出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『
プシシェ
』(
?語
原題:
Psyche
)は、
モリエ?ル
の
?曲
。1671年?表。
テュイルリ?宮殿
にて同年1月17日初演。
登場人物
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[注? 1]
- プシシェ…絶世の美女。王?の娘。
- アグロ?ル…プシシェの姉。
- シディップ…同上。
- フロ?ラ…花と春と豊?を司る女神。
フロ?ラ
のこと。
- ヴィ?ナス…愛と美の女神。
ウェヌス
のこと。
- キュ?ピッド…ヴィ?ナスの息子。
- ゼフィロス…キュ?ピッドの下僕。
- プロゼルピ?ナ…地獄の女神。
- クレオメ?ヌ…プシシェに?する王子。
- アジェノ?ル…同上。
- ?王…プシシェ、アグロ?ル、シディップの父親
[注? 2]
[注? 3]
あらすじ
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序幕
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舞台は海の見える田?。
世界で最も偉大な王
によって平和がもたらされたので、フロ?ラとその側近たちはヴィ?ナスを地上に降りてくるように誘う。ヴィ?ナスは息子のキュ?ピッドたちと地上に降りてくるが、激怒している。自分が人間にすっかり忘れ去られ、その代わりに人間の娘であるプシシェが自分よりも美しいと言われていることに我慢できない。ほかの女神たちが彼女の怒りを?めようと、慰めたり諭したりするが、全く耳を貸さない。ヴィ?ナスは「どんな人間よりも下卑ており、恐ろしい怪物」への熱烈な?心をプシシェが抱くように、キュ?ピッドに命令する。キュ?ピッドはいやがるが、抵抗できない。
第1幕
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舞台は大きな街。アグロ?ルとシディップは、色んな?の王子たちが自分たちを無視して、プシシェにばかり?心を抱くので激しく彼女に嫉妬していた。彼女たちは、プシシェの?似をして王子、クレオメ?ヌとアジェノ?ルの?を惹こうとするが、彼らはプシシェ目?てにやってきたため、アグロ?ルとシディップには?心がなく、失敗してしまう。そこへプシシェが登場。2人の王子は?心を打ち明け、告白するが、彼らも振られてしてしまう。その代わりに、2人の姉を選んではどうかと彼らに提案し、姉と王子の全員から怒りを買ってしまうのだった。そこに神から言?を預かってきた使者が登場。その言?は「プシシェは山の頂上へ行き、そこにいる蛇の姿形を持つ、恐ろしい怪物と結婚せよ」という?容であった。
第2幕
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言?の恐ろしい?容を知ったプシシェの父、?王は神?のあまりにひどい仕打ちに悲しみを?さずにはいられない。?王はこの言?を無視してもよいとプシシェに言うが、彼女はめげることなく、運命に耐えることを受け入れる。?王の別れのあいさつの後、2人の姉が登場し、ともに頂上に?って最期を迎えようとするが、生きて父を支えるようにとプシシェは彼女たちに言うのだった。ところが2人の姉は、プシシェが自分たちを煙たがっているのだと勘違いして立ち去ってしまう。そこへ2人の王子も登場するが、彼らも同じようなことを言うのであった。プシシェが?ろうとしたそのとき、ゼフュロスが現れ、プシシェをさらっていってしまう。
第3幕
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舞台は宮殿。ゼフュロスはプシシェの連れ去りに成功したことをキュ?ピッドに報告する。キュ?ピッドはヴィ?ナスの命令に反して、プシシェに?をしてしまったのである。この宮殿は、キュ?ピッドが?を?らせるために作らせたもので、キュ?ピッドが大人へと姿を?え、プシシェの前に現れると、プシシェは彼にひとめぼれしてしまう。この宮殿で一?に暮らそうと彼女を誘うキュ?ピッド。目の前の男がキュ?ピッドとは知らぬまま、その申し出を受け入れたプシシェは、自分を失った悲しみで泣いている父と2人の姉を連れてきて、この喜びを知らせてやりたいと願う。はじめはその願いを聞き入れなかったキュ?ピッドであったが、結局折れて、しぶしぶゼフュロスを向かわせ、2人の姉を連れて?るのだった。
第4幕
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舞台は別の宮殿。連れてこられた2人の姉たちは、プシシェの新居となった宮殿を見て嫉妬し、彼女に訪れた幸せを?そうとする。姉たちに相手の男(キュ?ピッドのことである)が一?何者であるのか分からないと繰り返し吹き?まれ、疑心暗鬼に?るプシシェ。結局姉たちはゼフィロスによって再び返されてしまうが、プシシェは自分の愛する男性の正?を知ろうと決意するのであった。正?を知られてしまうと2度と?えなくなってしまうので願いを聞き入れない代わりに、プシシェのためになら何でもすると誓うキュ?ピッド。それでも食い下がるプシシェのために、仕方なく正?を打ち明け、キュ?ピッドは消えてしまった。キュ?ピッドが消えたと同時に宮殿も消え、その代わりに陰鬱な草原が現れた。プシシェはキュ?ピッドの正?を知ろうとしたことを嘆き後悔し、川に身を投げようとするが、川の神に止められ、より一層の破滅を招くだけだと諭される。そこへ、ヴィ?ナスが現れる。彼女は、プシシェを地獄に送ってしまっう。カロンの小舟に?って、プロゼルピ?ナからもらうようにヴィ?ナスに命じられた小箱を持って、地獄へ送られるプシシェ。
第5幕
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プシシェは地獄で、2人の王子と出?った。プシシェの死を防げなかった(ゼフィロスにさらわれたことを勘違いした)ことに絶望して、岩から身を投げて自殺したのだという。彼らが言うには、プシシェの2人の姉も死んでしまったとのことであった。プシシェはキュ?ピッドの愛を取り?すためにさらに美しくなろうと、プロゼルピ?ナにもらった小箱を開けるが、有毒な霧に包まれ、死んでしまう。地獄に降りてきて、プシシェの死を嘆き悲しみ、赦しを?えるキュ?ピッド。親の言いつけに背いたキュ?ピッドを罰するために、ヴィ?ナスもそこへ現れるが、彼は自分の?心を理解しないヴィ?ナスの?酷な仕打ちを忘れられず、助けを求めて、ジュピタ?を呼ぶ。ジュピタ?はキュ?ピッドに味方し、プシシェは永遠の命を手に入れたのであった。
成立過程
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本作は、
コルネイユ
、
フィリップ?キノ?
、
ジャン=バティスト?リュリ
の協力のもとに完成した。テュイルリ?宮殿にて1月17日に初演を終えた後、パレ?ロワイヤルにて7月24日に初演を迎えた。序幕のヴィ?ナスがキュ?ピッドを伴って降りてくる場面や、第4?5幕の地獄の場面を表現するために、モリエ?ルの劇?は多額の資金を投じて、
パレ?ロワイヤル
を改築した。宮廷でも絶?されたが、このような派手な舞台演出がパリ市民にも受けたようで、興行成績は上?、大成功を?めた
[5]
。
日本語?
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]
脚注
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]
- ^
[1]
) 2015年6月1日 ??
- ^
臨川書店全集 第八? p.256 2001年 ?照
- ^
中央公論全集 第二? p.478 1934年 ?照
- ^
吉江 改造文庫 p.131 1939年 ?照
- ^
筑摩書房 P.457,469,470
- ^
他に
人間嫌ひ
を?載。また、登場人物名に異同がある
- ^
登場人物名に異同がある。
注?
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]
- ^
この登場人物表の典?をご存知の方は、その旨書き?みをお願い致します。臨川書店版全集、中央公論社版全集、改造文庫版、“Tout Moliere - Psyche - Acte 1
[1]
”それぞれに附されている登場人物表と一部差異があります。
- ^
秋山伸子 ?では登場人物は以下のようになっている
*ジュピタ?…
*ヴィ?ナス…
*キュ?ピッド…
*エジア?ル *ファエ?ヌ…美と優雅の女神達
*プシシェ…
*王…プシシェの父
*アグロ?ル *シディップ…共にプスィシェの姉
*クレオメ?ヌ *アジェノ?ル…プシシェに?する王子たち
*「西風の神」ゼフュロス…
*リカ…
*川の神…
[2]
- ^
吉江喬松 ?では登場人物は以下のようになっている
*ジュピテル…諸?の神の王
*ヴェニュス…美と愛とを司る女神(ヴィ?ナスの事)
*ラム?ル…ヴェニュスの子、愛の神(キュ?ピッドの事)
*エジア?ル *ファエ?ヌ…共にヴェニュスに仕える美の使女
*プスィシェ…愛の神、アム?ルに愛される美女(プシシェの事)
*王…プスィシェの父(?王の事)
*アグロ?ル *スィディ?プ…共にプスィシェの姉(アグロ?ル、シディップの事)
*クレオメ?ヌ *アジェノ?ル…共にプスィシェに?を寄せる王子(役名同一)
*ル?ゼフィ?ル…
*リカス…
*河の神…
[3]
[4]
出典
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?考文?
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]
- 『人間嫌ひ.プスィシェ』
改造社
(
改造文庫
)、1939年
- 『モリエ?ル全集 第二卷』
中央公論社
、1934年
- 『世界古典文?全集47 モリエ?ル』
筑摩書房
、1965年
- 『モリエ?ル全集 第八?』
臨川書店
、2001年
?照したサイト
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編集
]
- Tout Moliere - Psyche - Acte 1
[2]