ぬいぐるみ

出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たくさんのぬいぐるみ

ぬいぐるみ (縫い包み)とは、

  1. 型紙に合わせて裁?された を縫合し、 綿 プラスチック 片、 蕎? ?などを?部に詰め、 動物 やある特定の キャラクタ? 等に似せて成型したもの。
  2. 演劇 などで 人間 が動物や特定のキャラクタ?等に扮するときに用いる、人間の全身を覆う衣?のこと。近年( 1990年代 以降)では、1と?別するため「 着ぐるみ 」と呼ぶことも多い [1]
    1. 歌舞伎 やその他の演劇において、動物などの形に作った衣?。
    2. 各種催事イベントなどにおける、布やボア、プラスチック素材などで表面を形成した、人間が中に入る マスコット 、衣?。
    3. 東? の『 ゴジラシリ?ズ 』などに代表される、おもに「 特撮映? 」に登場する、特殊ゴム素材などを用いた、演技者が中に入る形式の 怪? ロボット 宇宙人 などの異生物の造形品の、現場における用語

愛玩物としてのぬいぐるみ [ 編集 ]

テディベアのぬいぐるみ

販?物としての最初の『ぬいぐるみ』は、一?には テディベア で有名な ドイツ ? マルガレ?テ?シュタイフ 1880年 に??したものが一番初めのものと言われている [2]

癒し?果があり、愛嬌のあるぬいぐるみは、老若男女問わず人?があり、 UFOキャッチャ? くじ 引きなどの??な景品としても利用されている。

“大きいものから小さいもの”までいろいろな形やサイズがあり、全身で抱きつくことが可能なサイズのぬいぐるみを、特に 抱きぐるみ と呼ぶことがある。

ぬいぐるみは手?りの良いぬいぐるみや、?ているもの、お座りしているものなど??である。

可愛らしい姿を左右してゆく劣化が問題で、素材によっては洗えるものとそうではないものがある。洗えないものでも オゾン で洗うタイプの 洗濯機 で除菌や消臭が可能とされている。 [3] ぬいぐるみ?門のクリ?ニング業者が存在し、?掃を依?することも可能である。素材そのものは手?りや質感を大きく左右するので、??なものが使用されている。毛?みを再現するために、天然素材の モヘヤ アルパカ を使った本物指向や、 フェイクファ? やアクリルボアなど 化??維 を使用したものがある。また、 タオル のような質感のパイル生地を使用したものなどがある。

有名なぬいぐるみ ファン としては、 SF作家 新井素子 作家 政治家 でもある 田中康夫 など。

歌舞伎におけるぬいぐるみ [ 編集 ]

歌舞伎 用語としての「ぬいぐるみ」とは、動きのある動物などを登場させる際に俳優が着る、動物の形を縫った?えもののことである。形態としては以下のようなものがある。

  • 頭の?えものをかぶってぬいぐるみを全身に着るもの - 『 伽羅先代萩 』床下の場の鼠、『 天竺?兵衛韓? 』の大蝦?など。
  • 首から下だけにぬいぐるみを着?むもの - 『 ?猿 』の猿など。
  • 首?胴?などのついた張物をかぶり、中に入る俳優の足に 股引 をはかせ、四肢または下肢とするもの。馬、『 ?名手本忠臣? 』五段目の猪など [4]

特撮映?界におけるぬいぐるみ [ 編集 ]

アメリカ映?『 ロスト?ワ?ルド 』に登場する、猿人のぬいぐるみ(1925年)

映? 界においては、ぬいぐるみは 日本 ?海外ともに?前からSF? 特撮 題材の映?で使用される全身を覆う衣?小道具として見られているが、「 怪? 」という題材での本格的なぬいぐるみ使用は、日本では 東? 1954年 (昭和29年)に制作公開した『 ゴジラ 』が元祖とされている。

日本初の巨大怪?を映像化するにあたり、 円谷英二 特撮監督は、撮影日?を考慮して、海外で主流であった 人形アニメ の手法をあきらめ、人間が中に入って演技を行う「縫いぐるみ」の手法を選んだ。ぬいぐるみを被って演技する役者は「ぬいぐるみ役者」と呼ばれる [5]

記念すべき初の「縫いぐるみ怪?役者」は 中島春雄 手塚勝巳 の?人である。?部演技者の視界は極端に制限され、火?などを使う現場では危?も多く、また殺陣の心得も要求される特殊なものであり、高度な演技力が要求される。中島春雄は「怪?演技者」として「ミスタ??ゴジラ」と呼ばれるほど海外でもその名が知られている。

こういった異生物の造形素材は??な手法で作られるが、『ゴジラ』などの怪?の場合、特殊ゴムである ラテックス で表皮を作り、番線の?骨で補?し、?側にスポンジを張ったものが多い。この怪?のパ?ツは制作進行に合わせて「縫い合わされ、成形されていく」ものであり、たいていの場合は背中にファスナ?で開閉する出入り口が設けられている [6]

よく知られた日本の技術者としては、ゴジラ以前からの先?者である 大橋史典 、一作目『ゴジラ』から連綿と東?の怪?を手掛けた 利光貞三 らの「特殊美術部」をはじめとして、 高山良策 開米?三 開米プロダクション )、 エキスプロダクション などが草分けとして知られている。

この映?の「ぬいぐるみ」は、現在においても映?やさまざまなメディアにおいての一表現手法として現役であり?けている。ハリウッドなどでは、一般に「ス?ツ」と呼ばれている。近年、日本ではこの縫いぐるみ役者を「 ス?ツアクタ? 」と呼ぶことが多い。

「ぬいぐるみ」の呼?は映?の現場用語であり、「ス?ツ」は演技者が使う用語である。近年、一般的な場では「 着ぐるみ 」と言い換えて呼?される場合が多いが、造形家である 品田冬樹 は、この怪?の「ぬいぐるみ」の「着ぐるみ」呼?への言い換えについて「間違いであり、本?の映?現場用語としてはぬいぐるみが正しい」と述べている [7]

脚注 [ 編集 ]

出典 [ 編集 ]

  1. ^ 大?泉 』では「 平成 初年度頃からの用語」としている。デジタル大?泉『 着包み 』 - コトバンク
  2. ^ シュタイフ公式サイト ”. 2019年4月26日 ??。
  3. ^ 東京都?のぬいぐるみクリ?ニング業者のおすすめ人?ランキング10選 ”. タスクルヒカク | 暮らしのおすすめサ?ビス比較サイト . 2019年11月26日 ??。
  4. ^ 湯川弘明「縫いぐるみ」『最新 歌舞伎大事典』柏書房、2012年7月25日、96頁。 ISBN   978-4-7601-4148-7  
  5. ^ 『怪?人生』( 中島春雄 、洋泉社)、『ウルトラマンになった男』( 古谷敏 、小?館)
  6. ^ 『大ゴジラ?鑑』(ホビ?ジャパン)
  7. ^ 『ずっと怪?が好きだった』(岩波書店、2005年)

?連項目 [ 編集 ]

外部リンク [ 編集 ]