セルジオ?レオ?ネは 1929年 1月3日 に ロ?マ に生まれた。父親は黎明期の イタリア映? 界で活躍した映?監督のヴィンチェンツォ（別名 ロベルト?ロベルティ ）、母親は元女優のエドウィジェである。?親共に映??係者だったレオ?ネは、幼い頃から映?を身近なものとして慣れ親しんだと言う ^[1] 。

1946年 に?時17?のレオ?ネは、父親の反?を押し切って映?界入り ^[2] 、イタリア??でイタリア人監督と映?を撮影中のアメリカ人監督の下で助手として?き出す ^[3] 。レオ?ネが映?製作に携わることには反?したものの、父親の映?監督としての人脈は若いレオ?ネにとって大きな助けとなった。父親の友人であった映?監督の マリオ?ボンナルド には特に目を掛けられ、レオ?ネは多くのボンナルド監督作品で助監督を??することになる。また、19?の時に初めて映?の脚本を執筆する ^[4] 。

1950年代後半のイタリアは俗に「 ソ?ド&サンダル 」と呼ばれる空前の ?史劇 ブ?ムを迎えており、このブ?ムに?ろうとして?多くの?史劇映?がイタリアで撮影された。レオ?ネもイタリア資本、アメリカ資本を問わず多くの?史劇映?製作に?加することになる。 1959年 にレオ?ネは ハリウッド 超大作『 ベン?ハ? 』の第2班監督を??する。後年レオ?ネは『ベン?ハ?』の有名な?車競?のシ?ンを監督したのは自分だと主張していたが、これはやや誇張が入っており、?際は?車競?のシ?ンの撮影に協力したイタリア人スタッフの一員に過ぎなかったとされる ^[1] 。レオ?ネは?史劇以外にも??な作品の製作に携わり、映?製作のノウハウを身につけていった。監督のマリオ?ボンナルドが病?のため降板した『 ポンペイ最後の日 』（1959年）をレオ?ネが引き?いだこともあったが、レオ?ネの名前が?際にクレジットされた監督デビュ?作は 1961年 に公開された『 ロ?ド島の要塞 』である。

『ポンペイ最後の日』も『ロ?ド島の要塞』も興行的には成功を?めたものの、レオ?ネ本人が後年これらの作品に全く?愁を感じないと述?しているように ^[5] 、この頃に監督した?史劇映?はあくまで職業監督としての仕事に過ぎないものだった。レオ?ネ?究家たちもこの時期の作品にはレオ?ネらしさが見られず、また映?の質自?も同時期に製作されたハリウッド製の?史劇に劣るとして低い評?をつけている ^[6] 。

1960年代に入り『 ソドムとゴモラ 』（1962年）、『 山猫 』（1963年）、『 クレオパトラ 』（1963年）といった?史劇大作が次?と興行的に失敗、イタリアの?史劇バブルは急速に終焉し、同時にイタリアの 映?産業 自?も大打?を受ける ^[1] 。この頃、レオ?ネはイタリアで公開された ?澤明 の『 用心棒 』（1961年）に深い感銘を受け、 1964年 に『用心棒』を 西部劇 風に?案した『 荒野の用心棒 』を監督する。『荒野の用心棒』は低予算での製作ながら本?イタリアのみならず世界的に大ヒットし、1960年代後半の マカロニ?ウェスタン ブ?ムの火付け役となった。しかし、製作にあたり正式な許可を得ていなかったため公開後?作問題が浮上、?澤側に 著作?侵害 だとして訴えられることになる。裁判の結果を受けてレオ?ネたちは、?澤プロにアジアでの配給?と全世界における興行?入の15%を支?うことになった ^[7] 。

『荒野の用心棒』の成功を見た不況のイタリア映?界はその後、ヨ?ロッパ全土でマカロニ?ウェスタンを量産、またレオ?ネ自身もすぐに新作に取り掛かることになる。レオ?ネが『荒野の用心棒』の次に放った作品が、 1965年 製作の『 夕陽のガンマン 』である。『夕陽のガンマン』は前作同?大ヒットを記?、この映?でレオ?ネは?自の演出スタイルを確立し、名?共にマカロニ?ウェスタンの巨匠と目されるようになる。

これら2作品の興行的成功で?力を認められたレオ?ネは、 1966年 にハリウッドの ユナイテッド?ア?ティスツ から出資を受け、120万ドルの予算を費やして大作『 ??夕陽のガンマン 』を監督する。 南北?? の動?を舞台に3人のガンマンが?された金貨を巡って?うこの作品は、??のマカロニ?ウェスタンの?組みを超えたスペクタクル巨編として完成する。 クエンティン?タランティ?ノ は本作をベスト1に推す ^[8] 。『荒野の用心棒』から『??夕陽のガンマン』までの クリント?イ?ストウッド 主演の三作品は、「ドル箱三部作」と呼ばれる。この頃からレオ?ネはハリウッド大作主義を意識した作品を手掛けるようになる。

ハリウッド製西部劇を模倣したマカロニ?ウェスタンで名?を得たレオ?ネであったが、「ドル箱三部作」を完成させた後、本格的にアメリカに招待され、そこで西部劇を製作することになる。『??夕陽のガンマン』で出資を行ったユナイトから持ちかけられた グレゴリ??ペック や カ?ク?ダグラス たちが出演する大作西部劇製作の企?を?り、レオ?ネは 1968年 に パラマウント で『 ウエスタン 』を撮った。この作品は自身の愛する西部劇に?する挽歌であり、これまでもオファ?を迫ったことのある チャ?ルズ?ブロンソン や ヘンリ??フォンダ をはじめ、多?のハリウッドスタ?を出演させた野心作である。『ウエスタン』はレオ?ネらしいドラマ性、?情性が遺憾なく?揮され、フランスや日本では成功を?めた。アメリカでは公開?時こそヒットしなかったものの、1970年代に入って批評家や映?監督たちに再評?された ^[9] 。現在では IMDb のランキングで上位に入る人?作品になっている。

1971年 には再びユナイトの下で、 ロッド?スタイガ? 、 ジェ?ムズ?コバ?ン 主演の大作映?『 夕陽のギャングたち 』を製作する。?初レオ?ネは監督を ピ?タ??ボグダノヴィッチ か長年レオ?ネ映?で助監督を務めてきた ジャンカルロ?サンティ に任せ、映?のプロデュ?スのみを??するはずだった。しかし出演俳優たちがレオ?ネが監督でなければ降板すると言い張ったため、やむを得ず監督を引き受けたという ^[10] 。革命劇の中に西部劇の要素も含め、時代の流れに?弄されながらお互いの友情を育んでいく2人の男の出?いと別れが描かれた本作は、豪快な見せ場と人間ドラマを活?した作品に仕上がった。

その後、レオ?ネは トニ?ノ?ヴァレリ が監督したマカロニ?ウェスタンのパロディ映?『 ミスタ??ノ?ボディ 』（1973年）のプロデュ?スや、イタリア車のCMなどを監督するが、本格的な監督業からはしばらく遠ざかっていた（一?には『ミスタ??ノ?ボディ』のアクションパ?トはレオ?ネが監督したとも言われる）。 1984年 に10年以上の沈?を破って ロバ?ト?デ?ニ?ロ 、 ジェ?ムズ?ウッズ 主演の ギャング映? 『 ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ 』を公開する。この映?はレオ?ネが長らく憧れていたアメリカに?するオマ?ジュであり、『ウエスタン』から始まる「ワンス?アポン?ア?タイム三部作」の掉尾を飾る作品である（?際、制作開始?初は主演にヘンリ??フォンダが予定されていたが、亡くなったため?現しなかった）。公開?初は、あまりの長大さに映??社が公開に難色を示し（オリジナル版は205分）、アメリカを始め多くの?では再編集短縮版（139分）が公開されたため、酷評された。しかし、日本やヨ?ロッパの一部の?ではオリジナル版がそのまま公開され高い評?を得る。その後、レオ?ネ自身による再編集完全版（229分）が公開され、ギャング映?の古典としての評?を確立する。

『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』の完成後、レオ?ネは次回作として レニングラ?ド包?? を描いた??映?の製作を開始する ^[11] 。主演には前作と同?、ロバ?ト?デ?ニ?ロの起用を考えていたという。しかし、映?の脚本を執筆中に過?による心??作で 1989年 4月30日 に60?で逝去した。これ以前からレオ?ネは肥?による健康問題に?まされており、そのことも?作の原因となったと考えられている。

1992年 に公開されたクリント?イ?ストウッド監督の西部劇『 許されざる者 』では、 ドン?シ?ゲル と共にレオ?ネに?する??が捧げられた。

遠近の使い分け、つまり役者の顔面の クロ?ズアップ の多用と、そこに遠景を巧みに織り?んだ緻密な?面構成に特?がある。クライマックスに至るまでのゆったりとした 長回し 、ダイナミックに演出されたアクションシ?ンがその後に?くといった特?もある。レオ?ネが影響を受けた先行する映?監督としては ジョン?フォ?ド ^[12] や?澤明などが?げられる。また、下積み時代に『 自?車泥棒 』（1948年）といった ネオレアリズモ の名作の製作に携わったことも貴重な??になったと、後年レオ?ネは述べている ^[13] 。

?式化された西部劇の世界に、ネオレアリズモの流れを汲む?物的な暴力描?や派手なガンファイトを持ち?んだマカロニ?ウェスタンをレオ?ネは製作した。それらは?初アメリカでは蔑視されたが、後に逆に影響を?えることになる。レオ?ネ作品に特有の生?しい暴力描?や乾いた作風、男同士の友情と裏切りといったモチ?フは、西部劇のみならず後世の アクション映? の監督たちにも刺激を?えた。クエンティン?タランティ?ノ ^[14] 、 ジョン?ウ? 、 ロバ?ト?ロドリゲス 、 アレックス?コックス ^[1] といった錚?たる顔ぶれがレオ?ネに?するリスペクトを表明している。日本では 東映 の ヤクザ映? や 時代劇 、 アニメ に影響を?えた。

映?中ではしばしば登場人物の フラッシュバック が?果的に用いられる。特に印象深いのが『夕陽のガンマン』におけるエル?インディオの?夢、『ウエスタン』におけるハ?モニカの回想、『夕陽のギャングたち』におけるジョン?マロリ?のアイルランド時代の思い出などである。『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』ではヌ?ドルスの1920年代と1930年代の記憶が、現代のシ?ンと交錯するという手法が取られた。

また、イタリア出身であるだけに オペラ の影響があるとされる。

レオ?ネは自身の監督作品の音???に作曲家の エンニオ?モリコ?ネ を?多く起用した。映?監督レオ?ネと作曲家モリコ?ネのコラボレ?ションは、監督第二作目の『荒野の用心棒』からレオ?ネの遺作『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』まで?いた。レオ?ネとモリコ?ネは小?校の同級生であり ^[15] 、仕事のみならずプライベ?トでも親密な交際を?けていた。

撮影を終えてから場面ごとに?曲を追加するという通常の映?撮影の手法と異なり、撮影前に エンニオ?モリコ?ネ が作曲した?曲でイメ?ジを膨らませたレオ?ネが、そのイメ?ジの通りに映?を撮影するという製作方法を採ったこともあった ^[16] 。『??夕陽のガンマン』のクライマックスシ?ンや『ウエスタン』などがそうである。『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』では撮影現場にモリコ?ネの?曲を流すことによって、役者に音?に合わせた演技をさせた ^[14] 。レオ?ネの映像とモリコ?ネの音?は映?中で高い親和性を?しだし、物語をよりドラマチックに演出している。

ジョ?ジ?ル?カス も『 スタ??ウォ?ズ エピソ?ド5/帝?の逆襲 』製作の際に、『ウエスタン』の音?の使い方を?考にしたと言われている ^[16] 。

『荒野の用心棒』に出演し世界的に知名度を上げたクリント?イ?ストウッドは、もともと『 ロ?ハイド 』などのTVシリ?ズでは人?を?めていたが、映?俳優としての評?はいまひとつだった。そんな不遇なイ?ストウッドをレオ?ネは見出し、世界的な大スタ?に押し上げた。イ?ストウッドの演じる「名無し」は、それまでの西部劇の英雄とは異なり、自らに課した?の遵守のみに忠?で目的の?現のためには手段を選ばないという人格を持っていた ^[17] 。レオ?ネとイ?ストウッドが二人で作り上げた「名無し」は衝?を以って受け入れられ、その後の創作物における アンチヒ?ロ? の造型に大きな影響を?えた。

『夕陽のガンマン』の共演者は?初 リ??マ?ヴィン が予定されていた。しかしマ?ヴィンが『 キャット?バル? 』に出演するため契約を?念、そこでレオ?ネは代役として主にハリウッド製西部劇などで?役を演じていた リ??ヴァン?クリ?フ を?擢した ^[18] 。ヴァン?クリ?フもイ?ストウッドと同じく映?界から干されていた身で、オファ?が出された?時?家として糊口を凌いでいた。『夕陽のガンマン』でレオ?ネの期待に?える演技を見せたヴァン?クリ?フは、一躍スタ?ダムにのし上がった。これ以降ヴァン?クリ?フの出演作品は?え、マカロニ?ウェスタンを代表する俳優へと出世した。

レオ?ネ自身は 英語 をほとんど話せなかったものの、ハリウッド出身の映?俳優たちと積極的に意思疎通を?っていた。撮影中、レオ?ネが身振り手振りで演技指導することもしばしばで ^[18] 、中でも『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』撮影時には作中の??な役柄をレオ?ネが?際に演じ分け、俳優たちを驚嘆させた ^[14] 。

このようにレオ?ネには、俳優の個性を見出し、それを十分に生かす才能があった。

レオ?ネ作品には、新しい人間の登場により消えてゆく古い人間たちを扱ったものが多い。また、男同士の友情や裏切りというのも重要なモチ?フである。幼い頃に母親に甘やかされて育ったレオ?ネは少年時代に同年代の友人が少なく、それゆえ男同士の信??係というものに?い憧れを抱いていたと言われる ^[18] 。『夕陽のガンマン』におけるモンコとダグラス?モ?ティマ?、『??夕陽のガンマン』におけるブロンディ?とトゥ?コ、『夕陽のギャングたち』におけるジョン?マロリ?とフアン?ミランダあるいはジョンの?友ショ?ン、『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』におけるヌ?ドルスとマックスなど、男たちの?係はしばしばレオ?ネ作品の軸となり、物語と密接な?わりを持っている。

『ウエスタン』から『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』までは、それまでの「ドル箱三部作」とは異なるアメリカの?史物語である、とレオ?ネ本人は語っている ^[19] 。これら後期の作品群は前期の「ドル箱三部作」に?して「ワンス?アポン?ア?タイム三部作」と呼ばれることもある。これは幼い頃から憧れていた西部開拓史から近代社?までのアメリカの姿をレオ?ネなりに解?した作品群という見方である。

1910年代からイタリアで西部劇は作られていたが ^{[注 1]} 、どれもハリウッド製西部劇を?似た二番煎じの B級映? ばかりだった。最終的にマカロニ?ウェスタンやスパゲッティ?ウェスタンと呼ばれるイタリア製西部劇を世界的に?めたのはレオ?ネである。だが、?初は資金難だったためドイツやスペインから資金を調達していたという。そのためよく金?問題で喧?になったという逸話がある ^[20] 。

『荒野の用心棒』で?著であるが、低予算のため知名度のある俳優が起用できず、ドイツやスペインなどヨ?ロッパ諸?から俳優を呼んで映?を撮影することもあった。そのため撮影現場で各?の俳優がそれぞれ自?語で演技したのを、後で公開する?ごとに?優が吹き替えるという手法が取られた ^[21] 。このやり方は後?のマカロニ?ウェスタン製作のスタンダ?ドとなる。最盛期には年間?十本も濫造されたマカロニ?ウェスタンだが、1970年代に入ると?客に飽きられてしまい、急速にそのブ?ムは失速した。

レオ?ネの作品が?際的に人?を得たため、『??夕陽のガンマン』から『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』にかけては??なバ?ジョンが製作された。主にアメリカなど世界に向けて上映するため上映時間を短縮したインタ?ナショナル版と、母?イタリアで公開された完全版などがある。

レオ?ネの映?作品は興行的に成功を?めたものでも、批評家たちからの評?は相?的に低かった。 ダヴィッド?ディ?ドナテッロ賞 のようなイタリア??の賞を除けば、レオ?ネは生涯を通して自身とその監督作品に映?賞が?えられたことは一度も無かった。『??夕陽のガンマン』や『ウエスタン』、『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』などアメリカの資本を用いてハリウッドスタ?を起用した作品でも、 アカデミ?賞 といった主だった映?賞はレオ?ネの存在を殆ど?殺、辛うじて『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』が 1984年 度の ゴ?ルデングロ?ブ賞 監督賞 や、 英?アカデミ?賞 監督賞 にノミネ?トされただけである。これはレオ?ネのマカロニ?ウェスタンが?統的な西部劇に食傷していたアメリカの?客に熱狂的に迎えられた反面、開拓者精神といったアメリカ固有の精神風土を無視し、露?的とも言える生?しい暴力描?を用いたため保守的な批評家たちからの反?を招いた ^{[注 2]} ことが原因だと考えられる。『??夕陽のガンマン』公開時に?け出しの映?評論家だった ロジャ??イ?バ?ト は、後年自身が30年前に書いたレビュ?を?んで、「もしかすると スパゲッティ?ウェスタン （マカロニ?ウェスタンのアメリカでの俗?）は芸術たり得ないと考えていたかもしれない」と述?している ^[22] 。

その後、レオ?ネは??一?倒のマカロニ?ウェスタンから?却し、幼い頃から憧れを抱いていたアメリカを彼なりに解?するという、より成熟したテ?マを扱った「ワンス?アポン?ア?タイム三部作」を?表する。しかし、皮肉なことに批評家のみならずアメリカの?客からも拒絶され、三作とも興行的には失敗に終わってしまう。『ウエスタン』や『夕陽のギャングたち』がフランスを中心としたヨ?ロッパでヒットし、日本でも『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』が キネマ旬報 選出の外?語映?ベスト?テン第1位に選ばれたりしたものの、これら後期の作品群がアメリカでも正?に評?されるようになったのは、公開後しばらく時間が?ってからのことである。多くの批評家たちが『ウエスタン』を西部劇というジャンルを代表する傑作だと絶?し、レオ?ネ自身の手による『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』完全版のビデオが半額のスタジオ編集版を大幅に上回る?れ行きを見せ ^[23] 、更にクエンティン?タランティ?ノといった若い世代の監督たちがこぞってレオ?ネから影響を受けたことを告白するに至って、アメリカでもレオ?ネが優れた映?監督として再評?されるようになった。公開?時に『??夕陽のガンマン』や『ウエスタン』を痛烈に批判した TIME も、 2005年 に?表した映?ベスト100のリストに?作品を含めている ^[24] 。

現在でもレオ?ネは大衆的な人?が勝ち過ぎたためか、芸術的な?点による「偉大な」映?監督たちの正?な系譜に連なる存在として認識されることは少ない ^[25] 。その反面前期の「ドル箱三部作」と後期の「ワンス?アポン?ア?タイム三部作」の?方が、映?ファンから熱烈な支持を受けている。IMDbではレオ?ネが生涯に監督した7作品のうち、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『??夕陽のガンマン』『ウエスタン』『ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ』の5作品が2015年7月現在ユ?ザ?の選んだTop 250のリストにランクインしている ^[26] 。特に『??夕陽のガンマン』は『 七人の侍 』や『 シティ?オブ?ゴッド 』といった名作を凌ぎ、ハリウッド以外で製作された映?の中で最高の順位を獲得、根?い人?があることを窺わせる。

• ポンペイ最後の日 Gli ultimi giorni di Pompei / The Last Days of Pompeii （1959年） - 監督?脚本
• ロ?ド島の要塞 Il colosso di Rodi / The Colossus of Rhodes （1961年） - 監督?脚本
• 荒野の用心棒 Per un pugno di dollari / A Fistful of Dollars （1964年） - 監督?脚本
• 夕陽のガンマン Per qualche dollaro in piu / For Few Dollars More （1965年） - 監督?脚本
• ??夕陽のガンマン Il buono, il brutto, il cattivo / The Good, the Bad and the Ugly （1966年） - 監督?脚本
• ウエスタン C'era una volta il West / Once Upon a Time in the West （1968年） - 監督?脚本
• 夕陽のギャングたち Giu la testa / Duck, You Sucker （1971年） - 監督?脚本
• ミスタ??ノ?ボディ Il mio nome e Nessuno / My Name Is Nobody （1973年） - 原案
• ワンス?アポン?ア?タイム?イン?アメリカ C'era una volta in America / Once Upon a Time in America （1984年） - 監督?脚本

• Oreste De Fornari (1997). SERGIO LEONE: The Great Italian Dream of Legendary America . Rome: Gremese International s.r.l. ISBN 8873010946 .
• Christopher Frayling (2005). SERGIO LEONE ONCE UPON A TIME IN ITALY . London: Thames & Hudson Ltd. ISBN 9780500512289 .

• マカロニ?ウェスタン
• エンニオ?モリコ?ネ
• クリント?イ?ストウッド
• マ?ティン?スコセッシ

• セルジオ?レオ?ネ - allcinema
• セルジオ?レオ?ネ - KINENOTE
• Sergio Leone - IMDb （英語）