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この項目では、一般的?念としてのプシュケ?について?明しています。ギリシャ神話に登場する存在については「
プシュ?ケ?
」をご?ください。
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プシュケ?
(
希
:
Ψυχ?
、
ラテン文字
表記:
Psyche)とは、
古代ギリシア
の言葉で、もともとは
息
(いき、
呼吸
)を意味しており、?じて生きること(いのち、
生命
)、また
心
や
魂
を意味するようになった言葉である。
希
:
Ψυχ?
はもともと息(呼吸)を意味していた。呼吸は生命のしるしとして最も?著なものであったので、やがてこのプシュケ?という言葉は、生命を意味するようになり、それが?じて、やがて
心
や
魂
も意味するようになった
[1]
。そのような語義になったのも?然
[1]
と指摘されている。
[注 1]
「プシュケ?」という言葉を現代日本語に?す場合、ひとつの?語で押し通すことは困難なことが多?ある。同一の文?でも、ある文脈では「いのち」と、ある文脈では「心」あるいは「魂」と?したほうが適切で、ある文脈ではどちらとも解?可能、ということもある。古代ギリシア語と現代語では
?念
の?系自?が異なっているのである
[6]
。
古代ギリシア哲?
[
編集
]
ソクラテス
は(あるいはプラトンが自著で描くソクラテスは)、プシュケ?を
知
と
?
の座だとした。< よく生きる >ことを《プシュケ?の?遣い》として?いた
[7]
。プシュケ?の世話をせよ、と?いたのである。
ソクラテスの弟子の
プラトン
は、滅びる宿命の身?に?する感?を超えた知を描き、知を特質とし
自己
を動かすプシュケ?は不滅である、とした
[7]
。
アリストテレス
は『
ペリ?プシュケ?ス
』(「プシュケ?について」という題名の書)において、さまざまな生命の生存の原理を論じ、プシュケ?とは「
デュナミス
(可能態)において命をもつ自然的物?の
形相
」と述べ、プシュケ?というのは命の本質である自己
目的
機能であり、そして
起動因
である、とした。また同書でプシュケ?は
?養
?取、
知?
、
理性
などの順で階層をなしていると捉え、各階層ごとに?明を試みた
[7]
。より細かく?げれば、?養?取、生殖の能力、感?能力、欲求能力、場所的移動の能力、表象能力、理性能力などである。
アリストテレスは、一時期は生物の種類によって異なるプシュケ?の段階があると見なし、(1)植物的プシュケ? (2)動物的プシュケ? (3)理性的プシュケ? の3つを?別した。だが、彼の知識が?えるにしたがい、植物?動物?人間にプシュケ?の違いが絶?的にあるとは考えないようになり、動物もその程度に?じて人間と同じような理性を持っていると考え、さらにその後になると、植物?動物?人間でプシュケ?に?別は基本的に無い、と見なすようになったようである
[8]
。
プロティノス
は、
神秘主義
的な方向に進み、一者から
ヌ?ス
(知性)が、ヌ?スからプシュケ?が、そしてプシュケ?から
ヒュ?レ?
(
質料
)が流れ出ると述べた。
新約聖書
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新約聖書
における「プシュケ?」は、例えば『
マルコによる福音書
』3:4、8:35、10:45のそれは、日本語では「命」と?しうる。また、
マルコ
14:34、
ルカ
などでは感情の座である
[7]
。新約聖書の「プシュケ?」という表現は、現代語で言う「精神」と「身?」を合わせた人間を表しているのであって、?肉二元論ではないので、「人」とか「人?」と?したほうが自然なくだりも多い
[7]
。
新約聖書ではプシュケ?は
プネウマ
と?比され、プネウマのほうは神から?えられる超自然的賜物とされている
[7]
。
例えば、
パウロ書簡
でもそうで、(
ロシア語
聖書ではプシュケ?はドゥシャ、プネウマはドゥ?フ、という語に?し分けられている)、プネウマ(ドゥ?フ)はパウロ書簡では、心?魂ではなく、それらを超えたところから外的に?く力、としてしるされている
[9]
。
救?
は
古代ギリシア
や
グノ?シス主義
では「神的プシュケ?の罪ある肉?(ソ?マ)の牢獄(セ?マ)からの解放」であったが、新約聖書ではあくまで?の
復活
としてとらえられている
[7]
。
ルタ?
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]
ルタ?
は、ギリシア語のプシュケ?をつねに「いのち」と?していたという
[10]
。
脚注
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]
注?
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]
- ^
なお、息という意味から《生きること》や《いのち》までも派生するようになったのは何も古代ギリシャ語に限らない。日本語でも、「いき(息)」という言葉が
活用
(語形?化)して「いき-る(生きる)」という言葉が成立したのである
[2]
[3]
。また「いのち」という言葉の語源に?する?は(?がひとつに定まっているわけではなく確定的な?は無いものの)「い(息)のうち」という意味?表現から生じたという?
[4]
、あるいは「息のち(力)」から生じた、とする?
[5]
が主たるもので、いずれにせよ日本語でも一般的に「いのち」は「息」から派生した言葉だと判?されているのである。
出典
[
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]
- ^
a
b
『ブリタニカ?際大百科事典』第11?、【生物?】p.220
- ^
『日本語語源大?典』2005
- ^
『大言海』1932年
- ^
大言海、日本語源?典
- ^
語源由??典
- ^
通約不可能性
も?照のこと
- ^
a
b
c
d
e
f
g
山我哲雄「【プシュケ?】」『哲? ? 思想 事典』
岩波書店
、1998年。4-00-080089-2。
- ^
『ブリタニカ?際大百科事典』第11?、【生物?】p.221
- ^
文學界 第 7~8 ? p.150
- ^
菱刈晃夫『近代?育思想の源流:
スピリチュアリティ
と?育』p.123
?考文?
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]
- 『哲? ? 思想 事典』1998年 【プシュ?ケ?】
- 『日本語語源大?典』2005
- 『ブリタニカ?際大百科事典』第11?
?連文?
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]
- 西岡孝治「プシュケ?と
ソ?マ
--
プラトン
の
?話篇
に於ける」『思索』 (5),
東北大?
哲??究?、155-172, 1972-10
- ?水哲?
『
パウロ
の言語哲?』2001
- 荻野博和「
オリゲネス
における聖書解?の原理としてのプシュケ?」トマス大?大?院論叢,
聖トマス大?
大?院論叢 (11), 1-55, 2009-12, 聖トマス大?大?院人文科??究科
- 北村普「
サルトル
とプシュケ?の問題」『哲?世界』早大文?哲??攻刊 1988年
?連項目
[
編集
]
- 意識
- アニマ
- 古代ギリシア語のプシュケ?を中世ヨ?ロッパでラテン語にする際に用いられた語
- ナフス
(
英語版
)
- イスラム?で魂、自我を意味する語