フェルマ?タ
(
伊
:
fermata
)とは、
古典派音?
以降において、
音符
や
休符
(
英語版
)
の記
譜
上の定量時間が延長されることやそれを指示した
音?記?
である。
??
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音符
や
休符
、または
?線
(
終止線
も含む)の上や下に
や
の記?を配することによって示される。
?線
に付?される場合には一般に、記譜上に存在しない?入された
休符
が空白時間として求められるが、前の音から伸ばされた
タイ
(
スラ?
)が
?線
の上を?切っている場合や、そこに
ピアノ
における
ペダル
などの保??果の指示が見られる場合においては、空白時間として?理されず音を保?させる時間を別途?入することとなる。また、
古典派音?
よりも古い時代の?譜においては、フェルマ?タの意味が大きく異なる。
名?
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そもそも
イタリア語
における
"fermata"
とは、「停止」を意味する名詞である(例えばバス停の標識には
"Fermata"
の表示がある)。
音?美?
の世界においては、??には限られた面積があるのと同じように、音?には限られた時間―つまり「初め」と「終わり」―があることが宿命とされているが、古い時代の
?譜
において、その
終止線
の上下や終結音の上下に現在のフェルマ?タの
マ?ク
の基となった
デザイン
が配され、そこで音?の終わりを意味した。時間の流れを止めることはできないが、曲の終わりでは、音?を止めることによってその時空に終わりが?生することとなる。「停止」という意味の
"fermata"
の?念はそのように?生したと解される。一?に、そのマ?クは一日の終わりである
日?
に由?した
デザイン
とも言われている。
イタリアではフェルマ?タのことを、俗?として"corona(コロナ=円冠)"と呼ぶことの方が多い。
フランスではポワンドルグpoint d’orgueと呼ぶ。これは
オルガン
が20世紀以降のように鍵盤上のスイッチで電子的なメモリ?のついた瞬間的な音栓?更ができなかった時代、音を伸ばしながら一本ずつレバ?を差し引きして音栓を?更していたことによる。しかしこの言葉を直?してドイツ語でオルゲルプンクトOrgelpunktと言うと全く別の意味で、
持?低音
を指す。
記?
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?初、フェルマ?タの
マ?ク
は確定しておらず、時には
?譜家
によってかなり?飾的にあしらわれた興味深い?書などが?ってもいる。?時はまだ、
記?
によって
記譜
上の
定量
時間を延長させる記?としての意味合いはなく、?純に「終わり」を意?する程度の印でしかなかった。その登場場面は??で、曲の終わり、組曲の各構成曲の終わり、更に、作品の一場面の終わりや?句(フレ?ズ)の終わりなどに見出される。特に、
コラ?ル
においては、曲中の各?句にフェルマ?タによる終止音が示されたが、旋律の終止音ごとに?生するフェルマ?タの解?については、この20 - 30年の間に?究がやっと進んで解明されてきたことである。
?史
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コラ?ル
におけるフェルマ?タの意味は、最新の?究においても決定的に論議が?きたものではないが、?表されている最新の結論によると、?句(フレ?ズ)ごとに生じる
カデンツ
(和?進行上?旋律動向上の終止)において、そこに必要なだけの終止感をもって終止音を大切に奏される程度であり、記譜上の定量時間を大幅に延長させるような演奏は正しくはなく、
テヌ?ト
程度で程よく?理させるのが望ましい。もしくは、そこに
リタルダンド
やごく僅かな停止を殆ど見せない方が適切な箇所も多?存在する。
バロック音?
以前におけるフェルマ?タの扱いについては、この20 - 30年の間に大幅に見直されたきたことが、多くの?音を比較したり、?究者たちによる?表から知ることができる。また、これらのフェルマ?タの後には、?して息つぎがなされることも、?時のフェルマ?タの理解に添えておく必要がある一つの特?である。
バロック音?
以前においては、作品の終結音であっても、そこに付?されたフェルマ?タでは?著な時間的延長を意味するものではなかったのに?し、
古典派音?
以降においてのフェルマ?タは、どんな場合であっても、付?された音符や休符で音?の時間の流れを停止させる、すなわち?際的には、その長さを明確に延長させる意?で使用された。逆にいえば、
古典派音?
以降においてのフェルマ?タにおいて、そこで?著な時間的延長を行わないことは、?譜の指示に反することになる。このフェルマ?タの使用は更に??な?果を生み、そのうち、何らかの終結音ではなく、?興的に?調したい音に時間的な綾を?生させるために使用される、クラシック音?において非常に大切な要素となった。特に
カデンツァ
(
?興
的?句)においては、それが記譜された
カデンツァ
であっても本?の
?興演奏
によるものであっても、フェルマ?タとしての時間的?果は頻繁に使用された。このような、終結音でない音に使用されるようなフェルマ?タは、調性音?の中において、
倚音
や、タイに付いて後に
掛留音
となる音、もしくは
ドミナント
中の
限定進行音
に使用されるのが殆どであった。
フェルマ?タが示す延長の度合いについては、記譜上の定量時間の約4倍という目安が提唱されている
[
誰によって?
]
。しかしながら?際的には、
テンポ
が速い場合にはそれよりも長く奏され、
テンポ
が?い場合にはそれよりも短く奏される傾向が見られる。また、あまりにもフェルマ?タが頻繁に見られる曲や場面においては、?回のフェルマ?タによる延長をどれくらいにするべきか、その?果をよく吟味して計算する必要がでてくる。
フェルマ?タの最中には、記譜上に存在しない
リタルダンド
された
拍節
が?んで流れているといわれ、多くの場合には、
テンポ
に?じて1〜4
小節
分の拍節が適切に?えられる延長が好ましいとされている。更に多くの場合において、フェルマ?タの後には
ア?テンポ
が自然に?理されることが前提とされており、それが表記されていなくても暗?の了解とされている。また、
多?音?
においては、フェルマ?タは全
?部
に1つずつきちんと付?されることが理想とされてきたが、?際の手書き譜においては、
作曲家
によってそれがそれほどは徹底されてはいなかったことが認められる。これは、出版譜においてさえも徹底されていないという結果につながりもしている。
後期ロマン派
に至っては、音?が多?に進化した結果として、フェルマ?タにも?化が及び、時には"lungo(長く)"や"poco(少し)"などと記?の上に各?の言葉によるコメントが添えられて使用されることも?まった。更に、後の時代の作曲家たちによっては、フェルマ?タの記?そのものいる
弧
を山形三角に?更したものや、それを半四角に?更したものも?用され、延長度の違いは、その?形の容積に準じることとされている。つまり、以下の?係となる。
三角フェルマ?タ < 半円フェルマ?タ < 方形フェルマ?タ
この使用は、多くの現代作曲家たちの?譜において、?く使用が普及しているが、作曲家によっての?自の使用?式もあることから、多くの場合には、?譜の冒頭に記?の一?を冠することで、作品中に表れる特殊奏法も含めた全記?の意味合いを明確化する習慣が定着している。他には、下げ弓のごく小さい記?
に点を入れて短いフェルマ?タを意味する方式や、半円フェルマ?タや方形フェルマ?タの冠を2重にして、特別長いフェルマ?タを意?するなどの方式も多?に見られる。
また、フェルマ?タにおける延長時間を指示するための別の方法として、秒?を記入する方法も一派には好まれてきた。多くの場合には、そこに幾分かの秒?の幅を奏者に任されているが、時には、奏者が舞台でストップ?ウォッチを使用してそれを精密にカウントすることを要求されることさえもあった。ストップ?ウォッチを使用することは多くの場合、信?すべき感?を有するはずの演奏家としてのプライドや視?的な問題に起因して、長い間敬遠されてきた。しかしながら、それを機械でなく感?に任せるとしても、演奏上の都合を考え合わせると、拍節の流れの中にいた奏者が突然秒?を適切にカウントするにはテンポ感の切り換えが必須で、奏者に不?な負?が?生するという弊害が考えられる。そのため、その打開案として、?際には記譜上の秒?がテンポ何拍分(
リタルダンド
も含んだ拍?)に相?するかという目安をあらかじめ換算しておき、奏者が演奏の際には無機的な秒?をカウントすることから逃れる方法が?く採られている。そういうことから、秒?を記入するというフェルマ?タの方式は、演奏業界において好意的に受け入れられてはいない。そういう問題を作曲家が解決すべく、時には4分休符をカウントすべき個?だけ?べることによって、奏者に任せられる空白としてのフェルマ?タの長さを守るという方式も近代では存在している。現代音?においては、多くの作曲家が??な案を使用しているが、それが完全に標準化されているとは言いがたいのが現?である。
文字コ?ド
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記?
|
Unicode
|
JIS X 0213
|
文字?照
|
名?
|
𝄐
|
U+1D110
|
-
|
𝄐
𝄐
|
musical symbol fermata
|
𝄑
|
U+1D111
|
-
|
𝄑
𝄑
|
musical symbol fermata below
|
?考文?
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?連項目
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