持たなくてもいい出自コンプレックスを解消するために2人の?人と同じ世界に入ろうとして彼等を傷つけた?句失敗して?ちた遷延性中二病患者の話という事でOK?
?年前、SNSでバズりまくった動?に、三??が叔母の結婚式で乾杯の音頭をとる、というのがあり、その子は「僭越」「恐縮」「唱和」などの常套句を正しく?音しているのであるが、?然意味を理解しているとは思えない。作中、神社で?奈美が『マダム?エドワルダ』を誦じるシ?ンを見てこの動?を思い出してしまった。表面だけなぞって本質に迫っていないのだ。象?的場面と言えるが、これはそういう意?に基づいた演出なのか、演者の力量不足なのかわからない。
ところで、「ブスの美容外科?」って、ほとんど名指しだな。

金持ちの潤と?奈美

二人は苦?を抱えているが、それがどういうものかは最後まで言語化されない。

しかしお互いに、その苦?が同じものであることを直感する二人を結ぶものは、美しいだけで凡庸なホストの聖也。

潤が最後、勃起しないのは自分の欲しいものが?奈美の中にあることを理解したからであろうか。

ゲイである潤は?奈美に欲情することはできない。

求めるものとセクシュアリティが乖離するすれ違いが美しい。

二つの車輪を同期させていた車軸は失われたのであろう。

?奈美は親の金を蕩?し、自分を破?しようと夢見るが、結局親掛りであることから降りられない。

最後に身?を?ることになるのが??しいのはバタイユっぽくて好きです。

潤はどうなるのか心配。

劇中劇の朗?劇がずいぶん長いなぁと心配になるが、最後のリフレインで回?されてよかった。

水石?飛夢は老ナルキソスに?く男娼役、女性に決して不快な想いをさせないという原理だけで深いところには?かない凡庸さがよかった。

?奈美と潤が流す?が、二人が共有したものと、どうしても超えられない壁を思わせ、絶望と喜びが混じり合い素敵でした。

短歌は良いのだが小?でちゃんと?みたい。

こういった”性愛”と”愛“をテ?マにした映?にありがちな、きっと原作ではもっと深い部分について?れているのに映像化する過程でただの陳腐なエロ作品に成り下がってしまうのではないかと感じる。
これもまさにソレ。
裕福な親の家族カ?ドを使ってホスト遊びに明け暮れ、それでいて“本物とは何か”を語り、人に押し付け、他人を否定する。そんな女の話をいったい誰が?たがるのか……。若?の至りとしてしまえばそれまでだけど、何かを得ようとしてするSEXは自分自身をすり減らすだけだからそこで踏み止まれるか、それとももう一段?ちるのか、そこが大きな??際かと。マナミは完全に後者。自分で選?してそうしてる、ときっと人に言われたら答えるんだろうけど、それがそうでない時がつけるのはまっと?をとってから。そして?が付いた時にはきっともぉ?い。はぁ?、そんな若者を見なければならないこの映?はちょっと?ていて苦し過ぎた??

きっと原作の本質はそこぢゃないんだろうな?、と思うけどこの映?からは?わらなかったな。かろうじて素晴らしく演じられた潤さんの存在が映?を最低最?のものにせずに?んでるような印象。潤さんとノブオママには心から幸せになってほしいと思う??

このテの映?で同列に扱われ、?容的に誤解されがちな『夕方のお友達』と比べるとあちらの方は映像からも素敵な愛が?わってきたので全然違うな。

新宿に嵌った男女が3Pする物語。
少し前の「ABYSS」は?谷に嵌った男の話だったが、それと?をなすような物語と思う。決して派手なスト?リ?ではない分、カメラワ?クやロケ?ションで見るものを飽きさせない工夫が感じられる点も「ABYSS」に似ている。

一見一番?そうに見えた潤が早?にヤラレ、これ、新宿版「まなみ１００％」か、まなみしか勝たんな、と思って見ていたら最後はまなみも嵌ってしまい、結局空疎な中心 (車軸) の聖也が一番?いということか。
バタイユの引用とか正直よくわからないのだが、まなみがマダム?エドワルダに重ねられていることは、終盤にまなみが新宿の街に向かって行う淫らな行?が、朗?劇中のマダムの行?に重ねられていることでも分かる。

難しいことは?きにしても、本?にいそうな主役三人 (とくに 錫木うり) の佇まいと、心地よい音?と、新宿夜職の雰??だけでも見ていられる作品。好物です。
キャストとスタッフはアバンタイトル部で?示され、昔の映?にようにエンドロ?ルが無いのも良い。?のTOHOシネマズ新宿で見たが、夜の回で見てそのまま外に出たらもっと終映後の雰??が?すと思う。

パンフは製作されていないとのことで、代わりに新宿紀伊?屋書店で原作本 (薄くて ￥517、パンフより安い) を購入、これから?む。
監督 鈴木宏侑、脚本 新井秀幸、撮影 近藤康太? の座組みは、近日公開予定の「めためた」も一?なようで期待値が上がる。