水軍こそ尊氏の本隊だと誤認していたようだが ^[11] 、?際には尊氏は方向?換して和田岬へと上陸した最後尾の軍船に?船していた ^[12] 。

細川定?が海路を東進し 生田 の森から上陸すると、義貞は退路を絶たれる危?を感じて?線を離?して東走し、楠木軍は孤立した ^[13] 。ここで誰も居なくなった和田岬から、悠?と尊氏の本隊が上陸した。合?の趨勢は細川水軍の突?が契機となって、一?に足利有利に傾いた、と 山本隆志 は評している ^[13] 。尊氏の奇襲作?は奏功した ^[14] 。

正成の奮??自害 [ 編集 ]

楠木正成は新田義貞と分?されたのち、弟の 楠木正季 に「敵に前後を遮?された。もはや逃れられない運命だ」と述べ、前方の敵を倒し、それから後方の敵を倒すことにした ^[15] 。

正成は700余騎を引き連れ、足利直義の軍勢に突?を敢行した ^[15] 。菊水の旗を見た直義の兵は取り?んで討ち取ろうとしたが、正成と正季は奮?し ^[15] 、ついには直義の近くまで?き、足利方の大軍を蹴散らして須磨、上野まで退却させた ^[15] 。直義は楠木軍に追いつかれたが、?師寺十?次?が奮?し、辛くも逃げ延びることができた ^[15] 。

尊氏は直義が退却するのを見て、「軍を新手に入れ替えて直義を討たせるな」と命じた ^[15] 。そのため、 吉良氏 、 高氏 、 上杉氏 、 石堂氏 の軍6千余騎が湊川の東に?けつけて後方を遮?しようとしたため、正成は正季ともに引き返して新手の軍勢に立ち向かった ^[15] 。

6時間の合?の末、正成と正季は敵軍に16度の突?を行い、楠木軍は次第に?を減らし、ついに73騎になっていた ^[15] 。疲弊した彼らは湊川の東にある村の民家に?け?み、正成と正季は刺し違えて自害し、?りの腹心である 和田正隆 らも皆自害した ^[15] 。また、このとき 菊池武吉 が兄 菊池武澄 の使いで須磨口での?いの?子を見に?ていたが、彼は正成の自害する場に行き、見捨てることができないことを理由にともに自害した ^[15] 。

足利?新田方の激突 [ 編集 ]

楠木正成の?死後、尊氏と直義は合流し、新田義貞の攻?へ向かった ^[16] 。義貞は 西宮 に逃がれていたが、ここに?ている軍勢は相手にすべき敵ではなく、湊川から襲?する軍勢、つまり尊氏、直義こそが本?の敵であると感じ、西宮から軍勢を返した ^[16] 。そして、義貞は4万余騎の軍勢を三方に分け、生田の森を背にして足利軍と激しく激突した ^[16] 。

まず、新田方の大館氏明、 江田行義 らが率いる3千余騎が細川氏、 仁木氏 の6万余騎に襲い掛かった ^[16] 。互いに多?が討ち取られて?方が引くと、新田方の 中院定平 、 大江田氏? 、 里見氏 、 鳥山氏 が5千余騎で高氏、上杉氏の8万騎に襲い掛かり、一時間ほど?った ^[16] 。それらの軍勢も疲弊して自陣に退くと、今度は新田方の脇屋義助、 宇都宮公綱 、 菊池武重 、河野氏、 土居通? 、 得能通綱 の1万騎が、直義、吉良氏、石堂氏ら10万騎に攻めかかった ^[16] 。そして、義貞自身も左右に2万3千騎を左右に立て、尊氏の軍勢30万騎に攻めかかった ^[16] 。

?方の軍勢は互いに?らず、この激しいぶつかり合いで大勢の兵士が?死した ^[16] 。合?は『太平記』で、「天を響かし地を動して攻め?ふ」「?虎二龍の?い」「新田?足利の?の?ひ今を限りとぞ見えたりける」と記されるほどの激しさに及んだ ^[16] 。合?の規模からすると、新田と足利の合?が湊川の合?の本?と呼べる。

義貞の奮??官軍の撤退 [ 編集 ]

しかし、足利方との兵力差は?然であり、義貞ら宮方が命がけで?っても?況を覆すことはできなかった ^[16] 。新田軍は敗北し、?っていた5千余騎の軍勢は生田の森の東から丹波路に逃がれた ^[16] 。足利方はこれを急追し、義貞は味方を京へと逃がすために後方に下がり、大?みずから殿軍を務めた ^[16] 。

殿軍を務める義貞を足利方は激しく攻?し、義貞は?っていた馬が矢を射られて負傷しても求塚の上に降り、味方からの?り換えの馬を待ちながら?った ^[16] 。義貞は足利方に包?されたが、足利方の兵は義貞の?迫に押されて近寄れなかったため、遠?きにして矢を射た ^[16] 。このとき、義貞は 源?仲 の代から?わる源氏重代の?刀、 鬼切 、 鬼丸 の二振りの太刀を左右の手に持ち、それらを振るって奮?した ^[16] 。『太平記』によると、義貞は16本の矢を落としたとされ、その?子を「其有?、譬（いわ）ば四天王、須?の四方に居して同時に放つ矢を、捷疾鬼走廻て、未其矢の大海に不落著前に、四の矢を取て返らんも角やと?許也」と評している ^[16] 。

やがて、義貞の窮地を見た配下の 小山田高家 が?けつけ、自身の馬を義貞に渡して徒?になり、敵兵を防いで義貞の命を救い、その間に義貞は味方の軍勢に合流して難を逃れた ^[16] 。高家は 秩父平氏 ? 小山田氏 の系譜を引く武?と見られ、建武3年3月に播磨で 刈田狼藉 を行い軍令違反に問われていたが義貞に赦免され、その恩義から義貞の身代わりになったという ^{[18] [19]} 。ただし、この逸話は『太平記』古本には見られず、後世の加筆である可能性が考えられている。

官軍?大?である義貞は?兵を纏めて6千騎で京へと?還し、京の人?は攻めてくる足利方の軍勢に慌てふためいた ^[20] 。朝廷では官軍敗北の場合は東坂本（ 比叡山 ）へ臨幸することが決まっていたので、27日 ^[21] に後醍?天皇は三種の神器とともに京を離れた ^[20] 。義貞や脇屋義助ら新田一族もその護衛として、後醍?帝の臨幸に同行した ^[20] 。

考察 [ 編集 ]

湊川合?における正成、義貞の敗北の何よりの原因は、兵力の多寡にあるとされる ^[14] 。『太平記』においては、正成、義貞共に、「敵は勢いに?り大軍を率いているが、一方我?の軍勢は疲弊して人?も少なくなっている」と語っている ^{[22] [3]} 。また、義貞と正成の間に?術面における連携の不備があったとも言われる ^[13] 。

決?の地であった?時の神?市付近は現在よりも海面が高かったこともあり、今以上に海が六甲山地に迫っていて平地が?く、大軍の行動には適さなかった。そのため、宮方は水軍を全く持っていなかったことが決定的な敗因となった。

また、山本隆志は『深堀文書』五月二十五日書?案において、この?いの中で敗走する新田方30余人を生け捕りにした「芥河河原村輩」と呼ばれた人?に注目している ^[22] 。これらは武士ではない村人であり、このような人?が新田方に挑んで何十人も生け捕りにするなど無視できぬ?力であったことは、 ??時代 だけではなくこの 南北朝時代 にも言える、と山本は述べている ^[22] 。

後世への影響 [ 編集 ]

湊川の?いや、正成が出陣前に嫡子の 楠木正行 を本?地の 河?? へ?した「 ?井の別れ 」などは、勝ち目のない?と知りながら天皇のために忠義を?くして死んだとして 講談 などで人?を博し、?前の 皇?史? ?育や 唱歌 などでも盛んに取り上げられた。

現在の兵庫?神?市 中央? には、正成?正季兄弟終焉の地として楠木一族を祭神に祀った 湊川神社 があり、 ?川光? 自筆の「嗚呼忠臣楠子之墓」の石碑などが存在する。

幕末期、 長州藩 は破約 攘夷 を目指した。長州藩士 兼重?? の述?によれば、 文久 2年（ 1862 ） 7月6日 、京都河原町での君前?議にて、藩論を決定するにあたり、 桂小五? 、 周布正之助 は藩士に「二百人でも三百人でも、京都へ出て居る人?の中で、お互い湊川をやる見?みより外に仕方ない。それならば申し分はない。つまり百人でも二百人でも、?うて湊川をやると決心する」と言って?得した ^[23] 。

太平洋?? 末期の 1944年 6月15日 の あ?作? の際、 五二一空 が「 銀河 」8機で編成された攻?隊「鵬部隊」で マリアナ 沖の アメリカ海軍 機動部隊 に?する攻?に出?したものの、敵艦隊の迎?により全滅した。この部隊の飛行隊長であった海軍少佐 江草隆繁 はマリアナ進出前に家族に?して「 今度は湊川だよ 」と語っている ^[24] 。 1945年 3月21日 の 九州沖航空? の際には、 神風特別攻?隊 第一神雷?花隊、第一神雷攻?隊（ ?花 とその母機である 一式陸上攻?機 で編成された攻?隊）は、 九州 南方沖に迫ったアメリカ海軍高速空母 機動部隊 に?する攻?に出?したものの、敵の艦上??機部隊の迎?により全滅した。この部隊の指揮官であった海軍少佐 野中五? は、 鹿屋 基地を出?する際に、「 これは湊川だよ （＝湊川の?いのような勝ち目のない?だ）」と嘆息したと言われている ^{[25] [26]} 。終?時の8月15日には、上述の九州沖航空?を指揮し第一神雷攻?隊による攻?を指示した 第五航空艦隊 司令長官の海軍中? 宇垣纏 が沖?方面へ特攻を行い?死したが、その際の日記『 ?藻? 』に「 余又楠公精神を以て永久に?くすところあるを期す。一六??幕僚集合、別杯を持ちあり。之にて本?藻?の頁を閉ず 」と締めくくっており、湊川になぞらえていた事が分かる ^[27] 。?後、東京 水交社 で行われた海兵四十五期級友?でも、 土井申二 が詠んだ「宇垣?中??に十七勇士菊水塔」への?詠の中に「 精忠不朽湊川似 」の一節があり、部下からもそのように見られていたことがうかがえる。

脚注 [ 編集 ]

?考文? [ 編集 ]

• ?富敬之 『上州 新田一族』 新人物往?社 、1984年8月。 ISBN   978-4-40-401224-1 。  
• 峰岸純夫 『新田義貞』 吉川弘文館 〈人物叢書〉、2005年5月10日。 ISBN   4642052321 。  
• 山本隆志 『新田義貞 ?東を落すことは子細なし 』 ミネルヴァ書房 日本評?選、2005年10月10日。 ISBN   4623044912 。  
• 海軍神雷部隊?友?編集委員?編著『海軍神雷部隊』1996年
• 加藤浩『神雷部隊始末記』 ?習?究社 、2009年

?連項目 [ 編集 ]

• 湊川神社

外部リンク [ 編集 ]

• 『 湊川の?い 』 - コトバンク