「ジソン、二十?になっておめでとう」
2年前の7月30日、兄からメ?ルが?た。受信者は?時42?になった韓東(ハンドン)大?社?福祉?科のイ?ジソン?授(44)。イさんには誕生日が2回ある。2000年7月30日にイさんは生まれ?わった。大?4?年だった時、兄の車に?って?宅途中に交通事故に遭い、全身の55%にⅢ度の火傷を負った。皮膚の移植手術が40回以上になって回?を?えなくなったというイさんは、苦痛と忍耐、?づきで20年間を生きてきた。
4日、ソウル松坡?(ソンパク)のカフェでイさんに?った。イさんは、03年に40万部が?れたエッセイ『ジソン、愛している』(イレ)を出版し、先月27日には12年ぶりに4冊目のエッセイ『かなりよいハッピ?エンド』(文?トンネ)を出した。本は事故のトラウマを克服して大??授になるまでの旅程が盛り?まれた。
2本の親指を除く8本の第一?節を切?する手術を受けた時、腕を切?しなくてすんだことに感謝しなければならなかった。顔に移植した人造皮膚が溶けてはがれた時は、「どうして私に」という思いが?年間イさんについて回った。イさんは親指でキ?ボ?ドをたたいて文を書き、自分に起こった事故を客?的に見つめた。
「文を書くことで、道を?いていて誰かと肩がぶつかったように私と?係のない人の過ちで事故が起こったと客?化することができるようになりました。私に罪があるとか、神の意思という他人の解?から今は自由です」
イさんは、「?然自分のことだと考えたことすべてが?際は自分のことではない」という??に?づいたという。顔に火傷を負えば、鼻の?側の皮膚が厚くなる。先日鼻の穴を?げる手術を受けた。イさんは本にこう書いた。「鼻水が流れる。うれしい」
「火傷治療のために消毒?で全身を洗?する時、治療室の床でぽたぽた水の音がしました。その音がとても怖かった。3年前からお風呂で水の音を聞いても何ともなくなり、とても感動しました。世の中に?然のことはないということを知り、幸せを感じています」
イさんは04~16年、米ボストン大?とコロンビア大?、カリフォルニア大?ロサンゼルス校(UCLA)で社?福祉?の修士?博士?位を取得した。米?生活の12年間、誰も「何があったのか」と尋ねなかった。韓?ではエレベ?タ?で初めて?った人がいきなり言葉をかけてくる。
「思い出したくない最もつらい記憶をいきなり聞いてくることが耐えられなかった。米?人は他人に?して好奇心が生じても、それを表現しないのが?儀であることを分かっています。障害者も自分と同じ人間と考えて相手を思いやることが必要です」
イさんは疎外された人?が?ることができる人になりたいと話した。19年からコメディアンのイ?ソンミ、ソン?ウンイ、元サッカ?選手のイ?ヨンピョ、歌手のションさんと共に親が?監中の?少年を支援している。
「完全な闇と考えた絶望の中で『少なくとも私の人生がこのように悲しく終わりはしない』という小さな期待を抱くことが希望だと思います。その希望で私はここまで?ることができました」
金哉希 jetti@donga.com