二百円紙幣 （にひゃくえんしへい）とは、 日本銀行兌換券 の1つ。 二百円券 、 二百円札 とも呼ばれる。紙幣券面の表記は『貳百圓』。昭和初期から終?前後にかけて乙?券、丙?券、丁?券の3種類が?行されたが現在はすべて失?している。また、造幣されたが?行に至らなかった甲?券も含め、4種類すべての題?は「日本銀行兌換券」である。

?要 [ 編集 ]

額面200円の兌換券は 1884年 （ 明治 17年） 5月26日 に制定された「兌換銀行券?例」の中で規定され、翌 1885年 （ 明治 18年）より 日本銀行兌換券 が?行されたが額面200円の券の?行は見送られ ^{[注 1]} 、最高額面は100円の時代が長く?いた。額面200円の紙幣は?東大震災の時に計?された 甲?券 、昭和金融恐慌時に急遽製造され?質2週間のみ流通した 乙?券 、第二次大?終?前後に?行され新円切替のため1年余りで失?した 丙?券 、 丁?券 など、計?のみにとどまったり、?行されても流通期間が限られている。特に乙?券の?行に際しては大?大臣から緊急用の一時的なものであり金融の混?が?束次第直ぐに回?する?に異例の指示が出されている。

いずれの券種も?行時点で日本銀行兌換券として最高額であり、企業物?指?を元にすれば、乙?券は2023年（令和5年）の貨幣?値にして16万円弱に相?する。1945年（昭和20年）に?質?行が始まった丙?券?丁?券は、その時点で5万円余りに相?し、新円切替時の1946年（昭和21年）では1万円余りに相?する ^{[1] [注 2]} 。

以下は各券の?要である。

1923年（大正12年）9月の ?東大震災 後の混?の中で紙幣の不足に備えて 甲?券 の?行が計?され製造が民間に委託されたが、混?はほどなく?まり?行に至らなかった。

1927年（昭和2年）3月の 昭和金融恐慌 で?生した 取り付け?ぎ で紙幣が不足したため、片面印刷の 乙?券 が造幣され日本全?の銀行窓口に?けられ、追って 丙?券 も造幣され?けられた。乙?券は一部流通したものの直ぐに回?された。丙?券は預金者に渡らずそのまま回?され日本銀行に保管された。

1945年 （昭和20年） 4月 より 丁?券 が?行された ^{[注 3]} 。終?直後の同年8月16日より、先の昭和金融恐慌時に造幣され日本銀行に保管されていた 丙?券 も?行された。

1946年（昭和21年）の 新円切替 により、同年2月25日より新円と見なす?紙貼付丙?券、丁?券の?行開始。同年 3月 2日を以て?紙のない乙?券、丙?券、丁?券は失?した。?紙付きのものも同年 10月31日 を以て失?した。

以降、額面金額200円の 法定通貨 （ 紙幣 ? 硬貨 ）は製造?行されていない ^{[注 4]} 。

乙?券 [ 編集 ]

1927年（昭和2年）4月24日の大?省告示第66?「日本銀行發行兌換銀行券ノ?貳百圓券發行」 ^[2] で紙幣の?式が定められている。主な仕?は下記の通り ^[3] 。

• 日本銀行兌換券
• 額面 貳百圓（200円）
• 表面 彩紋 、兌換文言
• 裏面 印刷なし
• 印章 〈表面〉?裁之印 〈裏面〉なし
• 銘板 大日本帝國政府?閣印刷局製造
• 記番?仕?
  • 記番?色 赤色［通し番?なし（組番?のみ）］
  • 記番?構成 〈記?〉組番?：「｛」＋?字1桁＋「｝」　〈番?〉通し番?なし
• 寸法 ?73mm、?123mm ^[2]
• 製造?績
  • 印刷局から日本銀行への納入期間 1927年 （ 昭和 2年） 4月24日 - 1927年（昭和2年） 4月25日 ^[3]
  • 記?（組番?）範? 1 - 6（1記??たり1,000,000枚製造） ^[3]
  • 製造枚? 5,110,000枚 ^[4]
• ?行開始日 1927年（昭和2年） 4月25日 ^[2]
• 通用停止日 1946年 （昭和21年） 3月2日 ^[5]
• ?行終了
• 失?券

1927年（昭和2年）の 昭和金融恐慌 において 取り付け?ぎ が?生し紙幣が不足したことから、4月21日（木）に組閣された 田中?閣 の 高橋是? ?相の指示で潤?な現金の供給を行って混?を沈?化させるために急遽制定して製造された ^[6] 。かつて製造されたものの不?行となった 甲?券 相?の紙幣を急造することを?初は想定していたが ^[7] 、日本全?の 市中銀行 の一?休業 ^{[注 5]} が明ける4月25日（月）に間に合わせることが絶??件であり、造幣の速度を優先して裏面の印刷が省略されたことからも、その急ぎぶりがうかがえる ^[7] 。用紙の抄造は4月22日（金）の夜から徹夜で行われ、翌23日（土）午後には印刷を開始し25日（月）まで文字通り不眠不休で製造が行われた ^[8] 。24日（日）夕方から25日（月）にかけて完成品が印刷局から日本銀行に五月雨式に引き渡され、そのまま各地の市中銀行に順次搬送された ^[8] 。最終的に25日夜までの間に511万枚（10億2200万円分）を製造している ^[9] 。

製造開始から僅か2日程度で日本全?の銀行の窓口に供給する必要があったことから ^[7] 、新規に券面のデザインを起こす余裕はなく表面は?存の?券類等の有りあわせの彩紋模?を組み合わせたものであり ^[6] 、 アラビア?字 での額面金額すら表記されていない ^{[注 6]} 。裏面の印刷を省略したことから「ウラシロ」とも呼ばれた。この?時?行されていた日本銀行券には必ず印刷されていた「文書局長」の印章、「日本銀行」の?切文字（割印のように券面?外に跨るように印字された文字）、英語表記での各種文言（?行元銀行名、額面金額、兌換文言）の表記、日本銀行行章 ^{[注 7]} も一切省略されている。記番?については赤色印刷で、通し番?はなく記?（組番?）のみの表記となっている。また印章が「?裁之印」の1つしかない ^{[注 8]} 。

?代の日本銀行券の中で最も使用色?の少ない紙幣であり ^[10] 、?（主模?）と赤（記番??印章）の2色しか使われていない ^{[7] [3]} 。紙幣印刷で通常用いられる 凹版印刷 ではなく、簡易な オフセット印刷 による印刷となっている ^[11] 。

用紙は通常の紙幣用紙ではなく日本銀行の遠隔地??用紙を?用したもので ^[6] 、 透かし は日本銀行行章と「銀」の文字の白透かしによるちらし透かしが入っている ^[8] 。前述の通り緊急的に有りあわせの資材により製造が行われたため、?時造幣??行中の紙幣 ^{[注 9]} のうち最高額である百円券を超える額面にもかかわらず最も小さい寸法（?73 mm ×?123 mm）となっている。なお 1921年 （大正10年） 4月11日 の メ?トル法 施行に伴い、乙貳百圓券以降に?行された紙幣については券面の寸法がミリメ?トル（mm）?位で公示されるようになった。

一部は預金者に支?われたが、片面印刷で作りも粗?であったことから市中で使用しようとしたところ ?札 扱いされ、また警察?局に本紙幣の?行が周知されておらず?札行使の罪で逮捕された事例もあった ^[8] 。?行開始後、程なく恐慌沈?化の目的が達成されたため?質的な?行流通期間は同年 5月7日 までの2週間程度に過ぎないが、これは日本銀行券の中では最短である ^[12] 。余りにも極端に簡易な作りであり、?造の恐れがあることから?ぎが?まるとすぐに回?され ^{[注 10]} 、同年8月末までには大部分が回?されたとされる ^[9] 。未回?のものについては 新円切替 に伴い1946年（昭和21年）3月2日限りで失?した ^[5] 。 日本史 の資料集に??が載せられていることがあり、 取り付け?ぎ の行列を?した??とともに恐慌の象?という印象を?えている。

未回?の通用券は17枚という記?があり、現存?は非常に少なく見本券を含めても十?枚程度と推定され、古?市場では?行された3種類の二百円紙幣の中で最も高い?百万円程度で取引されているようである。

また同じ理由で 甲五拾圓券 も裏面白紙として乙貳百圓券と?行して製造されたが、?動が沈?化したためこちらは?行されなかった。

丙?券 [ 編集 ]

1927年（昭和2年）5月10日の大?省告示第85?「日本銀行發行兌換銀行券ノ??百圓券發行」 ^[14] で紙幣の?式が定められている。主な仕?は下記の通り ^[3] 。

• 日本銀行兌換券
• 額面 貳百圓（200円）
• 表面 武?宿? 、兌換文言
• 裏面 彩紋
• 印章 〈表面〉?裁之印 〈裏面〉文書局長
• 銘板 大日本帝國政府?閣印刷局製造
• 記番?仕?
  • 記番?色 赤色
  • 記番?構成 〈記?〉組番?：「｛」＋?字1桁＋「｝」　〈番?〉通し番?：?字6桁
• 寸法 ?97mm、?188mm ^[14]
• 製造?績
  • 印刷局から日本銀行への納入期間 1927年 （昭和2年） 5月4日 - 1927年（昭和2年） 5月14日 ^[3]
  • 記?（組番?）範? 1 - 9（1記??たり900,000枚製造） ^[3]
  • 製造枚? 7,500,000枚 ^[4]
• ?行開始日 1945年 （昭和20年） 8月16日 ^[15] （告示上： 1927年 （昭和2年） 5月12日 ^{[注 11]} ）
• 通用停止日 1946年 （昭和21年） 3月2日 ^[5] （?紙貼付券に限り1946年（昭和21年） 10月31日 ^[16] ）
• ?行終了
• 失?券

昭和金融恐慌 の混?の中で?大する紙幣の需要を賄うために大?省告示で制定され、 モラトリアム令 の解除後の銀行預金?い出しに備えて急造された紙幣である ^[6] 。裏面に赤い文?が刷られた事から「ウラアカ」と呼ばれた。

乙?券が余りにも極端に簡易だったことからこれに代わって制定されたものであり、乙?券よりは作り?まれているが乙?券と同?のオフセット印刷による製造である ^[11] 。デザインは不?行となった甲?券のものを流用?一部改?したものである ^[17] 。甲?券と同?に表面は武?宿?の肖像、裏面は赤色の彩紋であるが、表面の地模?が?更されており、裏面の赤色の色合いが若干濃くなり、「日本銀行」の?切文字は削除され、銘板は「大日本帝?政府?閣印刷局製造」となっている ^[18] 。また、武?宿?の肖像は甲?券と同?に他券種からの複製であるが、異なる複製元から作成されたため細部が異なっている ^[18] 。

乙?券と同?に用紙は日本銀行の遠隔地??用紙を?用したものであり、透かしは乙?券と同じ日本銀行行章と「銀」の文字の白透かしによるちらし透かしである ^[18] 。

使用色?は、表面3色（??は主模?1色、地模?1色、印章?記番?1色）、裏面1色（印章含む）となっており ^{[19] [3]} 、甲?券よりも減らされている。

預金?い?しに備えて銀行に?けられたものの預金者には渡らず、そのまま回?され??の緊急事態に備えて日本銀行に死?された ^[18] 。終?前の1945年（昭和20年）4月16日により本格的なデザインの丁?券が?行された後、 終? 直後の1945年（昭和20年）8月16日付けで膨大な紙幣が必要になったことからこの丙?券が?行されたが ^[18] 、 新円切替 に伴い?行から1年も?たず1946年（昭和21年）3月2日限りで失?した ^[5] 。丙?券および丁?券については、失?後も ?紙 を貼り付けて臨時に新券の代わりとする「?紙貼付券」が?行され流通?通用したが ^[20] 、この「?紙貼付券」も 1946年 （昭和21年）10月末限りで失?した ^[16] 。

「日本銀行兌換券」と表記されているものの、?質的な?行開始時点で?に 1942年 （昭和17年）5月の 日本銀行法 ^{[注 12]} 施行により兌換が?止され、金本位制も停止されていたため、法的にも 不換紙幣 として扱われており金貨との兌換は行われていなかった ^[21] 。

現在の古?市場での?値は、?万円～?十万円が目安であり丁?券より高く乙?券より低い。

丁?券 [ 編集 ]

1942年（昭和17年）1月4日の大?省告示第1?「兌換銀行券五圓券及貳百圓券改造發行」 ^[22] で紙幣の?式が定められている。主な仕?は下記の通り ^[3] 。

• 日本銀行兌換券
• 額面 貳百圓（200円）
• 表面 藤原鎌足 と 談山神社 ?殿、兌換文言
• 裏面 談山神社 十三重塔、?切文字
• 印章 〈表面〉?裁之印 〈裏面〉文書局長、?行局長
• 銘板 大日本帝國?閣印刷局製造
• 記番?仕?
  • 記番?色 ?色
  • 記番?構成 〈記?〉組番?：「｛」＋?字1 - 2桁＋「｝」　〈番?〉通し番?：?字6桁
• 寸法 ?97mm、?165mm ^[22]
• 製造?績
  • 印刷局から日本銀行への納入期間 1938年 （昭和13年） 6月28日 - 1938年（昭和13年） 10月31日 ^[3]
  • 記?（組番?）範? 1 - 49（1記??たり900,000枚製造） ^[3]
  • 製造枚? 44,100,000枚 ^[4]
• ?行開始日 1945年 （昭和20年） 4月16日 ^[23] （告示上： 1942年 （昭和17年） 1月6日 ^{[注 13]} ）
• 通用停止日 1946年 （昭和21年） 3月2日 ^[5] （?紙貼付券に限り1946年（昭和21年） 10月31日 ^[16] ）
• ?行終了
• 失?券

?時インフレ?生の懸念から高額券の更なる備蓄が必要となったが、急造された簡易な仕?の丙?券が高額券として相?しいとは言い難いものであったことから、これに代わってより本格的なデザインとした丁?券が1942年（昭和17年）の大?省告示で制定された ^[24] 。?、印刷局から日本銀行への納入は1938年（昭和13年）に?んでおり、公示上の?行は1942年（昭和17年）1月6日となっているが、これは近?制定される日本銀行法 ^{[注 12]} で兌換の?止、金本位制の?面停止が定められており、その施行前に題?を「日本銀行兌換券」とする本券を形だけでも?行しておく側面もあった。しかし?質的な?行?流通は暫く見送られ、??のインフレ等の緊急事態に備えて日本銀行に死?されていた ^[24] 。

緊急的に?行されたこれまでの簡易的な二百円紙幣とは異なり、精巧で緻密な凹版印刷や、多色刷りの地模?、鮮明な白?透かしなど、高額券として?時の紙幣印刷技術を?使した紙幣となっている ^[11] 。ただし万一の事態に備え早急に製造する必要があったため、版面は他券種から流用されたものである ^[24] 。

表面には右側に藤原鎌足の肖像?、左側に 奈良? ?井市 にある談山神社の?殿が、裏面左側には同じく談山神社の十三重塔が描かれているが、これらはいずれも 乙貳拾圓券 からの流用であり、談山神社の?殿と十三重塔の印刷位置を入れ替えたものである ^[24] 。表面の地模?には 花菱 模?と、 藤花 、 瑞雲 、?相華があしらわれている ^[24] 。裏面右端には「日本銀行」の?切文字が配置されている ^[24] 。

透かしは「200」の文字と 桐 の?柄である ^[24] 。透かし模?が確認しやすいよう、透かしの入った中央部分は文字と淡い印刷色の地模?のみの印刷となっている ^[25] 。

使用色?は、表面6色（??は凹版印刷による主模?1色、地模?3色、印章1色、記番?1色）、裏面3色（??は凹版印刷による主模?1色、地模?1色、印章??切文字1色）となっている ^{[26] [3]} 。

終?前の1945年（昭和20年）4月16日付けで?際に?行されたが ^[24] 、 新円切替 に伴い?行から1年も?たず1946年（昭和21年）3月2日限りで失?した ^[5] 。丙?券および丁?券については、失?後も ?紙 を貼り付けて臨時に新券の代わりとする「?紙貼付券」が?行され流通?通用したが ^[20] 、この「?紙貼付券」も 1946年 （昭和21年）10月末限りで失?した ^[16] 。

「日本銀行兌換券」と表記されているものの、?質的な?行開始時点で?に1942年（昭和17年）5月の日本銀行法施行により兌換が?止され金本位制が停止されていたため、法的にも不換紙幣として扱われており金貨との兌換は行われていなかった ^[21] 。

?行された3種類の二百円紙幣の中では現在の古?市場での?値が最も低いが、それでも?千円から1万円以上の値がつくことがある。

未?行紙幣 [ 編集 ]

甲貳百圓券

1923年 （大正12年） 9月1日 に?生した ?東大震災 により、?時日本??で唯一紙幣製造を行っていた東京の印刷局工場の全?や、日本銀行の金庫に保管されていた銀行券の損傷、更には信用不安による紙幣の不足の懸念などから ^[27] 、震災直後の1923年（大正12年） 11月24日 から 12月18日 にかけて ^[3] 大阪の民間印刷所である 昌?堂印刷所 に委託して150万枚 ^[4] が製造されたが、結果的に紙幣の不足はなく印刷局も復?したため、結局?行されず 1926年 （大正15年）に?棄された ^[28] 。

デザインは丙貳百圓券に類似し、表面は 武?宿? の肖像、裏面は赤色の彩紋で、寸法は?97mm、?198mm。相違点は表面の地模?が一部異なることと、裏面の刷色の濃さが異なること、「日本銀行」の?切文字の有無、銘板、 透かし 、および寸法の相違程度である ^[18] 。なお緊急にデザインされたものであることから、輪郭?は ?浜正金銀行 ?行の銀行券の輪郭模?を一部手直ししたもの、彩紋模?も被災を免れた他の紙幣などの彩紋模?を??したものである ^[28] 。また武?宿?の肖像も エドアルド?キヨッソ?ネ による 改造一円券 の肖像を複製したものである ^[28] 。記番?については通用券には赤色 ^{[注 14]} のアラビア?字で印刷されており ^[31] 、他の多くの日本銀行券と異なり1組?たりの製造枚?は9万枚で通し番?は5桁であったが、これは委託先の印刷所の?時の設備では最大5桁までしか番?印刷できなかったためである ^[32] 。製造された記?（組番?）の範?は1 - 17である ^[3] 。

用紙は公債?書利札用紙を?用したもので、透かしは波線連?模?の白透かしであった ^[32] 。

使用色?は、表面5色（??は主模?1色、地模?2色、印章1色、記番?1色）、裏面1色（印章??切文字含む）となっている ^{[30] [3]} 。

通用券は現存しておらず、記番?の場所に「記號」「番號」と?色の文字で印刷された見本券のみ現存している。銘板の表記は「大日本帝?政府印刷局製造」である。

?遷 [ 編集 ]

• 1884年 （ 明治 17年） 5月26日 ：「兌換銀行券?例」の中で額面200円の兌換券が規定され、翌年より日本銀行券の?行が開始されるが、200円券の?行は見送り。

（この間は額面金額200円の 法定通貨 （ 紙幣 ? 硬貨 ）の製造?行なし）

• 1923年（大正12年） 11月24日 ：?東大震災による印刷局工場の被災や社?不安による現金需要に備えて民間?社に委託して甲貳百圓券の製造を開始。なお、紙幣の不足は起きず、また印刷局工場が復?したため、甲貳百円券の?行には至らず 1926年 （大正15年）に?棄。

（この間は額面金額200円の 法定通貨 （ 紙幣 ? 硬貨 ）の製造?行なし）

• 1927年 （ 昭和 2年） 4月24日 ： 昭和金融恐慌 の沈?化のため乙貳百圓券の?式を制定 ^[2] 。
• 1927年（昭和2年） 4月25日 ：昭和金融恐慌の沈?化のため乙貳百圓券?行開始 ^[2] 。?柄は 彩紋 のみで裏面は印刷なし。ただし恐慌沈?化後すぐに回?。
• 1927年（昭和2年） 5月10日 ：丙貳百圓券の?式を制定 ^[14] 。
• 1927年（昭和2年） 5月12日 ：丙貳百圓券告示上の?行開始 ^[14] 。ただし市中で流通させず緊急時に備え日本銀行に死?。

（この間は額面金額200円の 法定通貨 （ 紙幣 ? 硬貨 ）の製造?行なし。）

• 1931年 （昭和6年） 12月17日 ： 金貨兌換停止に?する緊急勅令 施行により金兌換停止 ^[33] 。
• 1942年 （昭和17年） 1月4日 ：丁貳百圓券の?式を制定 ^[22] 。
• 1942年（昭和17年） 1月6日 ：丁貳百圓券告示上の?行開始 ^[22] 。ただし市中で流通させず緊急時に備え日本銀行に死?。
• 1942年（昭和17年） 5月1日 ：? 日本銀行法 施行により「日本銀行兌換券」から「日本銀行券」に移行。?存の有?な兌換券は 不換紙幣 として扱われる ^[21] 。
• 1945年 （昭和20年） 4月16日 ：丁貳百圓券?質的な?行開始 ^[23] 。?柄は 藤原鎌足 と 談山神社 ?殿?十三重塔。
• 1945年（昭和20年） 8月16日 ：丙貳百圓券?質的な?行開始 ^[15] 。?柄は 武?宿? 。
• 1946年 （昭和21年） 2月17日 ： 金融緊急措置令 により 預金封鎖 を伴う 新円切替 ?施 ^[34] 。
• 1946年（昭和21年） 2月25日 ：暫定的に新円とみなす ?紙 を貼付した丙貳百圓券および丁貳百圓券?行開始 ^[20] 。
• 1946年（昭和21年） 3月2日 ： 日本銀行券預入令 により乙貳百圓券失?。丙貳百圓券および丁貳百圓券は?紙貼付券を除き失? ^[5] 。
• 1946年（昭和21年） 10月31日 ：丙貳百圓券および丁貳百圓券の?紙貼付券失? ^[16] 。

前述の通り乙?券は市中での流通を想定したものではなく、恐慌沈?化の目的が達成されたため?行後すぐに大部分が回?されたこと ^[9] 、丙?券および丁?券は告示上の?行開始後も非常時に備えて日本銀行に長期間死?され、?質的な?行開始後ほどなく行われた新円切替に伴い全て失?したことから、二百円紙幣の?質的な使用期間は1927年（昭和2年）4月下旬から5月上旬にかけての2週間程度 ^[12] 、および1945年（昭和20年）から1946年（昭和21年）10月末までの1年半程度の限られた期間のみであった。

以降、額面金額200円の 法定通貨 （ 紙幣 ? 硬貨 ）は製造?行されていない。

脚注 [ 編集 ]

注? [ 編集 ]

1. ^ 額面としては1円、5円、10円、20円、50円、100円、200円の7券種が想定されていたが、造幣能力や需要を鑑み1円、5円、10円、100円の4券種に絞り?行された。
2. ^ 企業物?指?でみると1927年（昭和2年）、1945年（昭和20年）、1946年（昭和21年）、2023年（令和5年）はそれぞれ1.099、3.503、16.27、876.3であり、
   • 昭和2年の200円は、200×(876.3÷1.099)=159,472.25円(??位未?を四捨五入)
   • 昭和20年の200円は、200×(876.3÷3.503)=50,031.40円(??位未?を四捨五入)
   • 昭和21年の200円は、200×(876.3÷16.27)=10,771.97円(??位未?を四捨五入)
   となる。
3. ^ ?式の制定は1942年（昭和17年）1月。
4. ^ 額面金額100円と1000円の中間の法定通貨としては、 1951年 （昭和26年） 4月2日 に 五百円紙幣 が?行開始されており、後に 五百円硬貨 に取って代わられている。
5. ^ モラトリアム令の施行が4月25日（月）になると見越した高橋の依?で4月22日（金）、23日（土）を臨時銀行休業日とした。24日（日）は本?の休業日であり、この3日間で乙?券の造幣と全?への配送を行った。
6. ^ アラビア?字の額面金額表記がないのは?行?みの日本銀行券として唯一である（未?行券も含めると同時期に製造された 甲五拾圓券 も該?）。
7. ^ 甲百圓券 以降に?行された日本銀行券のうち、デザインに日本銀行行章が入っていないのは、この紙幣と A拾圓券 のみである。
8. ^ 印章が「?裁之印」1つだけの日本銀行券は、この紙幣の他には終?直後の小額紙幣の A拾錢券 ? A五?券 （未?行紙幣も含めれば同時期に製造された 甲五拾圓券 も該?）のみである。
9. ^ 甲百圓券 、 甲貳拾圓券 、 乙拾圓券 、 丙五圓券 、および 改造一円券 。
10. ^ 大?大臣から出された乙貳百圓券の?行承認文書においても、本券種は緊急用の一時的なものであり、混?沈?化の目的が達成された後は迅速に回?するよう異例の指示が出されている ^[13] 。
11. ^ 1927年（昭和2年） 5月10日 付け大?省告示第85?「 明治十七年第十八號布告兌換銀行券條例ニ依リ日本銀行ヨリ發行スル兌換銀行券ノ?貳百圓券ヲ製造シ本年五月十二日ヨリ發行ス 」では同年5月12日と予告されていた。
12. ^ ^{a b} 日本銀行法(昭和17年法律第67?） の附則にて
    • 第76?で本位金貨の自由?造を?面停止すること
    • 第77?で?前の日本銀行兌換銀券、日本銀行兌換券を日本銀行券（不換紙幣）と見なすこと
    • 第78?で兌換を規定する法律を?止すること
    が定められている。
13. ^ 1942年（昭和17年） 1月4日 付け大?省告示第1?「 明治十七年第十八號布告兌換銀行券條例ニ依リ日本銀行ヨリ發行スル兌換銀行券ノ?五圓券及貳百圓券ヲ改造シ本年一月六日ヨリ發行ス 」では同年1月6日と予告されていた。
14. ^ ただし資料によっては記番?の刷色は?色とする文?もある ^{[29] [30]} 。

出典 [ 編集 ]

?考文? [ 編集 ]

• 植村峻『紙幣肖像の近現代史』吉川弘文館、2015年6月。 ISBN   978-4-64-203845-4 。  
• 植村峻『日本紙幣の肖像やデザインの謎』日本貨幣商協同組合、2019年1月。 ISBN   978-4-93-081024-3 。  
• 利光三津夫、 植村峻、田宮健三『カラ?版 日本通貨?鑑』日本?門?書出版、2004年6月。 ISBN   978-4-93-150707-4 。  
• 大?省印刷局『日本のお金 近代通貨ハンドブック』大?省印刷局、1994年6月。 ISBN   978-4-17-312160-1 。  
• 大?省印刷局『日本銀行券製造100年??史と技術』大?省印刷局、1984年11月。  
• 日本銀行調査局『??日本の貨幣 8 近代兌換制度の確立と動?』東洋??新報社、1975年。  
• 日本銀行調査局『??日本の貨幣 9 管理通貨制度下の通貨』東洋??新報社、1975年。  

?連項目 [ 編集 ]

• 日本銀行券