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らしんばん座

出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
らしんばん座
Pyxis
Pyxis
?格 Pyxidis
略符 Pyx
?音 英語?音: [?p?ks?s] 、?格: /?p?ks?d?s/
象? 航海に用いる 方位磁針 [1]
?略位置: 赤?  08 h  26 m  42.7 s [2]
?略位置: 赤緯 −17.41° - −37.29° [2]
?さ 220.833平方度 [3] 65位
バイエル符? /
フラムスティ?ド番?
を持つ恒星?
10
3.0等より明るい恒星? 0
最輝星 α Pyx (3.68
メシエ天? ? 0
隣接する星座 うみへび座
とも座
ほ座
ポンプ座

19世紀イギリスの星座カ?ド集『ウラニアの鏡』に描かれたらしんばん座(右下)。
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らしんばん座 (らしんばんざ、Pyxis)は、 現代の88星座 の1つ。 18世紀 半ばに アルゴ座 の一部を切り取って作られた新しい 星座 である。航海に用いられる 方位磁針 がモチ?フとされている [2] [4] 。日本??のどこからでも星座の全域を見ることができるが、特に明るい星もないため目立たない星座である。

主な天? [ 編集 ]

4等星が南北に3つ?ぶ以外は目ぼしい天?がない。

恒星 [ 編集 ]

2022年 4月現在、 ?際天文?連合 (IAU) が認?した固有名を持つ恒星は1つもない [5]

  • α星 見かけの明るさ 3.68等の ?色巨星 で4等星 [6] 。らしんばん座で最も明るく見える恒星。
  • β星:見かけの明るさ3.954等の?色巨星で4等星 [7] 。らしんばん座で2番目に明るく見える恒星。
  • γ星:見かけの明るさ4.01等の橙色巨星で4等星 [8] 。らしんばん座で3番目に明るく見える恒星。
  • T星:1890年以降、1902年、1920年、1944年、1966年、2011年に新星爆?が?測されている 再?新星 [9]
ハッブル宇宙望遠鏡が1994年から1995年にかけて撮像したらしんばん座T星とその 新星?骸

由?と?史 [ 編集 ]

ニコラ=ルイ?ド?ラカイユ『Coelum australe stelliferum』(1763年)に描かれた Pixis Nautica(中央上)。

らしんばん座は、18世紀中頃にフランスの天文?者 ニコラ=ルイ?ド?ラカイユ によって考案された。初出は、 1756年 に刊行された1752年版の フランス科?アカデミ? の紀要『Histoire de l'Academie royale des sciences』で、これにラカイユが寄稿した 星? に航海用コンパスの星座?と フランス語 で「羅針盤」を意味する la Boussole という名?が描かれ [4] [10] [11] 、付?の星表にフランス語で「海のコンパス」を意味する le Compas de mer と記されていた [4] 。ラカイユの死後の 1763年 に刊行された天文書『Coelum australe stelliferum』には、 ラテン語 化された Pixis Nautica と呼?が?更されている [4] [12]

ラカイユは、ドイツの法律家 ヨハン?バイエル の『ウラノメトリア』で アルゴ座 の「マストの4つ (Quatuor in malo) [13] 」とされた領域の一部を切り離して、そこに Pixis Nautica を設けた [4] [注 1] [注 2] 。またラカイユは、比較的明るい星に?してバイエル風にαからθ、λの9個のギリシア文字の符?を付した [15]


ヨハン?ボ?デ『ウラノグラフィア』(1801年)に描かれた Pyxis Nautica と Lochium Funis。

ドイツ の天文?者 ヨハン?ボ?デ は、 1801年 に刊行した『ウラノグラフィア』で、綴りを Pyxis Nautica と改めた。またボ?デは、Pyxis Nautica を取り?くように「測程儀 [注 3] ? 」を意味する Lochium Funis ( 測定索 )という星座を設けた [4] [17] 。ボ?デは、Pyxis Nautica と Lochium Funis を1つの?形として考えていたようで、2つの星座を1つの同じ境界線の中に描き、『ウラノグラフィア』に付した星表『Allgemeine Beschreibung und Nachweisung der Gestirne』ではこれらをまとめて記載していた [16] 。Lochium Funis は19世紀半ば頃には支持を得られなくなり、19世紀末には全く使われなくなった [16]

1843年 天王星 の?見者 ウィリアム?ハ?シェル を父に持つ 19世紀 イギリス の天文?者 ジョン?ハ?シェル は、?時 王室天文官 として星表『The Catalogue of Stars of the British Association for the Advancement of Science』、いわゆる『 BAC星表 』を編纂中の フランシス?ベイリ? に宛てた書簡で、ラカイユの Pixis Nautica を「マスト」を意味する Malus と改名し、これをアルゴ座の一部とした上で、アルゴ座の中に小??を4つ作ることを提案した [4] [18] 。このハ?シェルの提案を受けたベイリ?は、『BAC星表』で Pixi Nautica を?してアルゴ座の一部分の Malus とし、ギリシア文字の符?も全て?がした [4] 。このハ?シェルとベイリ?の改?は天文?者たちから受け入れられず [4] アルゼンチン?立天文台 英語版 の所長の職にあった アメリカ の天文?者 ベンジャミン?グ?ルド は、 1879年 に刊行した南天の星表『Uranometria Argentina』でハ?シェルが考案した Malus を排し、アルゴ座から?立した星座 Pyxis とした [4] [19] 。グ?ルドは、ラカイユが付したギリシア文字符?を、欠番となっていたκも加えて復活させた [20]

1922年 5月に ロ?マ で開催されたIAUの設立??で現行の88星座が定められた際にそのうちの1つとして選定され、星座名は Pyxis 、略?は Pyx と正式に定められた [21] 。新しい星座のため星座にまつわる神話や?承はない。

中? [ 編集 ]

中?の天文では、らしんばん座の星?は 二十八宿 の南方朱雀七宿の第二宿「 鬼宿 」に配されていた。鬼宿では、β?α?γ?δの4星が、不明の1星、ほ座の2星とともに「狸に似た想像上の?」あるいは「天を守る狗」を表す星官「天狗」を成していた [22]

呼?と方言 [ 編集 ]

日本では、 1910年 (明治43年)2月刊行の 日本天文?? の?誌『天文月報』第2?第11?で星座名の改訂が示された際に「羅針盤」という呼?が使われている [23] 。この?名は、 1925年 (大正14年)に初版が刊行された『 理科年表 』にも「羅針盤(らしんばん)」として引き?がれた [24] 。?後の 1952年 (昭和27年)7月に日本天文??が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」 [25] とした際に、Pyxis の日本語の?名は「 らしんばん 」と定められ [26] 、これ以降は「らしんばん」という?名が??して用いられている

天文同好? [注 4] 山本一? らは、?にIAUが?名を Pyxis と定めた後の1931年(昭和6年)3月に刊行した『 天文年鑑 』第4?で、星座名を Pyxis Nautica、?名を「航海用羅針盤」と紹介し [27] 、以降の?でもこの星座名と?名を??して用いていた [28]

脚注 [ 編集 ]

注? [ 編集 ]

  1. ^ 19世紀アメリカの天文?者 ベンジャミン?グ?ルド は、Antlia pneumatica(現在の ポンプ座 )もアルゴ座の一部分を削って作られたとしている [14]
  2. ^ ラカイユは、?ったアルゴ座の領域?に現在の りゅうこつ座 ? ほ座 ? とも座 の元となる名前を付けたが、アルゴ座を分割した?ではない。たとえば19世紀アメリカの天文?者 ベンジャミン?グ?ルド ラカ?ユがアルゴ船座とケンタウルス座が占める?大な領域に新しい星座を導入しなかったことは非常に?念なことである。 と明言している [14]
  3. ^ 測程儀は船の速度を測る機器。結び目( ノット )の付いた?を海に落として、船の速度を測った [16]
  4. ^ 現在の 東?天文??

出典 [ 編集 ]

  1. ^ The Constellations ”. ?際天文?連合 . 2023年5月4日 ??。
  2. ^ a b c Constellation boundary ”. ?際天文?連合 . 2023年5月4日 ??。
  3. ^ 星座名?星座略符一?(面積順) ”. ?立天文台(NAOJ) . 2023年1月1日 ??。
  4. ^ a b c d e f g h i j Ridpath, Ian . “ Pyxis ”. Star Tales . 2023年1月14日 ??。
  5. ^ IAU Catalog of Star Names (IAU-CSN) ”. ?際天文?連合 (2022年4月4日). 2023年1月14日 ??。
  6. ^ "alf Pyx" . SIMBAD . Centre de donnees astronomiques de Strasbourg . 2023年1月14日??
  7. ^ "bet Pyx" . SIMBAD . Centre de donnees astronomiques de Strasbourg . 2023年1月14日??
  8. ^ "gam Pyx" . SIMBAD . Centre de donnees astronomiques de Strasbourg . 2023年1月14日??
  9. ^ "T Pyx" . SIMBAD . Centre de donnees astronomiques de Strasbourg . 2023年1月14日??
  10. ^ Ridpath, Ian . “ Lacaille’s southern planisphere of 1756 ”. Star Tales . 2023年5月4日 ??。
  11. ^ Histoire de l'Academie royale des sciences ” (フランス語). Gallica . 2023年5月4日 ??。
  12. ^ de Lacaille, N. L. . “ Coelum australe stelliferum / N. L. de Lacaille ”. e-rara . 2023年5月4日 ??。
  13. ^ Bayer, Johann (ラテン語). Ioannis Bayeri Uranometria omnium asterismorum continens schemata, nova methodo delineata aereis laminis expressa . excudit Christophorus Mangus. doi : 10.3931/E-RARA-309 . https://www.e-rara.ch/zut/content/zoom/77545 2023年5月4日 ??。  
  14. ^ a b Gould 1879 , p. 55.
  15. ^ Nicolas Louis de La Caille (1763) (ラテン語). Coelum australe stelliferum . pp. 193-195 . https://www.e-rara.ch/zut/content/structure/152572 2023年5月4日 ??。  
  16. ^ a b c Barentine, John C. (2016). Uncharted constellations : asterisms, single-source and rebrands . Cham. pp. 77-83. ISBN   978-3-319-27619-9 . OCLC   946038481  
  17. ^ Ridpath, Ian . “ Lochium Funis ”. Star Tales . 2023年5月4日 ??。
  18. ^ Herschel, Sir John Frederick William (1844). “VI Further Remarks on the Revision of the Southern Constellations.(sic)”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society (Oxford University Press (OUP)) 6 (5): 60-62. Bibcode 1844MNRAS...6...60R . doi : 10.1093/mnras/6.5.60 . ISSN   0035-8711 .  
  19. ^ Gould 1879 , p. 65.
  20. ^ Gould 1879 , p. 190.
  21. ^ Ridpath, Ian . “ The IAU list of the 88 constellations and their abbreviations ”. Star Tales . 2022年12月1日 ??。
  22. ^ 大崎正次 「中?の星座?星名の同定一?表」『中?の星座の?史』 雄山閣出版 、1987年5月5日、294-341頁。 ISBN   4-639-00647-0  
  23. ^ 星座名 」『 天文月報 』第2?第11?、1910年2月、11頁、 ISSN   0374-2466  
  24. ^ 東京天文台 編『 理科年表 第1冊 丸善 、1925年、61-64頁 https://dl.ndl.go.jp/pid/977669/1/39  
  25. ^ 『文部省?術用語集天文?編(?訂版)』(第1刷)日本?術振興?、1994年11月15日、316頁。 ISBN   4-8181-9404-2  
  26. ^ 星座名 」『 天文月報 』第45?第10?、1952年10月、13頁、 ISSN   0374-2466  
  27. ^ 天文同好? 編『 天文年鑑 』4?、 新光社 、1931年3月30日、6頁。 doi : 10.11501/1138410 https://dl.ndl.go.jp/pid/1138410/1/11  
  28. ^ 天文同好? 編『 天文年鑑 』10?、 恒星社 、1937年3月22日、4-9頁。 doi : 10.11501/1114748 https://dl.ndl.go.jp/pid/1114748/1/12  

?考文? [ 編集 ]