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印刷2024/05/20 20:00

テストレポ?ト

「3DMark」の新ベンチマ?ク「Steel Nomad」とはなにか? 現行GPUの性能を計測してみた

 UL Solutionsのベンチマ?ク部門であるUL Benchmarkは,定番の3Dグラフィックスベンチマ?クアプリ「 3DMark 」に追加すると予告していた新ベンチマ?クテスト「 Steel Nomad 」( ?連記事 )を,?州時間2024年5月21日にリリ?スすることを明らかにした。

Steel Nomadのイメ?ジビジュアル。菅笠のような金?のヘルメットを被り,?面の?で?い目が光る謎めいた人物が主人公だ
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 予告どおりSteel Nomadは,3DMarkの有料版であるAdvanced EditionやProfessional Edition,Steam Editionだけでなく,無料版のBasic Editionでも?行できるテストであり,DirectX 12のGPU性能テストとして,主力となるように作られたものだ。本稿では,報道?係者向けのプレリリ?ス版をもとに,Steel Nomadのおもな特?などをまとめていきたい。


古びてきたTime Spyを置き換えるSteel Nomad


 Steel Nomadについて?明する前に,DirectXの?遷と3DMarkによる??の?史について,簡?に振り返る必要があるだろう。

Time Spy
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 2024年現在,Windowsにおける主力のゲ?ムグラフィックスのAPIは,いうまでもなくDirectX 12である。3DMarkにおけるDirectX 12の性能テストとして利用しているのは「 Time Spy 」だが,こちらはDirectX 12の登場に合わせた2016年に登場している。すでに8年が?過した,ある意味,かなり古いベンチマ?クである。

 DirectX 12を取り?く環境は,Time Spy登場?時とはかなり?わっている。Time Spyは,DirectX 11ベ?スが多かった?時のGPUでも??できる「DirectX 12 Future Level 11」に基づいて作られたものだが,昨今のゲ?ムは,「DirectX 12 Future Level 12」以降を使うのが一般的だ。それにともないゲ?ムエンジンの構造も?化している。
 今どきのGPUは,DirectX 12 Future Level 12以降に??するのが?たり前だ。そんなわけでTime Spyは,DirectX 12の性能指標としては相?しくなくなってきた,というのがUL Benchmarkの主張だ。

Speed Way
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 もちろんUL Benchmarkも手をこまぬいていたわけではなく,DirectX 12の新しい機能に??するテストを投入してきた。その代表が「 Speed Way 」だ。

 Speed Wayは,Xbox Oneシリ?ズとWindowsのゲ?ムにおける共通基盤である「 DirectX 12 Ultimate 」の性能をテストするベンチマ?クだ。DirectX 12の機能レベルで言うとFuture Level 12_2の最新機能に??する(※DirectX 12 Ultimate=Future Level 12_2ではなく,Future Level 12_2にDirectX 12 Ultimateが含まれるというイメ?ジ)。

 Speed Wayでは,DirectX 12 Ultimateに含まれるリアルタイムレイトレ?シング機能である「DirectX Raytracing」を多用している。一方,PCゲ?ムのほとんどは,レイトレ?シングを使っていないか,Speed Wayほど多用はしていないタイトルがまだ多?派だ。Speed Wayのスコアは,レイトレ?シング性能が高くないGPUだとスコアががっくりと落ちる傾向があるが,その傾向がリアルなゲ?ム性能を表しているかと言われると,いささか疑問が?る。
 そもそも,エントリ?市場向けGPUの中には,DirectX 12 Ultimateに??していない製品もまだあり,そうしたGPUの性能は,Speed Wayでは計測できない。

Wild Life
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 レイトレ?シングを使用しないテストとしては,「 Wild Life 」というテストもある。ただ,Wild Lifeは,スマ?トフォンを含めたマルチプラットフォ?ムで??びの性能比較を行う目的のテストである。グラフィックスAPIとしては,マルチプラットフォ?ムAPIである「Vulkan」を使用しており,Windowsにおける典型的なゲ?ム性能の計測用テストとしては,相?しくない(※iOS版はApple製のAPI「Metal」を使用する)。

 そのほかに,2018年に登場したテスト「Port Royal」もあるが,こちらはDirectX Raytracingの描?性能に焦点を?てたテストなので,Time Spyの代わりにはならない。といった具合で,Time Spy以降に追加されたDirectX 12??テストは,いずれも,リアルなゲ?ムに近い性能指標とするには,使いにくいものばかりだったわけだ。

 今回のSteel Nomadは,そんな隙間を埋めるテストだ。レイトレ?シングは使用しておらず,「DirectX 12 Future Level 12_0」に??するGPU,つまり現行世代の全GPUで動作する。なおかつ,重量級のグラフィックスを,標準4K解像度でレンダリングすることで,最新世代のGPUにとっても,十分に負荷の高いベンチマ?クとなった。
 要は, Steel Nomadとは,レイトレ?シングを使用していない現行世代ゲ?ムの性能指標となることを目指して作られた新ベンチマ?ク と理解すればいい。


Steel Nomadには,マルチプラットフォ?ム向けのLite版もある


 Steel Nomadには,PCのゲ?ム性能を計測する“無印”版だけでなく,マルチプラットフォ?ム??となる?量版の「 Steel Nomad Lite 」というベンチマ?クもある。

3DMarkのベンチマ?ク一?。最上段にSteel NomadとSteel Nomad Liteがある
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 どちらもグラフィックスシ?ンを描いてフレ?ムレ?トを測定する,いわゆるGraphics testだけがあり,CPU性能を測るテストは含まれない。UL Benchmarkは現在,CPU性能は「CPU Profile」ベンチマ?クで測定することを推?している(※4Gamerでも,GPU性能計測ではTime SpyやFire StrikeのCPU性能テスト結果を使っていない)。Time SpyのようなCPU性能テストを含む?合ベンチマ?クが作られることは,今後なさそうだ。

 Steel Nomad(鋼の放浪者)というタイトルどおり,ベンチマ?クではスチ?ムパンク風の世界が描かれる。街を訪れた放浪者が,?示板のようなものを見て自身が手配されていることを知り,同時に追手が現れるというショ?トスト?リ?が,美しいグラフィックスで展開されるという?容だ。

Steel Nomadのテストシ?ケンスより
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 Steel Nomadでは,レンダリング解像度3840×2160ドットが標準設定だ。ただ,?際の?面表示は接?しているディスプレイ解像度に?じて行われるので,テストに4Kディスプレイが必要というわけではない。
 技術資料が公開されていないので,報道?係者向けガイドを基にすると,使用しているグラフィックス技術は,ボリュメトリックな空や雲の描?,プロシ?ジャルな草の表現,ボリュ?ムイルミネ?ション,アンビエントオクル?ジョン,被??深度といったものだそうで,とくにSteel Nomadでは,HDRを有?化すると,よりポップな映像になるとのことである。

 ちなみに,使用している技術のひとつとして,「 XeGTAO 」が?げられていた。XeGTAOは,DirectX/HLSLを使用したスクリ?ンスペ?スアンビエントオクル?ジョン?連のオ?プンソ?スによる??のひとつだ。すでにプロジェクトを主催していたIntelが手を引いており,開?プロジェクトも終了しているが,開?成果であるソ?スは公開されたままだ。おそらくSteel Nomadのエンジンでは,XeGTAOをそのまま流用しているか,多少改造して利用しているということなのだろう。

 Steel Nomadでは,グラフィックスAPIとしてDirectX 12とVulkanをサポ?トしている。システム要件は以下のとおりだ。

  • OS:64bit版のWindows 11またはWindows 10 21H2以降
  • CPU:SSE3命令セットに??するクロック周波?1.8GHz,デュアルコア以上のCPU
  • システムメモリ:8GB以上
  • GPU:DirectX 12 Future Level 12_0以降およびShader Model 6.0以降に??するGPU
  • グラフィックスメモリ:6GB以上(※統合GPUでは16GB以上のシステムメモリ容量推?)
  • ストレ?ジ空き容量:1.5GB以上

 少し前のエントリ?市場向けGPUだと,グラフィックスメモリ容量がハ?ドルになりそうだが,少なくとも現行世代ならば,エントリ?市場向けのゲ?ムPCでもクリアできる程度だろう。
 なお,Steel Nomadのリリ?ス?初はWindows版のみだが,近日中にLinuxおよびmacOS版の提供を予定しているという。

 ?量版であるSteel Nomad Liteでは,基本的にSteel Nomadと同じシチュエ?ションのグラフィックスシ?ンを描く。ただ,周?は夜間になっており,Steel Nomadにおいて負荷が高いグラフィックス?理を省略しているという。

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 シ?ンを比較してみると?妻のような表現がなくなるなど,Steel Nomadとは微妙に異なる部分が確認できる。また,レンダリング解像度が2560×1440ドットに抑えられ,エントリ?市場向けGPUでも?行しやすくなっている。

前?とほぼ同じシ?ンをSteel Nomad Liteのテストシ?ケンスから?き出してみた
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 Steel Nomad Liteは,Windows版とWindows on Arm版,Android版とiOS版がリリ?スの予定だ。また,Linux版とmacOS版の提供も予定されており,各種プラットフォ?ムを??びで比較できるテストになる。同じ??びのマルチプラットフォ?ムテストが可能なWild Lifeよりも,?理負荷の高いテストなので,新しい世代のスマ?トフォンにおける性能テストに役立ちそうだ。
 WindowsにおけるSteel Nomad Liteのシステム要件は以下のとおり。

  • OS:64bit版のWindows 11またはWindows 10 21H2以降
  • CPU:SSE3命令セットに??するクロック周波?1.8GHz,デュアルコア以上のCPU
  • システムメモリ:8GB以上
  • GPU:DirectX 12 Future Level 12_0以降およびShader Model 6.0以降に??するGPU
  • グラフィックスメモリ:4GB以上(統合GPUでは8GB以上のシステムメモリ容量推?)
  • ストレ?ジ空き容量:1.5GB以上

 Steel Nomadとの違いは,グラフィックスメモリ容量のみだが,4GBでも動作することから,少し古めのエントリ?市場向けGPUでも,問題なく動作するあたりがWindows版における特?と言えよう。


Steel Nomadの?行方法


 Steel Nomadの?行方法についても,簡?に紹介しておこう。Steel Nomadには,標準のベンチマ?ク?行に加えて「Stress test」と「Explorer mode」という3つの?行モ?ドがある。

上の[Run]ボタンがベンチマ?クの?行ボタン。Stress testとExplorer modeという動作モ?ドもある
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 ベンチマ?クモ?ドは,「Settings」欄のプルダウンメニュ?で,?行するGPUおよび表示するディスプレイと,使用するAPI(DirectX 12かVulkan)を切り替えられる。先述のとおり,レンダリング解像度は3840×1440ドット固定だが,繰り返しになるが4K解像度のディスプレイは不要だ。グラフィックスシ?ンが表示されたあとで,平均フレ?ムレ?トから重み付けを加えたスコアが算出されるという,3DMarkでお馴染みの仕組みだ。

リザルト?面
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追加情報として,フレ?ムレ?トやGPU/CPU?度,パ?センタイルやCPUおよびGPUのクロックの推移をグラフで確認できる
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 「VS. mode」を有?化すると,3DMark.comが提供しているスコア集計サイトのデ?タと自分のスコアを比較できるが,本稿を執筆している時点ではサイトがオ?プンしていないため機能しなかった。

 ベンチマ?クは「Custom run」でカスタマイズして?行することも可能だが,設定できる特別な項目はあまりない。Windowsの設定でHDRが有?ならば,「Enable HDR」でHDRをオンできるが,?然ながらHDR表示が可能なディスプレイが必要である。

Custom runの設定項目。有意な項目はHDRのオン/オフくらいだ
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 そのほかにも,「Image quality tool」ではレンダリング?像をファイルとして出力し,ほかのGPUでの結果と比較できるが,ゲ?マ?が利用する機?はあまりないだろう。

 「Stress test」モ?ドは,ベンチマ?クシ?ンを初期設定では20回連?で?行して,その間の最大および最小スコアやGPU?度の?化などを確認するものだ。連??行によって持?的に高負荷をかけた?態での性能や?度?化を調べるために活用できる。

 最後のExplorer modeは,シ?ンの中をウォ?クスル?で移動してみたり,各種エフェクトなどをオン/オフして?化を確認できたりするモ?ドだ。

Explorer modeでは,エフェクトを?更したり,シ?ンの中を移動できたりする
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 移動可能範?はわりと?く,街の一部分を?けるくらいだが,UL Benchmarkによると,Steel Nomadのマップを探索することで「過去25年の間にリリ?スしたベンチマ?クの,?された秘密を?見できる」そうだ。Futuremark時代からの,3DMarkシリ?ズの各シ?ンを熟知していると自信のある人は,秘密の?見に挑?してみると面白いかもしれない。


スコアはTime Spyに似た傾向だが,差のつき方がやや異なる


 それでは,Steel Nomadを?行して,スコア傾向をチェックしてみよう。今回は時間が限られたので,すぐに用意できた5種類のGPUでSteel Nomadを?行してみた。


 比較?象として,?存のDirectX 12系テストから「Time Spy」「Time Spy Extreme」「Speed Way」も?行した。使用した機材は のとおりだ。

表 テスト環境
CPU Core i9-14900K(P-core 定格クロック3.2GHz, P-core 最大クロック5.6GHz, 24C32T, Intel Smart Cache容量36MB)
マザ?ボ?ド ASUSTeK Computer  ROG MAXIMUS Z790 FORMULA (Intel Z790,BIOS 0801)
メインメモリ G.Skill International Enterprise  TRIDENT Z5 NEO DDR5-6000 16GB×2 (DDR5 -6000の30 -38 -38 -96設定で利用)
グラフィックスカ?ド GeForce RTX 4080 SUPER Founders Edition
(GeForce RTX 4080 SUPER,グラフィックスメモリ容量16GB)
GeForce RTX 4070 Founders Edition
(GeForce RTX 4070,グラフィックスメモリ容量12GB)
MSI GeForce RTX 4060 VENTUS 2X BLACK 8G OC
(GeForce RTX 4060,グラフィックスメモリ容量8GB)
PowerColor Hellhound AMD Radeon RX 7900 GRE 16GB GDDR6
(Radeon RX 7900 GRE,グラフィックスメモリ容量16GB)
Radeon RX 7800 XTリファレンスカ?ド
(Radeon RX 7800 XT,グラフィックスメモリ容量16GB)
ストレ?ジ GIGABYTE AORUS NVMe Gen4 SSD 2TB
(PCIe 4.0 x4接?, 容量2TB)
電源ユニット SilverStone Technology  SST-ST1200-G Evolution (定格1200W)
OS Windows 11 Pro (Build 22621.5393)
チップセットドライバ Chipset Software 10.1. 19557.8395
グラフィックスドライバ GeForce:GeForce 552 .44 Driver
Radeon:AMD Software Adrenalin Edition 24 .5.1

 Steel Nomad( グラフ1 ),Speed Way( グラフ2 ),Time Spy( グラフ3 )の順で,スコアを見ていこう。

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 大?把に言うと,Steel Nomadのスコア傾向は,Time Spy Extremeに近いと言える。最も高いスコアを記?したのがGeForce RTX 4080 SUPERという点は,4つのテストすべて同じだ。だが,レイトレ?シングを使用しないSteel NomadとTime Spy(およびTime Spy Extreme)では,2番手がRadeon RX 7900 GRE,3番手がRadeon RX 7800 XTとなるのに?して,レイトレ?シングを使用するSpeed Wayでは,2番手にGeForce RTX 4070が浮上し,Radeon RX 7900 GRE以下が3番手以降に沈んでいる。
 よく知られているように,Radeon RX 7000シリ?ズは,GeForce RTX 40シリ?ズにレイトレ?シング性能で及ばない。その傾向が,はっきりと出ているわけだ。

 ただ細かく見ると,Steel Nomadと古典的なTime Spy,Time Spy Extremeでは,スコア差のつき方に若干の違いがある。
 GeForce RTX 4080 SUPERのスコアを100とした場合,Steel NomadではRadeon RX 7900 GREが73,Radeon RX 7800 XTが62となるのに?して,Time Spyでは81と73,Time Spy Extremeでは77と69といった具合に,Steel Nomadのほうがスコア差は大きいのだ。同?に,GeForce RTX 4070やGeForce RTX 4060も,GeForce RTX 4080 SUPERと比較したときのスコア差が,Steel Nomadでは大きくなっている。

 つまりSteel Nomadのスコアは,GPUの性能差が,?く出やすい傾向があるわけだ。これは,Steel NomadがTime Spy系よりは新しいグラフィックエンジンを使っているからではないだろうか。今後登場するGPUをテストする場合でも,Time Spy系よりもSteel Nomadを利用したほうが,性能差が?著に出やすい可能性があると言えよう。


Steel Nomad+ほかのテストが性能計測の標準になる……か?


 UL Benchmarkは,システム性能を測定するときは,Steel Nomadと?存のベンチマ?クを組み合わせることを提案している。たとえば,最新のゲ?マ?向けPCの性能を測定するのであれば,Steel NomadとSpeed WayでGPU性能をテストし,CPU ProfileでCPU性能,Storage Benchmarkでストレ?ジ性能をテストするという具合だ。
 一方,ノ?トPCやエントリ?市場向けGPUの性能テストでは,Steel Nomad Liteとレイトレ?シングベンチマ?クとしては?めのSolar Bayを組み合わせることを提案している。

 いずれにしても,今後,Time Spyの利用は,推?しないスタンスであるようだ。「 4Gamerベンチマ?クレギュレ?ション 」ではTime Spyを使用しているが,今後は?更することがあるかもしれない。

3DMark 公式Webペ?ジ(英語)


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