タマムシ

タマムシ
	タマムシ Chrysochroa fulgidissima
分類
?名
	Chrysochroa fulgidissima (Schonherr, 1817)

タマムシ科は日本 ??にも多くの種類があるが、中でも標準和名 タマムシ （ ヤマトタマムシ ^[1]、?名： Chrysochroa fulgidissima (Schonherr, 1817) ）として知られる種は、美しい外見を持つことから古?より珍重されてきた。日常的にはタマムシと言えばこの種をさすと見ていい。別名にヤマトタマムシ、フタスジアオタマムシ、フタスジルリタマムシなどがある ^[2]。

特? [ 編集 ]

細長い米型の甲?で、全?に?色の金?光? があり、背中に虹のような赤と?の?じまが入る。天敵である鳥は、「色が?わる物」を怖がる性質があるため、この?が持つ金?光?は鳥を寄せ付けない。

?長は30～40mm ^[3]。頭部は複眼の間の顔面が深くえぐれ、頭部中央には?溝があり、その?側面は点刻が多い。複眼は雄で雌に較べて大きく膨らんでいる。?角は第4節以降が?く鋸??になっている。前胸背の背面は?端近くでは点刻が多く、それが互いに癒合しているが、中央近くではそれはずっと少なくてほぼ滑らかとなっている。小楯板は見えない。前翅の背面には4?の?方向の隆起が走るが、基部近くでは不明瞭となる。点刻は細かく小さく、それが不?いにあって、?に近いほど多くなる。前翅の先端は犬?のように小さく尖り、その外側では不規則に?い鋸?のようになっている。?下面に雄では銀灰色の柔らかな毛が多い。腹部末端の節は雄では三角形に窪み、雌では丸く終わる。?色は全身の地色が美しい金?色で、前胸背の背面?側と前翅にある??の2番目と3番目の間に銅紫色の??が走る。?角は基部の3節が?色と同じで、それより先は?くて光?がない。腹面と?脚もほぼ背面と同色ながら腹部と胸部の中央は金赤色を?びる。

生態など [ 編集 ]

日差しの?い日によく活動し、成?の餌であるエノキやケヤキなどの生える?葉樹林を飛び、夜間は幹の陰に?む。北海道には分布していない。エノキやケヤキ、マキなどの高所の幹をのこぎりで挽くと、その香りを求めて切り口付近によく集まり、?匹で?舞することもある。一方で垣根の乾燥した竹や一本だけ突き出た枯れ枝で日光浴する個?もよく見かけられる。警戒心が?く動きは機敏だが、人間が2m位に近づくとぴたりと動きを止め、更に近づくと飛び去ったり、茂みに落下したりして姿を消す。

卵はエノキ、マキ、ナツメ、リンゴ等の樹皮の割れ目や傷跡に生み付けられる。幼? は幹の奧深く楕円形の穴を幹に沿って空けて食害するため、表面からは見つけにくい。風雨で幹が折れたり木が倒れたりする事故の原因となり得る害?であり、果樹園??者や庭師などには忌み嫌われる。

分布 [ 編集 ]

日本では本州、四?、九州、佐渡、?馬、屋久島、種子島、それに琉球列島の奄美大島、?之島、沖永良部島、沖?島にみられ、?外では朝鮮半島南部、中?中南部から台?、インドシナ半島にまで分布する ^[4]。

分類など [ 編集 ]

本種の?するルリタマムシ?には日本にはもう1種、オガサワラタマムシ C. holstii があり、この種は小笠原諸島の固有種で、全身??で前翅の先端が赤くなる程度であり、本種との?別は容易である ^[4]。

なお、琉球列島のものは?格がより太く短く、点刻がより?く、背面の赤い筋紋が赤さび色を?び、またやや?側に夜などの違いが見られ、?種のオオシマルリタマムシ ssp. alternans とする ^[4]。

利用など [ 編集 ]

この種の上翅（ ?翅）は構造色によって金?光?を?しているため、死後も色あせず、 ?身具に加工されたり、法隆寺 ?物「玉??子」の?飾として使われたりしている。加工の際には保存性を高める?にレジンに包む事もある。「どのようにも解?ができ、はっきりとしないもの」の例えを 玉?色 というのは、光の具合で羽の色が?わってみえるこの?に因む ^[5]。日本には、タマムシを ?? に入れておくと着物が?えるという俗信がある ^[6]。

出典 [ 編集 ]

^ 日本産昆??名和名?書（昆??デ?タベ?ス）
^ 石井他編(1950),p.1122
^ 以下、石井他編(1950),p.1122
^ ^a ^b ^c ??他編著(1985),p.9
^ "玉?色" . 精選版日本?語大?典 . コトバンクより 2023年6月7日?? 。
^ ?本大三? 『?の宇宙誌』集英社〈集英社文庫〉、1984年、10頁

?考文? [ 編集 ]

?澤良彦他編著、『原色日本甲??鑑(III)』、(1985)、保育社
石井悌他編、『日本昆蟲圖鑑』、(1950)、北隆館

[1] 日本産昆??名和名?書（昆??デ?タベ?ス）

[2] 石井他編(1950),p.1122

[3] 以下、石井他編(1950),p.1122

[#1-4] ??他編著(1985),p.9

[5] "玉?色" . 精選版日本?語大?典 . コトバンクより 2023年6月7日?? 。

[6] ?本大三? 『?の宇宙誌』集英社〈集英社文庫〉、1984年、10頁

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