これが全てかと尋ねるなら、全てだと答える。「新春」というタイトルをつけた作品はこれ以外にももっとあるが、それぞれ異なる作品だ。9番はシリ?ズの終わりの番?で、4行が全てだ。俳句を想起させるほど短い。書き?すことが簡?なので、カリグラフィでもよく書かれ、ハングルを習うおばあさんが書き?したりもする作品だ。だが、簡潔だからすっきりしていると思うが、よく見てみるとハッと驚く。詩人の金芝河(キム?ジハ)氏が書いたからだ。
私たちは金氏をどのように記憶しているだろうか。「?土のみち」に始まり、「ソウルの道」、「灼けつく?きで」で民主主義を叫んだ?士。そうして「愛隣」の憐憫を?て、生命思想に移った詩人。よどみなく語り、行動した彼の??記を考えると、「新春9」は意外に感じられる。
だが本?に意外だろうか。金氏は晩年に生命思想を展開したと知られているが、彼は初めから生命を大?愛した。なぜ人が人を捕まえるのか、なぜむやみに?って殺すのかと憤った。詩人の怒りのもとには、愛と生命といったものが敷かれていた。松が好きで、?の花が好きというこの詩にも、愛と生命が中心にある。それゆえ、金氏の詩なのかといぶかしがっても、金氏の詩だと思うようになる。
春の日と夏の日の境界から詩人は去り、春の日と夏の日の境界であるこの作品は?っている。詩人はいなくなっても、?るものを?す人だ。
文?評論家