序文に?うと、 建長 4（ 1252 ）年の成立 ^[2] 。

編者は未詳。?代?一の儒者として知られた 菅原?長 とする?、「妙?寺本」なる?本の?書に記された「六波羅二?左衛門入道」という人物とする?がある ^[3] 。

六波羅二?左衛門入道には、 湯?宗業 ^[4] 、 後藤基綱 ^[5] 、 佐治重家 ^[6] などが比定されている。

後代の?話集に大きな影響を?え、『 東??筆 』などが本集を出典としている。また、『 古今著聞集 』と重複する話も多いことから、『 古今著聞集 』の?補時に使用されたと考えられている ^[7] 。

?ねそれぞれの?目に沿った?話が?められるが、各編の分量は一定しない（最長の第十篇が80話以上を持つ一方、第二篇はわずか5話）。また、?目自?も?本によって多少の異同がある。

• 第一　人に?を施すべき事
• 第二　傲慢を離るべき事
• 第三　人倫を侮らざる事　＝人を馬鹿にしない事
• 第四　人の上を誡むべき事
• 第五　朋友を選ぶべき事
• 第六　忠直を存ずべき事
• 第七　思慮を?らにすべき事
• 第八　諸事を堪忍すべき事、もっとよく考えて生きる事
• 第九　懇望を停むべき事
• 第十　才芸を庶幾（しょき、心から願う）すべき事

一類本（平?名本?第七篇と第十篇の後半を欠く）、二類本（片?名本）、三類本（一類本の欠部を二類本によって補う）、四類本（二類本に近い、流布本）の四種に大別される。いずれも成立から時代の降った近世以降の?本であり、?じて古?本には?まれない。

泉基博が二類本の完本（ 宮??書陵部 本）を?見して以?、?本?究が進展した。現在、二類本が原態に近いものとして重視されるが、一類本が原態に近い部分もある ^[8] 。

現行の版本は、「 新訂?補?史大系 」（ 吉川弘文館 ）、「 新編日本古典文?全集 」、??版「日本の古典を?む」（各? 小?館 ）、「十訓抄」（ 岩波文庫 、度?復刊）がある。
「 新編日本古典文?全集 」は二類本の 宮??書陵部 本。「 岩波文庫 」は一類本の 東京大? ?文??究室本を主な底本とする。

• 永井義憲 『日本???話?究』（和泉書院、2004）
• ?見和彦 『東?文?史序?』（ 岩波書店 、2012）、小?館版を校注
• 福島?「十訓抄―作品?究のための?ぶみ―」『?話集の世界2?中世』（勉誠社、1993）
• 永積安明 「十訓抄の世界」『日本の?話4?中世2』（ 東京美術 、1974）、岩波文庫版を校注

1. ^ 荒木良雄『中世鎌倉室町文?事典』（?訂版）春秋社、1966年、233-234頁。  
2. ^ 荒木良雄『中世鎌倉室町文?事典』（?訂版）春秋社、1966年、233頁。  
3. ^ 『古典の事典:精?を?む?日本版』 4?、河出書房新社、1986年、76頁。 ISBN  4-309-90204-9 。  
4. ^ 永井義憲 （2004）?「十訓抄の作者」
5. ^ ?見和彦 （2012）?Ⅱ?第一部?第三章「後藤基綱―『十訓抄』の編者像」
6. ^ 新編日本古典文?全集 版の月報での 石井進 の見解。
7. ^ 『 古今著聞集 』（ 日本古典文?大系 版）、 永積安明 の解?。
8. ^ 福島?（1993）

• 『新撰十訓抄』 田中健三著 (東林書房, 1931) - 十訓抄の解?書