三角?

出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

三角? (さんかくすう、 : triangular number )とは、 多角? の一種で、点を 正三角形 の形に?べていったときの点の??のことである。 n 番目の三角?は 1 から n までの 自然? に等しい。

定義と例 [ 編集 ]

一?に n 個の 正三角形 となるように点を等間隔に?べたときの点の??は 1 から n までの 自然? に等しくなり、

と表される。

これを n 番目の 三角? といい、 T n で表す。三角?は無?にあり、最小のものは 1 である。

例えば 10 は一?に点を 4 個?べたときに該?するので三角?の一つである。

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特に三角? 10 (= 1 + 2 + 3 + 4) ピタゴラス (?派)にとって「完全なる?」として大事な?とされた。

において、 T 0 = 0 と定義すると n = 0 のときも成り立つ。この式は下?のように、 n 番目の三角?を灰色の点の三角形と赤色の点の三角形でそれぞれ表し、2つの三角形を組み合わせると、高さ n , 底? n + 1 の長方形になり、その長方形の面積の半分として得ることができる。

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三角?の列は次のようになる。

1 , 3 , 6 , 10 , 15 , 21 , 28 , 36 , 45 , 55 , 66 , 78 , 91 , 105 , 120 , 136 , 153 , 171 , 190 , 210 , 231 , 253 , 276 , 300 , 325 , 351 , 378 , 406 , 435 , 465 , 496 , 528 , 561 , 595 , 630 , 666 , 703 , 741 , 780 , 820 , … オンライン整?列大?典 の?列 A217

類似の?係 [ 編集 ]

三角?を2倍した?を 矩形? (くけいすう)という。矩形?とは、行?(?に延びた列の?)と列?(?に延びた列の?)の差が 1 である 長方形 の形に点を?べていったときの、点の??のことである。すなわち、連?する2整?の積である。矩形とは 長方形 のことで、長方形?ということもある。

  • n 番目の矩形?は、 n 番目までの正の 偶? ?和 に等しい:

三角?と同?に 四角? (しかくすう)も定義される。これは、点を 正方形 の形に?べていったときの点の??のことである。これは 平方? に等しい。

  • n 番目の四角?は、 n 番目までの正の 奇? の?和に等しい:
  • 連?する2つの三角?の和は 平方? (四角?)である: T n −1 + T n = n 2
これを、 T n −1 を灰色の点、 T n を赤色の点で表すと下?のようになる。
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  • n 番目の四角? n 2 n 番目の矩形? n ( n + 1) の和は 2 n 番目の三角? n (2 n + 1) に等しい。

各種の性質 [ 編集 ]

  • 三角?は 組合せ 記?で表すことができる: T n = n +1 C 2
  • n ≥ 2 )チ?ムの??たりの リ?グ? における全試合の回?は T n −1 に等しい。
  • 三角?は 3 で割り切れるか、もしくは 9 で割ると 1 余る?のどちらかである。
  • 三角?に9を掛けて1を足した?もまた三角?である。
  • 自然?の n までの 立方和 T n 2 に等しい:
  • 三角?の 逆? 和は 2 に?束する。これは矩形?の逆?和 1 2 倍である:
この 部分分?分解 から、三角?の逆?を 1 個、 2 個、 4 個、 ?? 2 n ≥ 0 ) ?個、??ずつ順に加えてゆくと初項 1 , 公比 1/2 の無限 等比?列 になることが導かれる。
T a + b = T a + T b + ab T ab = T a T b + T a −1 T b −1 などが?げられる。

と無限に?く足し算の等式は タルタリアの三角形 と呼ばれる。上から n 段目の等式の値は n 番目の三角?の 2n + 1 倍である。1段目から n 段目までの?和は、1から n までの立方和( n 番目の三角?の自?)の 1 + 2/n 倍であり、連?三角?の積である。

と無限に?く自?和の等式も同じ名で呼ばれる。上から n 段目の等式は 2n 番目の(六角?でない)三角?から 2n + 1 個の連??の自?項を左?で n + 1 個、右?で n 個足したものである。中央は n 番目の三角?の4倍の自?である。等式の値は1から n までの立方和の 16(n + 1/2) 倍と n 番目の 四角錐? の和に等しい。

上記のように自?和の三角形から漏れた?にも、足し算の三角形と興味深い?係がある。?ち 2n - 1 番目の三角?( n 番目の六角?)から 2n 個の連??の n 個ずつの自?和の差は、足し算の三角形の1段目から 2n - 1 段目までの?和に等しく、連?三角?の積である。例えば 6 2 + 7 2 8 2 + 9 2 の差60は足し算の三角形の1段目から3段目までの?和に等しく、 6 × 10 である。また、自?和の三角形の順序を入れ換えると、次のように別の連?三角?の積が現れる。 n 段目の積は足し算の三角形の1段目から 2n 段目までの?和に等しく、足し算と自?和の三角形の n 段目の中央?の和に等しい。例えば2段目の 10 × 15 は足し算の三角形の1段目から4段目までの?和に等しく、 6 + 12 2 である。

三角?の判定 [ 編集 ]

?えられた自然? N が三角?であるには、 が整?であることが必要十分である。また

で?えられる n N n 番目の三角?を表している。この式は n についての 二次方程式 T n = N の解である。

ゼロ以外の三角?の ?字根 1, 3, 6, 9 のいずれかである。したがって、?えられた自然? の?字根を計算してこれらでなければ N は三角?ではない。

5で割った余りが2または4であることは、三角?でないことを示すに十分である。

三角?の一般次元への?張 [ 編集 ]

点を配置する空間の 次元 3 にして、点を 正四面? 三角錐 )?に配置したとき、その??を 三角錐? (四面??)という。第 n 三角錐?は、第 1 三角?から第 n 三角?までの ?和 であるが、その値を N とおくと と書くことができる。また、同?に三角錐?の?和として、4次元空間での「三角?」(一般的に「 ?? ?」という) 五胞?? を定義することができる。以下、一般次元の空間(ここでは r 次元)まで?念の?張を行ったとき、第 n 番目の??? T r ( n )

となる。

パスカルの三角形

パスカルの三角形 における ?列 は左上(または右上)にある列から順に:

  • モナド( ?? )の?列  1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, …, n -1 C 0 , …
  • 自然?の?列 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, …, n C 1 , …
  • 三角?の?列 1, 3, 6, 10, 15, 21, 28, 36, 45, …, n +1 C 2 , …
  • 三角錐?の?列 1, 4, 10, 20, 35, 56, 84, 120, 165, …, n +2 C 3 , …
  • 五胞??の?列 1, 5, 15, 35, 70, 126, 210, 330, 495, …, n +3 C 4 , …

となっている。左上(または右上)にある?列はその1つ右下(または左下)の?列の 階差?列 である。

?考文? [ 編集 ]

  • フロリアン?カジョリ カジョリ 初等??史 小倉金之助 補?(復刻版)、共立出版〈共立全書〉、1997年6月。 ISBN   4-320-01538-X http://www.kyoritsu-pub.co.jp/bookdetail/9784320015388  

?連項目 [ 編集 ]

外部リンク [ 編集 ]