出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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"尾根"
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TWL
(
2019年5月
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尾根
(おね)は、
谷
と谷に?まれた
山地
の一番高い部分の連なりのことである。
山稜
(さんりょう)、
稜線
(りょうせん)とも言う。
地?
上では
等高線
の突出として示される。
尾根は
山頂
から始まり谷間へと?く。
富士山
のような円錐形の山では尾根は明確には存在しない。しかし、降雨と流水によって浸食が進むと谷ができるから、谷と谷の間の盛り上がりとして尾根が生まれる。
孤立峰
(こりつほう)では尾根は山頂から麓へと伸びるが、多くの山は複?が?んでおり、その場合には尾根は山脈の間をつないで伸びる。ある程度直線的に尾根のつながった山が?ぶのを
連峰
(れんぽう)という。そのような尾根筋を通り?ける山行を往?に?走という。また、そのような尾根筋は
分水嶺
ともなる。
?側の斜面が急峻な尾根のことを、
登山
用語では
?せ尾根
と言う。これにはいろいろな呼び方があり、
鎌尾根
、馬の背、?の刃渡り(つるぎのはわたり)、金冷やし(きんひやし)などと呼ばれる場合がある。
アレ?ト
(
?
:
arete
)、
グラ?ト
(
?
:
grat
)、リッジ(
英
:
ridge
)などとも呼ばれる。
氷河
の作用(
氷食
作用)によって作られた?せ尾根は、日本では特にアレ?トと呼ばれる場合が多い。氷食によるアレ?トは、氷河の流下が進行していくことで峰の?側から
カ?ル
が?大してきてできる。?せ尾根の中でも特に急なものは、
ナイフエッジ
(
英
:
knife edge
)とも呼ばれる
[1]
[2]
。
「?せ尾根」の反?に?側の斜面が緩やかな尾根を、登山用語では
?い尾根
と言う。やせ尾根は崖に近い点で危?であるから、?やかな尾根の方が安全であるが、他方で緩やかな尾根は尾根筋が明確でないため、尾根筋をたどりにくく、道に迷う危?が大きい。
八甲田山
で
雪中行軍が遭難
したのも、なだらかな山頂部であるため、尾根筋によって方向が確認できなかったのが大きい理由であった。
山?きをする場合、尾根筋は位置が把握しやすく、コ?スがわかりやすいため、
道
としてよく使われる。また、道に迷った場合も尾根筋に出るのがよい。谷間にはいると見晴らしがきかず方向がわからなくなる上、?や崖があって通れなくなったり、それらからの?落や滑落の危?性があることが多い。また、上記のように尾根筋は分水嶺であることがあり、その場合は下る向きを間違えると全く異なった方向に向かってしまう例もある。
このようなことから、古くから尾根筋は山を踏破する際の通り道として使われた。たとえば
熊野古道
の山間部はその多くが尾根筋で、要所要所で谷底に下りつつ、また尾根を昇る繰り返しになっている。普通あまり昇降のない部分は尾根筋を通り、ちょっとしたピ?クではその山腹を通るようなコ?スである。なお、このような?緯から、山間部?地では集落は往?にして主たる河川より遙かに水準の高い位置に作られた。
ただし尾根筋は一般に水が十分に得られず、生活には不向きである。集落は山腹から谷間に作られる。山を越える場合、長く?く尾根があれば最も低いところで越える。このような地点を
峠
という。
道路
は主に河川沿いに造られるが、主流ではそのそばを通り、谷間から分水嶺を超える場合には谷底から山腹を昇って、ある程度のところでトンネルを造ってしまう。そのため、古道をあちこちで?切るコ?スになる。また、集落より遙かに低いところを新しい道路が通ることになる例が多く、不便さを?幅している。
尾根筋ははっきりした?切りとして把握しやすい。また、水系を分けるものでもあり、それによる?分には?質的な意味もある。そのため、尾根筋を?分線とする例が多い。
行政?分
も、往?にして尾根筋を通る。高い山の山頂が二つ以上の行政?分にまたがる例が良くあるのもこれによる。
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山用語 ?分(3713:地形?尾根)
山どんの資料室
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山岳用語集 あ行
ぶらり山旅