加賀市沖不審船事件 （かがしおきふしんせんじけん）は、 1971年 （昭和46年） 7月31日 夜に 石川? の 加賀市 で起きた 北朝鮮 の 不審船 及び 工作員 侵入事件である ^[1] 。 篠原新町事件 （しのはらしんまちじけん）とも?する ^[2] 。

?要 [ 編集 ]

1971年7月31日夜、加賀市篠原新町の 浜? から沖を眺めていた地元住民が、 定置網 付近を通る 不審船 らしき船を見つけ、 警察 に通報 ^[1] 。間もなく現場に警察が到着し、地元住民と動向を見守った ^[1] 。

不審船はゴムボ?トを降ろし、そこには3人が?っていた ^{[1] [2]} 。ボ?トはまっすぐには着岸せず、いったん進行方向右側に出て大きく膨らむようにして波打ち際に降りた ^[1] 。そこから、間もなく 工作員 らしき2名の人影がボ?トから降り、?りを詮索するようにしながら警察や地元住民の近くに接近した ^[1] 。ここで警察が初めて?をあげ、侵入を?づかれた工作員は慌てて船に?って逃亡していくが、警官との格?の結果、地元住民との協力で1人は逮捕した ^{[1] [2] [3]} 。?る1人は船に?り、侵入時以上の速さで沖へ向かった。これは、さらに沖合にとどまっていた母船からロ?プが?着されていたためであった ^[1] 。

逮捕された北朝鮮の工作員は「キム?ナムソン」（29?）を名?り、漁船で ?津港 を出港し、「航行に迷った末の不時着」と供述したが、所持品の中から 毒? 入りの?、短刀、 ??表 などが見つかり押?されている ^{[1] [2] [3] [注? 1]} 。

一方、船を引き?した母船は陸地に向かって サ?チライト を照らした。その明るさに銃?される危?性を感じた人?は一?に テトラポット や 民家 の陰に?れた ^[1] 。しかし母船は間もなくサ?チライトを消すと 暴走族 の?するような轟音を出して沖に消えて行った ^[1] 。

その後 [ 編集 ]

北朝鮮による日本人拉致問題 を早くから取材してきたフリ?ジャ?ナリストの 石高健次 は、自著の中で「工作員が侵入するポイントとして 能登半島 が格好の的になっている」とした上で、侵入した工作員を逮捕した事例としてこの事件を取り上げている ^[1] 。彼は ?田めぐみ の拉致事案を調査した過程で本事件を知り、この事件と?田めぐみ失踪事件との?係も調査した ^[1] 。石高の取材により、?田めぐみが1977年に連れ去られたと思われる時刻より少し後に、加賀市不審船が?したような「爆?音に似たエンジン音」を ?田早紀江 だけでなく失踪場所付近の住民も聞いていた事?が判明した ^[1] 。

石高は?純に轟音というだけで 拉致 との直接的な?係は?言できないとしながらも、日本近海でこのような轟音を聞いた人は他にもいるのではないかとしている ^[1] 。

なお、逮捕された工作員は出入?管理令（ 出入?管理及び難民認定法 ）違反で 起訴猶予?分 となった ^[2] 。同年、彼は北朝鮮に自費出?している ^[2] 。

脚注 [ 編集 ]

注? [ 編集 ]

出典 [ 編集 ]

?考文? [ 編集 ]

• 石高健次 『これでもシラを切るのか北朝鮮』 光文社 〈カッパブックス〉、1997年11月。 ISBN   978-4334006068 。  
• ?水惇 『北朝鮮情報機?の全貌―?裁政?を支える巨大組織の?態』 光人社 、2004年5月。 ISBN   4-76-981196-9 。  
• 高世仁 『拉致 北朝鮮の?家犯罪』講談社〈 講談社文庫 〉、2002年9月（原著1999年）。 ISBN   4-06-273552-0 。  

?連文? [ 編集 ]

• 諜報事件?究?『?後のスパイ事件』 東京法令出版 、1990年1月。  
• 外事事件?究?『?後の外事事件―スパイ?拉致?不正輸出』東京法令出版、2007年10月。 ISBN   978-4809011474 。  

?連項目 [ 編集 ]

• 不審船事件
• ?津連絡所
• ?田めぐみ
• 新潟日赤センタ?爆破未遂事件
• 九州南西海域工作船事件