劇場
(げきじょう)とは、
映?
や
演劇
や
歌舞伎
?
舞踊
?
オペラ
?
バレエ
?
コンサ?ト
などを
?客
に見せるための
施設
。
主に上演されるコンテンツの種類に合わせて
舞台
や
音響?果
などを設計?建設された施設もあり、オペラは
歌劇場
、
日本
の
能?
では
能舞台
、コンサ?トは
コンサ?トホ?ル
と?することが多い。
演劇は日本では古くから
芝居
と呼ばれ、
江?時代
から
昭和
初期にかけて各地に
芝居小屋
(しばいごや)が建てられた
[1]
。各地の?土
芸能
や
地芝居
ばかりではなく、巡業する「
ドサ回り
」(
佐渡
を裏返した言葉)の芸人やその一座が劇を演じた。一部は現存し、
重要文化財
に指定されている芝居小屋もある
[1]
。
現代でも中小の劇?が公演を行う小規模な劇場を特に芝居小屋と呼ぶことがあり、大きな劇場であっても演劇?係者は業界用語としてこれを「小屋」と呼ぶことがある。演劇は、倉庫など劇場以外の建物?や路上ばど野外で行われることもあるが、これらの場所は
演出空間
ではあっても劇場とは呼ばない。
後に芝居小屋の多くは
映?
を上映する設備を備えるようになり、??の移り?わりに伴い
映?館
へと役割を?えていった。このため、演劇を上演しない映?館であっても「劇場」と名付けられているものが多く?っている
[2]
。現代においても、映?館を指して「劇場」と表現する場合は多い
[3]
。
テレビドラマ
や
テレビアニメ
等の映?化作品を「
劇場版
」と銘打つ、映?を放送する
テレビ番組
のタイトルに「…
洋?
( /
邦?
/ 映?)劇場」などと名付ける、といった例も?げられる。
劇場の?式
[
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]
劇場の?式は、そこで上演される作品と同?に多種多?である。多くの劇場では、演技空間である
舞台
と、
?客
席、そして
舞台?置
などを納める舞台裏と、
俳優
らの控え室である
?屋
が備わっている。
オペラ
や
ミュ?ジカル
を上演するための?用の劇場では、これらの他に
オ?ケストラピット
なども用意されている。完全に平らな空間のみの劇場もあり、そのような空間では上演?容に合わせて舞台や客席の配置を調節できるようになっている。
分類
[
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]
劇場は、舞台と客席の位置?係によって以下のように分類できる。
- 舞台と客席の位置?係が固定されているもの
- 空間の片側が舞台で、片側が客席になっているもの(
プロセニアム形式
、
シュ?ボックス型
)
- 舞台が客席に突き出し、複?の方向から客席が?んでいるもの(
張り出し舞台
、
オ?プン形式
)
- 舞台が空間の中央にあり、客席が取り?んでいるもの(
円形舞台
、
ヴィンヤ?ド型
)
- 演目?演出により、舞台と客席の位置を自由に配置できるもの
以下に劇場の代表的?式を解?していく。これらのうち、
古代ギリシャ
の劇場と
エリザベス朝
時代の
イギリス
の劇場は、後述の張り出し型舞台に分類されるべきものだが、
西洋
の古典的舞台を紹介する意味で?載してある。また、歌舞伎と能の劇場も張り出し舞台に分類できるが、日本の?統演劇の?式を紹介する意味で紹介する。
古代ギリシア演劇
[
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]
古代ギリシア
では、劇場は丘などの斜面を削って建造された。野外劇場だが、演者や合唱隊の?がよく?くよう音響?果の優れた構造が取られている。劇場全?は
すり鉢
?になっており、底の部分に俳優が演じる舞台(プロスケニオン)と、
合唱隊
用の平土間(オルケストラ)があった。客席は、すり鉢の斜面部分に、舞台を半円形に?うように作られた。?容人?は最大規模のもので2万人程度と言われている。
現代の劇場でも、古代ギリシアの劇場の?式を模したり、何らかの形でそのコンセプトを取り入れたりしている劇場は少なくない。日本では、
彩の?さいたま芸術劇場
の小ホ?ル(最大客席?346名)や
日比谷野外音?堂
(客席?2669名)、
上野恩賜公園
水上ステ?ジ(客席?約1000人)などがある。
エリザベス朝演劇
[
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]
ルネサンス
期の
イギリス
では、
エリザベス1世
の時代に?特の演劇文化が花開いた。
建築物部分は三層になっており、規定の料金を?った?客はここに上がり座って?劇することができた。1階の平土間は立ち見用の?客席となる。舞台は平土間に突き出すような形で設置されており、その上部には柱に支えられた屋根がある。建築物部分とこの舞台上以外に屋根はなく、平土間上部は陽光を取り入れるために吹き?けとなっている。
?容人?は劇場によって異なるが、
シェイクスピア
の書き下ろし
?曲
が上演されていた
ロンドン
の
グロ?ブ座
では、2000人を越える?客が?劇できたという。
日本では、1988年に完成した
東京グロ?ブ座
が、ロンドンにあったグロ?ブ座を模した劇場としてある。
能、狂言
[
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]
能
や
狂言
は、
能舞台
で上演される。ここでは
明治
以降に成立した能?堂の?式に基づいて?明する。
主舞台となるのは柱に?われた三
間
四方の板張りの空間。向かってその右側には、「地?座
(じうたいざ)
」と呼ばれる場所があり、シテ(主役)の演技に?わせて合唱をする地?が座る。主舞台の?には「後座
(あとざ)
」があり、?器の演奏者である「?子方
(はやしかた)
」が位置する。さらにその?は「鏡板
(かがみいた)
」と呼ばれる老松の?が描かれた壁がある。後座の向かって左側には「橋掛り
(はしがかり)
」と呼ばれる廊下がある。ここで演技が行われることも多い。橋掛かりの前には、主舞台に近い順に、「一の松」「二の松」「三の松」と呼ばれる松の若木が植えられている。橋掛かりの?には、「揚幕
(あげまく)
」もしくは切幕
(きりまく)
」という幕越しに、鏡の間と呼ばれる部屋がある。
いわゆる能舞台が定着したのは
室町時代
末期頃と考えられている。それ以前、?ち現在の能が成立する以前は、
神社
?の建築物や芝生、屋外に?設置された舞台などで演じられた。舞台が屋?に入ったのは明治時代からで、この屋?型の能舞台にも屋根があるのは、能が屋外で演じられていた頃の名?である。現在各地で薪能が盛んになり、屋外での公演がなされているので、以前の能の雰??も知られる。
能舞台は細かく?式化されており、柱一本一本や地?座?後座?の位置などに全て名?が付けられているが、ここでは省略する。舞台の下の地面には?個の甕を埋めて、音響?果の工夫がしてある。
古い神社などに?るものや、新設された屋外型の能舞台も、主舞台があり橋掛りがある空間の基本構造はほぼ上述の能舞台と同?である。
歌舞伎
[
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]
初期の
歌舞伎
は能舞台の?式を模していたが、次第に橋掛かり部分が?大し、舞台空間が?がっていった。また初期には屋外に舞台が?設され、?客は芝居(
芝
の上)で?劇していた。やがて市中に芝居小屋が建てられるようになるが、屋根は舞台の上のみで、?客は土間に座って?劇したため、雨天の上演はできなかった。
瓦
葺の屋根を備えた芝居小屋が初めて建てられたのは
1724年
(
享保
9年)のことである。
歌舞伎の劇場はその複?な機構に大きな特?がある。これには?寂で二次元的な洗練を極めた能の反動として、歌舞伎がより躍動的で三次元的な見世物として?達していったこと、そして人形を使うことで幻想的表現が可能な
人形?瑠璃
から?い影響を受けたことなどが理由としてあげられる。
右の錦?は
?保
年間(1741?44年)
葺屋町
にあった
市村座
の?子が描かれている。間口の?い
?
舞台にはまだ能の名?りの飾り
破風
が架けられていたこと、?に?敷は土間から板張りになってその上は屋根で被われていたこと、二階には座敷席がありその上には明かり取りの天窓があったことなどが見て取れる。
ガス?
を劇場?に設置して夜間の上演を行うようになったのは明治11年(1878年)に開場した
新富座
が最初で、それ以前の上演は全て朝方から日?までだった。
舞台の延長として?客席を貫く「
花道
」は、役者主義の演劇でありサ?ビス精神旺盛な歌舞伎にとって重要な?置であり、
大坂
では
承?
前期までに見られ、江?でも
延?
5年に創設され
[4]
、?特の?達をとげた。花道は舞台の
下手
(客席から舞台に向って左側)よりに設けられ、演目によっては上手側にも「?花道」が設けられるようになった。花道の客席側の突き?たりには「
鳥屋
(とや)
」と呼ばれる小部屋があり、ここから役者がチャリンといった?特の音をたてて開く「
揚幕
(あげまく)
」をくぐって花道へ出入する。
舞台中央には、舞台の一部を回?させて場面?換を容易にし、かつそれを見せ場にすることが可能な
廻り舞台
が設けられている。廻り舞台はその形?から「盆」とも呼ばれ、歌舞伎を?祥とする日本?の舞台機構である。
舞台にはまた「
迫り
(せり)」と呼ばれる昇降?置が何か所かに設けられている。迫りには大道具を上下させる「大迫り
(おおぜり)
」と役者を上下させる「小迫り
(こぜり)
」があり、いずれも人力で昇降させていた。また迫りはその位置によって「前迫り」「中迫り」などと呼ばれる。後代になると複?の大迫り?小迫りが廻り舞台の中に設けられたり、大迫りを分割して昇降させることが可能になったりして、舞台機構は飛躍的に複?なものとなった
[5]
。また花道の舞台寄り七三には人が一人入れるほどの小迫りが設けられているが、これが「すっぽん」と呼ばれる、妖怪?化の役どころの不?味な出の演出には欠かせない?置である。
これら「
廻り舞台
」「
迫り
」のほか、能舞台の破風の名?りの「大臣柱の撤去」「宙?り」はいずれも大坂?道頓堀にて?木正三(なみきしょうざ)により考案??演された。
[4]
この他、「鳴り物」と呼ばれる音曲や?果音の奏者たちが位置する「?御簾
(くろみす)
」あるいは「下座
(げざ)
」と呼ばれる小部屋があり、下座の2階部分も義太夫節が奏でられる小部屋になっている場合もある。
舞台の最前面には「
定式幕
」と呼ばれる引き幕がある。かつて定式幕は
江?三座
でそれぞれ異なるものを使用していた。現在、かつて
中村座
が使った「???色?白」の定式幕は
平成中村座
が、かつて
市村座
が使った「???色?萌?」の定式幕は
?立劇場
が、そしてかつて
森田座(守田座)
が使った「萌???色??」の定式幕は
歌舞伎座
が、それぞれ踏襲して使用している。
芝居小屋の?部は時を?るにつれて飛躍的な?達を遂げる。左の
錦?
は
猿若町
に移?後の
安政
年間(1854?1859年)の市村座を大判三枚?物で描いたもので、そこには
?席
で仕切られた中央の「平土間
(ひらどま)
」
[6]
、花道??花道で?切られたその?側には一段高くなった「高土間
(たかどま)
」
[7]
、さらにその外側の格子の?には「?
(うずら)
」
[8]
、そしてその上に場?をコの字に?む2階席の「?敷
(さじき)
」が見える。舞台から最も遠くに位置する2階正面の?敷(この錦?の視点)は特に「向?敷
(むこうさじき)
」
[9]
と呼ばれた。そこに陣取って舞台に
掛け?
をかける常連客が
大向う
である。さらに舞台下手奧(この錦?の左の?ぎ目あたり)にも客席が設けられ、その1階部分を「羅漢台
(らかんだい)
」
[10]
、2階部分を「吉野
(よしの)
」
[11]
といった。
プロセニアム型
[
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]
プロセニアム?シアタ?と呼ばれるこの形式の劇場では、舞台と客席とがプロセニアムまたは
プロセニアム?ア?チ
と呼ばれる
額?
?の構造物によって明確に?切られている。額?部分には、?飾を施してある場合がしばしば見受けられる。プロセニアムのあるラインには、
緞帳
と呼ばれる大きな化粧幕を上げ下ろし出?るようになっていることがある。
典型的なプロセニアム?シアタ?では、?客はプロセニアムに?して正面を向くように設置された座席に腰掛け、?劇する。開幕の言葉通り、劇の始まりと終わりや途中休憩の際には緞帳が開閉するが、演目や演出によっては全く緞帳を使わない場合もある。この形式は
リヒャルト?ワ?グナ?
による
バイロイト祝祭劇場
によって完成され、18世紀以降、市民社?の?展と共に?まっていき、現在最も一般的な劇場スタイルとして認知されるに至った。
?容人?は劇場の大きさによってかなり異なる。
舞台の?端は、大道具を?すことが可能なスペ?スが確保されている。また舞台の天井は、バトンと呼ばれる棒が何本も渡されており、舞台外から手動もしくは電動で上げ下げできるようになっている。これらの機構を活かした、スペクタクルな舞台演出が可能なのも、このような舞台構造の特?と言える。
舞台となる領域が額?で?切られているため、舞台の?側と外側を明確に分けてしまう。そのため、?客との間に心理的な距離が生まれてしまうことがある。これを解消する目的や、演出上の目的のために、舞台前面に?設の舞台を付け足す場合がある。これを張り出し舞台、もしくは?に張り出しと呼ぶ。
張り出し舞台型
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]
このタイプは、舞台が?客席に向かって突き出し、複?の方向から?客が舞台を?う形式の劇場である。?史は古く、古代ギリシアの劇場や、シェイクスピアが現役で活躍していた英?エリザベス朝の演劇なども、このような劇場で上演されていた。?義には、能舞台や、花道のある歌舞伎の劇場もこれ含まれる。
舞台が?客席に進出していることで、?客と俳優の心理的?物理的距離を縮め、舞台上の出?事をより身近に感じさせる?果がある。西?における張り出し舞台の劇場では、?客席が急斜面になっていることが多い。これは、劇場?のどの客席にいても、俳優への距離を近く感じられるような?果を狙ってのものである。
?容人?は劇場の大きさによってかなり異なるが、あまり大きくなってしまうと、最後列の?客は舞台との一?感を損なうことになり、この形?であることの利点を失ってしまう。よって、100人以下から1000人規模程度までの劇場が多い。
また
ストリップ劇場
には、デベソと呼ばれる張り出し舞台が組まれていることが多い。
?米での代表的な張り出し型舞台の劇場には、
アメリカ合衆?
ミネソタ州
ミネアポリスの、タイロン?ガスリ?劇場などがある。同劇場は七方から舞台を?う構造になっている。
アリ?ナ型
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]
?客が舞台を?むこのタイプの劇場は、ヴィンヤ?ド型
コンサ?トホ?ル
と呼ばれ、
クラシック
?用のコンサ?トホ?ルでよく見られる。客席を舞台の?に用意することで、?客は指揮者の指揮を?しむことが出?る。構造上、舞台上にはあまり?み入った機構を組み?むことができない。また、大がかりな舞台?置を設置するのにも通常はあまり向いていないとされる。逆に言えば、コストを抑えた舞台製作が可能な形式である。日本におけるヴィンヤ?ド型コンサ?トホ?ルの代表的なものとして、
サントリ?ホ?ル
大ホ?ルや
ミュ?ザ川崎シンフォニ?ホ?ル
などがある。一方で、シュ?ボックス型コンサ?トホ?ルと呼ばれるホ?ルでも、ステ?ジを?むように4面に客席を配するアリ?ナ形式のシュ?ボックス型配置のホ?ルがあり、日本における代表的なものとして、
?浜みなとみらいホ?ル
や大阪の
ザ?シンフォニ?ホ?ル
などが知られる。これらは「?み型シュ?ボックス形式」などとも呼?される。
演劇用の舞台としては、比較的新しい形態のものである。舞台が劇場の中央に設置され、?客と舞台上とのより深い一?感が得られる構造と言える。円形劇場、またはシアタ??イン?ザ?ラウンドとも呼ばれる。東京都
?谷?
神宮前
にあった
?山円形劇場
が、日本で唯一の同形式の劇場だった(2015年2月に閉館)。
フラットスペ?ス型劇場
[
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]
フラットスペ?ス型の劇場とは、その名の通り、空間自?は平土間になっており、舞台や客席を自由に?設できる方式の劇場を指す。和洋を問わず、小劇場や倉庫などを改造して作られた劇場などではフラットスペ?ス型である場合が多い。また、展示?やファッションショ?などで使用されることも想定した劇場に、フラットスペ?ス型を採用しているところも見受けられる。
劇場型レストラン
[
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]
本格的な舞台を?設している
レストラン
もある
[12]
。一般的な劇場では、?食が禁止またはマナ?として自?が求められる場合も多い。
舞台の設備
[
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]
劇場の設備は、大きく
建築設備
と舞台設備に二分され、舞台設備は、舞台機構設備、
舞台照明
設備、
舞台音響
設備に三分される(映像設備を別?分とすることもある)。
舞台照明
、
舞台音響
については、各記事を?照。
舞台各部の名?
[
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]
舞台上で?際に演者が演技を行う場所で客席から見える範?を
アクティングエリア
という
[13]
。舞台と客席の境の開口部を
プロセニアム
といい、古典的なオペラハウスでは間口は高く、日本の古典芸能を主演目とする劇場では場合は間口は?いが低くなっている
[13]
。
上手
(かみて)は客席から見ると右側
[13]
、舞台から見ると左側をいう(英語ではStage left)。一方、下手(しもて)は客席から見ると左側
[13]
、舞台から見ると右側をいう(英語ではStage right)。
客席から見て舞台の?側を舞台?、前側を舞台前という
[13]
。また、客席と舞台の境界を舞台端(ぶたいばな)または?(かまち)という
[13]
。舞台の?サイドの上手と下手にある空間を舞台袖といい、通常は袖幕によって?されている
[13]
。
緞帳より客席側に出ている舞台部分を
エプロン
という
[13]
。オ?ケストラピットの周?を取り?むように設けた通路舞台は
シルバ?ブリッジ
という。また、歌舞伎舞台などにみられる舞台から出て客席を貫通している通路を
花道
という
[13]
。
アクティングエリアに隣接する舞台側方のスペ?スをウイング(ふところ)といい、大きなものは側舞台として使用できるようになっている
[13]
。また、舞台後方の背景面を
ホリゾント
(サイクロラマ)といい、特に後舞台がある場合には幕で仕切られている
[13]
。
舞台の上部には舞台幕やスクリ?ン、美術バトン、照明バトンなどを取り付ける?の子(ブドウ棚)と呼ばれる設備が設置される
[13]
。また、プロセニアムから?の子までの緞帳や照明器具などを吊るためのスペ?スをフライズという
[13]
。
舞台機構
[
編集
]
舞台機構
(ぶたいきこう)とは、前述の通り、劇場の設備のうち、建築設備を除いたもので、さらに舞台照明設備、舞台音響設備(および場合によっては映像設備)以外のものを指す。また、演出に?じて大道具等を?換するための舞台吊物機構や舞台床機構などの??であり、さらに、照明、音響等の設備を負荷する吊物機構も含む。前述の通り、それ以外にも舞台機構に含めるものがある。現在では技術の進?に伴い、かなり?い範?を含む?念となっており、野外劇場の?設舞台なども舞台機構の範疇である。
元?は、道具方の職分に?連して用いられ、その職分が?がっていった結果、言葉の指す範?が?がっていったものであるから、前述の舞台設備の意味で舞台機構というのは誤用である(逆に舞台設備という言葉が?い意味で舞台機構と同義で用いられることが多い)。この点で最も問題になるのは、
舞台機構調整技能士
という資格名である。
舞台吊物機構
[
編集
]
- 幕
類用吊物機構
- 緞帳
(どんちょう) - プロセニアム形式の劇場において最も客席に近い位置に配置される昇降形式の幕
[13]
。
- 定式幕 - 歌舞伎等の劇場に用いられる?色、?色、萌?色の三色からなる引幕
[13]
。
- 暗?幕 - 舞台?換を?すための?色の幕で通常は緞帳の後ろに配置される
[13]
。
- 引割幕(ひきわり) - 舞台の中央から上手と下手の?方に開くことのできる引幕
[13]
。中割幕とも言う
[13]
。
- 袖幕(そでまく) - 客席から側舞台が見えないよう上手と下手に一?ずつ?行きに合わせて複?枚配置する細い幕(通常は?色)
[13]
。
- 一文字幕(いちもんじまく) - 舞台上部の大道具等を?すため舞台の間口と平行になるように吊られた丈の短い幕
[13]
。通常は袖幕と同色で?行きに合わせて複?枚配置する
[13]
。?に「もんじ」と呼ぶこともある。別名「霞幕(かすみまく)」。
- 大?幕(おおぐろまく) - 舞台後方のホリゾント幕の直前に吊られる幕で、ホリゾント幕や後壁を?すための幕(通常は?色)
[13]
。
- ホリゾント
幕 - 舞台最後部に吊られる幕で、舞台照明を?てて色彩の演出?果を高めるための幕
[13]
。薄いグレ?または白色を用いる。
- 東西幕(とうざいまく) - 元は歌舞伎用の定式幕の呼?。現在は、上手下手の側面に下げる幕を言う。
- 舞台照明用吊物機構 → 詳しくは
舞台照明
を?照
- 照明バトン
- フライブリッジ
- その他
- 照明用ラダ?、昇降式タワ?、照明用トラスなどが有る。
- 舞台音響
用吊物機構
- 大道具
用吊物設備
- バトン
(吊物バトン、美術バトン、道具バトンなどという)
- 点吊?置 - 一点吊?置。大道具などを一点で吊り上げる機構。複?組み合わせて、舞台に?して水平方向について斜めに吊り上げる場合も有る。
- その他
- プロセニアム
開口調整機構、吊?式音響反射板、防火シャッタ?、遮音カ?テンなど
舞台床機構
[
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]
- 迫り
(せり)機構
- 大迫り
- 中迫り
- 小迫り
- すっぽん迫り
- 沈下床迫り - 後述のスライディングステ?ジを使う際にできる段差をなくす機構。
- 雛壇迫り - 舞台上に雛壇を作る機構、舞台面から上方にしか可動しない。
- 運搬迫り - 運搬?用の迫り。?初から運搬迫りとして設けられることは少ないが、?初は演出目的をかねて作られたものが、性能その他の理由で演出利用できなくなり、運搬迫りとなったものは多い。?然ながら迫り上、および周?に障害物がないときしか利用できず大?不便である。
- オ?ケストラピット迫り - 舞台前方の客席スペ?スを沈下させて、オ?ケストラピットとするための機構。舞台面まで上昇させて、張り出し舞台として使えるものが多い。
- 客席段床迫り - 客席可??置の一種で迫り機構で、客席を平土間から、段床に可?するもの。座席の?納機能を備えているものが多い。
- 花道迫り -
花道
自?を沈下させて客席とする機構。本花道(?花道)を沈下させるものと、脇花道を沈下させるものがある。脇花道の?納は、他にプロセニアム周り可?機構によるものがある。
- 傾斜床?置 - 舞台床の?を高くした傾斜舞台(開帳場)を作る機構。
- 沈下式音響反射板
- 走行式舞台床機構
- 回り舞台機構
- 回り舞台(平形、上(うえ)回し)
- 回り舞台(円筒型、下(した)回し)
- その他
- 可搬式床(ユニット床)
- 奈落
- 安全機構(昇降手すり、落下防止ネットなど)
その他の機構
[
編集
]
- ?響可??置
- 客席間仕切?置
- プロセニアム
周り可?機構 - プロセニアムの開口幅、高さのみではなく、プロセニアムア?チ周?の天井、壁面も含めて可?する機構。
プロセニアム?ア?チ
の記事に詳しい。
- 客席可?機構
- 走行式音響反射板
舞台機構に?係する代表的な業者として、以下が?げられる(外部リンク)。
4面舞台
[
編集
]
4面舞台
とは舞台の?袖および舞台の?に舞台と同じ面積のスペ?スを有し、
?換
や
演目
?更を行う際の速やかな舞台?置の入れ替えを可能にした舞台。本?の舞台1面とあわせて4面と?える。複?の作品の長期上演を行うヨ?ロッパの
歌劇場
などでは普通の設備である。日本の劇場では
?立劇場
などの大劇場であっても4面舞台を備える劇場はなかった。大劇場としては
アクトシティ浜松
の大ホ?ル(
1994年
)が日本最初の4面舞台とされる。ほかに
新?立劇場
(
1997年
)、
びわ湖ホ?ル
(滋賀?立芸術劇場)(
1998年
)、
まつもと市民芸術館
(
2004年
)、
兵庫?立芸術文化センタ?
(
2005年
)の各大ホ?ルが4面舞台を有する。類似の構造として、
愛知?芸術劇場
(
1992年
)の下手袖の?い3面舞台?
よこすか芸術劇場
(
1993年
)の?袖がスライドする3面舞台、
富山市芸術文化ホ?ル
(オ?バ?ド?ホ?ル)(
1996年
)の上手袖の?い3面半舞台などがある。
客席
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編集
]
男?女別席
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編集
]
日本では1930年代まで、興行場の取り締まり規則に基づき常設館は男女別席であった。しかし
映?館
などでは男女別による席の制限はなく問題も生じていなかったことから、
1931年
(昭和6年)、警視?は男女別制を時代?れであるとして全?に先?けて撤?した
[14]
。
劇場で?生した主な事件
[
編集
]
脚注
[
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]
注??出典
[
編集
]
?連項目
[
編集
]
外部リンク
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]
ウィキメディア?コモンズには、
劇場
に?連するメディアがあります。
- ^
「こんぴら歌舞伎のあゆみ」こんぴら歌舞伎公式サイト
- ^
“
???座
”. ?指定文化財等デ?タベ?ス(
文化?
).
2018年1月4日
??。
- ^
「???座、?の重文に 芝居小屋では4件目」『朝日新聞』1998年10月17日