松?子 （まつばやし、まつはやし）は 年頭 に福を祝って行う芸事のこと。 松の? におこなう ?子 の意。松拍子?松拍とも。 室町時代 に盛んに行われていた。 1月 の 季語 。

足利義? が都落ちして 播磨? の 赤松氏 の 白旗城 に居していた折に義?を慰めるため披露した芸事を、義?が上洛してのちに 正月13日 に赤松家によっておこなうのを習慣とした旨の記述が『 ??准后 日記』にある。この習慣が 京都 から全?各地へと?まったのが起源とされる。

松?子では、唱門師や散所などの 芸能 ?業者のみならず村民や町人など各階層の人間が着飾り??し、京都においては 室町御所 へ、地方においては 守護 など各地の?力者の邸宅へ?向し、 舞 や ?子 が披露され、祝?が述べられる。その返?として?物が授けられる。『 看聞日記 』には、 永享 9年（ 1437年 ）に 下京 の町人の女房らが室町御所に?向して?子を披露した「女松?子」についての記述がある。また 大名 らも家?を率いて 幕府 政?を訪れ ?軍 に舞を披露していた。

松?子はその?相から、人家の門前で音曲を奏し金品を貰う「門付け」や、 念?踊り や 獅子舞 の起源である中世芸能の「風流」の一種とも言える。

江?時代 になると、 江?城 ?に 正月2日 （のちには 3日 ）の夜に大名らを集めておこなう?初を松?子と呼ぶようになり ^[1] 、町人にもこの慣わしが?まったとされる。

菊池市 の 菊池神社 の秋の例祭でとりおこなわれる 重要無形民俗文化財 の「松?子御能」は、室町時代の形態が良く保存されており、 ?世宗家 に?わる松?子と共通する部分があって深い?連が考えられている。また 博多どんたく の起源である 博多松?子 も、松?子の形態を?している。

脚注 [ 編集 ]