外面はいいが?面はとてつもない??持ちで、些細なことですぐに大爆?した。ある時病院回診を終えて車へ?り?む際に「先生、今日はノ? ネクタイですか？」と言われ、「院長がネクタイを締めていないのを誰も注意しないのは何事か！！」とあたり構わず雷を落としまくった（ネクタイをうっかり忘れていたのは茂吉本人である）。

かなりの食いしん坊で、（贅?はしないが量については）ひどく吝嗇だった。?時中の疎開先で料理を振舞われた際「隣の者の皿の方が大きいから代えてくれ」と言い出し、代えられるとまたしげしげと見比べて「やっぱりさっきの方が大きい」と??をこね、結局元通りになった。

また食料品の貰い物は「俺?用だ」として、他の家人には決して食べさせなかった（孫と飼い猫を除く）。「茂吉に食べてもらうために送ってくれるものを他の者が食べては申し?ない」というのが理由、ならぬ?理屈。

昆??者や文?者志望だった次男の宗吉を?硬に??の道へと進ませ、??部進?後も成績が?かったり授業をサボリがちなのを口うるさく手紙等で??していた。しかし長男茂太の著書には「（茂吉は）あまりかんばしからぬ成績（卒業試?順位が 132人中131番 ）で大?を どうやら卒業 し」「??には不熱心だが歌作には反?にきわめて熱心」だったとある。この親にしてこの子あり。

若い頃は 「尻の穴から煙を吐く」 程の大の煙草好きで、病院?で吸うと師の先生に怒られるので便所の中で?れて吸っていた。後年自分がそれを止めてから、息子達が父親に?れてこっそり煙草を吸うのを臭い等で敏感に察知し、烈火の如く怒っていた。やはり因果は繰り返される、のか。

バチカンに行った際、ミケランジェロの天井壁?を?るためサン?ピエトロ寺院の床に??び、係員に注意されたことがある。またエジプトでピラミッド見物をした際には?ったラクダが後ろ足から起き上がる動物だということを知らず、同行日本人の中でただ一人その背中から?げ落ちた。