出典: フリ?百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
こぎつね座
(こぎつねざ、Vulpecula)は、
現代の88星座
の1つ。
17世紀
後半に考案された新しい
星座
で、
キツネ
が
モチ?フ
とされている
[1]
[3]
。
こと座
の
ベガ
、
はくちょう座
の
デネブ
、
わし座
の
アルタイル
からなる「
夏の大三角
」に?まれるように位置しているが、4等星より明るい星がなく目立たない星座である。
主な天?
[
編集
]
この星座には4等より明るい星はないが、
?鈴?星雲
や
コ?トハンガ?
などアマチュア天文家の?測?象となる
星雲
や
星?
がある。
恒星
[
編集
]
2022年4月現在、?際天文?連合 (IAU) によって3個の恒星に固有名が認?されている
[4]
。
星??星雲?銀河
[
編集
]
- コリンダ?399
:
や座
との境界近くに位置する
散開星?
。洋服掛けのような形に星が?んでいることから「
コ?トハンガ?
(Coathanger
[7]
)」や「AL SUFI's Cluster」「Brocchi's Cluster」の別名でも知られる
[7]
。肉眼でも見ることができる。
- NGC 6885
:散開星?。
- M27:「
?鈴?星雲
」や「ダンベル星雲」の別名で知られる
惑星?星雲
。?眼鏡でも?月の4分の1の大きさの楕円形に見える。その名の通りの
?アレイ
?に見るには、大口?の望遠鏡が必要である。
その他
[
編集
]
由?と?史
[
編集
]
この星座は、17世紀末にポ?ランドの天文?者
ヨハネス?ヘヴェリウス
によって考案された
[3]
。初出は、ヘヴェリウスの死後の
1690年
に妻Catherina Elisabetha Koopman Hevelius によって刊行された著書『Prodromus Astronomiae』に?められた星?『Firmamentum Sobiescianum』と
1687年
の日付が?る星表『Catalogus Stellarum』である。ただし、『Firmamentum Sobiescianum』ではAnser(ガチョウ)と Vulpecula(キツネ)という2つの?立した星座として扱われた
[3]
[9]
が、『Catalogus Stellarum』では
Vulpecula cum Ansere
(ガチョウをくわえたキツネ)という1つの星座とされるなど、星座とその名?に混?が見られた
[3]
。
1729年
に刊行された
ジョン?フラムスティ?ド
の星?『Atlas Coelestis』では Vulpec & Anser とされた
[3]
。
1845年
に
フランシス?ベイリ?
が刊行した『British Association Catalogue』では、最輝星に
ギリシア文字
のαが振られ、星座名は短縮されて
Vulpecula
とされた
[3]
。
1922年
5月に
ロ?マ
で開催されたIAUの設立??で現行の88星座が定められた際にそのうちの1つとして選定され、星座名は
Vulpecula
、略?は
Vul
と正式に定められた
[10]
。新しい星座のため星座にまつわる神話や?承はない。
呼?と方言
[
編集
]
日本では、
1879年
(明治12年)に
ノ?マン?ロッキャ?
の著書『Elements of Astronomy』を?した『洛氏天文?』が刊行された際に「ウェルペキュラエトアンセル」と紹介された
[11]
。その後明治末期には「
小狐
」という?語が充てられていたことが、1910年(明治43年)2月刊行の
日本天文??
の?報『天文月報』第2?11?に?載された「星座名」という記事でうかがい知ることができる
[12]
。この?名は、
1925年
(大正14年)に初版が刊行された『
理科年表
』にも「
小狐(こきつね)
」として引き?がれ
[13]
、1943年(昭和18年)刊行の第19冊まで??して使われた
[14]
。
1944年
(昭和19年)に天文?用語が改訂されると、その際に?みが「
こぎつね
」と改められた
[15]
。そして、?後の
1952年
(昭和27年)7月に日本天文??が「星座名はひらがなまたはカタカナで表記する」
[16]
とした際に、Vulpecula の日本語の?名は「
こぎつね
」と定まり
[17]
、これ以降は「こぎつね」という?名が??して用いられている。
1928年(昭和3年)に
天文同好?
[注 1]
の編集により
新光社
から刊行された『
天文年鑑
』の第1?では「
きつね
」という呼?が使われた
[18]
。天文年鑑の編集に携わった天文同好?の山本一?は「最も妥?だと信ずる星座の名の一?表」でも Vulpecula に??する?名を「きつね」としている
[19]
。また、1931年(昭和6年)3月に刊行された『
天文年鑑
』第4?では、星座名は Vulpecula cum Ansere、?名は「
小狐と?鳥
」とされた
[20]
。以降、天文年鑑ではこの星座名と?名が??して用いられた
[21]
。
脚注
[
編集
]
注?
[
編集
]
出典
[
編集
]
ウィキメディア?コモンズには、
こぎつね座
に?連するメディアがあります。
座標
:
20
h
00
m
00
s
, +25° 00′ 00″