扶余隆

扶余隆 （ふよりゅう、 615年 - 682年）は、百? 最後の王である義慈王の太子。

生涯 [ 編集 ]

義慈王の4年（ 644年）に太子となる。義慈王は同14年（654年）春の??の大旱魃をよそに、翌年（655年）2月、この太子のために宮殿を奢侈??麗をきわめる姿に改築している。

同20年（ 660年）7月、新羅が唐と連合して百?を攻めた際に、降服した。その際、新羅の文武王は、隆を馬の前にひざまずかせて「お前の父はかつて私の妹を殺し、その屍を獄中に埋めた。私の心を20年間傷つけた。今日、お前の命はわが手中にある」と罵ったと言われる。その後、唐の?軍蘇定方は、百?の王?太子以下50人あまりを唐の都へ送ったという ^[1]。

同年、百?の宗室である鬼室福信は故?の復興をはかり、倭? （日本）の人質であった扶余豊璋を迎えて、周留城を?点として唐への抵抗運動を?けた。これに?して唐の皇帝? 高宗は劉仁軌を派遣して ?方郡の刺史とし、孫仁師を遣わして彼らを討伐した。この時、隆も劉仁軌らとともに水軍を率いて、白村江にて倭?および百?の軍と?い、勝利した（白村江の?い）。敗れた豊璋は高句麗に亡命した ^[2]。

唐の麟? 2年（ 665年 8月、天智天皇 4年、新羅の文武王5年）、高宗は隆を熊津都督に任命して故?に?還させ、新羅と和親して、百?の遺民を招撫させている。隆は熊津城に到着すると、文武王とともに白馬を殺してその血をすすり、盟誓を行った ^[3]。馬の血をすすり終わると、性幣を壇の壬地に埋め、盟約書を新羅の宗廟に所?させた。これを受けて、翌年1月、彼らは劉仁軌に?い、唐の泰山で行われた高宗の封?の儀に?加している。

しかし、隆は新羅の?迫を畏れ、あえて百?の故地には留まらなかった。儀鳳 2年（ 677年）、唐はさらに隆を光?大夫太常員外卿兼熊津都督?方郡王に任じ、百?遺民を集めさせたが、この時、百?の故地は荒れ果て、新羅の領土とされてしまった。隆はついに故?に?還することができずに、永淳元年（ 682年、新羅の神文王 2年）に、68?で洛陽の私邸で?したという。

扶余隆の最期を『 ?唐書』は以下記す。

時百濟本地荒?，漸爲新羅所據，隆竟不敢還舊國而卒。…百濟之種遂?。

時に百?の本地（本?）は荒?し、新羅の據る所となる。隆は竟いに敢えて??（百?）に還らず。而して卒（死去）す。…百?の種は遂いに絶える ^[4]。 ? ?唐書、?一百九十九

脚注 [ 編集 ]

^ 『三?史記』
^ 『?唐書』『資治通鑑』
^ 『?唐書』『三?遺事』
^ 佃? 『倭人のル?ツと渤海沿岸』星雲社〈「古代史の復元」シリ?ズ〉、1997年12月1日、240-241頁。 ISBN 4795274975 。

?考文? [ 編集 ]

朝鮮?督府中?院編『朝鮮人名?書』臨川書店、1973年。
森公章『「白村江」以後』講談社、1998年。 ISBN 4062581329 。

?連項目 [ 編集 ]

[1] 『三?史記』

[2] 『?唐書』『資治通鑑』

[3] 『?唐書』『三?遺事』

[4] 佃? 『倭人のル?ツと渤海沿岸』星雲社〈「古代史の復元」シリ?ズ〉、1997年12月1日、240-241頁。 ISBN 4795274975 。

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