出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
安久美神?神明社
(あくみかんべしんめいしゃ)は、
愛知?
豊橋市
八町通
三丁目17番地にある
神明神社
である。別名:
豊橋神明社
(とよはししんめいしゃ)
[注? 1]
。
祭神
[
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]
御本社
配祀
境?社
?史
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1888年以前の社地と現在地
[1]
1888年以前の社地
現在地
豊橋公?堂
豊橋市役所
天慶
2年(
939年
)11月、
?東
において
平?門
が
?
を起こした。
京
の
朝廷
は、
?議
の
大伴保平
を
勅使
として
東海
の
伊勢神宮
へ派遣し、?東平定を祈願した。この??のおかげか、翌年2月?東の
承平天慶の?
は直ちに平定することができた。天慶3年(
940年
)、?東??を喜んだ時の帝の
朱雀天皇
は
三河?
渥美郡
北端である
豊川
左岸の安久美(飽海)?(豊橋市中心部)を伊勢神宮へ
寄進
した。そのため、この地は
安久美神?
(あくみかんべ)という名の神領地(
神?
)となる
[注? 2]
。その時に伊勢神宮
祭主
大中臣?基
の庶流?大中臣基守が磯部氏、川野氏、?水氏らを率いて
伊勢?
より?たり、この
新神?
(しんかんべ)の屋代(やしろ)として創建されたのが?社である。
永正
2年(
1505年
)、
今川氏親
の命によりこの地へ三河?
?飯郡
長山一色城
(
豊川市
牛久保町)主の
一色時家
被官?
牧野古白
によって今橋城(後の
吉田城
。豊橋市今橋町)が築城された後も、?代三河吉田城主の尊崇は篤かった
[注? 3]
[2]
。江?時代には
吉田城
?にあり、城?神明宮や吉田神明宮と呼ばれた
。また、三河?を平定し後に
征夷大?軍
となった
?川家康
も、?社の
鬼祭
を見物したとされる。神君の朱印をもって30石の社領を?じ、代?の征夷大?軍がこれを?承した
[注? 4]
。
明治
18年(
1888年
)、?座地が
大日本帝?陸軍
の用地となったため現在の位置に移?した
。1923年(大正12年)には?社に昇格し、1930年(昭和5年)には現在の社殿を造?した。神社名としては、神?神社や吉田明神、吉田神明、吉田神明宮などの記?がある。明治維新時の宮??止により「神明社」となり、
昭和
26年(
1951年
)に「安久美神?神明社」と改?した
。
境?
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安久美神?神明社の境?
本殿
幣殿??殿
神?殿
社務所
神庫
額殿
手水?
儀式殿
?集殿
潔?殿
一の鳥居
二の鳥居
東照宮(家康公)御腰掛松
儀調場
建造物
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]
- 本殿
- 登?有形文化財
。
1930年
(
昭和
5年)建設
[5]
。
?務省
神社局
の角南隆技師が建設に?わった
[5]
[6]
。桁行3間、梁間2間。神明造銅板葺の高床式建物
[7]
。?部は?陣と外陣の2室に分かれており、周?には高欄付き?がめぐらされている。屋根には
伊勢神宮
の社殿のような6本の
?木
があり
[7]
、?妻では棟持柱が棟木を支えている。伊勢神宮正殿の意匠に近づけようとする工夫がみられる。
- 幣殿??殿
- 登?有形文化財
。1930年(昭和5年)建設
[5]
。?務省神社局の角南隆技師が建設に?わった
[5]
。桁行
18.2
m
、梁間
4.8 m
。?側に脇殿のある大型の?殿である。屋根は切妻造銅板葺であり、柱は?丸柱である。棟には千木と?木が上げられている。
- 神?殿
- 登?有形文化財
。
1885年
(
明治
18年)移築
[5]
。桁行
4.5 m
、梁間
4.5 m
。屋根は入母屋造?瓦葺である。境?にある?少ない昭和期以前の建築物である。
- 社務所
- 神庫
- 登?有形文化財
。1930年(昭和5年)建設
[5]
。桁行
5.5 m
、梁間
4.5 m
。?筋コンクリ?ト造。屋根は寄棟造?瓦葺である。
- 額殿
- 手水?
- 登?有形文化財
。1930年(昭和5年)建設
[5]
。桁行
3.5 m
、梁間
2.9 m
。
- 儀式殿
- 木造
2階建て
[8]
[9]
。延床面積約
500
m
2
。
1962年
(昭和37年)に建設され、?築を重ねてきた
[9]
。1970年代中頃まで結婚式の披露宴?場にも使用された
[8]
。鬼祭の準備などに使用されている
[8]
。2016年(平成28年)9月16日には
豊橋技術科?大?
建築?都市システム?系が中心となって耐震診?見??が開催された
[8]
。
- 一の鳥居
- 二の鳥居
-
幣殿??殿
-
神?殿
-
社務所
-
神庫
-
額殿
-
手水?
-
儀式殿
-
潔?殿
-
一の鳥居
-
二の鳥居
?社?末社
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]
- 高宮社?伊?社?外宮社 - ?殿西側。
- 護?神社 - ?殿西側。
- 三峯社??荷社 - ?殿東側。
- 猿田彦社 - ?殿東側。
-
高宮社?伊?社?外宮社
-
護?神社
-
三峯社??荷社
-
猿田彦社
史跡
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]
東照宮(家康公)御腰掛松
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]
1554年
(
天文
13年)、
?川家康
が??し、
鬼祭
の神事を??したときに社殿前の松の根元に腰掛けたといわれる。
1603年
(
慶長8年
)、宮司の司守信が
伏見城
で
?川家康
に?謁したときに、かつて??したその神事のことを尋ねられたことをきっかけに、この社頭の松は丁重に祀られるようになった。社地奉遷により、根元の大石は移動され、現在は代わりの松が植えられている。神明社跡地(
豊橋公園
?)の本?松があった場所には、「?川家康公腰掛松??」の石碑が建てられている
。
儀調場
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]
伊勢神宮遙?所。石を敷き詰めて造られており、八角形になっているため、「八角台」ともいう
。「儀調場(ぎちょうば)」という語は宮司の造語と考えられ
、由?は諸?ある。一つは、かつてこの場所で「
左義長
」(さぎちょう)が行われたからとする?。もう一つは、かつてこの場所が「毬打場」(ぎっちょうば)だったからとする?がある
。社殿前にあり、この場所で??な神事が行われている
。「
豊橋鬼祭
」の諸神事もこの場所で主に行われている。八角形の台の上に木版が敷かれて高くなっているのは、その神事が?詣者によく見えるようにするためである
。
祭事?催事
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]
豊橋鬼祭
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]
例祭の
鬼祭
(おにまつり、?の
重要無形民俗文化財
)で知られる
[13]
。メインの
赤鬼と天狗のからかい
は
平安時代
から舞われていたユ?モラスな有名な
田?
であり
[13]
、本?
大晦日
に行う年越しの
神事
であった。
昭和
43年(
1968年
)からは、祝日(
建?記念の日
)である2月11日を本祭として、その前日(2月10日)とともに祭?日としている。現在の祭?の
赤鬼
と
天狗
の御面は、昭和15年(
1940年
)に神社創建1千年と
皇紀
2600年を祝って作られたものであるが、それまでの御面は?時三河?吉田を治めていた
今川義元
が寄進したものといわれる。
前夜祭では、社殿前の八角台で笛や太鼓の音に合わせて古代服に身を包んだ6人の舞?と?鬼が「岩?舞」を舞う
[13]
。
その後境?で厄よけのたんきりあめをまいたのち、「ア?オ?」という掛け?と共に町?へ?けだし、
氏子
らを引き連れて1軒ずつにあめを配って回る
[14]
。
この赤鬼をモデルに、
豊橋市役所
が豊橋市製100周年事業「とよはし100祭」(ひゃくさい)のために製作した
マスコット
が
トヨッキ?
である。トヨッキ?は後に豊橋市の公式マスコットとなった
[15]
。
式年遷宮
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編集
]
1947年
(昭和22年)からほぼ20年ごとに
式年遷宮
を行っており、直近では
2010年
(
平成
22年)に遷宮を行った
[6]
。遷宮前には本殿や?殿?幣殿の屋根の吹き替えなどが行われ、遷宮では遷座?奉祝祭が開催される
[16]
。
登?有形文化財
への登?という祝事も重なったため、2010年(平成22年)の式年遷宮奉祝祭には鬼祭に登場する赤鬼?天狗??鬼?小鬼??鬼の5?も出席した
[6]
。
文化財
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]
重要無形民俗文化財(?指定)
[
編集
]
登?有形文化財(?登?)
[
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]
1930年
(昭和5年)に新築してから80年を迎えることから
[6]
、安久美神?神社は
文部科?省
に
登?有形文化財
への登?を申請し、
2010年
(平成22年)9月10日、「本殿」、「幣殿及び?殿」、「神?殿」、「神庫」、「手水?」の5軒が?の
登?有形文化財
に登?された
[5]
[7]
。
- 登?日
- 本殿 - 2010年(平成22年)9月10日登?。
- 幣殿及び?殿 - 2010年(平成22年)9月10日登?。
- 神?殿 - 2010年(平成22年)9月10日登?。
- 神庫 - 2010年(平成22年)9月10日登?。
- 手水? - 2010年(平成22年)9月10日登?。
現地情報
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]
所在地
交通アクセス
飽海神?
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]
?史?者の
太田亮
は地誌書『
三河?二葉松
』を根?として、「飽海本神??新神?は、和地?の神?七?を指す」としており、
羽田八幡宮
(豊橋市)神官の
羽田野敬雄
が『三河?古蹟考』で「(飽海本神??新神?は)幡太?飽海村」としているのは誤りだと糾?している。なお、幡太?の比定地や渥美?飽海の比定地において、現在の
田原市
であるとする?と
豊橋市
であるとする?の?方があり?立している。
安久美神?神明社という社名は?後に改?されたものである。
明?
6年11月17日の安久美神?神明社棟札銘などには新神??が見える(豊橋市史5)。
天正
6年12月13日の安久美神?神明社棟札にも?飽海郡新神部宮司盛秀?と見え、吉田城主酒井忠次は造?のため馬1疋を進?している(豊橋市史5)?これらの棟札を根?として、豊橋市史では、飽海村は飽海新神?であったとする?を主張している。ただ、安久美神?神明社棟札以外に、新神??とする資料は見?たらない。
永?
3年12月2日の今川氏?安堵?に??河?渥美郡飽海??。天正18年12月20日池田輝政?あくみ?吉田方?所之??(豊橋市史)。??時代の同時代史料には、飽海?(あくみ)となっている。
脚注
[
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]
注?
[
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]
- ^
愛知?渥美郡豊橋町立高等小?校編の?土誌
明治
30年6月(
1897年
)には、中八町
神明社は村社にして、その鬼祭は賑やかなり
と記載されている。安久美神?神明社とは記載されておらず、?に神明社で、村社とあり、伊勢神宮の?園についての記載もなく、その根?は不明である。
?立???書館
?書には、『安久美神?神明社千年誌』(1974年10月 神明社?行)、『安久美神?神明社と司家』(1981年10月)などがある。
- ^
これは?に現在の田原市神?の地にあった本神?(ほんかんべ、封??20?:『新抄格勅符抄』??の
大同
元年(806年)の牒による。)に?し、新神?(封??10?)と呼ばれた。また、三河では後の
文治
元年(1185年)に渥美郡大津?(豊橋市老津町)に封?を?加し、大津保と?した。
- ^
牧野古白は、安久美神?神明社の造?のために寄進した。その際、
明?
6年11月17日(
1497年
12月10日)銘の古棟札に「奉造立?川?於渥美郡新神??社頭一宇棟上???」と記しており、
新神?
の名?が知れる。
- ^
愛知??書館
所???のうち、
伊那?
足助?作成管理の三河?全?(明治2年頃)では、その記載が確認できない。元豊橋?管轄之?(明治4年頃)に、神明社とあり、他の寺社との位置?係から、これが安久美神?神明社と思われる。ここでは?に神明社とだけあり、安久美神?という表記はない。
出典
[
編集
]
- ^
「史蹟 安久美神?神明宮?跡」
- ^
牧野古白棟札→?第2節 ??時代の豊橋地方?『豊橋市史』pp.364-365
- ^
a
b
c
d
e
f
g
h
「『保全さらに力を』 ?に文化財登?の安久美神?神明社(豊橋)喜ぶ?宜の平石さん 本殿、幣殿??殿 第一級の評?」『中日新聞』2010年7月17日
- ^
a
b
c
d
「安久美神?神明社 10日?式年遷宮奉祝祭 『鬼祭』の5?一堂に 5建物、?有形文化財に指定 祝事重なり初披露」『中日新聞』2010年10月1日
- ^
a
b
c
「豊橋の安久美神?神明社本殿 一宮の?湊屋 ?に登?文化財に7件答申」『朝日新聞』2010年7月17日
- ^
a
b
c
d
「鬼まつりの神社 耐震診?見?? 豊橋の安久美神?神明社」『朝日新聞』2016年9月14日
- ^
a
b
「耐震難あり ?策?討へ 豊橋?安久美神?神明社」『中日新聞』2016年9月17日
- ^
a
b
c
“?鬼が?たぞ~ 豊橋で前夜祭”.
中日新聞
(中日新聞社): p. 夕刊 1. (2016年2月10日)
- ^
“「ア?オ?」鬼?ける 豊橋”.
中日新聞
(中日新聞社): p. 夕刊 1. (2015年2月10日)
- ^
“
豊橋市のマスコット「トヨッキ?」
”. 豊橋市.
2019年12月18日
??。
- ^
「?殿、幣殿の銅板屋根ふき替え完了 豊橋?安久美神?神明社」『中日新聞』2009年10月14日
- ^
?社方法
安久美神?神明社
?考文?
[
編集
]
- 『豊橋の史跡と文化財』豊橋市?育委員?、1981年。
- 『安久美神?神明社千年誌』安久美神?神明社、1974年。
- 安久美神?神明社式年遷宮御造?委員?記念誌部?編『安久美神?神明社千年のあゆみ』安久美神?神明社式年遷宮御造?委員?記念誌部?、2012年。
- 『春を呼ぶ、鬼と天狗とタンキリ飴豊橋鬼祭。〈知るほど豊橋 ふるさと再?見ガイドブック10〉』豊橋市?報公?課、2014年。
- 山田誠二『豊橋鬼祭』1999年版。
外部リンク
[
編集
]
ウィキメディア?コモンズには、
安久美神?神明社
に?連するカテゴリがあります。