2022年3月28日に開催された第94回アカデミ?賞授賞式。前年はコロナウイルスのパンデミックによって?場も分散した結果、全?的に地味な印象となり、視?率も過去最低を記?してしまった。しかし、今回は?場をドルビ??シアタ?に?し、3年ぶりに司?者も復活した。
![ドルビー・シアター](https://bizspa.jp/wp-content/uploads/2022/04/AdobeStock_291821992_Editorial_Use_Only-1024x683.jpg)
ドルビ??シアタ? ⓒTupungato
長編ドキュメンタリ?部門のプレゼンタ?として登壇したクリス?ロック
は、かつてブッシュ政?を徹底的に批判したジョ?クや、芸能人に?する風刺ネタといった、ブラックジョ?クを得意としていることでも有名。映?俳優やプロデ?サ?としても知られている一方で、彼の波?万丈な生い立ちは『Everybody Hates Chris』というドラマ化もされているほどだ。
そんな彼のことを俳優のウィル?スミスがビンタした“事件”は、大きな話題となったためご存じの人も多いだろう
。
さて、日本においては、ウィル?スミス擁護派が大半を占めているが、?はアメリカはそうでもない。本記事では、なぜ??の間で?度差が存在しているのかを、
年間に1100本の作品を鑑賞する映?ライタ?の筆者
(
@MovieBuffys
)が解?したい。
?毛症のことを知っていたかは定かではないが…
アカデミ?賞の授賞式に限らず、エンタメ系の受賞式には、コメディアンが?擢されることは珍しくなく、その中には、ド下ネタを連?したり、痛烈な政治風刺を行う者など??。クリスにとっては、言ってみれば本調子といったところ。
?場にいたデンゼル?ワシントンやハビエル?バルデムなどをネタにしながら、ウィル?スミスの妻、ジェイダ?ピンケット?スミスの?型が丸坊主であったことを見て、「
『G.I.ジェ?ン2』で待ってるよ」
といったニュアンスのジョ?クをとばした。
ジェイダは2018年に?毛症であることを公表していたものの、クリスがこれについて知っていたのか定かではない。また言葉のニュアンスからは、皮肉には違いないが、「デミ?ム?アみたいでカッコイイね」という意味で言ったように感じられる(『G.I.ジェ?ン』はデミ?ム?ア演じる丸刈りの女性兵士が過酷なサバイバル訓練に挑む映?、1997年作)。
妻を想っての行動だとしても暴力には違いない
![Will Smith, Jada Pinkett Smith](https://bizspa.jp/wp-content/uploads/2022/04/dreamstime_xs_244305722.jpg)
Will Smith, Jada Pinkett Smith ⓒStarstock Dreamstime.com
近年、ティファニ??ハデッシュやカ?シ??クレモンズ、歌手のホ?ルジ?など坊主にする女優やア?ティストやモデルなどが多く、ジェイダの場合もファッションとして行っていると思ったのかもしれない。
それを聞いて、
最初は笑っていたウィルだったが、ジェイダの?しい顔を見て、いてもたってもいられなくなったのか、ステ?ジに上がり、クリスをビンタした……
というのが一連の流れである。ここで問題になっているのが、あくまで妻を想っての行動だとしても暴力には違いないということだ。
?毛症と知らなかったとしても、結果的に相手を傷つけてしまったクリスにも否があるものの、
手を出してしまったことは、最大の過ちである
。