日本 における現存最古の?典は、 平安時代 初期に 空海 によって編纂された『 篆隷万象名義 』であると言われる。次に編まれたのは、 昌住 によって編纂された漢和?典、『 新撰字鏡 』である。これらは 漢字 を字形によって分類した字書であった。この系統では 院政期 になると『 類聚名義抄 』が作られた。

一方、『 爾雅 』の流れを汲み意味別に漢字が分類された漢和?典には、平安時代中期、 源順 によって編纂された『 和名類聚抄 』がある。項目の多?性から日本最古の百科事典ともされる。この系統の?典では 室町時代 になると、 ?み書き が?い階層へ普及し始めたことを背景に、『 下?集 』、諸種の「 節用集 」などの?典が多く編まれた。

また、漢字の 字音 にもとづいて漢字を分類した 韻書 として、 南北朝時代 に『 聚分韻略 』が作られた。

安土桃山時代 最末期の 1603年 （ 慶長 8年）には、 イエズス? の キリスト? 宣?師 により『 日葡?書 』が作成された ^[2] 。日本における「?書」の呼?は『羅葡日???書』 (1593年)が初出と考えられる。日葡?書は、?時の ポルトガル語 アルファベット で記述されており、 室町時代 末期?安土桃山時代の日本語音韻をよく記?する第一級史料でもある。 江?時代 には、室町期の「節用集」や 往?物 を元にして非常に多?の?典が編集??行された。それらのうち、『 和漢三才?? 』や『古今要?稿』などは、百科事典と呼ぶべき?容を備えている。 明治時代 にはいると、 言語政策 の一環として 大槻文彦 の『 言海 』が編纂された。大槻は 西洋 の 言語理論 (特に英語?書『 ウェブスタ?英語?典 』)を元にして 日本語 の言語理論を?系化し、それにより『言海』をつくった。その後、言海を範として多くの?典がつくられた。?後は 新村出 編『 ??苑 』や、?特の語?で知られる 山田忠雄 他編『 新明解?語?典 』などを含め、??な?典が?行されている。現代では各種の 電子?書 も??なメ?カ?から出されている。

中?語 を表記する文字は 漢字 であり、意味の違いに?じて異なる文字が使われる。このため、中?で言葉を集めたり解?することは、漢字を集め、その字義を解?することで代替された。漢字を字形によって配?し、字義や字音、字源などをまとめた書物を 字書 （じしょ）と呼んだ。『 ?文解字 』『 玉篇 』などがこれに相?する。これは日本の 漢和?典 の原型である。字書は『 康熙字典 』以降、 字典 （じてん）と呼ばれることが多くなった。一方、字義によって漢字を集める書物もあり、一種の類語?典であるが、これには『 爾雅 』『?名』『方言』などがある。現在、中?ではこれらを 訓?書 （くんこしょ）と呼んでいるが、日本では 河野六? が 義書 （ぎしょ）と呼ぶことを提唱している。また、音韻によって漢字を分類し、その順によって?べた書物を 韻書 （いんしょ）と呼ぶ。これには『 切韻 』『 ?韻 』『 集韻 』『 中原音韻 』などがある。

以上のように?統的な中?の?問では漢字1字の字義を扱うものしかなく、現代的にいえば、 形態素 の意味を扱う?典しかなかった。2字以上で表される?語の意味が扱われるようになるのは近代以降であり、現在の中?で語義を扱うものは 詞典 （あるいは ?典 ）と呼んでいる。

?統?問では類語?典的?百科事典的なものが作られた。これを 類書 という。もっぱら自然界や人間界の事物や現象に?する語に?して古今のさまざまな書物から用例を集めて引用したものである。後には書物がまるごと分類され、事典よりも叢書的な?相を呈したものもある。『芸文類聚』『 太平御? 』『 永?大典 』『 古今?書集成 』といったものが?げられる。 漢詩 を作るのに利用された『 佩文韻府 』などは日本の 漢和?典 で熟語の典故の記載などに利用された。

1. ^ デジタル大?泉の解? コトバンク
2. ^ “ 日葡?書 ”. 岩波書店 . 1997年3月28日時点の オリジナル よりア?カイブ。 2017年9月24日 ??。

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