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四方
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四方 (富山市)
」をご?ください。
|
十二支
の方位盤(
大阪天?宮
で撮影)
東西南北の案?(阪急
京都河原町?
)
方位
(ほうい)とは、ある地点における水平面?の方向を、基準となる一定の方向との?係で表した物。または、基準となるべき幾つかの方向に付けた名?である。
方角
(ほうがく)もほぼ同義である。
??
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]
方位の基準には?の
子午線
が用いられ、この?の子午線と物標と?測者とを結ぶ線との交角を
?方位
と呼ぶ
。また、このとき?測点の位置を
中央
と呼ぶ。
- 平面
上では、
東
?
西
?
南
?
北
の
4
方向を基準として、周角を
8
等分、
16
等分した物が用いられる。
- 立?
上では、
東
?
西
?
南
?
北
?
天
?
地
の
6
方向が基準である。
例えば?測者がある物標に正?した?態において、?測点と物標とを結ぶ直線から右へ22°30′の角度で?測点から北方向への子午線が交差しているとき、その物標は?測者から見て北北西の位置に存在することになる。
方位の測定
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]
方位の測定には
方位磁針
が用いられる。ただし、方位磁針の示す北は?北ではなく
磁北
であり(?北と磁北との差を偏差あるいは偏角と呼ぶ)、磁石の針が指し示す南北を通る線を
磁?子午線
というが、この磁?子午線と物標と?測者とを結ぶ線との交角を
磁針方位
と呼ぶ
。
さらに
船
などで現?に使用されている方位磁針は船?の?器などの設備や構造による磁?作用を受けているために磁極の方向(磁?子午線)とも差がある(この差を自差と呼ぶ)。この?際に方位磁針(船?の羅針儀など)が指し示している南北線と物標と?測者とを結ぶ線との交角を
羅針方位
と呼ぶ
。
これらの偏差や自差などを加減することによって羅針方位から?方位を求め、また、?方位から羅針方位を求めることを
方位の改正(法)
と呼ぶ
。
現代の
地?
では原則として北を上とする。ただし、壁や床に?し固定された案??などでは、設置された方角に一致させることが多い。なお、方位を補正するため、
地形?
には磁針方位が?字で記されており、また、
海?
には
コンパス?
(コンパスロ?ズ)が描かれ?方位と磁針方位の差を容易に知ることができるようになっている。
平面における方位
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]
方位の表現
[
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]
360°式
[
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]
平面上では、北を基準とした
角度
で表現し、値を?み上げる方式が多く用いられる。この方式では、北を0° =
360
°
として時計回りに、東を
90
°、南を
180
°、西を
270
°とする、このように決められた水平面?での角度を
方位角
と呼ぶ。
航空機や船などが針路を指定する場合や、軍用機や艦艇が敵のいる方向を指定する場合にも使われる(250度の進路をとるならば「方位 2-5-0」)。
90°式
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]
天文?
や
測量
で、正確な方位が必要なときは、東西南北を基準とし、その基準から時計回りの方向への差を角度で表す。北28度東 (N28E)?南15度西 (S15W) のように角度で表す方法である。
点?式
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]
点?式は円周を32等分する方位の表現形式である。まず、基準となる東西南北を
四方点
とし(4方位)、それぞれの中間を
四隅点
(8方位)、四方点と四隅点との中間を
中間点
(16方位)、さらに32等分する点を
微点
として32方位を構成する
。ただし、32方位は通常の日常生活で用いるには細かすぎるため、4方位、8方位、16方位が用いられることが多い。
- 4方位
- 平面上で基礎である
四方
は、
上?下?左?右
(絶?的方向)、或いは
左
?
右
?
前
?
後
(相?的方向)の四種類を指し、方位間隔は90°(
直角
)である。これら四種類の?、東西(
左右
)を
幅
または
?
、南北(
前後
)を
?行
または
?
という。しかし、東西南北と左右前後は、前面の位置により異なる。例えば、西が前となる場合には、南は左、北は右、東は後となる。四方に
中央
を加えて、
五方
(ごほう)という。
5
方位の?想は、特に古代
中?
の
五行思想
に由?すると言われ、五行と片手の
指
(五指)に因んだ?え方である。つまり、
4
要素に「中立」を意味する要素を加えて、5個で1組となる。
- 8方位
- 8等分する場合は、
東?西?南?北?
北東
?
南東
?
北西
?
南西
の8方向となり、方位間隔は
45
°である。これらの?、北東?南東?北西?南西、或いは右前?右後?左前?左後の4つの方位は
四隅
と呼ばれ、これらは45の倍?の?、奇?の方向である。地?上では、北を前として、以下のように割り振ることが一般的である。日本では、「
八方美人
」「八方塞がり」などのように
あらゆる方向
という意味で「八方」の語が使われる場合がある。
- 16方位
- 方位間隔は22°30′である。中間点の呼?は北北東?東北東などのように、四方点-四隅点の順に組み合わせることによって、該?する四方点と四隅点の中間であることを示す。
- 32方位
- 方位間隔は11°15′であり、この角度を表す
点
という?位もある。微点の呼?は北微東?北東微北などのように、8方位-微-四方点の順に組み合わせることによって、8方位を基準としていずれの側に偏しているかを表す。北微東は「東寄りの北」、北東微北は「北寄りの北東」といった意味となる。日本の幕末期の艦船も航海には32方位を使用していた。
- (?考)128方位
- 方位間隔は2°48′45″である。
咸臨丸
や
開陽丸
の
航海日誌
には32方位よりさらに細かく32点法の1点間を2等分または4等分した「北微東1/2東(NbE1/2E)」や「北微東3/4東(NbE3/4E)」のような細かい方位の表示がみられる
[5]
。
方位の表現
|
四方
|
32方位(微点)
|
16方位(中間点)
|
32方位(微点)
|
四隅
|
32方位(微点)
|
16方位(中間点)
|
32方位(微点)
|
|
|
|
|
|
東洋の方位
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]
東アジア
では、昔は
十二支
による以下の12方向の方位が用いられていた。それぞれの方位間隔は
30
°である。
また、
八卦
を用いた以下の八方向による方位が、特に
易
で用いられた。
坎
(かん)
|
艮
(ごん)
|
震
(しん)
|
巽
(そん)
|
離
(り)
|
坤
(こん)
|
兌
(だ)
|
乾
(けん)
|
北
(きた)
|
北東
(ほくとう)
|
東
(ひがし)
|
南東
(なんとう)
|
南
(みなみ)
|
南西
(なんせい)
|
西
(にし)
|
北西
(ほくせい)
|
更に、十二支?八卦?
十干
を組み合わせた二十四方向の方位もあった(
二十四山
)。方位間隔は15°で、
風水
などの吉凶判?に利用される。
子
|
癸
|
丑
|
艮
|
寅
|
甲
|
卯
|
乙
|
辰
|
巽
|
巳
|
丙
|
午
|
丁
|
未
|
坤
|
申
|
庚
|
酉
|
辛
|
戌
|
乾
|
亥
|
壬
|
子
|
北
|
|
|
北
東
|
|
|
東
|
|
|
南
東
|
|
|
南
|
|
|
南
西
|
|
|
西
|
|
|
北
西
|
|
|
北
|
また、
佐渡金山
で使われた羅針盤では、二十四山を更に?張して48方位に名前を付けていた。
この?、北(坎?子)、東(震?卯)、南(離?午)、西(兌?酉)を
四方
、北東(艮)、南東(巽)、南西(坤)、北西(乾)を
四維
という。
また、艮は丑(うし)と寅(とら)の間にあることから「うしとら」ともいう。同?に、巽は「たつみ」、坤は「ひつじさる」、乾は「いぬい」という。
四方位?八方位?十二方位との?連、または四方に置き換えられる物は、以下のように整理される。
琉球王?の「針方角之割」の384方位
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]
近世の
琉球王?
では、
1737年
から
1750年
に行われた元文?地の際に、
方位磁石
を用いた測量が行われており、それには「針方角之割」と?する全円を384等分(?って方位間隔は0.9375°(56′15″))した非常に精緻な方位の表現が用いられ、そのそれぞれの方位全てに漢字による名前が?えられていた。その規則は次の通り。
- 規則1 - 十二支による30°ごとの方位を基礎とする。
- 規則2 - 規則1による方位の中間の方位は、規則1の十二支による方位を基準に、「下中」を用いて15°時計回りに振った方位として示す。これによって24等分の方位の名?が定まる。
- 規則3 - 規則1?規則2によって定められた方位の中間の方位は、規則1の十二支による方位を基準に、「上小間」「下小間」を用いてそれぞれ7.5°(7°30′)反時計回り、7.5°時計回りに振った方位として示す。これによって48等分の方位の名?が定まる。
- 規則4 - 規則1?規則2?規則3によって定められた方位の中間の方位は、規則3の「上小間」「下小間」による方位を基準に、「左」「右」を用いてそれぞれ3.75°(3°45′)反時計回り、3.75°時計回りに振った方位として示す。これによって96等分の方位の名?が定まる。
- 規則5 - ?りの方位は、以上の諸規則による方位を基準に、「上寄」「少上寄」「少下寄」「下寄」を用いてそれぞれ1.875°(1°52′30″)反時計回り、0.9375°反時計回り、0.9375°時計回り、1.875°時計回りに振った方位として示す。ただしこのうち「上寄」「下寄」については規則1?規則2?規則3の十二支?「下中」?「上小間」「下小間」による方位を基準に用い、規則4の「左」「右」による方位に?しては用いないものとする。
なお、規則1による十二支の方位ちょうどまたはその前後2つの方位(規則5の「上寄」「少上寄」「少下寄」「下寄」を付けた方位)については、十二支の後ろに「方」を付ける。
次に例を?げ、「子方」(?北)を0°としてそこから時計回りにとった角度を示すこととする。
- 「未方」 - 210°
- 「亥下中」 - 345°
- 「辰上小間」 - 112.5°(112°30′)
- 「酉下小間右」- 281.25°(281°15′)
- 「辰方上寄」 - 118.125°(118°7′30″)
- 「寅方少下寄」 - 60.9375°(60°56′15″)
- 「子下小間少下寄」 - 8.4375°(8°26′15″)
- 「丑下小間左少上寄」- 32.8125°(32°48′45″)
- 「巳上小間右少下寄」- 147.1875°(147°11′15″)
- 「午上小間下寄」- 174.375°(174°22′30″)
- 「酉下中少上寄」- 284.0625°(284°3′45″)
クロックポジション
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時刻
を用いた表現として、アナログ
時計
の時計回りに東を3時(90°)、南を6時(180°)、西を9時(270°)、北を12時(360°)のように表現し、この表現方法をクロックポジションと言う。
クロックポジションは、視?障害者へ?明する場合に用いられる場合があり、具?的には視?障害者を時計の文字盤の中央に置き、視?障害者から見て正面を指す場合は12時の方向とする。
船舶?航空機などの移動する?り物では進行方向を12時として、12等分で目標事物の方位を?える(具?例としては軍事行動や
ホエ?ルウォッチング
などで用いられることがある)。これに?して、基地などの固定した事物からは?北を12時とする。
時計と太陽を使った方位測定
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]
野外において目標物が存在せず、アナログ時計を所持している場合は太陽の向きと時計の短針(時針)から方角を割り出すことができる。北半球の中緯度地域の場合、太陽の方向に短針を合わせ、短針と文字盤の12時の位置との二等分角が南を示す。南半球の中緯度地域では逆に北を示すが、北?南半球とも高緯度地域や低緯度地域ではこの方法で正確に方角を割り出すのは困難である。
四方位の順序
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漢字?
では本?は東?西?南?北の順。うち2つを組み合わせるときは、この順に合わせ「東西」「東南」「西北」「南北」のようにいう。
西?語では北?南?東?西(
英語
だとNorth, South, East and West)の順。2つを組み合わせるときは、「東西(East and West)」「南東(Southeast)」「北西(Northwest)」「北南(North and South)」のようにいう。
現代
日本語
ではこの?系統が混用されている。
立?における方位
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立?
(三次元空間)においては、
東
?
西
?
南
?
北
?
天
?
地
の6つ、または
左
?
右
?
前
?
後
?
上
?
下
の6つが基礎的な方位となり、
六方
と??される。
これら6つの方位の?、東西(
左右
)を
幅
または
?
、南北(
前後
)を
?行
または
?
、天地(
上下
)を
高さ
または
深さ
という。6つの方位は互いに
直角
に交差し、それぞれの方向で
面
を構成する。
なお、平面の場合と同?に、東西南北天地と左右前後上下の位置?係は、相?的に異なる。
六方を象?する物としては、
正六面?
(
さいころ
)や
室
が代表的であり、
建造物
は一般に
六面?
で造られる。
家屋
は、上面を二分して
七面?
(=五角柱)で造られる例が多いが、上面を一面構成にして六面?で造られる例もある。
立?における四隅
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]
立?における四隅は、4方面 × 3次元で12種類(東西南北、東西天地、南北天地の組み合わせ)となる。6つの基礎方位(90°)に12の隅(45°)を加えると、計
18
種類となる。
この?、六方に
#8方位
における四隅を加えた
10
種類の方位は
十方
(じっぽう)と??され、
八角柱
(=
十面?
)で形容される。
脚注
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]
注?
[
編集
]
- ^
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
l
m
n
o
p
「微」を意味する “b”(by の略)のかわりに “/” を使用し、それぞれ N/E, NE/N, NE/E, E/N, E/S, SE/E, SE/S, S/E, S/W, SW/S, SW/W, W/S, W/N, NW/W, NW/N, N/W と表記することもある。
出典
[
編集
]
- ^
?史群像編集部『全?版 幕末維新人物事典』2010年、38頁。
?考文?
[
編集
]
- 佐藤新一『誰にもわかる地文航法』
海文堂出版
、1958年。
?連項目
[
編集
]